art

『針工場』――豊島に大竹伸朗の新作を訪ねて

今年は瀬戸内国際芸術祭の開催年だ。2010年、2013年に続く3回目。4月17日までの春会期にいち早く訪れたかたもいらっしゃるだろう。直島、小豆島と並んで多くの作品が集まる豊島(てしま)には大竹伸朗の新作『針工場』が完成。直島の『直島銭湯I♥湯』『はいしゃ/舌上夢/ポッコン覗』女木島『女根/めこん』に次ぐ4つめのプロジェクトとなった。

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LATEST ISSUE
最新号 2021年06月16日 Vol.457

music

ため息のかなたに――「にっぽんセクシー歌謡史」発刊に寄せて (文:スナック・アーバンのママ)

メルマガ読者の方であればすでにチェック済みの方も多いと思いますが、ついこのあいだ馬飼野元宏さんが書かれた『にっぽんセクシー歌謡史』(リットー・ミュージック)が出版されました。表紙は我らが吉岡里奈さんの魅惑的なイラストだし、帯に書かれた「歌謡史の裏街道的な扱いを受けながらも脈々と生き続けてきたセクシー歌謡の100年史」なんて文章を読んだら、もういますぐ読まずにいられない592ページ!! わたしもSpotifyとYouTubeを駆使しながらハイボール(濃いめ)片手に思わず何時間もかけて読み込んでしまいました(至福)。 私ごとですが、ちょうど非常事態宣言でスナックアーバンがお休み中なので(涙)、この機に乗じて都築編集長と一緒に馬飼野さんから、セクシー歌謡曲についてじっくりお話を伺ってきました! 教えていただいた歌や、そのころの代表的なセクシー歌謡曲のリンクも文中で一緒にお届けしますので、ぜひ水割り片手にお楽しみください!

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photography

陽はまた昇る この東京デルタ

『東京右半分』とかつくったくせに、ふだんから浅草や錦糸町に入り浸ってるわけではぜんぜんなくて、コロナ禍になってからはよけい足が遠のいているが、久しぶりに東武スカイツリーライン(伊勢崎線)に乗って東向島に行ってきた。玉ノ井カフェで開催中のマーク・ロビンソン写真展『東京の水辺 TOKYO SHORES』を見に行くためだった。 東向島、なんて風情のない名前だとピンとこないが、玉ノ井カフェのあるあたりはその名のとおり、かつて東京屈指の売春地帯だった玉ノ井である。永井荷風が入り浸り、『濹東綺譚』などでしつこく描いた場末の私娼街。隅田川の東側にあるから「濹(墨)東」なので(隅田川は古くから墨田川とも書かれた)、地理的には隅田川を挟んで西側、つまり浅草側に由緒も格式もある吉原があり、東側に由緒も格式もない玉ノ井や鳩の街が位置していた。

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lifestyle

蒲田リハビリ日記 第14回 ルポ・デリヘル―最終章 (写真・文:リーサル・ウエポン金本)

リーサル・ウエポン金本(現在52歳)とは25年前、本名のほか、もうひとつ名前が必要になり、ジャンクカルチャー雑誌『GON!』の入稿間際に慌てて名付けたペンネームである。金本というのは小学生のころ、いつも一緒に遊んでいた年上の友人ふたりがともに在日韓国人で、それぞれ日本名を「金田」「金石」(本名はどちらも「金=キム」)と名乗っていたことに端を発する。もっとふたりと仲良くなれるよう、「じゃ俺、金本!」と口走ったのが金本の始まりだった。リーサル・ウエポンとは最終兵器という意味だが、なぜそんな呼称を掲げたのか、四半世紀たったいまでも、よくわかっていない。

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design

私の特別な人を編んでください!――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第11回 シウマイ弁当/會田茂一(ギタリスト) (聞き書き:川上雅乃)

【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 お名前を知ったのは「渋谷系の裏番長」エルマロ時代の30年前。そこから現在までずっと第一線のギタリストでソングライター・音楽プロデューサーでもあるアイゴンさんです。映画・CM音楽の制作や、木村カエラなど数多くのアーティストへの楽曲提供やプロデュース、最近ではあいみょんが5月にリリースしたシングルにギターで参加するなど、幅広く活躍。すごいギタリストなのに、初めてお会いしたときから気さくで優しく楽しいひとで、仕事と人柄ともに尊敬してます。アイゴンさんが大好きな、崎陽軒の「シウマイ弁当」を編みました。

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travel

Paradise Lost 二度と行けない珍日本紀行 23 大阪1

ジャマイカは遠いけど、大阪なら近いぞ――かつて釜ヶ崎あいりん地区、新世界エリアと並んで大阪市内の「足を踏み入れてはいけない場所」と言われていた天王寺公園。1980年代からホームレスたちのブルーシートや段ボールハウスが並びはじめ、90年代にはカラオケ機材を持ち込んだ「青空カラオケ屋台」が週末ごとにずらりと店を出すようになった。最初の青空カラオケが出現したのは1967年と言われているが、爆発的に増加したのは90年代後半のこと。

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AFTER HOURS
編集後記 : 今週も最後までお付き合いありがとうございました。またいろんなテイストの記事やお知らせが並びましたが、気に入ってもらえたのあったでしょうか。

これまで告知でお知らせしてきた馬喰町KKAGでの工藤正市写真展。入場料500円の有料展示ですが、おかげさまで予想以上のかたに来ていただいて、なによりです。小さな会場なので展示点数は27点と少ないですが、とにかく東京初お目見え! 展覧会は来週末の26日までなので、興味あるかたはお見逃しなく!

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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