travel

フィールドノオト 33 女風呂(文・畠中勝)

瞑想しながらゆったり湯船に浸かる人もいるだろうし、本を読みながら、音楽を聴きながら、スマートフォンが身近な現代では、ジップロックに入れたスマートフォンで、廃人さながらゲームに没頭する人もいる。中には半身浴をしながら、うどんやカレーを食べることが生活習慣化している人もいるようだ。いずれにせよ、パーソナルスペースとしてのバスタイムは、日本人にとって、とても重要であることに違いはない。 今回、知人の女...

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LATEST ISSUE
最新号 2020年05月20日 Vol.405

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 92 『マクドナルドと客家土楼』 安田峰俊(中国ルポライター)

確か市バス113号線の桂庙新村バス停の向かいの雑居ビルの2階に「50年代」という垢抜けないアメリカンスタイルのバーレストランがあり、中華風の微妙なステーキを出していた。 さらに学府路を歩くと、黄色い看板の炒飯屋がある。日本円換算で1食75〜150円くらいでスープ付きの揚州炒飯が出て、腹を膨らませることができた。大学の食堂では1食30〜50円くらいの金額で食べられるとはいえ、学食は味がよくない。私たちが「黄色い看板」と呼んでいた炒飯屋は、比較的安いわりに味がよくて重宝していた。

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photography

もの言わぬ街から

休館を余儀なくされている美術館の興味深い企画展を誌上で紹介するシリーズ、というわけでもないけれど毎週お送りしている特集、今週は埼玉県東松山の「原爆の図 丸木美術館」で2月22日に始まったものの、新型コロナウィルス感染防止のために4月9日から臨時休館、残念ながらそのまま閉幕してしまった「砂守勝巳写真展 黙示する風景」を紹介させてもらいたい。 「黙示」とは文字どおり暗黙のうちに示される真理だが、「黙示の風景」とはいったいどんな風景が、どんな真理を示しているのだろうか。そもそも砂守勝巳とは、どんな写真家なのだろうか。

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travel

freestyle China 即興中国 “老百姓”ワールドにようこそ:中国のZINE『吃的ReallyWant』 (写真提供:大瓜/文:吉井忍)

一年ほど前、広州にあるギャラリーでふと目に止まったZINEがあった。写真がてんこ盛りの小冊子、『吃的ReallyWant(ツーダ・リアリィウォント)』だ。タクシー運転手が愛用するレストラン、北京に住む大家族にまつわる食べ物の思い出、無数のゴミ箱の記録、そして魚料理“松鼠桂魚”のバリエーション研究。次にいつ中国へ行くことができるのか全く見通せない今、このZINEをめくっていると、遠くなってしまった宝物を見ている気分になったりもする。 どれも決して「映える」写真ではないし、レイアウトもちょっと見づらい。でも、読み込むと内容はとびきり面白くて、実はキレキレのセンスで日常を切り取っていることがうかがえる。素材がどれも庶民の生活に根ざしているので、背伸びせずに共感できるのもいい。中国のZINEにはびっくりするほど高いものもあるが、こちらはかなりお手頃で、ギャラリーでの販売価格も25元(約400円)ぐらいだった。作り手は北京在住の女性二人組、今回はそのうちの一人、大瓜(ダーグワ)さんにWechat通話で取材させていただいた。

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design

BORO、世界をめぐる 5 米国ニューヨーク編 (写真・文:辰巳清)

ROADSIDERS’ weekly2020/04/22号のBORO中国深圳展に続けて、米国ニューヨークでの展覧会をレポートさせていただく。 2020年1月3日、大好評のうちに深圳画院美術館での展覧会が閉幕。撤収、梱包作業を経てBORO約100点を載せたトラックは深圳から北京経由で東京に向かった。東京の倉庫でニューヨーク展用に出展作品50点を再梱包して、またもや航空輸送。この頃はまだコロナ禍の影響はなく、無事2月18日にJFK空港を通関。展示作業開始までの4日間、僕はニューヨークの美術館を巡った。

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lifestyle

かなりピンボケ 13  外出自粛編:毎日憂鬱、だからあの能天気な伝説のピンパブを語りたい (写真・文:比嘉健二)

高円寺「カレン」 JR高円寺駅高架下、飲み屋が密集した路地のど真ん中で、ほとんど下着姿に近い過激な露出のフィリピーナにブチュッとキスされる。「うわきだめよ、またあしたくるね、まってるからね、あいしてるからね」 ぴったり体を密着してこの別れの挨拶。高級ソープだってこんな見送りはしてくれないだろう。そんなやり取りに、かの有名な焼き鳥屋「大将」の客は100%軽蔑の眼差しを向ける。というか、あまりの醜態にまともに目を向けるのさえバカらしいというのが正解だろう。この羞恥にさすがの俺も最初は戸惑ったが、別に何も恥じらいがなくなるのがピンボケの所以である。ほどなくして俺はまったく、他人の視線をなんとも感じなくなってしまうほどに、脳内感染してしまったのだ。

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AFTER HOURS
編集後記 : 今週も最後までお付き合いありがとうございました。気に入っていただけた記事、ありましたか。

ちょこっとSNSに上げたとおり、なんの因果か濃厚接触者になってしまい、先週末まで2週間、外出は向いのスーパーに行くぐらいで、ほぼ家にこもりっきりでした。おかげさまで体調にはなんの変化もなく、だいたい取材に出かける以外は家での仕事がほとんどだったので、なんのストレスもなく・・・・・・そして収入源がメルマガだけに、休業による保証金もいただけず(涙)。いつもと変わりない日々が続いています。ロードサイダーズのみなさまも、お変わりないでしょうか。 今週はBORO と束芋、ニューヨーク関連の記事と告知を2つ出したので、一緒に紹介したいのが、ニューヨーク・パブリック・ライブラリーがリリースした「ニューヨークの街の音源」。

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BACKNUMBERS
バックナンバー

2020年04月29日 Vol.402

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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