travel

連載:スナックショット 11 新潟(平田順一)

どうも下町のナポレオン、平田です。北海道から東北を経て関東地方の連載を続けましたが、今回は紅葉前線に逆行して新潟篇です。ひとむかし前は「チャッラーン! 越後生まれのこんぺーでえーす!」とNTV系「笑点」の挨拶で怪気炎を上げる林家こん平師匠、そのまえはコンピューター付ブルドーザー田中角栄氏の姿が良くも悪くも越後を印象付けるものとして記憶に残ってますが、こっちは坂口安吾のように、酒場の壁やネオンサイン...

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LATEST ISSUE
最新号 2024年07月17日 Vol.605

design

刺青絵師・毛利清二の世界

京都・二条城近くの路地裏にある小さな博物館・おもちゃ映画ミュージアムで、5月1日から「毛利清二の世界 映画とテレビドラマを彩る刺青展」という興味深い展示が開催されている。新聞や週刊誌でも記事が出たので、もう見てきたひともいるかもしれないが、僕はつい最近まで気がつかず、7月28日の閉幕に間に合うようあわてて京都に行ってきた。 よほどの日本映画や時代劇テレビドラマ・ファンでないと毛利清二という名前はなじみがないかもしれない。

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art

暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく  43話 緊急投稿 急死に一生編 誤診? (画・文:新開のり子)

飲み込むと痛い、皮膚を触ると膨れている、気道近くに異物感がありました。 前にコロナワクチンで行ったことがある近所の病院に電話連絡をしてから行きました。 病院の駐車場へ案内され、そこで待つようにいわれ、パイプ椅子に座りました。 「今からPCR検査をします。結果が出るまでここでお待ちください」 と言い残し、女性スタッフは行ってしまいました。 ひとり駐車場で椅子に座る私、車を取りにきた人たちに不審がられました。 炎天下のなか、日陰がないところにどれくらい座ったでしょうか。

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design

デザインの世間体  007 トゥインクル・トゥインクル・リトル・ルアー (写真・文:若生友見)

まだ宮城の実家にいたころの話です。天気の良すぎないある日、私は庭に大きめのスチロール箱を用意し、中に水と大量の氷を入れ、その上にカラフルな釣り用品を浮かべて撮影を行っていました。 予想以上に水と氷がもたらす効果は高く、不思議な透明感のある幻想的な雰囲気の写真に仕上がりました。この写真はraganシリーズの No.023 Guizier として発表しました。

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fashion

[予告]EGO TRIPPIN’ 80s Hip Hop Clothing Exhibition!

いまから10年半前になる2013年11月13日号「下品な装いが最高の復讐である――会津若松のオールドスクール・ヒップホップ・コレクション」で紹介した会津若松のDJ、ILLLLLLLLLLLUSS(イルマスカトラス)氏が収集してきた1980~90年代の勃興期ヒップホップ・ファッション。いまのようにアメリカのヒップホップがウルトラメジャーになる以前の、古き良きラッパーたちのスピリットを体現した装いに、たまらない懐かしさを覚えると同時に、東京でも大阪でもなく会津若松に(失礼)!こんな貴重なコレクションが隠されていたのかと驚愕したのだった。ちなみにイルマスカトラス=白井與平さんは会津若松で400年以上続く老舗酒店・植木屋商店の第18代目当主でもある。

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book

ニーナ・シモンが噛んだガムのこと

『ニーナ・シモンのガム』という奇妙な題名の本を送っていただいた。「失われたものと見つかったものをめぐる回想」と副題がついている。著者のウォーレン・エリスはオーストラリア人のミュージシャンで、ニック・ケイヴと長く一緒に音楽をつくってきたことでも知られている。訳者の佐藤澄子さんは古い友人で、昔は超売れっ子コピーライターとしてスタイリッシュなコピーをつくっていたが、60歳を期に名古屋でひとり出版社「2ndLap」を立ち上げ、去年の1月に『スマック シリアからのレシピと物語』という大判の美しい料理本を出した。スマックというのはシリア料理でもっとも大切なスパイスで、これはおそらく日本初のシリア家庭料理に特化したレシピとエッセイの本だった。

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photography

ニュー・シャッター・パラダイス 72  証明写真の真実 (写真・文:オカダキサラ)

車の免許更新で、いちばんため息をつきたくなるのは証明写真です。 今度は自分が撮った写真を用意していこう、と決めていましたが、更新日直前になってもなかなか時間が取れず、結果、いつも通り会場で撮ってもらうことにしました。 できあがった免許証には、仏頂面なうえに半目気味で写っている私が印刷されていました。性格が悪そうな印象を与えるのに、十分な人相です。 ネタのつもりで近しい人に、「写真写り悪すぎたよー」と免許証を見せたら、「そんなことないよ」 と返されました。

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travel

ユーラシア後ろ歩き 12  いざ、チョモランマへ (文・写真:多田麻美)

花で彩られていたのは、花壇だけではなかった。 ノルブリンカ宮殿では、色とりどりの花を植えた植木鉢があちこちに並べられていて、その鮮やかで華やかな色合いは、建物や公園全体に色のアクセントを添えつつ、お祭りの楽し気な雰囲気をも彩っていた。 私は宮殿などの建物もくまなく見て回った。それらは息をのむほど素晴らしかった。ダライラマ14世の宮殿、クテン・ポタンでは、随所に精緻な文様と洗練された家具があり、軒の装飾なども、変化とバラエティに富んでいて、見応えがあった。

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lifestyle

バンカラ女銘々伝 第8回  金色夜叉となった「虚飾の女」  小林孝子(こばやし こうこ) (文:平山亜佐子)

バンカラ女を発掘して早8人目。バンカラと言いつつも親兄弟の影響で型破りに生きざるを得なかった女性が意外に多いことに気がつく。家父長制の強い戦前の場合、どうしても避けがたい運命だ。しかし、一旦は運命に翻弄されたものの開き直った女がいる。  その名を小林孝子、最初に世に出た際には例によって「虚飾の女」「虚栄の権化」と言われたが、ある時期から「金色の夜叉」(いわゆる金の亡者)になろうと決心するのである……!

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AFTER HOURS
編集後記 : 今週も最後までお付き合いありがとうございました。ほんとは先週から始めた江原道オン・ザ・ロードの2回目をやるつもりだったのが、閉幕間近の展覧会があって急遽プログラム変更! 江原道には来週から戻ってビザールなスポットにご案内しますので、お楽しみに。

2015年の「旅姿浪曲娘——港家小柳一代記」をはじめ、ロードサイダーズでは浪曲について何度か語ってきました。すべて、もともとは僕の担当編集者だった現・玉川奈々福の影響なんですが。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)

ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。

旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。

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ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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