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AFTER HOURS
編集後記

2021年12月01日 Vol.479

今週も最後までお付き合いありがとうございました。いろんなテイストの記事が並びましたが、気に入っていただけたのあったでしょうか。

ご覧いただいたかたもいらっしゃるでしょうが、先週銀座松屋などで展開中のGUCCIとBALENCIAGAのコラボ企画「ザ・ハッカー・プロジェクト」のことをSNSで書いたところ、「同感!」というひとも多かったけれど、「なんで、かっこいいじゃん」「わかってないやつがなに言ってんの」等々、ディスの反応もけっこうあったのにちょっと驚き、気合いを注入されたので、今週はそのテーマでじっくり書いてみたいと思います。本来ならメルマガ本編に記事として載せる内容ですが、編集後記はロードサイダーズのウェブサイトから購読者以外のかたにも読んでいただけるようにしているので、なるべくたくさんのひとに届いてもらいたいなと(ディスのひとは購読してくれてないだろうし)。


銀座松屋店頭ウィンドウ

最初に説明しておくと、「ザ・ハッカー・プロジェクト」は1937年にパリでメゾンを開いた老舗ブランドであるバレンシアガが、これも老舗のグッチと組んだコラボレーション企画。「グッチのアイコンをバレンシアガの視点で再解釈したプロジェクト」ということで、付言すればハッキングとはちがうので。




「The Hacker Project, featuring limited-edition Balenciaga products that conceptually interpret Gucci signatures.」と説明あり

バレンシアガのアーティスティック・ディレクターを務めるデムナ・ヴァザリアは、最近のハイファッション界でもっとも話題にのぼるデザイナー。1981年ジョージア(グルジア)生まれ、ドリス・ヴァン・ノッテンやマルタン・マルジェラなどを輩出してきた名門アントワープ王立芸術アカデミー出身。マルジェラやルイヴィトンでデザイナーとしてのキャリアを積んだのち、2014年に自らのブランド「ヴェトモン」を弟のグラムと共に設立、2015年からバレンシアガのアーティスティック・ディレクターを務めてきた。ヴェトモンのデザイン感覚を移植したバレンシアガはそこで一気にイメージチェンジ、いまでは「ラグジュアリー・ストリートスタイル」の代表格となっている……。


今回の「ザ・ハッカー・プロジェクト」は、直接的には2010年代から世間を騒がせ、ハイブランド業界の憎悪を浴びてきたグラフィティ・ライター「KIDULT」の活動を引用したというか、逆手に取るコンセプトの展開と思われる。

パリとニューヨークを拠点に活動するKIDULT(キダルト=キッド+アダルトでオトナ子どもの意)はヴィトン、エルメスなどラグジュアリー・ブランドの店頭、ショーウィンドウいっぱいにメッセージをタギング(落書き)するアーティスト。ヴァンダライズ(破壊行為)とブランドをあわせた「ブランダライジング」(BRANDalizing)を自称するそのタギングは、スプレー缶ではなく改造した消火器にペイントを詰め、ショーウィンドウに向かって放射する過激なアクション。2016年には2日間限定で原宿BA-TSU ART GALLERYでも展覧会が開かれたが、公開されている動画でも恐るべき過激さが一目瞭然。現代美術業界に取り込まれてきたグラフィティを原初の犯罪行為に引き戻そうという、いわばグラフィティ原理主義者と言えなくもない。


KIDULT "Visual Dictatorship"


KiDULT: Illegalize Graffiti (Official Video)
本人のインタビューとともに展開する映像記録。被害者のひとりであるマーク・ジェイコブスのインタビューも挿入されている。

一見、KiDULTのタギングのように、「ザ・ハッカー・プロジェクト」のショーウィンドウには「GUCCI」とスプレーで書かれたふうの文字が躍り(しかし実際はプリントを貼ってあるだけ)、うやうやしく陳列されている「グラフィティ・トートバッグ」(29万7000円)には、いつものGUCCIの「GG」マークのかわりに、バレンシアガの「BB」がついて(あたかもニセモノのように)、バッグの側には「THIS IS NOT A GUCCI BAG」とタギングふうの文字で書かれてある。しかし「これはグッチ・バッグではない」って……いったいいつの時代の感覚?




ペイントのドリップに見えて、近づいて見るとデジタルのピクセルが……

ブランド業界を悩ませてきたKIDULTの「ブランダライジング」をも、こっちは逆手に取って遊べるんだぜ、みたいな余裕というか遊びごころを見せたかったかもしれないけれど、その上から目線に僕は激しい違和感を抱かずにいられなかった。

デムナ・ヴァザリアのバレンシアガはデザインの引用(というか盗用)で以前からさまざまな批判を受けてきたが、「ザ・ハッカー・プロジェクト」以外にも今シーズンではグレーのスウェットパンツの腰の部分にはみ出したボクサーパンツを縫いつけた「トロンプルイユ(だまし絵)スウェットパンツ」を発表。日本の価格で15万7300円のこのスウェットパンツが、いまアメリカで激しい非難を浴びている。


https://www.balenciaga.com/ja-jp/trompe-l-oeil-sweatpants-%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89-809910825.html?targetid=pla-1390998621029&location=1009280&gclid=Cj0KCQiAkZKNBhDiARIsAPsk0Wihf3rlRgyA4Gs2JfyS8_n-EEgetd_WonWg1SsOJBZfTPFWdzizhEkaApoaEALw_wcB

パンツをずり下げて履き、下着のボクサーパンツをわざと見せる「腰パン」は、ヒップホップ・カルチャーから生まれた「サギング」と呼ばれるスタイル。もともとは刑務所の服役囚が、自殺防止のためにベルトを取り上げられ、パンツがやむなくずり下がったことから、サグ(thug)=ワルを意味する、とりわけギャングスタ系の雰囲気を漂わせる黒人男性のスタイルとして、世界中で流行した。


バレンシアガのトロンプルイユ・スウェットパンツはグラフィティと同じくヒップホップ/黒人文化のアイテムを「ラグジュアリー・ストリートスタイル」化したわけだが、アメリカではいまも公共空間での「腰パン」を禁じる法律がある地域が存在するそうだし、実際に腰パン姿というだけで警官から職務質問を受けたり、それがもとでの死亡事件も起きている。


左がバレンシアガ、右がIKEA
(The Guardian誌の記事より:https://www.theguardian.com/fashion/2017/apr/26/flat-pack-fashion-ikea-takes-swipe-at-balenciagas-1365-shopping-bag

ハイファッション業界の動向にぜんぜん興味なかった僕がヴァザリアのことを知ったのは「イケアバッグ」事件。これはバレンシアガがあの、おなじみブルーのイケアバッグそっくりの革製バッグを約25万円で売り出し(「アリーナ・エクストラ・ラージ・ショッパー・トートバッグ」という名前で、即完売だったとか)、1枚100円で売っているIKEAが「オリジナルはこちら」という広告を出したときだった。


IKEAの「THE ORIGINAL」広告。「振るとシャカシャカします。ホッケーの道具も煉瓦も、水だって運べます。どんなに汚れてもホースで水をかければきれいになります。折り畳めば財布ぐらい小さくなります。内部には正真正銘のIKEAのタグがついてます。お値段はたった99セントです」と記されている。

なんだこれ、と思って探してみると、ヴェトモン時代の「DHL」Tシャツなんてのも出てきた。DHLは世界屈指の宅配運送業者だけど、その配達人はもちろん末端労働者。でもその制服そっくりのシャツを、ヴェトモンは3万円という値段で発売していた。探せばほかにも例はあるだろう、どんどんイヤな気持ちになるので深掘りはしないけど。


左がランウェイのヴェトモンDHL、右が荷物配達中のDHL労働者。ヴェトモンとDHLのコラボ企画だった。
(The Guardian誌の記事より:https://www.theguardian.com/fashion/2016/apr/19/dhl-t-shirt-vetements-fashion-paris-catwalk

庶民の感覚からすれば「高く見えるのに、ほんとは安い」のがうれしい商品だが、「ラグジュアリー・ストリートスタイル」はその正反対に「安く見えるけど、ほんとは高い」のをヨシとする。これほど醜悪なスノビズムって、あるだろうか。

ファッション業界では近年、「文化盗用」(カルチュラル・アプロプリエーション)が大きな問題になってきた。少数派の先住民族など、社会的少数者(マイノリティ)の文化を企業が安易に流用し、私物化することで、いくつものラグジュアリー・ブランドが商品の回収や謝罪する事態に追い込まれているのはご存じのとおり。


あまりにも典型的な文化盗用の一例、シャネルのブーメラン。日本では15万4000円だった。(CNNの記事より:https://www.cnn.co.jp/business/35101289.html

ネイティブ・アメリカンのヘッドドレス(羽根飾り)を被らせたヴィクトリアズ・シークレット、シーク教徒ふうのターバンを巻かせたGUCCI、ドレッドヘアにしたマーク・ジェイコブス(いずれも白人モデル)……それが先住民の文化への憧れやリスペクトなのか、私物化なのか、その線引きは確かに難しいところがある。

先住民は、自己の文化遺産、伝統的知識、伝統的文化表現を維持、管理、保護、発展させる権利を有する。また、人的及び遺伝的資源、種子、医薬品、動植物の特性に関する知識、口承、文学、デザイン、スポーツ及び伝統的ゲーム並びに視覚的及び実演的芸術を含む、科学、技術、文化も同様である。また、彼らは、そのような文化遺産、伝統的知識、伝統的文化表現に関する知的財産を維持、管理、保護、発展させる権利を有する。
(先住民族の権利に関する国連宣言 / Wikipediaより)

ただ確実に言えるのは、文化盗用とは「強いもの=社会的強者による弱いもの=社会的弱者からの収奪」であること。ファッション文化研究者のセルカン・デリス博士によれば「文化の盗用は異なる文化の間に力の不均衡が存在する時にのみ起こる」(BBCの記事より https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-46313401)。

社会的な弱者である有色人種がやれば犯罪になる行為が、白人であれば「ラグジュアリー・ストリートスタイル」になってしまう。銀座松屋のGUCCIの横の壁に、ウィンドウの上に、あるいは売り物のGUCCIのバッグにスプレーで別のタグを書いたら、その瞬間に器物損壊罪で逮捕されるだろうし。ジャングルに生きる民の文化を奪うのが文化盗用であるならば、コンクリート・ジャングルに生きる民の文化を奪うのも文化盗用であるはずだ。


こういう例もあり、こちらヴィトンのバッグ
https://trademark.eu/louis-vuitton-dont-be-a-chicken/louis-vuitton-shopping-bag/


本家本元!

先ほどの「醜悪なスノビズム」に戻れば、ストリートで生まれたスタイルをハイファッションに取り込むことが(そしてそれに高い値段をつけることが)、いま世界を席巻する新資本主義へのアイロニカルなメッセージだという見方も成り立つ。でもそれはすごく小さな――20万円でIKEAそっくりのバッグを買えるような――ソサエティの中でしか通じない知的遊戯だ。その行き着くところが120億円の、ダミアン・ハーストのダイヤモンド・スカル「For the Love of God」であって、ハイファッションとハイ・アートの袋小路感が、僕にはすごく似通って見えてしまう。

かつてハイファッションとは、ブランドとは、最高の素材と最高の技術でつくりあげる、庶民にはとうてい手が届かないけれど憧れざるを得ない、優雅な「夢」の象徴だった。そしてブランドとは、なにも素材と技術にいくらでもカネをかけて、PRやマーケティング技術を駆使すれば、すぐに生まれるものではなかった。それを何十年も続けていくことで、商品は自然に「ブランド」に育っていった(だから「ブランディング」というのは本質的に不自然な概念でもある)。

そんな古臭い思いを、いまのハイファッション業界に求めるほうが間違ってると言われれば、そのとおり。青臭いと言われれば、そのとおり。でも、そういう時代遅れの頭には、「優雅な生活が最高の復讐である」という有名な言葉に従えば、デムナ・ヴァザリアのデザインは「最低の復讐」にしか思えないし(だれへの復讐?)、もうひとつ僕の好きな優雅の定義=「優雅とは最高度に洗練された前戯なのです」に従えば、バレンシアガは最低の前戯にしか役立たないオトナのおもちゃにすぎない。

ファッション・デザインとはアーティスティックな表現であると同時に商品でもある。たえまない変化の中で生まれ、消えていく。いつまでも一着1千万円のパーティ・ドレスをつくっていればいいというわけではないし、ストリート・カルチャーの要素を取り込んだっていい。けっきょく作り手も、着る側もストリートに生きているのだし。でも、そこには取り込む文化に対しての最大限の敬意が必要だと思うし、それは少なくともトロンプルイユ・スウェットパンツみたいなかたちではないはずだ。


少し前に朝日新聞の、東京の都市デザインに関するインタビューで、「衣食住が足りたところで楽しむ文化だけでなく、衣食住が足りないところで救いとなる文化もあるんです」と話して、それは鷲田清一さんの「折々のことば」でも取り上げてもらった。そもそもブランド品を買う余裕は僕にはないけれど、IKEAふうの20万円のバッグで受けをねらうよりも、IKEAの百円バッグにいっぱい本やレコードを詰めて地下鉄やバスに乗っていたいし、作業着そっくりの3万円のTシャツでおしゃれランチするよりも、汗臭い作業着でラーメン屋にいるほうがいい。

村上春樹さんがイスラエルの文学賞・エルサレム賞のスピーチで「もしここに硬い大きな壁があり、そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、私は常に卵の側に立ちます」と言っていたのを記憶しているひともいるだろう。偉そうに並べて言うわけではないけれど、僕もまたジャーナリストの端くれとして、文化を盗用する側よりも盗用される側に立っていたいし、これまでも、いまも、これからも、このメルマガは「衣食住が足りないところで救いとなる文化」をできるかぎり追いかけていきたい。

長すぎる編集後記にお付き合いいただいて、ありがとうございました。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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