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2025年05月21日 Vol.645
travel
東北タイ特殊寺院巡礼記 その6 ワット・パー・スントン・ワナラーム
「象の寺」「崖の寺」「森の寺」「ヒンドゥーの寺」「白い寺」と5回にわたって続けてきた東北タイ特殊寺院巡礼記、6回目となるゴールで紹介するのは「人形(ひとがた)の寺」。派手な大伽藍も観光客の姿もない一見地味な寺院だが、おなじみの地獄庭園に加えて、タイの伝統的な生活を再現したエリアも充実という、なかなかユニークなお寺なのだ。
photography
天野裕氏 あなたがここにいてほしい
すでにお知らせしたとおり、いま渋谷ミヤシタパーク内のギャラリーSAIで天野裕氏個展「あなたがここにいてほしい」が開催されている。 1978 年、福岡県北九州市に生まれた天野は、30歳の頃より写真を撮り始め、2009 年には塩竈フォトフェスティバルで大賞を受賞し、写真界において鮮烈なデビューを果たします。その後、全国を軽自動車で寝泊まりをしながら旅を続け、日時と場所を SNS 上で指定し、そこへ訪れた者に1 対 1 で自作の写真集を閲覧させる「鋭漂」というスタイルを 17 年間続けます。2020 年頃からは大牟田にあるもとはラブホテルであった自宅マンションを、図書館兼ギャラリーとして、いつでも誰でも訪れることのできる場所として解放し、写真家としての活動の幅を大きく超えていきます。
food & drink
世界の中のインド亜大陸食紀行/日本編 奄美大島のインド料理店・ネパール料理店 後編 (写真・文:小林真樹 編集:島田真人)
奄美大島にあるドゥルガダイニングに入店してまず驚くのは、壁といわず天井といわず、視界に入るすべての領域に描かれた圧倒的な壁画群だ。連なるヒマラヤ山脈やカトマンズのシンボルであるビムセン・タワー、ネパール仏教寺院、田畑を耕す人々といった定番の画題から、富士山と東京タワー、天井にはネパール航空機まで描かれている。こうした壁画・天井画はここ十数年来、特に都内周辺におけるネパール料理店でトレンドになっていて、日常的にこれらの店に出入りする私などからするともはや珍しいものではなくなりつつあるのだが、何せここは東京から約1,300キロ離れた奄美大島である。初めて入る地元客にとってインパクト十分だろう。
lifestyle
おいでよヘンタイの森 29 電気あんまが好きすぎる男に出会った 文・イラスト:mimi(会社経営&フリー女王様)
つい先日出会いがありました チャットで知り合った足勃郎裏野郎くん もうなんて読むかもわからないんだけど・・・ 聞いても教えてくれないって・・いけずすぎん? わたしは彼のことあんくんと呼んでます 教えてくれないから適当に付けました というのも電気あんまが好きすぎるから、電気あんまのあんくん
lifestyle
極上世界の極上生活 04 インドのバラナシに行ってきた!この経験を元に作った寸劇「牛久バラナシシティ」とは!? 写真・文:極上世界(ぱにぱにぱにぱにともちんぱ&ふりふり)
極上世界のふりふりです!今回は、前回に引き続きインド編! インドへ渡ったふりふり&ぱにぱに(&友達のサキちゃん)は、デリーからバラナシへと移動します。 バラナシに行く目的はヒンドゥー教最大の聖地ガンジス川で THEインド!!を感じて極上世界をさらに極上にするため!デリーから飛行機でバラナシへと向かいます。デリーの空港は荷物検査が超超超厳格!搭乗時間ギリギリになってしまいアセアセしながら飛行機に駆け込みました。皆さまもインドの空港をご利用の際はお気をつけくださいませ…!
art
暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく 83話 にわかファン (画・文:新開のり子)
最近、職場で音楽の話になることが増えてきました。 「最近なに聴いてる?」って聞かれるたびに、私は頭が真っ白になります。 だって、本当に知らないんです。 とりあえず「あ~、いいですよね~」って、毎回うなずくだけです。 「誰? 誰なの?」って心の中ではずっとなっていました。一向に覚えられないので、名前を聞くたびにトイレに駆け込み、スマホにメモすることを思いつきました。
photography
ニュー・シャッター・パラダイス 92 ロマンスをリボンで結んで (写真・文:オカダキサラ)
私は一時ボーイズラブ、略してBLにどハマりし、プロアマ問わず作品を夢中で読み漁っていました。 私にとってBLの何がそんなに良かったのかというと、物語の誰にも自分を重ねることがなかったからなんじゃないかと思っています。 主人公のどちらかが女性だと「え、同じ女性として、そんなことするかな?」と、読書中に現実が差し込んできて、物語の邪魔になっていました。 BLでは主人公たちはどちらも男性で、自分の境遇に重ねる前提条件がないからこそ、ファンタジーの世界に没入できたのです。
2025年05月14日 Vol.644
travel
東北タイ特殊寺院巡礼記 その5 ワット・トゥン・セッティ
「象の寺」「崖の寺」「森の寺」「ヒンドゥーの寺」と続いた東北タイ特殊寺院巡礼記、5回目は「白い寺」にお連れする。いつまでお寺参りやってるんだとお思いかもですが・・・もう少しだけお付き合いください! タイ東北部イサーン地方の要都コーンケーン中心部から、クルマで15分ほど。郊外住宅と田んぼが混在するのどかな地帯バン・ノン・ハイ村に位置するワット・トゥン・セッティ。伝統的なタイの寺院とは少々異質の、純白の建築に金や青のアクセントで彩られた外観が特徴的。1999年に建設が始まり、2012年に主要な施設が完成したごく新しい寺院である。
design
デザインの世間体 039 ブラッシュアップ! (写真・文:若生友見)
制作を続けている以上、どうしてもネタはかぶります。念のため作品を作る前にネタかぶりがないかザッと検索してみるのですが、近年はもう「アプローチが違えばかぶってもべつにいい」と開き直っています(アプローチまで近いと、さすがに考え直す必要がありますが……)。今回ご紹介するのは先日の文学フリマ東京40に出した最新作であり、ネタかぶりで一旦ボツにしかけたものの、諦めきれずに復活させた作品です。
art
暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく 82話 置き去り事件 (画・文:新開のり子)
この世は暗黒ばかりじゃない!と教えてくれた「不死蝶」は、展覧会の中でもっとも心に残った作品です。この蝶が一番印象的でした。展覧会で金色の蝶を見て、すっかり明るい気持ちになりました。偶然にも家の近くで蝶の幼虫を見つけました。「あの金色の蝶のように元気な蝶になるんだよ!」と声をかけ、毎日幼虫を見ることが日課になりました。幼虫がサナギになったので、ますます見に行くのが楽しみになりました。 ところが、日課となっていたサナギが急に姿を消しました。
travel
Freestyle China 即興中華 東北三省、冬の旅 (写真:孫一氷、吉井忍 / 文:吉井忍)
かねてから、「東北の冬」を体験してみたいと思っていた。中国の東北三省(遼寧省・黒竜江省・吉林省)での冬は特に寒く、「冬将軍」と呼ばれる。零下30度の極寒を一生に一度くらいは味わってみたい。その熱い想いを話すと、中国の友人たちが一緒に旅してくれることになった。春節明けで安かったチケットを急いで買って大連へ、そこからハルピンに行き北京在住の友人・孫一氷(ソン・イービン)さんと泡泡(パオパオ)さんと落ち合う。孫さんは昨年東京で個展を開催した写真家(過去記事「公園の性張力」、泡泡さんは孫さんの長年の友人。3人で北へ向かい、避暑地として知られる五大連池、さらに国境の街・黒河を経て黒竜江(=アムール川)対岸のブラゴベシチェンスク(中国語名:海蘭泡)まで行った。
photography
once upon a time ~ もうひとつのカリフォルニア・ドリーミン 14 日本で初めて写真展を開いた1980年の頃 ブルース・オズボーン(写真家)
写真家の井上清司さんと出会ったのは、彼がアマチュア写真家のグループを引率してアメリカを訪れていたときのことだった。 僕の作品を見た井上さんは、「東京で写真展を開けるよう手配できるかもしれませんが、興味ありますか?」と声をかけてくれた。 まるで宙に舞い上がるような気持ちで、胸が高鳴ったのを今でもはっきりと覚えている。 日本で写真展を開く――そんな夢が、突然、現実味を帯びてきたのだ。迷うことなく「YES!」と返事をした。 1980年春、日本橋にある小西六ギャラリーでの写真展開催が決定。 僕はロサンゼルスの街、人々、そしてクリエイターたちをテーマにした三部構成の展覧会を企画し、タイトルを『La Fantasies 三部作』と名づけた。
lifestyle
蒲田リハビリ日記 第29回 『GON!』末席ライター始末記 (写真・文:リーサル・ウエポン金本)
1995年から2001年まで、俺は悪趣味雑誌『GON!』の末席ライターとして、読者欄のような埋め草ページでクズ原稿を多々書かせていただいた。すべては比嘉健二創刊編集長のおかげである。自分(俺)で売り込んだくせに、こういうのもおかしな話だが…、よくぞ俺なんか使っていただけたと思う。末席とは俺よりも下はいないという意味で、実際に、ひとりもいなかった。後にノンフィクション作家となっていった彼らには専門知識や教養、自らの主張が明確にあり、末席の俺なんかが同列に語られることは、いっさいなかったのである。少しでも利口であれば彼らを意識したのかもしれなかったが、当時の俺は信じられないほど頭が悪く(現在でも同じ)、正直、特に何も思っていなかった。一読者として記事を拝読しただけだったのである。
2025年05月07日 Vol.643
travel
東北タイ特殊寺院巡礼記 その4 テーワーライ・シヴァ・マハーテープ
「象の寺」「崖の寺」「森の寺」と続いた東北タイ特殊寺院巡礼記、4回目は「ヒンドゥーの寺」にお連れする。 ご承知のとおりタイは国民の90%以上が仏教徒。総人口6,600万人ほどのなかでヒンドゥー教徒は20,000~30,000人程度、人口比率で言えば約0.03%というところか。それなのに、バンコクの街なかを歩いていて、ものすごく派手なヒンドゥー寺院を見かけたことのあるひともいるだろう。これは仏教徒でありながらヒンドゥーの神々も信仰するひと、商売繁盛の神ガネーシャに祈りを捧げるひとがけっこういることを示している。 タイ東北部イサーンの中心都市コーンケーンから東にクルマで30分足らず、いかにものどかな田園地帯に突如出現したヒンドゥー寺院がテーワーライ・シヴァ・マハーテープ(別名ワット・ケーク・コンケーン)だ。
lifestyle
極上世界の極上生活 03 インド デリーで行われた日本PRイベント「コンニチワ ジャパン」に忍者として出演してきたヨ!ついでに観光も!インド珍道中の様子をお届け!! 写真・文:極上世界(ぱにぱにぱにぱにともちんぱ&ふりふり)
極上・極上・極上世界!!\\\٩( ‘ω’ )و //// ホストクラブ愛本店、大道芸術館でのイベントを終え、燃え尽きてしまった我々極上世界は、更なる刺激を探し求めフラフラとしていました。 そんなある日、ポポチョリス/ベッドインの益子寺かおりさんからこんなお誘いをいただきました。 かおりさん「ポポチョリス、インドで公演が決まりました☆良かったら極上世界の2人も、お供忍者として出演しませんか~?☆」 極上世界「ななななんですか!その刺激的なお誘い!詳しく聞かせてください!!!」
food & drink
世界の中のインド亜大陸食紀行/日本編 奄美大島のインド・ネパール料理店 前編 (写真・文:小林真樹 編集:島田真人)
仕事を通じてネパール人と出会ううちに、彼らのバイタリティーに圧倒されるようになった。東京などの大都市圏はもとより、深い山に囲まれた田んぼのあぜ道の先にも目を凝らすとネパール国旗がたなびき、けなげに営業をしている。そんなお店でナンとバターチキンといった定番の料理を食べ終え、コックも兼ねるオーナーさんと話してみると、地元客とのやり取りでいつしか板についた土地の訛りがポツポツ混じる。もともとコックとして来日し、語学学校に通ったわけでもないから耳で覚えた日本語なのだ。周囲に同胞はおろか友人知人すら誰一人いない環境で、よくもまあ店を開き、言葉の通じない人たちを相手に商売をするものだという畏敬の念から、地方に行くたびこの手の店を探しては訪ねることにしている。 そんなわけで南海の離島、奄美大島でもインド・ネパール料理店を訪ねた。
photography
ニュー・シャッター・パラダイス 91 おみやげはここ (写真・文:オカダキサラ)
母と私が「馬の佐藤さん」と呼んでいるマダムがいます。母も私も馬の佐藤さんと面識がありません。母の友人であるNさんの友人です。 馬の佐藤さんは資産家で、ハイブランドの洋服やバッグなどたくさん持っています。買い物することが彼女の目的なので、少し使うと満足し友人や知人にあげていたのです。 Nさんがもらったなかで、一番高価なのが馬の皮を使ったバッグだったので、あだ名が「馬の佐藤さん」になった、ということです。 私も例に漏れず、何回か馬の佐藤さんの恩恵に預かりました。母がNさんと会いにいく時は、どんなブランドものを持ち帰ってくれるのか期待していましたが、あるときぷっつりとお土産がなくなりました。
lifestyle
おいでよヘンタイの森 28 変態は結婚できるのか? 文・イラスト:mimi(会社経営&フリー女王様)
変態というものは、人とは違った趣味趣向を持っている ただ、その趣味趣向がぴったり合うパートナーを見つけるのは大変である 恋愛、結婚一生一緒にいる人をみつけるのも大変なのに 変態までも合わせてくれる伴侶を見つけるというのは無理に近いものがあると思う なので、家庭に持ち込まない変態は結婚できるというのがわたしなりの結論
photography
妄想ホテル room:050 ハプバー単女というフィクション 初代えびまい (写真・文:フクサコアヤコ)
人生には2種類ある。 ハプニングバーを知る人生と、知らない人生だ。 中にはハプニングバーという言葉すら聞かずに終わる人生もある。 ハプニングバーとは何か。様々な性癖の人間が集い、交流し、突発的行為(ハプニング)を楽しむ場所だ。 人は刺激を求める生き物だ。けれど一方で、自分の人生に大きな影響を与えるようなハプニングが起こることは、誰しもが避けたいと願うものだ。
art
暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく 81話 胡蝶蘭デビューとレビュー (画・文:新開のり子)
まさかの花の発注ミス。 久しぶりに、鈍器で頭を殴られた気分です。 頭が真っ白ですが、なんとか最後まで諦めるわけにはいきません。 花屋に片っ端から電話をしますが通じません。 なんとそのはずです・・・ まだ9時です。 いてもたってもいられなく なにわともあれ東京方面に向かいます。 店は10時に開店します。 一瞬嫌なことが頭をよぎります。 実はもう閉店している店だったりして・・・
lifestyle
バンカラ女銘々伝 第27回 大陸を駆け回った「シベリヤお菊」出上キク (文:平山亜佐子)
大正から昭和にかけて、「満洲お菊」、「ウスリーお玉」などと呼ばれた女性たちがいた。日清・日露戦争から日中戦争へと続く激動の時代、日本を離れて「大陸雄飛」の夢に賭けた男たちが歌う「狭い日本にゃ住みあいた」(『馬賊の歌』)の歌詞そのままに海を渡った女性たちである。今回はそのなかのひとり、出上キクに光をあててみたい。
travel
ユーラシア後ろ歩き 31 幽霊がいっぱい (文・写真:多田麻美)
ひひひっと声にならぬ叫びを上げつつ、もんどり打ちながら、出口へ向かって、というより出口と思われる方向へと私は駆けだした。 もちろん、駆けだしたのは気持ちだけで、実際は真っ暗だし、レールや枕木があってデコボコだし、スマホの電灯も弱すぎるので、とても駆けることなんてできない。 足もぐにゃぐにゃになったようだった。でも足腰の力が抜けたらおしまいだ。私は必死で踏ん張った。 背後でごうっと、まるで何かがうなるような音がした。
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カテゴリ別バックナンバー
BOOKS
ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)
ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。
本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。
旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。
ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)
稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。
1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!
ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)
プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。
これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。
ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)
書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい
電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。
ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)
伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!
かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。
ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)
――ラブホの夢は夜ひらく
新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!
ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)
――秘宝よ永遠に
1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!
捨てられないTシャツ
70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。
圏外編集者
編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。
ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014
こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。
独居老人スタイル
あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。
ヒップホップの詩人たち
いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。
東京右半分
2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!