music

ROADSIDE RADIO 大阪のラッパーと高知のブルースマン

5月20日の「ロードサイド・ラジオ」では大阪のラッパー、チプルソのライブをお送りしました。『ヒップホップの詩人たち』でも取り上げた新進気鋭の、そしてかなり異質なラッパーです。記事のためにインタビューしたときはまだアルバムが、それも自主制作で1枚あっただけでしたが、今回は2枚目のアルバム・リリースを記念しての「リリパ」――去る4月5日に大阪心斎橋・アメ村のクラブ・クラッパーで行われたばかりのステージを録...

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LATEST ISSUE
最新号 2017年05月24日 Vol.261

fashion

『捨てられないTシャツ』単行本、できました!

本メルマガで2015年から16年にかけて連載した『捨てられないTシャツ』が、ようやく単行本になりました。今月26~27日ごろには全国の書店に並ぶ予定です! 連載で紹介した69枚、それにスペシャル・ボーナストラックとしてもう1枚、計70枚のTシャツと、70とおりの物語。それに序文と、僕自身の「捨てられないTシャツ」を後記として紹介した、なかなか読みごたえたっぷりの一冊。しかもその文章のほとんどは、Tシャツの持ち主が書いたそのままか、インタビューをまとめただけなので、これまで僕が発表した書籍のうち、「もっとも自分で書いてない本」でもあり!

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travel

ディープ・コリアふたたび 03 木浦(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)

大韓の鉄道には改札がない。改札的な入口はあるが切符をチェックする駅員はほとんどいない。切符の自動販売機はない(地下鉄はある)。切符は窓口と対面して買う。座席はコンピュータで管理されている。希望の列車を告げて、空きがあればそこに座る。それだけのこと。希望列車の座席が埋っていると窓口の切符売が相談に乗ってくれる。ただそれだけのことで、日本でも長距離はそうやって買うことが多いわけだが、しかし改札チェックは必ずある。そのため切符が発行される。しかし大韓鉄道には切符がない。そのかわりにあるのは、レシートである。コンピュータ管理だから入口チェックなんていらない。だから切符も改札機もいらない。嘘乗車するようなやつはすぐわかるのだコンピュータで。そもそもそういう輩は列車に乗ろうと考えないものだ。鉄道乗車性善説もそこには投影されている。

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travel

爆安の彼岸――ABS屋で68円宇宙遊泳

本メルマガでおなじみ「八潮秘宝館」を見学に行ったとき、館主の兵頭喜貴くんが教えてくれたのがゑびすや商店/ABS卸売りセンター、通称「ABS屋」だった。足立区辰沼に本社・本店を構え、葛飾、江戸川、三郷、市川など東京外縁部に8店舗を展開するABS卸売りセンターは、百円ショップならぬ「68円ショップ」という驚異の低価格で、地元住民の日常生活を支え、テレビ番組にもしばしば取り上げられているので、ご存じの方もいるのでは。「ABS屋と水元公園があるから、このあたりに引っ越したようなもんですよ」という兵頭くんは、不覚にもABS屋を知らなかった僕を、「秘宝館の前にまずは」と、わざわざ見学に連れて行ってくれた。今週は八潮秘宝館館主・兵頭喜貴みずからが案内する、これもまた東京屈指の秘境であるABS屋探検記をお送りする。

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travel

案山子X 36:山田のかかし村まつり(宮崎)(写真・文 ai7n)

こんにちは。ai7n(アイン)です。 今回は宮崎県都城市山田町の山田のかかし村まつりを紹介します。宮崎市と鹿児島市のほぼ中央に位置する都城市は、宮崎県内第2の人口を擁する主要都市です。温暖な気候と雄大な自然に恵まれており農業や畜産が盛んです。都城市の中心市街地から12キロ程の場所にある山田町は、町のシンボルがかかしです。多くの人に自然豊かで農業が盛んな山田町を知ってもらおうと「かかし村構想」が立ち上がり、童謡「案山子」の「山田の中の 一本足の案山子」という歌詞から着想を得て、田畑を守るかかしを町のシンボルとして町おこしを始めました。かかし村構想の一環として、毎年9月頃に町の中心部にある一堂ヶ丘公園で「山田のかかし村まつり」が開催されます。出店や催し物も多く、夜になると花火も打ち上げられる大きなお祭りで、市内外から約1万人が訪れます。お祭りの一大イベントであるかかしフェスティバルは2015年で23回目を迎えました。

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movie

はぐれAV劇場 18 葵マリー監督『SM調教24時間 折檻雪化粧』(文:大須蔵人)

夜、みるからに寂れた田舎の駅。ホームには雪が厚く積もっている。そこに電車が入ってくる。窓からのぞく車内に乗客の姿はほとんど見られない。それでも電車が到着すると駅の改札からは続々と人が出てきた。その中に突然異様な一行が姿を現す。先頭の女性は軍服(ナチスの腕章!)にティアドロップのサングラス、手には手綱を持っている。その手綱で引かれているのはなんと、半裸の男女だ(しかも、男は女装している)。この状況から考えると、一行はこんな格好のまま、電車に乗ってきたということだろうか?

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art

アンドロイドとスケーター

今月から来月にかけてロードサイダーズにはおなじみの顔ぶれによる展覧会が続けて開催されるので、ここでまとめて紹介させていただく。先週土曜日(5月20日)から渋谷アツコバルーで始まったのが、『オリエント工業40周年記念展「今と昔の愛人形」』。僕は初日が開館してすぐの時間に寄ったのだけど、すでに大盛況。初日でこれだから、会期末が近づいてきたらいったいどれだけ混雑するのか・・・くれぐれも早めのご来場をオススメします。去年の『神は局部に宿る』展でもおなじみの会場には、1982年製の「面影」から2010年代のシリコン製新作までの新旧ラブドールが勢揃いして壮観。知っているひとがみればそれは「ラブドール」だけど、知らないひとにとっては異様な趣の現代彫刻展覧会に見えるかもしれない。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 35 Gene Cockerel’s Yard Art, Canadian, TX

ルート66上に位置するテキサス州マクリーン。人口2000人ほどの小さな町のはずれにジーン・コクレルと彼の家族が住む家がある。庭にはイエス・キリストやバッファローや宇宙人や、ダラスカウボーイズのチアガールが立っている。ジーン・コクレルが「コンクリートの彫刻」を作りはじめたのは7、8年前のこと。「毎日ハンティングやフィッシングにでかけるわけにもいかないんで」、なんとなくコンクリートで作りはじめたのが、いまでは20体以上。さらにハイウェイ沿いの丘の上には、巨大な恐竜まで設置されている。いずれも素朴なタッチと表情が楽しい。

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AFTER HOURS
編集後記 : 今週も最後までお付き合い、ありがとうございました!

いろいろ詰め込んでお届けしましたが、どれかひとつでも気に入ってもらえた記事があったらうれしいです。来週は5回目の水曜でメルマガをお休みさせていただくので、この機会に読みきれてない記事など、受信箱やアーカイブ・サイトから漁っていただけますよう。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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