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2018年09月19日 Vol.324

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 38『ばってらと調製豆乳』朝吹真理子(小説家)

あのこいつもばってら買いに来るね、とまで言われていたかはわからないけれど、小学校からの帰り道、よくおやつにばってらを買っていた。学校は当然買い物を禁止していたはずだが、電車に乗って小学校に通っていた私は、最寄り駅に着いたら何をしてもいいことに勝手にしていた。ばってらください。定期券入れから小銭を出して待っていると、おばさんがパックを手早く紙で包んで、渡してくれる。ランドセルを背負ってばってらを頼む子供が珍しかったらしく、買わない日でも、軽い挨拶を交わしたりした。家に帰ると、煎茶を淹れてもらって、魔法少女クリィーミーマミのレーザーディスクをみながら食べた。

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lifestyle

メッシーという快楽

「ラブドールと暮らす女」ひつじちゃんに写真展のモデルを頼んだときのこと、「こんどメッシーの個人撮影モデルやるんです!」と教えられ、ダメ元で見学できるか聞いてもらったら快諾いただき、生まれて初めて「メッシーの現場」に足を踏み入れた。メッシーと言ってもバブル時代のおごりメシ要員ではなく「ウェット&メッシー」、つまり相手の着ている服をびしょびしょにしたり、いろんなもので汚したり、自分も汚れたりして遊ぶフェティッシュのこと。ウェットTシャツ・コンテストからパイ投げ、泥んこレスリングまで、みんな広義のウェット&メッシーだ。今回お邪魔したのは、メッシー界でも有名な「生クリーム部長」さんの現場。部長さんはふだん大阪在住なので、こうした個人撮影のたびにものすごい量の材料を積み込み、車で東京にやってくる。たいてい2泊3日でホテルを取り、モデルさんに来てもらって、こころゆくまで動画撮影を楽しむというスタイルだ。

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travel

ディープ・コリアふたたび 16 羽田~ソウル(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)

0泊2日はめずらしくない羽田からのソウル・ツアーであるが、便利というのは結果的に場を乱したりするものではないか、と老婆心も生まれる。行きたい人が行きたいように行けばいいに決まっている。現在は安い航空チケットがばかすか取れる状況なので、朝思い立って昼過ぎにはソウルにいることも可能らしい。旅客機に対する認識もずいぶん変わったと思う。鉄道の新幹線ぐらいの気安さで近隣の外国に行ける感覚になっているのかもしれない。30数年前にパンナムでソウルを行き来したとき、機内食がサンドウィッチ4個入りの箱一つだったことにちょっとショックを受けた。たかが2時間のフライトなんだからこれぐらいで十分だろう、といわんばかりのあしらいぶりの軽さが堂々としていた。キャビン・アテンダントも圧倒的におばさんだった。若いお姉さんがニコニコ対応してくれるのだとばかり思っていたら大まちがいだと強く教えられた。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 87 Clyde Jones's Zoo Garden, Bynum, NC

先日のハリケーン・フローレンスで大きな被害を受けたノース・カロライナ州。森と湖に抱かれ、信号のひとつさえない静かな村、バイナムをクルマで通りすぎようとすると、家々の前庭に木の幹や根で作られた、素朴な動物たちが飾られている。通りから奥に入ってみると、急に動物たちが増え、そして一軒の小さな家が見つかる。いったい何百匹の動物が、ここにはいるのだろう。シカ、牛、豚、キリン、ゾウ、イルカ、ゴリラ・・・数えきれないほどの動物たちで、平屋の家は隠れてしまいそうだ。この家の主、そして村の家々を飾る木彫の作者が、1938年か39年生まれのクライド・ジョーンズ(本人は細かいことに興味ないので覚えてないとか)。

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art

篠原愛・近藤智美 2人展

2017年1月18日号『「媚び」の構造』で特集したアーティスト・近藤智美(こんどう・さとみ)。羅漢の足下にマンバギャルが戯れる『萬婆羅漢図』の異様な図像と、自身が「もともとマンバで、引退後はキャバ嬢から軟禁経験などを経て独学で展覧会を開くようになった」という異色すぎる経歴に、衝撃を受けた読者も多いのでは。その近藤さんと一見作風もたたずまいも対極にある、なのに親友だという篠原愛(しのはら・あい)、ふたりの画家による初のコラボレーション展『よい子?わるい子?自己主張?』が間もなくオープンする。「今回はヒールを演じきります!」という興味深い文面とともに近藤さんからお知らせをいただいたので、さっそく告知させていただく。

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travel

ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 08 江西省(写真・文:関上武司)

大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は江西省南昌市の巨大観覧車や九江市で建設中だった大仏様、名峰・廬山(ろざん)について紹介します。2015年元旦は福建省アモイ市から乗車した寝台列車で目覚め、江西省南昌市へ向かいます。列車は山間部を走っていたのか、車窓からは昔ながらの木造住宅、廃工場とかを眺めていました。この日の13時過ぎに南昌駅に到着し、タクシーで目的地の南昌之星遊楽園へ。こちらの遊園地には中国最大の観覧車の威容を遠くからでも確認できます。

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2018年09月12日 Vol.323

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 37『深夜のドライブと恵比寿ラーメン』小宮山雄飛(ホフディラン)

子供の頃の食べ物屋さんの思い出というのは、味じゃないんですよね。子供の頃って、そもそも食にそんなに興味ないじゃないですか。味だけなら、丁寧に作られたお店の味なんかより、むしろスナック菓子やカップラーメンの方が美味しいと思ってしまう年頃ですから。子供時代のお店の思い出というのは、味よりもそこのお店に行った行為そのものの思い出というか、家族みんなで行ったから楽しかったとか、旅行先で行ったからワクワクしたとか、つまりは”体験”としての思い出なんでしょうね。恵比寿にあった、その名も『恵比寿ラーメン』は、僕にとってまさしく体験としての思い出のお店です。

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art

佐藤貢 漂着した人生

まったくの口コミだけで、静かに読みつがれている旅行記がある。前編が2015年、後編が翌16年に、大阪のギャラリーが版元となって刊行された自費出版・少部数の文庫2冊組。いずれも130ページそこそこのコンパクトなつくりで、一般書店やAmazonなどオンラインショップでも買うことができないから、わずかな在庫を手にした幸運な読み手が、次の読み手へと伝えているのだろう。『旅行記』(前・後編)と題されたその本の著者は佐藤貢(さとう・みつぐ)。廃材を使った立体作品をつくるアーティストで、2005年から大阪や名古屋を中心に活動を続けているが、どれほどのひとが彼の名を知っているだろうか。その佐藤貢が今月末から神保町ボヘミアンズ・ギャラリーで個展を開く。東京での展示は、わずかなグループ展を別にすれば、2007年の森岡書店から10年以上ぶりになるはずだ。

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book

夢と恋と愛の白いばら

猛暑のある日、ぼーっとツイッターを眺めていたら、「コミケで元ホステスがつくった「白いばら」同人誌を販売中!(在籍時のドレス着用で)」みたいなツイートが眼に入って、飛び起きた。急いでツイートを追っていくと、昼過ぎにはすでに「おかげさまで完売しました・・・」とあり、唖然。コミケで「白いばら」!!!??? 後日、通販サイトで入手したその同人誌『キャバレーは今も昔も青春のキャンバス』は、いかにも同人誌らしい造作でありながら、写真集、歴史年表、ホステスさん観察図鑑、一日のスケジュール、ショーダンサーのインタビューにホステス座談会、閉店までの日々の記録まで、予想を超えた充実内容。「白いばら」に関しては、元店長・山崎征一郎さんによる『日本一サービスにうるさい街で、古すぎるキャバレーがなぜ愛され続けるのか』(ダイヤモンド社刊、2015年)があるが、こちらは基本的にビジネス書。豊富な写真にイラスト、漫画まで入った「白いばら」の解説資料としては、この同人誌が唯一の存在だろう。

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lifestyle

新連載! ティーンズロード回想録 よろしく流星 第1回 伝説のレディースにムチャクチ怒鳴られた・・・日本全国のヤンキーを追い求めて約5年。俺が見た、面白くて、ちょっぴり恐かったあの秘蔵話を大公開!(文 比嘉健二)

1989年秋、埼玉県東松山の某公園。きれいに晴れ渡った秋空のさわやかさとは真逆な光景。紫のニッカにさらしを巻いた13~16歳位の少女と、タイトのスーツを纏った、その少女達よりやや年上に見える少女の一団に取り囲まれた、大人二人。その大人の一人が俺だ。タイトスーツの少女が俺に向かって怒声を投げつけている。何も答えられず、ひたすらうつむく俺ともう一人の大人。彼はカメラマンの山下。山下もひたすらうつむいている。「なんで、私が来る前に後輩を先に撮ってしまうのよ! 私が来るのを待つのが常識でしょ!」そのチームの総長であるU子の怒りは収まりそうにない。「いや、だって遅れたのは君で、後輩達が先に撮って良いっていうから・・・」なんて言い訳は喉まででかかったが言えない。ひたすら頭を下げる。

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2018年09月05日 Vol.322

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 36『山口お好み屋』見汐麻衣(歌手/ミュージシャン)

母が40代、私は11歳だった。母はいつも唐突に私を連れまわすことが多かった。昼は競艇場の舟券売り、夜はスナックを経営し、24時間働いていた母と、親子の時間、会話などの思い出はあまりない。あるのは、母と、母の友人達に連れられ贅の限りを尽くした料理を食べさせてもらっていた記憶。夜中に突然「焼肉食べにいくけん」なんてこともあったし、「鰻ば食べたか」「蕎麦寿司の美味しい店があるったい」「寿司屋行くよ」と、深夜早朝関係なく、まいど訳も分からず車に乗せられ気づくと知らない場所、知らない店にいる。

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design

おみやげから日本が見える

千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館で『ニッポンおみやげ博物誌』が7月から開催中。今月17日までと気がついて、急いで行ってきた。昨年末は1960年代後半の学生運動・市民運動に焦点を当てた『「1968年」-無数の問いの噴出の時代-』が出色だったが、今回もその着想に唸らされる。展覧会は「アーリーモダンのおみやげ」と題された江戸時代からスタートする。参勤交代や、伊勢神宮のおかげ参りなど庶民の旅も活発になるにつれて生まれてきたおみやげ文化。それが明治以降の「名所」づくりや国立公園の誕生を経て、戦後の世界遺産ブームなどに象徴される「観光地のブランド化とおみやげへの波及」。おみやげ自体のさまざまな性格を見る「現代におけるおみやげの諸相」と「旅の文化の多様化とおみやげの創造」。そして最後におみやげがどう使われ、どう残っていくのかを探る「おみやげからコレクションへ」と、5つのパートに沿って膨大な数のおみやげが陳列されている。

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travel

Freestyle China 即興中国“素人”上等!中国のアウトサイダーアート(作品写真提供:劉亦嫄 文:吉井忍)

「素人芸術」という文字から、皆さんはどんなものを思い浮かべるだろうか。普通、“素人(しろうと)”といえば「未熟で経験が浅い」とか「必要な技能や知識をもっていない」人をイメージするが、中国語の“素人(スウレン)”には「素朴で飾り気がなく、自然体の人」、「ある文化や教育制度の影響を受けずにいる独立した存在」という意味合いがある。今夏、798芸術区(北京市)でアウトサイダー・アート展「素人芸術節/ Almost Art Project」の代表を務めた劉亦嫄(リュウ・イーユエン。以下、英語名のサミーで表記)さんによると、アウトサイダー・アートを指す「素人芸術」という呼び方は、まず台湾で使われ始めたようだ。貧しい漁村で暮らし、50歳を過ぎてから絵を描き始めた洪通(ホン・トン、1920-1987)氏の色彩豊かな作品はその代表的存在で、70年代から台湾で大人気だった。

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art

アウトサイダー・キュレーター日記 38 生亀光明(写真・文:櫛野展正)

何気なくSNSを眺めていた時、畸人研究学会のメンバーで“海老名ベテルギウス則雄”こと小久保則和さんの投稿に目が止まった。そこに写っていたのは、天高くそびえる銀色の不思議なオブジェで、相模鉄道本線の西谷駅から鶴ヶ峰駅間の車窓から見えるという。事前に何度か電話をしてみるものの全く繋がらない。そこで教えてもらった電車に乗り、車窓から見える場所を頼りに探し歩いていると、住宅街の中に異彩を放つ建物が現れた。一見すると電波塔のようにも見えるが、よく見るとそれは空き缶などで出来ており、太い柱の周囲には大きな龍が巻きついている。「昔から電話恐怖症だから、電話は出ねぇんだよね」と出迎えてくれたのが、このオブジェの作者・生亀光明(いきがめ・みつあき)さんだ。

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travel

Back in the ROADSIDE USA 86 Voodoo Spiritual Temple/New Orleans Historic Voodoo Museum, New Orleans, LA

先週はニューオリンズらしい墓地めぐりにお連れしたが、死とともにニューオリンズに独特の陰影を与えているのがヴードゥー。奴隷がもたらしたアフリカの民俗信仰が、カトリックの教義と混交して生まれた、神秘的な教えである。かつて奴隷たちが唯一、日曜日に集まって歌い踊り、祈ることを許された(ゆえにジャズ発祥の地とも言われる)コンゴ・スクウェアと道を隔てて向かい合うのが、ヴードゥー・スピリチュアル・テンプル。女司祭ミリアムに案内されるまま店の奥深く進んでいくと、そこには簡素な外観からは想像もできない、濃密な祭儀空間となっている。仄暗い部屋に腰をおろし、彼女の説く現実と霊の世界に浸れば、ひととき遠い世界へと連れて行ってもらえるだろう。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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