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2019年12月25日 Vol.385

art

工房集の作家たち9 関口忠司

これまで工房集にかかわる作家たちの作品として、絵画、コラージュ、立体といろいろなジャンルを紹介してきたが、今週は書を自分の表現に選んだ関口忠司(せきぐち・ただし)にお会いいただく。関口忠司は1963年生まれ、工房集が属する社会福祉法人みぬま福祉会の施設のひとつ、埼玉県蓮田市にある「蓮田太陽の里 大地」で生活する作家である。すぐそばには埼玉緑のトラストに指定された湿地・黒浜沼があり、豊かな自然に囲まれた施設に、関口さんは個室を得て18年暮らしている。その前には開所第1期生として白岡市の太陽の里に10年間いたので、みぬま福祉会ともうすぐ30年間のお付き合いということになる。

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lifestyle

SHANGHAI STYLE 当世上海住宅事情 case 4

部屋の主は上海の南に位置する浙江州の州都・杭州出身のアーティスト。ロンドンに2年半の留学を終えて、上海には去年4月に移ってきた。故郷から近いけれど近すぎない、「両親からちょうどいいくらい離れていられる距離」なのだそう。少なくとも80年以上は経っているというクラシカルなアパートは、旧フランス租界に残る典型的な戦前の集合住宅。彼女としては特に古いアパートを探していたわけではないが、上海中心部であるこのエリアがなにをするにも便利なので不動産屋に相談、一日目に案内された3つの物件のうち、ここが気に入って決めた。家賃は月に5,000元(約7万8,000円)。大家さんがとてもいいひとで、このエリアの平均は6,000元くらいなのに、1年住んでも値上げしないでいてくれている。

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travel

Freestyle China 即興中国 人気沸騰の中国8D都市――『重慶マニア』著者・近堂彰一氏インタビュー(写真:近堂彰一 文:吉井忍)

中国内陸部の大都市・重慶について、日本人が中国に先駆けて取材した書籍『重慶マニア』がこのたび出版された。版元は、昨年『中国抗日ドラマ読本』(著者:岩田宇伯氏)を出して日本のみならず、中国の読者をも唖然とさせた合同会社パブリブ(東京都、代表:ハマザキカク氏)。たぶん今、中国当局が一番気にしている日本の出版社ではないだろうか。パブリブさんは『重慶マニア』を「地方都市マニア」シリーズ第一弾と位置付けておられるらしいので、これからもどんどんほかの都市と人々の実態が明るみに引きずり出されること思われる。さて、さっそく『重慶マニア』を開いてみると、ただの工業都市だと思っていた重慶が、なんだかものすごい独自の発展を遂げていることが分かる。今月発売されたばかりの本書は、18万文字超に加え、ほぼ全てのページに画像ぎっちりというかなりのボリューム。都築編集長のご紹介により著者の近堂彰一氏にお話をうかがうことができたので、重慶でしか見られない風景の数々も交えてみなさんにご紹介したい。

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travel

案山子X 61:榊原温泉秋の収穫祭 かかしコンテスト(三重)(写真・文:上田愛)

こんにちは。上田愛です。今回は三重県津市榊原町の「榊原温泉秋の収穫祭 かかしコンテスト」を紹介します。美肌の湯として知られる、三重県津市榊原町の榊原温泉。古くは「七栗の湯」と呼ばれ、清少納言の枕草子で三名泉の一つとしてうたわれた、歴史のある温泉です。榊原町では、毎年11月に「榊原温泉秋の収穫祭 かかしコンテスト」が開催されます。榊原町は米作りが盛んで、赤紫色の穂が実る古代米も栽培しています。2007年に古代米の収穫を祝おうと、秋の収穫祭が始まりました。米の収穫を祝うという事でかかしを制作し、翌年からかかしコンテストが始まりました。コンテストが始まった頃は竹を組んで作る昔ながらのかかしが多かったのですが、徐々にリアルなかかしや世相を反映したかかしに変わっていったそうです。

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book

「ヤンキーメイト」発売記念、座談会(という名の飲み会)~あたしたち、いまだから言えるけど、ヤンキーが好き♡~(文:スナック・アーバンのママ)

ちょうど1週間ほど前、『ヤンキーメイト』という本が発売された。80年代~90年代初頭、全国をブイブイいわせたレディースたちのカルチャーが、(実話誌視点ではなく)同時期に生きたわたしたちの目線から編集されていて、なんだかぐっとレディースとの距離感が近くなる内容だった。もちろん元総長達へのインタビューや、比嘉健二さんたちによる『ティーンズロード』編集長対談、ヤンキー界の重鎮・岩橋健一郎さんへのインタビューなど、ディープな情報もしっかり盛り込まれている、コアな1冊でもある。編集に携わるのは竹村真奈さん。ティーン達を夢中にさせたビューティーカルチャーをまとめた「80~90’s TEENS BEAUTY BOOK」や、80年代のファンシーカルチャーがいっぱいの「ファンシーメイト」など、あのころのキラキラしたかわいい世界を偏執的にまとめたやばい本を作っている尊敬する友人だ。本著の取材にはミリオン出版で約6年間、『ソウルジャパン』なんかでガチハードコアな世界に潜入しまくった犬塚左恵さんが協力している。さえちゃんも実は20年来の友人だ。彼女たちはレディースたちとほぼ同世代で、わたしはちょっと下、でもその世界とはあまり関わらず生きてきた。じゃあ、なんでいまこの本を作ったの? なんでいまになって、こんなに彼女たちに憧れるの? 久しぶりに3人で集まってハイボール片手におしゃべりしました。

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travel

ディープ・コリアふたたび26 蔚山~大邱(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)

 かつてこの町には捕鯨の拠点港があった。そのため今でも鯨料理の店がたくさんある。鯨を食わせるところなら釜山にもいくつもあるが、店の数の多さ、料理の豊富さと質の良さでは蔚山に軍配が上がるだろう。我々が入った店には往時の捕獲の様子や港の風景を写した写真が壁に飾られていた。店の娘さんは自分の叔父が捕鯨をやっていたのだ、と胸を張りはしなかったが少し誇らしげに我々に告げた。蔚山は大きな町で、多くの会社や工場を有している。特別市だ。人口も多い、税収も多い、太和江駅が旧蔚山駅だからといって、昔の人々が暮らしているわけではない。そんなことは当たり前だろう、と駅前に長々と幅広く延びる道路の歩道を歩きながら、町自体に教えられた。右側も左側もモーテルとホテルだらけ。それも10階建てやそれ以上の大型のものがやたらに多い。こんなに人が泊まるのか。そんなにたくさんの人が一時に番うことがあるのか。そういうことがあるかもしれないからこそ、こうして態勢を整えているのです。備えよ常に。という声も聞こえてくる。

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2019年12月18日 Vol.384

art

工房集の作家たち8 金子慎也

この連載の11月6日号で紹介した「ハンダの延べ棒」をつくる長谷川昌彦さんの制作風景を覗かせてもらいに、工房集のすぐそばにある通所施設・川口太陽の家を訪ねたときのこと。施設の中を案内してもらっているときに、棚の上に白いカタマリがずらっと並んでいるのが目に入った。ウズラの卵ほどのそのカタマリは、ふうっと息を吹きかけるだけで転がってしまいそうに儚げでありつつ、よく見るとひとつずつ微妙に形態が異なっていて、ものすごく小さな大理石彫刻みたいでもある。こんなに不思議にデリケートな造形をだれが?と尋ねたら、部屋の窓際で職員のおねえさんに抱きかかえられている金子慎也さんがその作者なのだった。

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lifestyle

SHANGHAI STYLE 当世上海住宅事情 case 3

上海中心部、1928年完成というから築100年以上という文化財級のアパート。こういう古い空間が好きだという若夫婦が、全体で160平米のユニットを区切った25平米ほどの部屋に住んでいる。以前も近くの古いアパートに住んでいたが、この建物がずっと気になっていて、部屋が空いたことを不動産屋で知り去年8月に引っ越してきた。家賃は月3300元(約5万1000円)。隣には愛犬家の家族が住んでいて、キッチンとバスルームを共用しているが、「とてもいいひとたちなので問題なし」。

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art

波磨茜也香のおんなのこ散歩 第9回 君が幸せならばそれで良い

晴天、並ぶには風が強めで少し寒いがダウンを着てるから日陰になっても大丈夫、そんでもって文庫も持って来ているので想像以上の待ち時間でも暇つぶし可能。もう何度これを経験したか忘れた。現在さいたまスーパーアリーナBABYMETALの物販列からこの連載をお届けしております。現在物販列最後尾に並び始めましたが(安定の1人参戦です)昨日の列よりかは大分マシかと考えています。昨日はアリーナを1周したくらいの長蛇の列だったとか。

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movie

桃色の罠――日本成人映画再考 12(最終回)関多加志と桜マミ 本木荘二郎の最期(文:鈴木義昭)

東中野の駅から道を急いだ。目指す居酒屋「あづさ」は、駅からだいぶ歩いた先にある。待ち合わせの時間が迫っている。息せき切って扉を開け暖簾を潜り抜けると、ママから声がかかる。「いらっしゃい! 来てるわよ」。長いカウンターの奥に坐った初老の男性がこちらを向き、ニッコリ笑いかけた。穏やかな目と雰囲気が、店の中を明るくしていた。「こんばんは! はじめまして」。そう言いながら、挨拶もそこそこにカウンターの彼の隣に座らせていただく。「やっとお会いできました。お会いしたかったです!」。

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travel

アーバンママの(どうでもいい)旅行の話「プノンペン~香港編 day6~day10」(写真・文:スナック・アーバンのママ)

カンボジアに来て6日目、2泊したカンポットからプノンペンに戻る日だ。カンポットにはカンボジアン・スペース・プロジェクトの創設メンバーでもあるジュリアン・ポールソンのカフェ「KAMA(KAMPOT ARTS & MUSIC ASSOCIATION)」がある。開店時間のタイミングが合わなくて行けなかったのだけど、ベジ&グルテンフリーにも対応している気持ちのよさそうなカフェ&ライブスペースでありつつ、いまそこで生まれているカンボジアン・メイドな音楽と文化を発信する拠点にもなっているそう。

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2019年12月11日 Vol.383

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 86『どこまでも続く森』たけしげみゆき(シカク店主)

森で過ごす時間の不思議な静けさが、なんだか好きだった。森というのは、木がたくさんある森ではなく、我が家から自転車で10分足らずの近所にあったお好み焼き屋さんの名前。どこにも店名が書いていなかったのに、存在を教えてくれた友人も常連さんも「森」と呼んでいたので、私も同じように呼んでいた。

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art

工房集の作家たち7 金子隆夫

埼玉県川口市の工房集につどう作家たちを紹介する連続企画、7回目となる今週は金子隆夫を紹介する。前回登場した横山涼さんの隣で机に向かっていた、あの男性が金子さんだ。金子さんは1976年生まれ、工房集の関連施設である川口太陽の家に所属している。工房集のギャラリーには小さな販売スペースがあって、作品やカタログが並んでいる。そのなかに『生きるための名言集。』と題されたハガキサイズの薄手の作品集があった。よく見ると「その1」から「その7」まで、もう7冊もつくられて、スタッフによると「どれもけっこう人気で、よく売れてるんですよ~」というのだった。

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lifestyle

SHANGHAI STYLE 当世上海住宅事情 case 2

上海市中心部をほぼ南北に流れる黄浦江を渡った対岸、昔は繊維関係の工場や倉庫が集まっていたエリアに、若い姉妹が住んでいた。1995年に建てられたという典型的な団地スタイルの2DKで、広さは55平米ほど。地下鉄の駅が徒歩10分ほど離れているのと(でもバス停は団地入口の真ん前)、エレベーターなしの6階という難点もあって、家賃は月に4,300元(約66,000円)と、かなり好条件。それまで高層マンションに住んでいたのを、ネットで見つけて即決、この1月に引っ越してきた。ほとんど家具がなかったので、テーブルや本棚などを少し買い足さなくてはならなかったのも、安さの理由かもしれないとのこと(ベッドだけは2部屋ともついていて、「でも妹のベッドのほうが大きいのよね~」と姉の愚痴)。

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art

アウトサイダー・キュレーター日記 vol.43 藤田孝士(写真・文:櫛野展正)

広島県福山市の北西部に位置する新市町。城田貞夫さんが経営する自作のカラクリ人形やエロオブジェが魅力のスナック「ジルバ」がある地域のため、僕にとっては頻繁に足を運ぶ場所のひとつになっている。そんな町に2019年10月、またひとつ魅力的なスポットが誕生した。スナック「ジルバ」からも程近いその場所は、テイッシュアート 喫茶「紙の城」という看板を掲げる喫茶店だ。扉を開けると、1000点以上のテッシュペーパーでつくられた多彩な作品群に思わず圧倒される。桜や城、松の盆栽など同じテーマで作品が量産され、ティッシュペーパーにこだわった執拗な創作に目眩すら感じてしまう。室内で新作の制作に取り組んでいたのが、この喫茶店の店主で、作者の藤田孝士さんだ。

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travel

アーバンママの(どうでもいい)旅行の話「プノンペン~香港編 day3~day6」(写真・文:スナック・アーバンのママ)

プノンペンにきて、3日目。今日は藤原さんに会いに行く日だ。まさか人生でもういちど藤原さんに会う日がくるとは思っていなかった。今回はTさんという、藤原さんの仲良しのおじさんが一緒に来てくれることになって、近くのカフェで待ち合わせをした。Tさんは1990年代の後半からプノンペンに住んでいるそうで、植物から作る糸の話とか、それで作る織物の話とか、フィリピンに移住しようとしているという話とか、なくなった愛猫の話とか、安物の香水みたいな異臭しかしない備え付けのベッドマットが1年たったら無臭になったから使っている話とか、地元の尼崎の話とか、いろいろな話をしてくれた。

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2019年12月04日 Vol.382

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 85『スナック・ストーン』石原もも子(芸術家)

1976年、今から43年前札幌から上京し大学を卒業した父は東京で働きはじめる。今でも当時の仕事について誇りに思い、情熱を注いでいたことが話す様子から伺える、本当に心底好きなことだったんだと。そんな仕事仲間に連れられて、24歳の父は四谷三丁目にあるスナック・ストーンを訪れた。そこから父の東京での青春がはじまるのだった。

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lifestyle

SHANGHAI STYLE 当世上海住宅事情 1

日本では狭い部屋、小さな家を「うさぎ小屋」と言うけれど、中国ではそれが「かたつむりの家」になるらしい。数年前に中国中を熱狂させたテレビドラマ『蝸居』(かたつむりの家)には、中国大都市の住宅事情をめぐる庶民の涙ぐましい努力や葛藤や羨望や絶望が全部入りで、あまりのリアルさに突如打ち切りになってしまったのだという。オリジナル版からほぼ25年経って、なぜか今年の春に中国語版と台湾版の『TOKYO STYLE』が発売になった。「なぜいまになって?」という疑問というか当惑も感じつつ、ありがたいので喜んでいたら、中国版の出版社から「上海ブックフェアがあるので、その時期にあわせてトークイベントをやりませんか」とお誘いいただいた。提案されたトークの場所は巨大なMUJI(無印良品)上海旗艦店内イベントスペース、それにMIX PLACEという、ひとつの敷地にショップやレストランなどの機能を持った店舗がそれぞれ3階建てくらいの小ぶりな建物で集められたトレンディなスポットにある書店の2ヶ所。もちろん喜んで受けて日程などやり取りしているうちに、「どうせ来てもらえるなら、上海の部屋も撮影しませんか」という話になった。

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travel

日本性祭紀行6 徳島県牟岐市の姫神祭り(写真・文:深沢佳那子)

男根祭りというとまず思い浮かべるのは神奈川県川崎市の「かなまら祭り」のように大きなご神体を担ぐような祭りではないだろうか。実はああいった大きな男根を担いだり引いたりする祭りというのは、その多くが高度経済成長期以降に始まった観光客向けの祭りである。もちろんその背景には昔から行われてきた性器崇拝という信仰があるものの、大きな「ご神体」は近年作られ祀られるようになったものであることが多い。そんな観光客向けの性器崇拝祭りのひとつである姫神祭りは、徳島県牟岐市で毎年7月最終日曜日に開催される祭りだ。この祭りは昭和43年(1968年)から始まったもので、約3メートルもの高さの直立した男根を「シンボル」として船に乗せ、海上パレードを行うといった特徴を持つ。

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travel

ディープ・コリアふたたび25 慶州~蔚山(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)

仏具屋を探せ。慶州2日目の我々のミッションのひとつがそれだった。仏心歌謡をさらに探りたいという一心だ。駅に戻る途中で一軒発見。若い女性が店番をしている。入っていくと、尼僧が一人いた。前日の老夫婦の店よりも店の奥が広く、品物も多い。それでいて小ざっぱり感がある。古いカセットはほとんどなく、CDが多めにある。風景や植物の写真をジャケットにした作品が多い。いわゆるヒーリング系とおぼしきものが多々見うけられる。あるいはニューエイジ系のものとか。仏心を伝えようとする若者デュオとかアイドル然としたジャケのものもある。若手の仏心ものである。僧でない人たちの作品もこうして仏具と一緒に売られている。あきらかにニューエイジ・ミュージック系のものも少なくない。この店には仏心はあるが、“歌謡”がなかった。むしろこのような“仏心ミュージック”のほうが現状主流というか裾野をひろげているものと考えられる。

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travel

アーバンママの(どうでもいい)旅行の話「プノンペン~香港編 day1&day2」(写真・文:スナック・アーバンのママ)

友人で脚本家の向井くんがひとつ大きな仕事が終わるというので、どこか旅行でも行くかねという話になった。疲れ気味のわたしたちは、なんとなく温かい国でダラダラしたいという気持ちが強く、ああ、そうだ、あるじゃん、ちょうどいいところがということで、10日ほど休みをとってプノンペンに行くことにした。わたしは1年と少しぶりで、向井くんは初めてのプノンペンだ。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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