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2023年11月22日 Vol.574

book

俺たちのブックフェア PABF出展者情報!

お伝えしてきたように、今週末の25、26日PABF=プアマンズ・アートブックフェアを開催します! 同日開催の東京アートブックフェアと較べてみれば、吹けば飛ぶよな弱小イベントですが、しかし!こういう手づくりブックフェアがいろんな場所で、いろんな時期にたくさん立ち上がるほうが、巨大フェアに集約されるより健全なのかも・・・・・・と信じているので、よかったら遊びに来ていただきたいし、同じようなフェアをやりたいな~と思ってる人たちの参考にしてもらえたら、それもうれしいです!

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movie

はぐれAV劇場 35『みやびやかなあげまん』 (文:大須蔵人)

現場の大変さをありありと見せつけてくれる作品が、今回紹介する『みやびやかなあげまん』だ。1990年にダイヤモンド映像からリリースされたこの作品の主演は公称1107(イイオンナ)ミリメートルのGカップで巨乳ブームの火付け役となった松坂季実子。この連載でも以前(第10回『ふるさと創性論 季実子の玉おこし』)紹介した伝説級の人気女優だ。 そして本作の監督は大村文武。若い読者はまずご存知ないとは思うが、「月光仮面」の主演として知られ、昭和の時代に多くの映画・テレビ作品に出演した俳優だ。

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art

暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく  12 お局さま (画・文:新開のり子)

都内の会社に入りました。 昼休憩になると、同じ部署の先輩が私を探しにきます。 「急いで急いで」と言って私の腕を引っ張り、下の階に連れていきます。 私は、バタバタと靴の音をたて、先輩は、ハイヒールの音をカツカツ鳴らしながら階段を走ります。 一階に着くと、女子が12名ほど並んで立っています。 お昼だというのに何事でしょうか。 周りを見渡すと、男性社員は一人残らず、外へ出て行ってしまいました。 集合したあと、着席と言われ、席に着くのですが、そこは男性社員の席です。 机がずらりと並んでいます。 その席でこれからお昼を食べる毎日が続きました。 お弁当を注文することもあり、自分勝手な行動はとれません。 窓近くの大きな机には、お局様とその隣には、お局様のお気に入りが座っています。

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travel

地の橋、人の橋 ――イラン定住旅行記  06「最も深い夜を明るく照らすペルシャの儀式」 | 写真・文:ERIKO(定住旅行家・モデル)

古い歴史を持つイランには、イスラム国家となるはるか前からイスラムとは無縁の行事や儀式がある。長いペルシャの歴史をみれば容易に想像できるはずなのに、近年のイスラム国家という強烈なイメージがそれをかすめてしまう。 現在のイランでも昔からの慣わしは大事なものとして継承されていて、むしろイスラム教の催事よりも重要視されているのは意外なことの一つだった。3月21日の春分の日に行われるノールーズ(正月)と、12月22日に行われるヤールデー(冬至)は特に盛大に祝われる。双方ともゾロアスター教の流れを汲んだ儀式である。

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lifestyle

シブメグの人生小劇場 32  マジックアワー (写真・文:シブヤメグミ)

一分一秒でも長く、咲いていて欲しかった花が枯れた。 新宿五丁目東の交差点に、一輪だけ彼岸花。 私は新宿に10年以上住んでいるのに、こんなところに彼岸花が咲くことを知らなかった。 あの夜はひどく酔っ払っていた。 何をどう飲んだか思い出せない。 途中から、これ全部アルコールだろ、じゃあどうでもいいだろ、なんてホザきながら飲んでいた記憶だけがぼんやりある。 乾いた喉をなんとかしたくて、コンビニでアイスを買った。 大好きなホワイトサワー味のパピコ。通称白パピ。 でもなー、2本食べるテンションじゃないんだよなー。 買った白パピを眺めながら、角海老ビルの横断歩道の信号を待ってた。 とりあえず1本食べはじめる。 いつもの味が喉を通り過ぎて安心してたら、信号が青になった。 松屋がまだ開いてる。 カレーをキメるのはやんちゃ過ぎるよなーって考えていたら、熱烈に何かを見つめているホームレスのおじさんに気がついた。

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art

妄想芸術劇場 21 西田ひろし

2000年代に入ってからの新世代投稿者のひとり、西田ひろし。投稿作品の数こそ少ないが、非常に特徴的な画風で気になっていたアーティストのひとりだった。画のテーマというか、設定のシュールさ、ギャグっぽさも入れ込まれ、しかもタッチがときとしてかなり絵画的。そのアンバランスさが奇妙な魅力を醸し出している。 しかもこの西田ひろしは多くの場合、官製葉書の裏にこんな画を直接描いて、編集部にそのまま送ってくるのだから気合いが入っているというか、男らしいというか・・・・・・。

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2023年11月15日 Vol.573

travel

もうひとつのウズベキスタン 5  ウズベキスタン快適旅行案内 vol.3 (文:アーバンのママ)

3週に渡ってお届けするウズベキスタン旅行案内も今回が最終回。おまたせしました、最後はウズベク美味いものガイド(すこしソウルの思い出もあり)です、わーい。 さて本文に入る前に、まずはウズベキスタンの食べ物事情から。 ウズベキスタンは前も書いたとおり二重内陸国になるので肉料理が中心。また全人口の95%以上がムスリムという宗教的背景から豚は食べず、その中心は羊と牛で鶏はすこし高級品だそう。 ただしイスラム圏といってもなぜかアルコールはOK。

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travel

ウズベキスタン自動車ショー歌

20代後半から30代にかけての数年間、ちょっと目にはソ連(当時の)製の官用車に見えなくもない三菱デボネアに乗っていた。これまで何台か乗り継いだ中で、いまだにあれがいちばん好きなクルマなので、ロシアはもちろん元共産圏の国でソ連時代の旧車が走ってるのを見ているだけでうれしくなってしまう。ウズベキスタンでもソ連時代の代表的な大衆車ラーダ(ジグリとも呼ばれる)がまだまだ現役で、いい状態のを見つけるとつい写真を撮ってみたり。欲しいな~。

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travel

スリープウォーキング・チャイナ 04  お盆フェスの聖と俗(後編)──施餓鬼から乳首ペロペロまで | 写真・文:無常くん(副書記)

旧暦7月15日は、年に一度のお盆の日。まだ前夜祭というのに、このエネルギー。夜が深まるほどに、熱狂は高まっていく。いったい何時まで続くのだろう。旅の疲れもあって大味な見世物に胃もたれを感じ始めたわたしは、やや後ろ髪を引かれながら早めに宿へと戻ることを決めたのだった。深夜におっぱじまる、ある極秘演目を見逃したことも知らずに……(その事実に気づくのは本祭の夜!)。

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art

暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく  11 ファミレス (画・文:新開のり子)

土日は、特に繁盛するファミリーレストランでのお仕事です。 家からは、遠く離れた場所です。 20代になり、特に人に会うのが恥ずかしいころでした。 空いた時間にアルバイトをする為に求人誌を見て探します。 ファミリーレストランのホールスタッフ・洗い場スタッフ募集を見つけました。 家からは、電車とバスを使い1時間くらいの場所を選びます。 面接に行き、洗い場希望と伝えると、ホールスタッフの方が人員不足なのでお願いしますと言われ、せっかく働かしてもらえるならと、決めることにしました。

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lifestyle

シブメグの人生小劇場 31  あなたに優しいパンク (写真・文:シブヤメグミ)

先週号の編集後記で紹介した山ぐるみの展覧会。いま御徒町mograg galleryで開催中ですが、先週土曜日に開催した山ぐるみ、沖冲と僕でのトークにシブヤメグミさんが来てくれて、その内容を一晩でまとめてくれました! 会場に来れなかったかたに読んでいただけたらうれしいです。展覧会は26日まで!

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photography

ニュー・シャッター・パラダイス 56  理想のリュック (写真・文:オカダキサラ)

「首がヘルニアになりかけているかもしれない」 整体師さんからそういわれ、驚くよりも先に「そうか、その時がついに…」と納得してしまいました。 一眼レフカメラを首にぶら下げ続けたツケが回ってきたのです。 去年の今頃のことでした。 当時は首が痛くて仕事にも支障をきたすようになり、首から引っ掛ける以外に何か方法はないかといろいろ試しました。 結果、リュックのショルダーストラップについているDカンに引っかけるカメラストラップを付けることで落ち着きました。首にかかっていた負担を肩や背中に分散させる仕組みです。ずいぶん楽になりました。 その代わりに出かける際の必需品にリュックが加わることになりました。

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art

妄想芸術劇場 20  ショーボート

この連載で取り上げたイラスト職人はベテラン勢が多かったが、今週紹介する「ショーボート」は、2000年代になってからニャン2に投稿を開始した新世代である。 作品はすべて葉書サイズ。それも、人物を別の紙に描いたものを切り抜いて葉書サイズの背景に貼りつけ、さらに全体をパウチッコするという念の入りよう。人物が浮き上がり、ピカピカのレリーフのようになって送られてくる作品は、そのたたずまいからしてポップだ。

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2023年11月08日 Vol.572

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もうひとつのウズベキスタン 4  ウズベキスタン快適旅行案内 vol.2 (文:アーバンのママ)

皆さん、サラーム(ウズベキスタン語でHello!)。 先週に続き、今週もウズベキスタンの旅行案内をお届けします。 さて先週はタシケントに到着してバザール巡りをしていましたが、急に今度はウズベキスタン第二の都市・サマルカンドに向かいます。 2000年以上の歴史を持つサマルカンドは中央アジア最古の都市とも呼ばれていて、シルクロード全盛期の中間地点としてめっちゃ繁栄した場所です(そのあとモンゴル軍の侵攻で廃墟と化してしまう悲しい歴史もあり)。

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レバノンの青い空の下、カラシニコフのリズムに乗って街は踊る 後編 | 写真・画・文:アツコ・バルー(画家、サラヴァ・レーベル代表、元ギャラリー店主)

前回お話ししたのは私と彫刻の友人スヘルがせっかく1年かけて用意した二人展を直前でキャンセルしたという話だった。主催者が約束を平気で破ったことに対する抗議行動として展覧会を拒否したのだった。しかしせっかく描き溜めてきた作品を見せないのはなんとも悔しい。かといって自腹で会場を借りるというのも納得が行かない。そこで私は名案を思い付いた。スヘルのアトリエはベイルートの中心から遠くないし大きさも200平米ほどある。そこでオープンスタジオをやっちまおう、と考えたのだ。しかし今のところ、彼が50年間のイギリス生活で作り溜めた作品が、木箱に入って3年前に国に戻った時に運送会社が置いていったままである。その上に埃が積もり、かなり陰気な状態。少しだけ残された空間ではセメントの袋やら拾ってきた木材やらで足の踏み場もない。かろうじて私が絵を描く台だけ作ってもらっていた。この際に大掃除したらどうか、一石二鳥である。

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art

暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく  10 食事会 (画・文:新開のり子)

保育園を卒業してから10年が経ち、食事会が開かれました。 保育園時代のメンバーとの懐かしい食事会です。 親子で参加しました。 当日は、ホテルで行われました。 豪華なロビーを通り抜け、エレベーターに乗ると高速でどんどん上へ。 耳がキューとなると、まもなく高層階に到着し、扉が開きます。 広い窓からの景色に思わず「わーきれいー」と声が出てしまいました。 母と会場に入ると大人と子供は、分かれて座ることになりました。

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妄想ホテル room:032  エロコンプレックス ~エロ業界の力士にぶつかりげいこを挑んだ話 (写真・文:フクサコアヤコ)

秋も深まってきた10月。 今年もまた金木犀の香りが漂う街角でふと、わけもわからぬ不安に立ちすくむ季節がやってきた。 毎年この季節になると、今自分の立っている場所が分からなくなるというか、自分という存在のちっぽけさに動けなくなってしまうことがある。 しかし安心してほしい、これは定期的に訪れるスランプめいたものである。いや実際にはスランプですらない。スランプとは日ごろインプットもアウトプットも精一杯がんばっている人のみに許される言葉である。

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妄想芸術劇場 19  リッキー

ベテランのニャン2ファンにはおなじみの投稿者だったリッキー。彼の絵を見るたびに「このひと、いったいいくつなんだろう」と思わずにいられない。いま手元にあるもっとも古い作品の消印は昭和62年! ニャン2創刊前の『熱烈投稿』時代にさかのぼる。そうとう年季が入った投稿職人であることはまちがいないだろう。

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2023年11月01日 Vol.571

book

俺たちのブックフェア PABF開催!

今年も東京アートブックフェアが近づいてきました。楽しみだけど、あんなに混んでるとちょっと・・・・・・と思ってるひともいますよねえ。出展料も高額だし、抽選だし!もちろんロードサイダーズ・ウィークリーは参加しません(笑)。 2019年7月にPABFという小さなブックフェアを自前で開催したのを、覚えていらっしゃるでしょうか。東京アートブックフェア(TABF)の出展料金が高額すぎて応募を諦めたひと、応募したけれど落選してしまったひとが周囲にずいぶんいることがわかって、ブックフェア会期中の7月14、15日の2日間、会場の東京現代美術館近くのイベントスペースを借りて、ちっちゃな手づくりブックフェアを開いてみようかと思い立ったのでした。

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travel

レバノンの青い空の下、カラシニコフのリズムに乗って街は踊る 前編 | 写真・画・文:アツコ・バルー(画家、サラヴァ・レーベル代表、元ギャラリー店主)

2023年9月17日、4度目のレバノン滞在がはじまった。ところが丁度1ヶ月過ぎたところで、ガザでハマスが突然の突撃をおっ始めた。対するイスラエルの爆撃。日を追うごとに悪夢がどす黒くなってきた。8日間様子を見ていたが結局10月15日にパリに引き上げた。これはその間に起こったこと感じた事をつらつらと書き、描いたもの。戦争と関係ないことも書いてあります。私は政治の専門家ではないので、レバノンで感じたこと見聞きしたことだけを綴りました。旅日記のようなものです。

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travel

もうひとつのウズベキスタン3  ウズベキスタン快適旅行案内 vol.1 (文:アーバンのママ)

この夏、本当はイギリスに行こうと思っていた。ロンドンで車を借りて北にむかってひた走る夢の旅行、あーんコレしかないでしょと思って航空券をチェックしたら直前なのも相まって往復50万?! 夢が秒で夢で終わる瞬間・・・・・・涙。 気持ちを入れ替え予算内で行ける場所を地図で探してみると、急に浮上したのが、はい、ウズベキスタンです。個人的にはソウル・中央アジア村のルーツに思いを馳せていたこともあって、これしかないと速攻で航空券をおさえた。なにせ初めてのウズベキスタン、通貨も移動方法も言葉もゼロからのスタート、ヤダ、これは楽しみが・・・・・・すぎる!

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nobunobuと歩く東京ビル遺産 14  都心駅前のシブいビルがサラ金タワー化しがちなことに関する一考察 (写真・文:鈴木伸子)

昨年、新書大賞を受賞した本に『サラ金の歴史』(中公新書)という本がありました。東大大学院経済学研究科准教授の先生が書いた本で、書店で一目見てなんだかおもしろそうと読み始め、そのテーマと資料へのアプローチ、新聞や雑誌の記事からの引用などは、まるで高度経済成長期の一般的な日本人の生活と人生がドラマか映画になったような内容で、新書にしては結構厚い本なのにあっという間に読み終えてしまいました。 実際、「犬が歩けば棒に当たる」というほど、街を歩くとサラ金の看板が目につくもので、様々な理由で今まさに手元に現ナマが必要な人がこの世に溢れていることを実感します。

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art

暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく  09 可愛い制服 (画・文:新開のり子)

10代の頃、学校の休みに出来るアルバイトを探していたところ、制服がとても可愛いアイスクリーム屋さんの応募を見つけました。 早速、面接に行くことになりました。 知り合いに見られたら恥ずかしいので、家から遠くて不便なところを選びました。 面接へは、電車で45分、徒歩で30分です。ようやく辿り着きました。 店内は、パステルカラーの模様でピンクと白の可愛い制服を来た女性スタッフが見えます。可愛い制服、絶対に着たい!面接に受かりたい!と強く思いました。

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photography

ニュー・シャッター・パラダイス 55  魅惑の赤い傘 (写真・文:オカダキサラ)

街を歩いていると、同業者に遭遇することがよくあります。 彼らを見つけると、できるだけ無防備そうな雰囲気を装って、あえて撮影射程距離を横切るようにするのですが、私が写ったスナップショットをSNS上で見かけたことはありません (もしかして私が見逃しているだけかもしれませんが) 。 「撮ってもいいのよ」という上から目線とも捉えられかねない態度が、彼らの撮影意欲を削いでしまっているのでしょうか・・・・・・。 そのことを話のネタにしたこともあります。ある出版社の方から、こんなアドバイスをもらいました。

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art

妄想芸術劇場 18  五月セブン

今週ご紹介するのは「五月セブン」・・よく見ると不思議な名前だ。1997年に初登場した五月セブンは、長くコンスタントな投稿を続けたベテランである。その画風は一見、淡いタッチでありながら、内容のほうはなかなかハード。しかもしばしば画中に書き入れられる文章が、またユーモラス。見れば見るほど年齢不詳な感覚に惑わされるようだ。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)

ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。

旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。

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ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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