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2017年06月28日 Vol.265

art

かずおさんのこと

名古屋駅から近鉄に乗って約1時間、三重県の津駅に降り立つと、改札口でふたりが待っていてくれた。不思議な女性の絵ばかり描いているひと、と聞いて会ってみたくなった「かずお」さんと、彼を紹介してくれた画家の倉岡雅(くらおか・まさし)さんだった。とりあえず駅前の喫茶店に入って、テーブルいっぱいに画用紙を広げながら、かずおさんが次々に見せてくれる絵・・・それらは激しい色遣いで描かれた女性たちが、激しい色彩の背景に浮かんで、サイケデリックなトリップ感を放射しながら、同時に一種病的な圧迫感も漂わせる。それが目の前で微笑みながらコーヒーを啜っている無口な本人の印象となかなかフィットしなくて、僕にかずおさんのことをもっと知りたくさせるのだった。

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travel

新連載! フランスわき道より道 見聞録 01 パリでバードウォッチング(写真・文:中山亜弓)

「ZINE」なんて言葉ができるずっと前から、日本のアンダーグラウンド/自費出版を支えてきた中野ブロードウェイのタコシェ。その創設者のひとりであり、現在も店長をつとめる中山亜弓さんは、実は大のフランス通。それも母国ですらあまり知られていない若手作家や、パリ以外の地方で活動するアーティストたちを発掘し、同時に日本の若手作家をフランスでデビューさせるお手伝いをしたりと、フランスと日本の「アングラ架け橋」として長く活躍してきた。その中山さんが、連続テロに襲われて不幸な状況にあるフランスを「いまこそ行かないと!」と応援する不定期新連載。これからいろんな場所と、いろんな人間を僕らに教えてくれます。で、その第1回は、なんとパリの街なかで楽しむバードウォッチング!

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Back in the ROADSIDE USA 39 O.K. Corral, Tombstone, AZ

砂漠、それとも西部劇? アリゾナという単語から、どんなイメージがふくらむだろうか。西はカリフォルニア、東はニューメキシコと州境を接し、南に行けばすぐメキシコ、北東部にはネヴァダとの州境を越えてラスヴェガスがあり、北部にはグランドキャニオンというアメリカ随一の観光名所を擁する、しかしなんとなく印象の薄い州がアリゾナである。西部劇の舞台として名高いトゥーソンやトゥームストーンがあるように、アリゾナは西部開拓時代の、いわば晴れ舞台であった。カウボーイがいて、酒場があって、着飾った売春婦がいて、撃ち合いがあって・・アメリカ人にとってもアリゾナは、ドラマとノスタルジーに彩られた特別な土地だ。西部劇でおなじみの『OK牧場の決闘』も、アリゾナにはちゃんと実在する。それもトゥームストーン=墓石、という名前を冠した町に。

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movie

はぐれAV劇場 19 バクシーシ山下監督『ラブ・ドール~高級ダッチワイフが女優になっちゃいました~』(文:大須蔵人)

本メルマガでは、もうお馴染みのラブドール。渋谷のアツコバルーで開催されたオリエント工業40周年記念「今と昔の愛人形」展が大きな話題となり、入場規制がかかるほどの盛況ぶりで、会場外には入場待ちの人々が長蛇の列を作っていたのも記憶に新しい。こんなに多くの人々の関心を引くとは誰が予想していたかと驚くばかりだが、それはラブドールが従来の「高級ダッチワイフ」というイメージを超えて、精巧で美しいオブジェ、つまり美的鑑賞の対象として認知されたことを意味しているのだろう。

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2017年06月21日 Vol.264

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気まぐれドライブ・タイランド 3 ナコンパトムの酔狂博物館めぐり

先週紹介したワット・サンプランがあるナコンパトムは、バンコク市内からクルマで1時間ほど、西隣の県になる。タイの伝統文化を観賞するローズガーデンや、ゾウのショーで知られるサンプラン動物園など、団体観光系のスポットが集り、ロウ人形館『ヒューマン・イメジャリー・ミュージアム』、タイの「昭和なつかし館」的な『ハウス・オヴ・ミュージアムス』、『ナショナル・フィルム・アーカイヴ』などがある、見所多いエリアであることも書いた。今週お連れしたいのはそのナコンパトムの、クルマでないとなかなか行きにくい、観光スポットとしてもあまり知られていない、2か所の「酔狂系」(笑)個人ミュージアムであります。『ウッドランド』はその名のとおり、樹木を素材としたさまざまな工芸品を展示する施設・・・というと、よくありがちに聞こえるが、こちらはとにかくその物量とスケールが桁違い。なんでこんなところに?と首を傾げざるを得ない田舎に、ミュージアムとホテルから成る巨大なリゾート施設『ウッドランド・ムアンマイ』として2015年にオープンしたばかり。

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ディープ・コリアふたたび 05 大田~博多(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)

老人ディスコは大韓全土にあり、雑居ビルやバス・ターミナル周辺などで、地域老人壮年男女の憩いや発展の場となっている。しかしそこに身を置き続けるには、老人たちと同様の、負の同調性というようなものを身につけていなければならない。それを道々痛感しながら我々はかつての大田万博会場へと向かった。そこは現在巨大な公園になっている。モニュメントである宇宙的な尖塔はそのまま立っている。人が大量に行きかっていた塔周辺の地には、ただ風が吹いているだけだった。そして誰もいなくなった。万国博覧会の、そこはただひたすらその跡地でしかなかった。広く誰もいない公園には、いくつかの建物が遺されていた。コンベンション・センターのようなもの、国際交流で国が得た品々を展示している(宝物殿というか見本市というか)建物、体育館のような建物その他が大きな駐車場とともにあった。

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心のアート展2017

2015年秋に『詩にいたる病――平川病院と東京足立病院の作家たち』と題したシリーズを掲載した。東京八王子の精神科病院・平川病院と、足立区竹塚の東京足立病院で開かれている〈造形教室〉から生まれた作家たちを紹介する短期集中連載だったが、その〈造形教室〉の作家たちと知り合うきっかけになったのが、『心のアート展』という大きなグループ展だった。東京都内の精神科病院で構成される一般社団法人東京精神科病院協会(東精協)が主催する、協会員65病院に入院・通院している、あるいはしてきた患者による公募展。今月末からその第6回となる『心のアート展 「臨“生”芸術宣言! ~生に向き合うことから~」』が池袋で開催される。今回は29施設462作品の応募から選ばれた243点が展示されるという。広く知られてはいないが、アウトサイダー/アールブリュットの領域で、『心のアート展』は東京で最大規模の公募展なのだ。

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案山子X 37:山田の里かかし祭り(鹿児島)(写真・文 ai7n)

こんにちは。ai7n(アイン)です。今回は鹿児島県姶良市の山田の里かかし祭りを紹介します。姶良市は鹿児島県の中心に位置しており、鹿児島市と隣接しベッドタウンとして発展しています。JR姶良駅から10キロ程の場所にある姶良市下名周辺の山田地区では毎年9月にかかし祭りが開催されており、2015年に22回目を迎えました。山田の里かかし祭りは平成6年にスタートしました。当時の局長さんが、童謡「案山子」の「山田の中の 一本足の案山子」という歌詞から発想を得て、町の過疎が進行して人口が減っていく中かかしを作って人口を増やしてみようと思い立ったのが始まりです。かかし祭りは地域の交流の場であり、町の活性化をはかり外部から多くの人に来てほしいという気持が込められています。

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Back in the ROADSIDE USA 38 Cadillac Ranch, Amarillo, TX

おそらくテキサスでいちばん有名な観光名所である『キャデラック・ランチ』は、かつてのルート66に並行して走るインターステート・ハイウェイ40号線の脇に、西を向いて陽を浴びている。地元の億万長者であり、現代美術のパトロンとしても名高いスタンリー・マーシュ3世が、サンフランシスコのアーティスト・グループ、アント・ファームをアマリロに招いたのが1974年のこと。所有する広大な麦畑を見せたところ、「風にそよぐ麦穂を見ているうちに、まずフィン(ひれ)が思い浮かんだ。たなびく麦の海にジャンプするイルカのひれを。それから自動車のフィンに連想が広がった」。

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2017年06月14日 Vol.263

photography

異郷のモダニズム――満州写真展に寄せて

この3月に『アドルフ・ヴェルフリ 二萬五千頁の王国』展記念トークをやらせてもらった名古屋市美術館で、いま『異郷のモダニズム―満州写真全史―』という珍しい展覧会が開催中だ(6月25日まで)。会期末近くになってしまったけれど、これだけまとまった規模のコレクションはなかなか見られないと思うので急いで紹介させていただきたい。ご存じのとおり「満州」とは20世紀初めの日露戦争終結から、第二次世界大戦で日本が敗戦するまでの期間、中国東北部に存在した国家・・・であり幻の国家でもある。

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気まぐれドライブ・タイランド 2 ナコンパトムの龍城地獄

バンコク市内からクルマで1時間ほどの郊外ナコンパトムは、タイの伝統文化を観賞するローズガーデンや、ゾウのショーで知られるサンプラン動物園など、団体観光系のスポットが集まるエリアだ。バンコクからほぼ真西の隣県であり、インドシナ半島のうちで、インドからの僧によって最初に仏教がもたらされた伝来の地であるそうで、市内中心部には全高120.45メートルという世界一高い仏塔プラ・パトム・チェディがあったり、それほど知られていないが珍スポット系では重要なロウ人形館『ヒューマン・イメジャリー・ミュージアム』、タイの「昭和なつかし館」的な『ハウス・オヴ・ミュージアムス』、それに国立のフィルムセンターである『ナショナル・フィルム・アーカイヴ』などは本メルマガでも2012年3月28日号でまとめて紹介した。先週紹介したワット・スラ・ロン・ウアがあるカンチャナブリとバンコクのあいだに挟まれたナコンパトムには、珍寺ファンに広く知られた『ワット・サンプラン(Wat Samphran)』がある。多くのブログや佐藤健寿さんの『奇界遺産』でも取り上げているので、すでに訪れたかたもいらっしゃるのではないか。

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絶滅サイト 17「バッタもん」~「悪徳商法」(文:ハマザキカク)

ボディビルと怪事件とCGのサイト『ラウンジピュア』(1996年~2011年 運営期間15年 放置期間6年)ここまで無関係な内容が1つにまとめられた混沌とした個人サイトは珍しい。サイトトップページの右上に漫画調の女性ボディービルダーの絵が掲げられている。メインコンテンツとされるのが「ボディビルとフィットネス」で「ボディビル選手権大会・結果レポート」などのコンテンツが設けられている。第二のコンテンツが「事件・ミステリー」。筆者がこのサイトを知った切っ掛けもこの中のコンテンツにある「世界の怪事件・怪人物」だった。「異星人に誘拐され、身体を検査されたヒル夫妻」「隕石の中から出てきた異星人のミイラ」などのトンデモ話の中に「「八つ墓村」のモデルともなった、津山33人殺傷事件」「大韓航空機をソ連戦闘機が撃墜」など歴史上の事実も混在しているのでどうしてもこういったサイトも検索すると出てきてしまうのである。そして第三のコンテンツが「コンピュータグラフィック」。サイト運営者は1063年生まれの吉田浩貴氏である。

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Back in the ROADSIDE USA 37 Museum of Funeral History, Houston, TX

テキサス州ヒューストンのダウンタウンから北に20数キロ、国際空港を過ぎた少し先の新興住宅地に立派な建物を構えるのが『ナショナル・ミュージアム・オヴ・フューネラル・ヒストリー』。葬儀に携わる人材を育成する学校が運営する、おそらくアメリカ随一の葬儀博物館だ。広々とした館内には開拓時代から現代に至るまでの、アメリカ文化における死の受容のありかたをめぐる、非常に興味深い展示が常設されている。馬が引いていたころから、アラスカで使われていたソリ、会葬者が棺といっしょに乗れるバスなど、さまざまなスタイルの霊柩車(日本のもちゃんとある)。

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福田尚代『海のプロセス――言葉をめぐる地図』

本メルマガ2015年5月20日号『銀河の中に仮名の歓喜』で紹介した、現代美術作家であり驚異の回文作家でもある福田尚代さん。いま、上野の東京都美術館で開催中のグループ展『海のプロセス――言葉をめぐる地』に、4人のアーティストのひとりとして参加しています。『エンドロール』と名づけられたその作品。ずっと以前に都美術館で使われていたという木枠の古風なショーケースを覗き込んでみると、内部には幾層にも重なる、極小の点が打たれた紙が。福田さんによればそれらは、亡くなってしまった大切なひとたちの手紙やメール、日誌などに記された言葉を書き写していったものだそう。

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『BABU展覧会 愛』、無事開幕!

先週告知した新宿ビームスギャラリーでの『BABU展覧会 愛』、先週金曜日に無事開幕、日曜日には僕とのトークもあり、おかげさまで満員の盛況でした。本メルマガ読者ならとうにおなじみでしょうが、BABUは北九州小倉をベースに活動するストリートアーティスト/スケーター/彫り師。東京ではスケーター仲間など、一部のひとにしか知られていないのではと思いましたが、展覧会場は終始たくさんのお客さんで賑わい、うれしい驚きでした。BEAMSという東京有数のお洒落スポットに、こんなキナ臭い空間ができてしまったというのが、なんたって最高ですよね。

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2017年06月07日 Vol.262

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気まぐれドライブ・タイランド 1 カンチャナブリで現在進行形の地獄に墜ちる

タイのお寺の「地獄庭園」にハマったのはいまからちょうど10年ほど前だった。バンコクにアパートも借りて、東京から4x5の大判カメラとフィルムを持ち込んで、3年間ほどタイの田舎を走り回っていた。その埃っぽく楽しい旅で見つけた10数カ所の地獄庭園は、2010年に『HELL 地獄の歩き方・タイランド編』(洋泉社刊)という本にまとまって、それからもテレビ番組の取材などで幾度か「大物」地獄庭園を再訪することはあったけれど、自分のなかでは一区切りついた気分だった。このあいだのゴールデンウィークに久しぶりにタイに行くことになって、バンコクから近い田舎で何日か過ごそうと思い調べてみたら、まだ行ったことのない「珍寺」がいくつもあった。

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ディープ・コリアふたたび 04 木浦~大田(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)

カセットテープは、もちろんメインの売りだなにはもうない。木浦の商店街ではなく市場のはずれの電気製品とその他を商う小さな店のその中のすみっこに売れ残りとして数本があった。そこではいわゆるポンチャック・ディスコやメドレー歌謡(トロット)のたぐいはCD(ほとんどが2枚組)とDVDで売られていた。どこの街でも全般的にCD屋(旧レコード屋)がそもそもほとんど見当たらない。かつて買っていた店のあたりを探しても消えていた。釜山では、洋楽も扱っている比較的大きめの一軒に行き当たったのみで、あとはポンチャックの屋台が一つ、チャガルチ市場近くにでてたくらい。地方商店街には一軒や二軒あったものだがそれもない。光州には新しい大型書店の一隅にCD売り場があったのみ。木浦も駅近くにあった店など跡かたもなく、その市場の店しか見なかった。CDは売れない、というけれど、たしかにそうだし、日本だって、チェーン店以外で新譜を商う独立したCDレコード屋は数えるほどしかない。

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アウトサイダー・キュレーター日記 30 井脇満敏(写真・文:櫛野展正)

宮崎駅から電車に揺られること1時間。緑と清流と温泉の町、宮崎県日南市北郷町にやってきた。無人駅となっている北郷駅から5分程歩いたところに、魚やモアイ像、二宮金次郎像などのイラストが外壁に描かれた家がある。中を覗くと、雑多な品が並ぶ庭先に2体の人型のオブジェが見えた。「これは僕の両親がモデルでね、チェーンソーでつくったものなの」と中から声をかけてきたのが、作者の井脇満敏さんだ。井脇さんの車に乗って、しばらく県道33号線を走っていると道沿いの切り開いた斜面に並ぶ無数の作品群が目に飛び込んでくる。着物姿の女性や動物に富士山、そして作業する人の姿まで…これら全て井脇さんが木を切り倒しチェーンソーで加工した作品で、「井脇アート」と命名している。

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Back in the ROADSIDE USA 36 Big Easel, Goodland, KS

ヴィンセント・ヴァン・ゴッホがアルルで7枚の『ひまわり』を描いたのは1888年から1889年のこと。そのうち1枚は第2次大戦の芦屋市大空襲で焼けてしまったが、現存する6枚のうち1枚が西新宿の損保ジャパン東郷青児美術館にあることはよく知られている……が、画面が約10×7mという巨大な『ひまわり』がカンザス州にあることは、あまり知られていない。カナダ生まれのアーティスト、キャメロン・クロス(Cameron Cross)が「ビッグ・イーゼル」と呼ばれるシリーズの制作を始めたのは1998年のこと。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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