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2017年12月27日 Vol.289
travel
動物王国の「時間よ止まれ!」
薄暗い研究室の棚に並ぶホルマリン漬けの生きものや骨格標本・・・というのがかつての生物学のイメージだったかもしれないが、21世紀のいまはバイオテクノロジーの時代。19世紀的な博物学の香気はもはや過去の遺物となって久しい。各地の大学や病院では時代遅れになった標本類の処分に困って、廃棄処分されてしまうこともあるという。そうした標本類を引き取って展示している博物館があると聞いて、さっそく足を運んでみた。グラント博物館――正式名称をThe Grant Museum of Zoology and Comparative Anatomy=グラント動物学・比較解剖学博物館という、ロンドン大学に付属する研究施設である。
food & drink
Neverland Diner 二度と行けないあの店で 04『もう二度と味わえない、思い出の「1セット」』パリッコ(ライター)
「酒場ライター」なんて肩書きで、お酒や酒場についての原稿を書いて生活させてもらえるようになった現在の状況、そうなるまで、目指したことも、考えたことも、一度もありませんでした。全てはなりゆき。が、酒を飲むことが人一倍好きだという自負は、酒の味と楽しさを覚えて以来全く変わりません。一風変わった音楽を作ったり、漫画を描いたりといった活動をもう20年近くも続けているので、そういう分野から知ってくれた人は当然、僕のことをいわゆる「サブカル」に属する人間だと判断するでしょうが、自分には何かのジャンルに対する深い造詣もなければ、リスナーや読者としての人並み以上の情熱があるわけでもない。しかし、こと「飲酒」に関してだけは、心の底から好きだと断言できる。未知の酒場に入る前の無上のワクワク感。新しい飲み方を思いついた時の異常な興奮。まさに、人生を捧げて惜しくないと思える唯一のジャンルが、自分にとっての酒なのです。
travel
ディープ・コリアふたたび 11 ソウル~清州(画・写真・文:幻の名盤解放同盟)
日本で大韓民国の話をするとき全羅南道から入る人はほとんどいない。一極集中しているのは日本人の認識も同様であると、ずいぶん長い間感じてきたが、21世紀に入ってそれはより強くなったんちゃう? と思うのだがそもそも他の国に対する場合も似たりよったりなのだろうとは思えるくらいに我々も年をとってはいる。しかしまあそのなんだなあ、この『ディープ・コリア』観光30周年記念再訪の旅(以下デコ30)も3回目にしてソウルに足を踏み入れることになった。
travel
案山子X 43:かかし制作記、第45回上下かかし祭(広島)(写真・文 ai7n)
日本で大韓民国の話をするとき全羅南道から入る人はほとんどいない。一極集中しているのは日本人の認識も同様であると、ずいぶん長い間感じてきたが、21世紀に入ってそれはより強くなったんちゃう? と思うのだがそもそも他の国に対する場合も似たりよったりなのだろうとは思えるくらいに我々も年をとってはいる。しかしまあそのなんだなあ、この『ディープ・コリア』観光30周年記念再訪の旅(以下デコ30)も3回目にしてソウルに足を踏み入れることになった。
travel
Back in the ROADSIDE USA 62 Mueseum of Religious Arts, Logan IA
ミズーリ河を挟んだ2大都市カウンシルブラフスとネブラスカ州オマハに近い、アイオワ州ローガンの町はずれ(人口1454人/2016年)。見渡すかぎりのトウモロコシ畑の中に、真新しい倉庫風の建物がある。これが1995年にオープンしたミュージアム・オヴ・レリジャス・アーツ。その名のとおり、キリスト教にまつわるさまざまな収集品を展示する、私設の宗教美術館だ。ミュージアムを設立したのはローガンの住人、ポール・ローヴェル。敬虔なカトリックだったローヴェルは、アイオワやネブラスカの古いカトリック教会が次々と姿を消していくのを惜しみ、私財を投じてこのミュージアムを設立した。
travel
幼児に還るお正月@八潮秘宝館
秘宝館の絶滅を嘆くひとは多いけれど、「なら自分でつくればいいじゃん!」という単純明快な真理に則って、自宅を秘宝館にしてしまった兵頭喜貴の『八潮秘宝館』。すでに本メルマガではおなじみだが、その「第5回一般公開」が年明け1月1日元旦!より約1ヶ月間(仕事が休みの日のみ)、にわたって開催されることが決定した。今回のテーマは『幼児プレイルーム・未熟園再稼働』・・・かつて高円寺でひっそり営業していた伝説の幼児プレイルームを、「独自解釈で再現し、再稼働させる」という、これまでに増してビザールな試みとなる。ロードサイダーズ読者に「幼児プレイ」をどう説明したらいいのか・・・僕自身よくわかってないので、プレイルーム「未熟園」営業時に見学の経験を持ち、その閉店にも立ち会った兵頭館長に、僕ら初心者のための解説をお願いした――。
2017年12月20日 Vol.288
food & drink
Neverland Diner 二度と行けないあの店で 03『甘くて甘くて、怖い雲』平松洋子(エッセイスト)
あの頃、「おみせやさんごっこ」に興じた少年はどのくらいいたのだろう。カゲロウのように朧な記憶をまさぐってみると、あれは少女の遊びで、男の子はいやいや引きずりこまれるものだった。姉が弟にエプロンをさせ、魚屋さんの役どころをあてがう(昭和三十年代は童謡「かわいい魚屋さん」がずいぶん愛されていた)。最初は強引なコスプレを恥ずかしがっていた弟も、すっかりその気になっている姉に煽られ、だんだん調子がでてくるという筋書き。「へい、らっしゃい!」
art
バスキアの「描かれた音楽」
少し前にZOZOTOWNの創業者がバスキアの初期作品を約123億円で買ったニュースが、ネットで話題になった。落札された作品は1982年、バスキアが現代美術界にデビューした最初期の作品で、それは僕がバスキアに初めて会った年でもあった。いまロンドンのバービカン・ギャラリーでイギリス初の大規模な回顧展『Basquiat: Boom for Real』が開催中だ(2018年1月28日まで)。1960年12月22日に生まれ、1988年8月12日にわずか27歳の生涯を終えたジャン=ミッシェル・バスキアは、今世紀に入ってからも2005年のブルックリン美術館をはじめ、いくつか大規模な回顧展が開かれてきたが、それでも現代美術史にこれだけ決定的な影響を与えたアーティストにしては、展覧会の少なさのほうが気にかかる。ちなみに「ブーム・フォア・リアル」というのは、王冠などと同じくバスキアの作品によく登場するフレーズで、意訳すれば「うわ、まじか!」みたいな感じだろうか。
music
ヘンデル&ヘンドリックス・イン・ロンドン!
バスキアの記事で書いたからというわけではないけれど、シアトル生まれのアメリカン人ジミ・ヘンドリックスとロンドンが深い関係にあるのは、ファンならご存じのとおり。もともとジミはアイク&ティナ・ターナーやアイズレー・ブラザーズなどソウル、R&B系のミュージシャンのバックでプレイしていたが、アニマルズのベーシスト、チャス・チャンドラーに見出されて1966年に渡英。ノエル・レディング、ミッチ・ミッチェルと「ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス」を結成し、同年12月には『ヘイ・ジョー』、翌67年3月には『パープル・ヘイズ』を立て続けにヒットさせた。ある意味でジミヘンをジミヘンたらしめたのはシアトルでもニューヨークでもなく、ロンドンだったのだ。
travel
Back in the ROADSIDE USA 61 The Wilhelm Reich Museum, Rangeley, Maine
先週はチェーンソーの彫刻家レイ “マウンテンマン”マーフィーを紹介したメイン州。ロブスターとLLビーンの本店で知られる州でもある。北と東の州境をカナダに接するメイン州は、アラスカをのぞいてアメリカ合衆国最北部に位置し、アメリカでいちばん早く朝日が昇る地。なにしろ土地の90パーセントが森林であり、その緑のじゅうたんに彩りを添える湖の数が6000以上。どこまでも続く海のような緑の森を飛行機から眺めていると、アメリカのような現代文明の中心である国の中に、こんなにも広大な人跡未踏の地がいまだに残っていようとはと呆然となる。懐の深い自然と、いまだ根強く残るフロンティア・スピリットに惹かれるのか、メイン州にはいっぷうかわった住人が数多く生息している。海の民、森の狩人、元ヒッピーのコミューン、哲学者、そして自然の恵みを作品につくりかえるアーティストたち。その先達とも言える存在がウィルヘルム・ライヒだ。
2017年12月13日 Vol.287
art
シュリグリー的「バカの壁」
思い返してみると、子どものころにいちばん惹かれたのはイギリス/アイルランド文学のユーモア感覚だったかもしれない。『ドリトル先生』や『アリス』はもちろん、『ガリバー旅行記』からジェローム・K・ジェロームの『ボートの三人男』まで読み耽っているうちに、たしか中学の終わりくらいにテレビで『モンティ・パイソン』が始まり・・・皮肉と笑いが絶妙にブレンドされた、あのブリティッシュ/アイリッシュ・ユーモアとしか表現しようのない感覚に、深く影響されていったのだった。バーナード・ショーがイサドラ・ダンカンだかサラ・ベルナールだかの「あなたの頭脳と私の肉体を持った子どもが産まれたら、どんなに素晴らしいでしょう」という口説きに、「私の肉体とあなたの頭脳を持った子どもが産まれたら大変ですよ」と返したという有名な逸話を読んで、こんな切り返しができるオトナになりたいと憧れるような、ヒネた少年時代だった(ちなみにドリトル先生シリーズはアメリカで発表された作品だが、作者のヒュー・ロフティングはイギリス人)。水戸芸術館で開催中のデイヴィッド・シュリグリー『ルーズ・ユア・マインド——ようこそダークなせかいへ』展を観て、久しぶりに濃厚なブリティッシュ・ユーモアを堪能することができた。「ルーズ・ユア・マインド」とは、「正気を失え!」みたいな感じだろうか。
food & drink
Neverland Diner 二度と行けないあの店で 02『羽田の運河に浮かぶ船上タイ料理屋』矢野優(編集者)
そのタイ料理屋は、羽田空港に近い運河に停泊した大きな船の中にあった。船まるごとがレストランだった。辺りは薄暗く人通りがなく、船内に吊られた裸電球の黄ばんだ光で運河上に浮かび上がる船は、まるで映画のセットのように忽然と姿を現した。何十席もあったのに、客は僕と友人の2人しかいないようだった。たしか1990年代中程のことだった。その船上タイ料理屋に連れていってくれたのはA君という友人だ。
lifestyle
新連載! 肉筆――ゆきこの日々これ風俗 01 「パキる」~風俗嬢とお薬の話(文:ウズメゆきこ)
ひょんなことから知り合ったウズメゆきこさんは10代から風俗業界で働いてきて、僕が出会ったときは歌舞伎町で半裸ポールダンスをしていたけれど、いまは売れっ子泡姫。会うたびに(店でじゃないですけど)いろんなお話を聞かせてくれて、それがひとりで聞くにはもったいないくらい興味深いので、メルマガで披露していただくことにした。実話誌や夕刊紙の風俗嬢幻想でもなく、性を仕事とすることへの問題提起でもない、いまそこにあるリアリティとしての風俗。業界に生きるものだけが知る、その肉声に耳を傾けていただけますよう!
travel
Back in the ROADSIDE USA 60 Wild Mountain Man, Hancock, Maine
メイン州の海沿いにのびるハイウェイ1号線を北上している最中、道端にカラフルな木彫りの彫刻が並べられているのが目についた。クルマを停めてみたが、彩色を施した完成品と、削りかけの材木が屋外にごちゃごちゃ置いてあるだけ。だれも出てこないので、次のスポットに向かったものの、なんだか気にかかって、その日の午後にハイウェイを引き返して、もういちど寄ってみることにした。置きっぱなしの彫刻を目印にクルマを近づけると、今度はブーンと軽快なチェーンソーの音がしている。見れば、極太の材木を相手に、ヒゲもじゃの男がひとり、木くずだらけになって電気ノコを振り回している。
2017年12月06日 Vol.286
lifestyle
1968年という「いま」
先週短くお知らせしたように、いま千葉・佐倉の国立歴史民俗博物館で『1968年―無数の問いの噴出の時代』という注目の展覧会が開催中だ。会期があと数日となってしまった時点で申し訳ないが、あらためて紹介しておきたい。全共闘、ベ平連、成田三里塚、水俣・・・けっして派手でもなく、ましてインスタ映えする展覧会でもないのに、僕が訪れた週末も予想をはるかに超える観覧者で大盛況だった。当時を懐かしむ60~70代のひとたちも多かったけれど、1968年には生まれてもいなかった若いひとたちの姿もずいぶんあった。
food & drink
新連載! Neverland Diner 二度と行けないあの店で 01
誰にでも、二度と行けない、あるいは、二度と行かない、あの店がある。インスタ映えとか、食べログ3.5点以上!とかのおかげで、わたしたちの最近は「どこに新しいお店ができて、あそこのあの料理は最高に美味しくて、あの店にまだいってないの?」ということばかり。そりゃ人生、できたら美味しいものばかり食べていきたいけど、でもそれより、「どこにあるかわかんねー」とか「もうなくなっちゃったよ」とか「事情があっていけない」とか「やらかしていけない」とか「くっそまずくてもう行かねえ!」とか、そういう誰かの二度と行けない(行かない)店のほうが、よっぽど興味がある。これから1年と少しをかけて、そんな「あの店」を集めた連載を始めます。どの店もドアを3cmくらい開けて、覗き見したくなるに決まってる。残念ながら、行けないんだけど。
travel
新連載! ROADSIDE CHINA――中国珍奇遊園地紀行 01 湖北省(写真・文:関上武司)
今年1月11日配信号で紹介した『中国遊園地大図鑑』の著者・関上武司。いまも会社員生活の休みをフル活用して、中国各地の味わい深い遊園地を撮影に走り回っているという。直に会って旅のエピソードを聞いていると、メディアが報道する「野蛮で危険な大国」とはまったく別物の、リアルでフレンドリーな暮らしが見えてくる。とても書籍には収まりきらない発見や出会いの旅日記を、これから毎月書いてもらうことにした。第1回は中国の真ん中にある湖北省から!
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Back in the ROADSIDE USA 59 The House on the Rock, Spring Green, WI
ウィスコンシン州スプリンググリーンは、フランク・ロイド・ライトのアトリエ、タリエセンがあることで、建築ファンにはよく知られた土地である。地元で不動産業を営むかたわら建築デザインも手がけていたアレックス・ジョーダンは、友人らとともにタリエセンにライトをたずね、自分のデザインを見せたが、ライトの「あんたには才能がない」という非情な一言とともに、図面をつき返されてしまう。恥をかかされ、復讐を誓ったアレックスは、タリエセンを見下ろす小高い丘を手に入れ、ライトの建築に対する壮大なパロディ建築を建てようと決心した。その遺志を継いだ息子ジョーダン・ジュニアが1940年代はじめから本格的な建設に着手し、59年に一般公開されたのが「ハウス・オン・ザ・ロック」。しかしハウスは単なるパロディにとどまることなく、ジュニアの手で思いがけないスケールへと増殖していった。
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BOOKS
ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)
ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。
本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。
旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。
ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)
稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。
1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!
ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)
プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。
これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。
ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)
書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい
電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。
ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)
伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!
かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。
ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)
――ラブホの夢は夜ひらく
新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!
ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)
――秘宝よ永遠に
1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!
捨てられないTシャツ
70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。
圏外編集者
編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。
ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014
こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。
独居老人スタイル
あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。
ヒップホップの詩人たち
いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。
東京右半分
2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!