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2022年01月26日 Vol.486
art
湯けむりの彼岸――大竹伸朗「熱景」
もう報道やSNSの投稿でご覧になったかたも多いだろうが、愛媛・道後温泉本館の保存修理工事現場をすっぽり覆う、大竹伸朗による巨大なテント絵(というのか)〈熱景 NETSU-KEI〉が去年12月にお披露目、なにも知らずに来た入浴客を驚かせた。 30メートルx30メートル、高さ20メートルというサイズは、ずいぶん遠くまで離れないと全容を写真に撮れないくらいの、まさに「景」。しかも2009年には直島にこれも建物まるごとの〈直島銭湯「I♥湯」〉をつくっているので、2つめのお風呂作品! 銭湯の看板絵を描くアーティストはたくさんいるが、お風呂まるごとを2つも手がけたアーティストは珍しいかも。
art
「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」 開幕!
告知を続けてきた「Museum of Mom's Art ニッポン国おかんアート村」が、先週22日に無事スタートした。すでにSNSなどでご覧になったかたもいらっしゃるかと。展覧会の準備・設置からオープンに至る期間は(いまでもだが)新型コロナウィルス・オミクロン株の陽性者が急増している時期。直前まで開催が危ぶまれたが、なんとかオープニングの日を迎えられて、一堂ほっとひと息。しかし今後の展開はほんとうに予断を許さないので、ご興味あるかたは一日も早くご覧になっていただきたい。
music
おかえり TOKYO ATOM vol. 11 March 1999 男の条件 (文:マーク・ロビンソン)
お気に入りだった寄稿者のひとりに掟ポルシェがいる。彼のTOKYO ATOMデビューは今週紹介する第10号に掲載されたコラム「おまえの家の玄関にトロフィーはあるか?」だった。掟さんを知るひとは、彼がいつもおおげさな問いを投げかけていることを知っている。男になるためにはなにが必要なのか? 掟さんの文章は大真面目と狂気のあいだにあって、その曖昧さが効果を発揮しているのでもある。もうひとつの理由は、彼のテーマである「男性的であることの不安」に、多くの人が共感できるからだろう。男らしさのイメージを極端にふくらませ、ヒステリックなテレビ伝道師のごとく説教を吐き散らす。その説得力は素晴らしすぎて、そのまま言われたとおりやってみたくなるほどだった。ナルシスティックなプライドと、とにかく尊敬されたい一心で、いきなり仕事を辞めてみたり、会計を済ませないままラーメン屋から堂々と歩き去ったり。
art
波磨茜也香のおんなのこ散歩 第19回 青息吐息、女の敵は女
スケーラーを使ったスリップ(実技試験)も毎週月曜日と火曜日に集中するゆえ、金曜の放課後に教室で課題や次のスリップの練習などをダラダラと友人達と行うのが習慣となってきた。 別に誰かが「やろう」と言い出したものではない、自然と同じメンバーが最終下校のチャイムが鳴るまで居座ってできた集まりである。するとたまたま歩いていた教師達と遭遇、その場のノリで色々教わるチャンスが。 正直スケーリングは教科書を読んでも「???」な部分が8割なので、細かいところは実際に見て学ばないと納得できない部分がある。そういう時にこの時間は有難い。
2022年01月19日 Vol.485
lifestyle
よし子さんのいた街 3 (文・写真提供:わこ店主・明石さんほか)
阿佐ヶ谷のバー「山路」とよし子さんをめぐる旅の最終回となる3回目。先週の島田十万さんの文でも紹介された、山路のすぐそばにあったカウンター居酒屋「わこ」を営みつつ、晩年のよし子さんをずっと、いちばんそばで見守り、亡くなってからの整理も引き受けた明石さんに、よし子さんとの日々、よし子さんがいなくなってからの日々を振り返っていただいた。 明石さんたちはよし子さんが亡くなったあと、2020年のゴールデンウイークに「山路お見送り」、2021年には「没後5年・山路よし子さんの思い出展」という2回の追悼イベントも開いている。会場で展示された、生前のよし子さんを偲ぶたくさんの資料も貸していただけたので、明石さんの回想記とともにお目にかける。 3週にわたる連載をさせていただいた関係者、協力者のみなさまと、天国で見てくれているかもしれないよし子さんにも深く感謝したい。よし子さん、どうもありがとう! あっちでも絶妙の選曲で、神様たちを踊り狂わせてますように。
photography
「瀬戸正人 記憶の地図」
新宿御苑前を中心に写真専門ギャラリーがいくつも集まっているのは、東京の写真好きによく知られている。その中で僕がよく行くのがPlace Mというギャラリーで、ここは通常の商業ギャラリーではなく、5人の写真家による自主運営ギャラリー。展示会場のレンタル、ワークショップ、暗室レンタルなどを通じて、若手の写真家を育てる場をもう35年間も提供してきた。 Place Mでは土曜日の夕方に「夜の写真学校」というワークショップも開いていて、これも今年で22年目だそう。そのワークショップの中心になっているのが写真家の瀬戸正人だ。Place Mではメルマガで展覧会の取材を何度かさせてもらってきたほかに、瀬戸さんと2人展を開いたこともある。展覧会のオープニングや夜の写真学校の日など、たくさんのひとが集まる時間にPlace Mを訪れると、奥の小さなキッチンで大鍋の料理をつくってるおじさんと出会うことがあるかもしれない。それが瀬戸さんだ。
photography
ニュー・シャッター・パラダイス 12 テンペンチーズ! (写真・文:オカダキサラ)
今回も人々が「覗いている」様子を集めてみました。 写真データを確認してみると、古いもので2012年秋に撮ったものがありました。 私は10年間も覗く人の姿を追っていたのかと思うと、驚きです。 スナップ写真を撮り始めて14年ほどが経ちました。 発表した写真について、「いつ撮ったものですか?」と、質問をいただくことがあります。ほとんど忘れてしまっていて、正確に答えることができません。 しかし2020年以降、新型コロナウイルスの感染が世界規模で広がっている今は、何年経った後でも撮影日を答えられると思います。 もうひとつ、記憶に深く刻まれているのは、2011年の東日本大震災です。
music
おかえり TOKYO ATOM vol. 10 February 1999 未来の衝撃 (文:マーク・ロビンソン)
今週紹介する1999年2月号は、1999年の正月とほぼ同時期に配本された号だ。「Dear Miro」のコラムでは、成人式に不安を抱く若い女性が登場している。学生時代は楽しくなかったし、同級生にもあまり会いたくないという。あれからどういう大人に成長したのか、気になったりもする。いつものようにミロのアドバイスは簡潔だ―「気の合う友人と一緒にいればいいじゃない。あんまり嫌いなことを意識しすぎじゃない?」。 これを書いているのはあれから23年後の成人の日。酔っぱらったキッズたちが、僕の住んでいる建物の外、浅草の通りで騒いでるのが聞こえる。 今号の特集は、ソニー・プレイステーションのラップゲーム「パラッパラッパー」に登場する、人間そっくりのかわいい犬「パラッパ」を生み出したロドニー・グリーンブラットのインタビュー。「デジタルカメラ」や「モデム」を使ったデータ送信など、"ニューテクノロジー "に興奮している会話から、インタビューの時代がうかがえる。
2022年01月12日 Vol.484
lifestyle
よし子さんのいた街 2
阿佐ヶ谷のバー「山路」を40年以上もやってきたよし子さんには、長い常連さんがたくさんいた。そのひとりが写真家の島田十万さん。『レポ』という季刊誌に「よろずロックバー 山路」という記事を寄稿しているのをダウンタウンレコードの展覧会で見つけ(2014年『レポ』16号)、さっそく連絡を取ってみた。島田さんは何度かの「出禁」を挟みながら長年山路に通い、よし子さんとの時間を過ごし、たくさんの写真も撮っていてくれた。今週の「よし子さんのいた街」2回目は、島田十万さんの写真と書き下ろしのメモワールで、消え去った山路の面影を偲んでいただきたい。
movie
私はいかにして心配するのをやめて映画ポスターを愛するようになったか ――「崩壊と覚醒の70sアメリカ映画」@川喜多映画記念館
正月三が日明けで空いてるかと思いきや原宿竹下通りみたいな大混雑の小町通りを抜けて、川喜多映画記念館に「崩壊と覚醒の70sアメリカ映画」を観に行った。2020年07月08日号でATG[アート・シアター・ギルド]のポスター展を紹介した川喜多映画記念館で、今度は70年代、つまりニューシネマからニューハリウッドにいたるアメリカ映画のポスター展である。 展覧会場に並ぶポスターを提供したのは「POSTER-MAN」をみずから名乗る収集家・小野里徹さん。今週は展覧会の様子を紹介するとともに、小野里さんに映画ポスター収集人生を振り返っていただいたので、あわせてお読みいただきたい。
photography
妄想ホテル room:010 女の一生とセルフポートレート (写真・文:フクサコアヤコ)
2022年が始まった。新しい年になり連載も10回目となった。 今年もラブホテルの一室で、カメラのレンズを通して人の人生をそっと覗いていきたいフクサコです。 そしてその濃密な空気を記録し、少しでも皆様にお届けできれば。そんな想いで今年もがんばってまいりますのでお付き合いのほどどうぞよろしくお願いいたします。 さて、新年一発目のテーマはセルフポートレート。 実をいうと私自身はセルフポートレートというものが大の苦手である。 元々は写真に写るのが苦手すぎて撮る側に回っているうちに写真が人生の一部になってしまった人間である。そんな私から見るとセルフで撮れる人ってすごいなと常々思っていたし、どういう心持ちで撮っているんだろうという単純な興味もあった。
design
nobunobuと歩く東京ビル遺産 10 「シブいビル」を彩る大理石モザイク画の巨匠、矢橋六郎の作品の魅力に迫る 後編 モザイク制作の本拠地だった岐阜・大垣の矢橋大理石本社を訪問!! (写真・文:鈴木伸子)
前回は、1960~70年代築の築50年ほどのシブいビルに数多く設置されている矢橋六郎作の大理石モザイク作品の素晴らしさについて書きました。 画家でありモザイク作家としても活躍した矢橋六郎(1905-88)は、岐阜県大垣の国内有数の建築石材会社・矢橋大理石の一族に生まれ、東京美術学校(現在の東京藝術大学美術学部の前身)で西洋画を学び、卒業後はフランスに留学。 帰国後は画家として活躍しながら家業の石材会社の経営に従事し、その一方で、1960年前後からはビルや公共空間のために大理石モザイクの壁画や床面の作品を数多く制作するようになりました。 60~70年代建設のビル建築には、エントランスまわりなどの人通りの多い目立つ場所にモザイク壁画が設えられ、それは、鉄筋コンクリートの無機質なビルに華やかな装飾空間が必要とされたからとか。なるほど、納得のいく理由です。
music
おかえり TOKYO ATOM vol. 09 January 1999 恵比寿の日々 (文:マーク・ロビンソン)
JR恵比寿駅のあたりを初めて訪れたのは、1999年新年号のTOKYO ATOMが発行される10年ほど前のことだった。1980年代後半の恵比寿駅は、ふきっさらしのホームがひとつあるだけで、商業ビルと一体化した現在の駅とは似ても似つかないものだった。渋谷と目黒の間にある山手線の土手にはススキが生い茂っていて、まるで昭和の映画のようだったのを覚えている。もちろん、東京に来たばかりの頃には、恵比寿が自分の住む街になり、妻のルリがクラブ「みるく」をオープンし、僕がTOKYO ATOMを始めることになるなんて想像もしていなかった。
2022年01月05日 Vol.483
lifestyle
よし子さんのいた街 1 よし子さんのコメントレコード展と汚レコード・コレクション
去年10月末の3日間、東京都江東区東陽町のダウンタウンレコードで、いっぷう変わったレコード展が開かれた。「あなたの知らないよし子さんの世界 伝説のゲイバー『山路』よし子さんのコメントレコード展」と題したその展覧会に、誘ってくれるひとがいて観に行ったのがきっかけで、僕はこの2ヶ月あまり伝説のよし子さんの世界に取り憑かれてしまった。
design
MONDO 映画ポスターのオルタナティブ
映画作品上映と並んで興味深い企画展示を続けている京橋・国立映画アーカイブではいま、映画ポスター展シリーズの9回目となる「MONDO 映画ポスターアートの最前線」を開催中だ。猟奇好きのみなさまは「モンド映画!」と勘違いしてしまうかもだけど、こちらはテキサス州オースティンのアート集団「MONDO」によるオリジナル映画ポスターのこと。旧作から新作までさまざまな映画の、配給会社がつくる公式ポスターとは別の、さまざまなアーティストやイラストレーターによるオリジナル・ポスターを制作してきた。今回、国立映画アーカイブでは71点のポスターが展示されているが、熱心な映画ファンには知られた存在とはいえ、MONDOの作品がこれだけまとまって国内で見られるのは初の機会であるはずだ。
photography
ニュー・シャッター・パラダイス 11 祝福のシャッター音 (写真・文:オカダキサラ)
ここ数年、お正月には早起きして、近所の公園に行くようになりました。初日の出を見るためです。 その公園は、規模に反して普段はひっそりしているのですが、この日はあたりがまだ暗い時間から賑わいます。 肌を刺すような寒さから、人々の抱く緊張や期待が伝わってくるようです。 カップルは身を寄せ合って暖かさを分け合い、子どもたちは興奮を抑えられない様子でご両親に何度も時間を訪ね、友人同士ははしゃいだ声を上げながら、東の空へと視線を向けています。 登り始めた朝日が夜空を美しいグラデーションで染める頃、そこらじゅうから祝福のようにシャッター音があがります。 長く続いた暗闇に、やっと光が差したかのような歓喜です。
music
おかえり TOKYO ATOM vol. 08 December 1998 ワーキングホリデー (文:マーク・ロビンソン)
今号のTOKYO ATOMはワーキングホリデーに焦点を当てた。きっかけはTOKYO ATOMを発行していた恵比寿のライブロッククラブ「みるく」のママだった当時の妻ルリと、オーストラリアを旅行したことだった。東海岸のビーチタウンや都市部を車で回っていて、TOKYO ATOMの読者と同年代とおぼしき日本人の若者たちに目がいくようになった。ショップやレストランでアルバイトしたり、サーフィンしたり、ただブラブラしたりして楽しい時間を過ごしていた彼ら。思い出づくりの真っ最中で。そんな彼らのライフスタイルに興味を抱いたのだった。 ワーキング・ホリデー・ビザは、世界中の若者が互いの国に短期間滞在して働くことができる素晴らしい制度である。この年ごろで得られた経験は、一生の財産になるのだし。実際、僕もこの制度を利用して東京で暮らしはじめたので、ワーキングホリデーがTOKYO ATOMの基礎をつくったとも言える。オーストラリアの記事はこのあとのページ画像で読んでみてほしい。
photography
追悼:ラブドール写真家・SAKITANを偲んで
去年12月19日に101歳で亡くなったダダカン師のことをこのあいだ書いたけれど、11月29日に大阪のラブドール写真家SAKITANが亡くなっていたのを先週、関係者のかたのツイートで知った。1980年生まれだから、まだ40歳になってすこししか経っていない。ダダカンのように有名だったわけでも、朝日新聞に死亡記事が出たわけでもない、写真愛好家にすらほぼまったく知られていなかったと思うけれど、これほどラブドールにまっすぐな愛を込めて写真に写しとるひとはいない、僕にとっては大事な写真家だった。2019年、京都国立近代美術館からスタートした巡回展「ドレス・コード?―着る人たちのゲーム」でも、SAKITANさんの写真を数点、展示に使わせていただいている。
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BOOKS
ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)
ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。
本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。
旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。
ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)
稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。
1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!
ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)
プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。
これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。
ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)
書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい
電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。
ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)
伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!
かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。
ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)
――ラブホの夢は夜ひらく
新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!
ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)
――秘宝よ永遠に
1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!
捨てられないTシャツ
70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。
圏外編集者
編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。
ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014
こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。
独居老人スタイル
あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。
ヒップホップの詩人たち
いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。
東京右半分
2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!