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2020年08月26日 Vol.418

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 100(最終回) 『シドの酢漬け』 大竹伸朗(画家)

四国地図は左端中頃、予讃本線終着地「宇和島」でのコロナ式無移動軟禁生活が半年過ぎた。音を肴に新宿で呑んだのはたしか年明けだった。「ここから新宿三丁目は結構遠い」宇和島に来て30余年、いまだこのフレーズがふとこぼれ落ちる。郷愁色のボヤきのようなものだろう。「店」のひしめく歌舞伎町ビル群、押し寄せる靖国通り雑踏景もすでに他人事のように危うく消えかかる。 去年「ビル景巡回展」で展示した600点あまりの絵がスライドショーのように現実にオーバーラップして流れ去る。

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photography

「イルマタル」――岡部桃がいるところ

あの「まんだらけ」から写真集が出ると聞いて、瞬間的に思い出したのは2001年に出版されたカリスマ・コスプレ店員「声」ちゃんの緊縛写真集『人間時計』(本人の陰毛1本付き!)だったが、そういうのではなくて今回は岡部桃の作品集『ILMATAR』だった。薄くて軽い本ばかりが書店に並ぶなか、これはサイズが32.5X25.7センチ、革装ハードカバー、限定550部というずっしりヘヴィな作品集である。 岡部桃は東京に暮らす写真家だけど、日本の写真ファンにどれくらい知られているだろう。2013年と14年に出版された2冊の写真集は、いずれもニューヨークの出版社によるものだし、部数も少なかったから、ごく一部の幸運な読者しか手に取ることはできなかったはず。専門家の評価は高いけれど公式webサイトもなければ、いまネット上で読めるインタビューも英語版DAZEDの記事があるくらい。ミステリアスという言葉が適当かわからないけれど、その作風と同じくらい、活動のスタイルもきわめてパーソナルな作家であることは間違いない。

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lifestyle

蒲田リハビリ日記 第4回  医療リハビリテーションと認可外ゴミ回収の基礎知識  再発入院と多摩川大花火、そしてホームレス小脱走 (写真・文:リーサル・ウエポン金本)

脳梗塞を患って病院近くの蒲田へ移り住み、初めてその音を聴いた。毎週決まった曜日(資源ゴミ回収日)の早朝、ホームレスたちが自転車やリヤカーを走らせ、競うように空き缶を拾い集めてゆく。その際に生じるアルミ缶のこすれ合う音、その音のことだ。 正規の廃品回収業者がやってくる前にアルミ缶のみを回収し、はやてのように去ってゆくホームレスたち。ゴミ捨て場を散らかすためか苦情もあるようだが、大田区(蒲田周辺だけか?)がそれを許しているのは、資源ゴミが彼らの生活の糧だと知っているからだろう。大目に見ているのだ。

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photography

ハッテンバの暗闇ドラマ ――山田秀樹写真展『映画館』

新宿御苑まわりに写真専門ギャラリーが集まっているのは、写真ファンならご存じかと思うが、ギャラリーごとに微妙なテイストのちがいがあって、瀬戸正人さんらが運営するPLACE Mではたまに、すごく変わった、ほぼ無名の写真家たちの展示が、しれっと紛れ込んでいる。基本1週間の展示なのでほとんど見逃してしまうが、8月30日(今週日曜)まで開催中の山田秀樹写真展『映画館』は、「都築さん絶対好きだから」と教えられて、今週号のメルマガに間に合うように急いで行ってきた。 成人映画館は最初から専門館だったところと、一般映画館が集客難で成人映画に鞍替えしたところがあるので、最盛期に何館あったかはよくわからないが、日本全国で数百館はあったはず。それがいまでは40数館を残すのみである。

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2020年08月19日 Vol.417

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 99  〈タイム〉と〈フェズ〉 バリー・ユアグロー(小説家) 訳:柴田元幸

マンハッタンのダウンタウン、〈タイム・カフェ〉の閉店。これはつらい喪失だった。2005年のことだが、今日もなお私には悲しい出来事である。ニューヨークのひとつの時代、ニューヨークのひとつの世界が失われたのだ。〈タイム・カフェ〉はノーホーの真ん中にあって、開店は90年代前半、ソーホーはむろんトライベカやイーストヴィレッジなどダウンタウン全体が、この都市の――この惑星の――新しい芸術的中心として三度目(四度目?)の超高速進化を遂げている最中だった。株式仲買人や企業弁護士ではなく、芸術家が(!)まだここには住んでいた。薄っぺらに明るい小売りチェーンや、値段ばかり高い観光客相手の店が本格的に侵入してくる前の話であり、ボヘミアンの気分と華麗な雰囲気とが妖しく混じりあっていた。私自身は、狭くて薄汚い、エレベータもなく、キッチンにバスタブがあるワンルームに住んでいた。

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travel

切り裂きジャックの街で

殺した人間の数から言えばもっと残忍なシリアルキラーはたくさんいるが、それでも「切り裂きジャック」が世界でいちばん有名なシリアルキラーであり続けていることは間違いないだろう(切り裂きジャックの犯行と公式に認められている被害者は5人)。冒頭に引用した仁賀克雄さんなど、切り裂きジャックの研究に生涯を捧げてきた「リッパロロジスト」(ジャック・ザ・リッパー Jack The Ripperから)による研究書は、犯行から150年近く経った現在でも数多く発表されている。 ヴィクトリア女王が君臨していた1888(明治21)年のロンドン。わずか3ヶ月足らずのうちに5件の凄惨な殺人事件を犯し、身を翻すように消え去り、いまだに正体不明の切り裂きジャック。凶行のホームグラウンドだったロンドン東部ホワイトチャペル地区に、その名も「ジャック・ザ・リッパー・ミュージアム」というおどろおどろしい観光展示施設がオープンしたのは2015年の夏だった。

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travel

ROADSIDE CHINA  中国珍奇遊園地紀行 18 浙江省中編 (写真・文:関上武司)

大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)。拙作『中国遊園地大図鑑』シリーズのパブリブ社から『デスメタルチャイナ』が出版され、メタルはほぼ聴いていなかったのに、校正に駆り出された軟体トラベラーの関上武司DEATH! 52万字の超大作の長かった校正の副作用として、本邦のBABYMETAL(『デスメタルチャイナ』でも中国人バンドメンバーにかなり注目されているようです)を聴くようになってしまいました。今回は浙江省中編ということで、杭州郊外のフェイク・パリ再訪や世界最大の撮影スタジオである横店影視城などを紹介します。

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music

Freestyle China 即興中国  アツい中国メタルを一気に紹介!『デスメタルチャイナ』著者インタビュー (文:吉井忍)

中国の人は普段、どんな音楽を聴いているのだろうか。もちろん地域や世代で好みは分かれるだろうが、この原稿を作成している8月時点では、『楽隊的夏天(=バンドの夏)』が再び話題になっている。昨年夏に中国最大の動画サイト「愛奇芸(iQIYI.COM)」上で配信されたオーディション番組で、今年はその第二弾が7月からオンエア中。1990年代の北京で隆盛を極めたハードロックバンドがお目見えしたり、やんちゃなインディーズバンドが会場を沸かせたりと飽きない構成も魅力で、この番組の大ヒットによりバンドブームが再燃していると言っても過言ではない。 このほか人気ドラマの主題歌など流行音楽は数多く挙げられるが、ストリーミング型の音楽配信サービスで音楽を楽しむ形態が普及しているため、皆がそれぞれに国内外の好きなジャンルを聴きまくり、たまにCD屋やネットショップでアルバムを漁ったりジャケ買いをしたりというのが現状だ。日本とそれほど変わらないとも言える。ほんの十数年前までは新しい音楽に触れるためには海賊版を買うか、または海外に遊びに行くチャンスを得た友達もしくは留学生からCDをもらうしかなく、欲しいアルバムを半年待ってやっと手に入れる状況も珍しくなかったことを考えれば、今の状況は夢のよう。ネットで気軽に最新の情報とサウンドに触れられるようになった今、中国各地では様々な音楽とミュージシャンが急成長している。

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music

DOMMUNEスナック芸術丸・特別追悼番組「虹の彼方の弘田三枝子」購読者限定アーカイブ!

ライブでご視聴いただいたかたもいらっしゃるかと思いますが、先週木曜、8月13日にはDOMMUNEスナック芸術丸の特別追悼番組「虹の彼方の弘田三枝子」を全7時間、渋谷のスタジオから生配信しました(実はいろいろ延びたり、トークあとも曲を流したりしたので、ぜんぶで約9時間!)。「こんなにすごい歌手だったんだ!」とポジティブな反応をたくさんいただき、なかには最初から最後までお付き合いしてくれたビュワーもいたそうで、ほんとうにありがたかったです。 タイトルの「虹の彼方の弘田三枝子」というのは、なんとなくあの歌を思い浮かべながら、イベントの数日前に急いで付けたのですが、当日東京は夕方ににわか雨があり、渋谷の駅前でもきれいな虹が! こんな状況なのにスタジオ観覧してくれた参加者(しかも最後までいてくれた!)が、「いま、外で虹が出てましたよ!」とスマホの画面を見せてくれました(下がいただいた虹の画像)。番組スタートが迫ってバタバタ準備中だったので、まさかこんなタイミングで虹が出現したとは露知らず・・・・・・「ミコさんはちゃんと見てくれてるんだ!」と一同ウルウル。最高に勇気づけられて、無事に7時間以上のプログラムを完走できました。ミコさんも喜んでくれたらいいな・・・・・・。

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2020年08月12日 Vol.416

art

永遠不滅の水森亜土

本郷の東京大学裏手から上野不忍池に抜ける坂にある弥生美術館。いま「いつみても、いつでもラブリー♥ 水森亜土展」を開催中だ(10月25日まで)。 歌を歌いながらアクリルボードに両手でお絵かきするパフォーマンスで知られるイラストレーター・水森亜土。 子どもの頃から親しんでいるけれど、大人になった今も大好き!という方は多いでしょう。 とびきりラブリーでハートウォーミング、またセクシーでビターな味わいもある亜土作品には、時を超えたユニークな魅力があります。 本展覧会では亜土が「絶対に売らない」と決めている秘蔵の絵画作品やグッズの原画を大公開! 歴代〈亜土グッズ〉を700点超!を展示します。日本橋で生まれ育った亜土がみた、古きよき東京の魅力もご紹介します。 (公式サイトより) 水森亜土を知らない日本人って、いるのだろうか。1939年生まれ、いま80歳。子どものころは地元・東京日本橋の川にいかだが行き交っていたという時代に育ち、ジャズ・シンガー、童謡やアニソンの歌手・声優、イラストレーター、劇団の看板女優・・・・・・「肩書」という言葉がまったく無意味な縦横無尽の活動で、いまも現役。可愛らしい怪物である。

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travel

日本性祭紀行10 新潟県魚沼市の「しねり弁天たたき地蔵祭り」 (写真・文:深沢佳那子)

「しねり弁天たたき地蔵祭り」という奇妙な名前の祭りが新潟県魚沼市小出町にある。 しねり弁天の「しねり」とはこの地域の言葉で「つねる」という意味で、なんでも女性の尻をつねる祭りらしい・・・・・・という噂が耳に入った。このご時世にあって女の尻をしねるとは、他の性器崇拝の祭りと比較してもかなり攻めに攻めた祭りである。女である私は「しねられる方」なので、少々気乗りしないながらも魚沼へと足を運んだ。   祭りが行われる弁天堂の近くに立つ看板にはその由来がこのように書いてある。

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lifestyle

蒲田リハビリ日記 第3回  殺風景の向こう側に見えた景色  検査入院とおじいさんのキネマ通り商店街 (写真・文:リーサル・ウエポン金本)

生まれ育った団地の屋上から見えたのは、中京工業地帯の無機質な工場群が建ち並ぶ灰色の風景だった。下請け町工場の金属を切削する非楽音が耳をつんざく。光化学スモッグを形成する微粒子が時折鈍く光っては弾け飛び、風景のなかへ溶けていった。微粒子が弾け飛ぶたび、下手くそな自作マンガの登場人物たちが勝手に動き出すことが度々あった。 俺(現在51歳)は6年前に脳梗塞を患って以降、今日まで再発や検査(年2回)などで計11回入退院を繰り返している。蒲田へ移り住んでから、ずっと同じ病院へ通っているが、その病院には9割以上、近所の患者しかいない。

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travel

渋谷の新恥部

こっぱずかしい、という言葉はもうほとんど使わなくなってしまったけれど、久しぶりに「こっぱずかしい~~」のひと言とともに脳がフリーズしてしまったのが、友人から教えてもらった渋谷ミヤシタパーク「渋谷横丁」内に今月オープンした「純喫茶&スナック 思ひ出」だった。 「いまスナック流行ってるよね」「昭和の純喫茶もよくね?」「じゃあそれ一緒にしちゃえば。新丸ビルの来夢来人も受けてるみたいだし」なんてクズ企画会議の様子が手に取るように・・・・・・笑 ちかごろ、さすがにこれほど安易・安直にして愛にもリスペクトにも欠けた、やっつけプロジェクトがあったろうか。

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2020年08月05日 Vol.415

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 98 『なくなったピンパブ』 比嘉健二(編集者)

ドレスで着飾ったステージ上のフィリピーナに俺は花束を渡した。そのフィリピーナの腕には、すでに他の客から贈られた数本の花束が抱えられていたが、明らかに自分のが一番大きい。「オー、ケンジありがとうね」ライカがしばし俺を見つめる。気のせいだろうけど、間違いなく俺からの花束を一番喜んでいるように見えた。それまで女性に花束なんて一度も贈ったことはなかったし、とっくに還暦を過ぎた今、この先こういう体験もないだろうから、これが人生で最後の花束贈呈だろう。ライカというフィリピーナの、今宵は日本最後の夜になるサヨナラパーティ。覚悟していたとはいえ、遂にライカと別れる日が来たのだ。50を過ぎたおっさんの胸は切なさと言い知れぬ寂しさで、足が地についていない状態だった。このサヨナラパーティから逆算して、俺は9日間連夜この店に足を運んだ。

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art

「あるがまま」にアートはあるのか

特別展「あるがままのアート 人知れず表現し続ける者たち」が上野の東京藝術大学美術館で始まっている(9月6日まで)。今年も各地でアウトサイダー・アート/アール・ブリュット関係の展覧会はたくさん開かれたり予定されているが、本展はその規模と充実度で今年屈指の、日本の作家たちを紹介する展覧会だと思われる(しかも入場無料!)。

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art

アウトサイダー・キュレーター日記 vol.46 長 恵 (写真・文:櫛野展正)

「最近、こんなのを描いとるんよ」 そう言って見せてもらった写真には、頭に十字架の付いたふくよかな体型の天使が描かれていた。他の写真も、やはり同じような天使の絵が描かれており、その規則性のある描き方は、まるで「障害者」の人が描いた作品のようだ。僕が興味津々で覗き込んでいると、長さんは笑みを浮かべていた。この絵の作者は、広島県呉市在住の長恵(ちょう・めぐむ)さんだ。長年に渡って知的な障害のある人の福祉に携わってきた人物で、僕は勝手に師と仰いでいる。

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lifestyle

新連載! シブメグの人生小劇場 01 愛のナンバー2 (文:シブヤメグミ)

ついこのあいだ、コロナ禍をロックにサバイブするライブハウスの物語「四谷のけもの道」を書いてくれたシブヤメグミさん。長く新宿御苑前で秘密めいたバーを営業してきた。 ライブハウスの原稿打ち合わせで久しぶりにお茶したら、歌舞伎町の愛本店のホストといきなり仲良しになった話をしてくれて、「このひとはいったいどうやって、こんなにいろいろ突拍子もない人間たちと出会い、すぐに親しくなってしまうんだろう」という、積年の疑問というか驚きが再燃してきた。そんな出会いの数々をもっともっと聞かせてもらいたくなった。 これから月イチの連載で登場する、ほんとうにたくさんの、世間的には端っこや境界線上や外側にいるかもしれない、でも純粋な生きざま。 きょうはどんなひとに会わせてくれるんだろう!

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travel

Freestyle China 即興中国 爆走!中国カーミーティング@名古屋 (画像、動画提供:岩田宇伯/文:吉井忍)

コロナに続いて大雨と洪水と心配な案件が続く中国。そんな中、意外にもクルマ関連における中国独自の技術と現象が日本のカーマニアたちの注目を集めていることが分かった。 名古屋市にある書店・Bibliomania(ビブリオマニア)で先月末に行われたイベント「中国car Meeting」では、中国事情に詳しい岩田宇伯氏が膨大な中国クルマ情報で会場と画面前の人々を圧倒。同氏は2018年刊行の書籍『中国抗日ドラマ読本』で日本の読者のみならず、中国の政府関係者らをも驚嘆(もしくは激怒)させたことで知られるが、実は大のクルマ好きでもあり、ご自身もよくカーイベントに顔を出しておられるとか。 今回は岩田氏にzoomで取材をさせていただき、同イベントで紹介された中国の「名車」などを振り返りつつ、日進月歩の電気自動車、街を縦横自在に走る老人車、そして中国ヤンキーと彼らの愛車などについてお話を伺った。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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