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2021年07月28日 Vol.462
fashion
わたしたちにはmameがある――長野県立美術館「10 Mame Kurogouchi」に寄せて (文:アーバンのママ)
先日紹介した「ファッション イン ジャパン」展でも終盤の展示エリアでフィーチャーされていた Mame Kurogouchi(マメ・クロゴウチ)。いま、日本のファッション・デザイン界の先頭を走る若手デザイナーである。そのマメの美術館初個展が、彼女の出身地でもある4月に開館したばかりの長野県立美術館で開催中だ。 ファッションではあるけれど流行ではない、フェミニンではあるけれどセクシーではなくて、でもそこに深い官能性はある。そして見る相手ではなく着る自分をなにより鼓舞してくれる、袖を通した人間にだけわかる特別なちから。マメの大ファンであるスナック・アーバンのママと、彼女のマメ・フレンズたちに、Mame Kurogouchiの魅力を語り尽くしてもらった。
travel
Paradise Lost 二度と行けない珍日本紀行 26 長野2 金と宝石と美術品、信州のノイシュバンシュタイン城と人は呼ぶ
松本市から長野市へとクルマで移動するには、長野自動車道を使えば1時間半足らずの道のりだが、きょうはJR篠ノ井線に沿うように下道を走ってみる。松本市内から北上してしばらく、山道へと入り込んでいくと、かつて四賀村(しがむら)と呼ばれた集落に至る(2005年に松本市に編入)。ここに来たのは四半世紀ぶり……居酒屋チェーン「養老乃瀧」創業者・木下藤吉郎(本名・矢満田富勝=やまんだ・とみかつ)氏が建立した宮殿「信州ゴールデンキャッスル」を取材に来たのだった。
art
百歳のダダカンとペーパーペニス
1920(大正9)年、東京都新宿に生まれたダダカンこと糸井貫二は、2020年12月2日に仙台で百歳を迎えた。 1951年、31歳で第3回読売アンデパンダン展へ初出品したのをきっかけに毎年出品する常連となるが、1962年の第14回展で全品出品拒否、撤去される。このころから日本各地で連続的にハプニング(おもに裸体)活動を繰り広げるようになり、1964年10月には「東京五輪祝走・銀座ストリーキング」として銀座四丁目交差点のスクランブル交差点を赤ふん一丁に丸めた新聞紙を掲げて走り出し、途中でほどけた赤ふんを新聞紙に突っ込み「聖火」とするも、ゴール地点(交差点の向かい側)の交番で即逮捕。練馬精神病院へ1年間の閉塞入院となった……。 それから57年間の時が過ぎ、浮かれたり沈んだりしてきた日本は二度目のオリンピックを猛暑のなかで強行し、百歳を迎えたダダカン師は仙台郊外の施設の涼しい部屋で快適な日々を過ごしている。 『独居老人スタイル』や本メルマガでの取材をいつも助けてくれた、ダダカンの若き「見守りびと」である小池浩一くんが、このほど自費出版レーベル「HOLON BOOKS」をスタート。その第一弾として、ダダカンのライフワークのひとつである「ペーパーペニス」作品をまとめた作品集をリリースした。
design
私の特別な人を編んでください!――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第16回 ココ・シャネル/内海恵美香(編集者) (写真:久富健太郎/聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 内海さんが大学生だった1981~1984年はサーファーブーム。横浜育ちの内海さんはバリバリのサーファーになり、大学時代は湘南で波乗り三昧。新卒でサーファー雑誌『Fine』(日之出出版)の編集部員になり、その後、フリー編集やOL向け情報誌『Caz』(扶桑社)編集部、ふたたびフリーを経て、現在は女性向けの雑誌とデジタル・メディアにかかわっています。雑誌編集者として昭和の終わり・平成・令和を生きてきた内海さんが55歳の誕生日の記念にオーダーしてくれたのは、ココ・シャネルの肖像でした。
2021年07月21日 Vol.461
art
いのくまさんとニューヨーク散歩
JR高松駅から予讃線で30分足らず、丸亀駅前広場の一角を占める丸亀市猪熊弦一郎現代美術館。その大きさのわりに威圧感がないのは、谷口吉生の設計によるところも大きいだろうが、猪熊弦一郎というアーティストのキャラクターも反映している気がする。 アート好きのひとに人気が高い猪熊弦一郎現代美術館(MIMOCA)ではいま、「猪熊弦一郎展 いのくまさんとニューヨーク散歩」と題された企画展を開催中。もともとMIMOCAは1991年、猪熊弦一郎から寄贈を受けた約2万点の作品をもとに開館したが、今回の「いのくまさんとニューヨーク散歩」は、猪熊弦一郎が1955年から73年まで20年間近くを過ごしたニューヨーク時代を、その時期に制作された作品だけでなく、散歩の合間に撮られたスナップ写真や8㎜映像、ギャラリー巡りで集めたフライヤーなどもあわせて見せることで、彼が暮らした60~70年代のニューヨークという場所、過ごした日々、歩いた時間……そこから醸し出される空気感のなかで、生まれた作品を新たな眼で見てみようという企画だ。
lifestyle
バンカラ文化とはなんだったのか ――旧制高等学校記念館訪問記
旧制松本高校校舎に隣接するコンクリート造の建物が「旧制高等学校記念館」。松本高校のみならず、全国の旧制高校の資料を収集・展示する珍しい資料館だ。ここ数年、宮城や岩手に残るバンカラ文化に惹かれてきたので、なんの予備知識もないまま入館してみたら、予想外の充実内容だったので、今週はぜひみなさまを旧制高校の暑苦しいバンカラ世界にお誘いしたい! 旧制高校記念館はもともと、1981年に開館した松本高等学校記念館を母体として、「松本高校ばかりでなく全国の旧制高等学校の資料を収集し、未来への架橋となるよう、各校同窓会の協力を得て」(公式サイトより)、1993(平成5)年に開館。20周年を迎えた2013(平成25)年にリニューアルオープンしている。
photography
妄想ホテル room:004 「ここにあなたは確かにいるよ」そういう気持ちでシャッターを押している (写真・文:フクサコアヤコ)
今年の東京は梅雨入りが遅く、始まりそうで始まらない雨の季節を待ちながら、私は少し焦っていた。 もちろん雨が降らないことに対する焦りではない。定期的に訪れる「自分の写真このままでいいのか問題」にぶち当たっていたのだ。それに伴ってこの連載のテーマにも悩んでいた。 私は世間的には「エロい写真を撮る女性カメラマン」と思われている。 自分ではことさら「エロ」を意識しているわけではないのだが、比較的多めな肌色の割合と写真から漂う湿度のせいでそのように認識されているように思う。 そのおかげで撮ってほしいと言ってくださる人も一定数いて、妄想ホテルシリーズが存続している。
design
編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」第15回 【特別編】俺の特別な人を勝手に編みました! 町田町蔵(INU)/町田康(小説家) (文:町田康/写真:久富健太郎/聞き書き:川上雅乃)
連載第15回となる今回は特別編。僕が肖像を勝手に編んだ伝説のパンク・ロッカー町田町蔵、現在は小説家の町田康さんご本人に登場いただきました。モチーフは1979年結成・1981年解散のパンク・ロックバンド「INU」の1stアルバム『メシ喰うな!』のレコジャケです。 『メシ喰うな!』は詞と曲、歌唱、演奏、それから写真も含めたデザイン、どれをとっても完成度が高いレコードだと思います。針を落として聴いていた頃の、青臭い記憶への郷愁もコミコミのパッケージとして『メシ喰うな!』は特別で、しかもこの黄色の地にモノクロの町蔵がこちらを睨みつけているジャケは、ある年代以上でロックが好きな人なら、おそらく誰でも知っている。編み物を始めてセーターを完成させることができるようになってすぐ、「次の戌(INU)年の年始には『メシ喰うな!』を編もう」と決めてました。
2021年07月14日 Vol.460
design
妖怪たちのいるところ――三次もののけミュージアム訪問記
広島市内から北東に向かって、クルマでも電車でも約1時間半。広島市と福山市を結べば三角形の頂点にあたる三次市。中国地方のほぼ真ん中にあり、江戸時代から浅野藩の城下町として栄えた三次を「みよし」と読めるひとがどれくらいいるだろうか。 日本全国、さまざまなかたちの町おこしプロジェクトがあるなか、三次市が目指したのが「もののけのまち」としての観光都市づくり。もののけ=妖怪である。 もともと三次には『稲生物怪録(いのうもののけろく)』と呼び習わされる、日本屈指の妖怪物語が伝わってきた。そのように豊かな歴史背景を持つ町に、日本屈指の妖怪コレクターである湯本豪一(ゆもと・こういち)さんの、30年以上をかけた約5千点におよぶ膨大なコレクションが寄贈されることになって、2019年に開館したばかりなのが湯本豪一記念 日本妖怪博物館、通称「三次もののけミュージアム」だ。
lifestyle
シブメグの人生小劇場 10 横顔 (写真・文:シブヤメグミ)
マダムと初めておしゃべりしたのは、マンションのゴミ捨て場の前だった。 うちのマンションは24時間ゴミが出せる。それでも管理人さんがとてもきちんとしているので、ゴキブリが出るとか変な臭いがしてるとか一切ない。どうせゴミが溜まる場所なんだから汚く使ってもいいべ、なんて気持ちは扉を開けるとどこかへ失せる。ダンボールも新聞紙も、ペットボトルもアルミ缶も、リサイクルされるその日を待ち構えてるかのようにきちんと積まれているし、24時間ダラダラと捨てられている日常のゴミは、二重にした大きなポリ袋にピシッと詰め込まれて無臭で静かにしている。そのくらい気持ちのいいゴミ捨て場なので、自然と住民も丁寧に使う。
design
私の特別な人を編んでください!――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第14回 スペースインベーダーズ/杉谷一隆(振付稼業air:man) (聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 CMやMV、ステージや舞台のダンスから、犬やロボット(「ペッパーくん」他)の動作までも振付。自ら掲げる「動くものならなんでも振り付けます」のキャッチフレーズに偽りなしの振付職人集団「振付稼業air:man」を主宰する杉谷一隆さんです。ユニクロのウェブ広告「UNIQLOCK」とOK Goの『I Won't Let You Down』で、「カンヌやMTVのすごい賞をいっぱい獲ったすごい振付師」と認識してました。初めてお会いしたのは2015年、僕の編み物を展示してくれていた高円寺の古着屋「マウス」で。博多育ちで九州パンクを愛する杉谷さんに、80年代の伝説的パンク・ラップグループ「スペースインベーダーズ」の肖像を編みました。
art
波磨茜也香のおんなのこ散歩 第16回 復活のノロシ/ウェルカム・トゥー・ヘル
1年生の後半あたりから帰り道に毎日同級生の友人と「行けば終わる」と唱え続けていたことを思い出しました。 「行けば終わる」、実にシンプル。それを3年間繰り返し一つ一つ終わらせてきました、そしてとうとうこの日が来ました。卒業しましたよ皆さん! 何人この連載を読んでくれているかわかりませんが「皆さん」! 無事! 波磨茜也香は! 専門学校を卒業し、国家試験も受かり! 歯科衛生士の資格を手に入れましたよー! 祭りだ! 酒だ!
travel
Paradise Lost 二度と行けない珍日本紀行 25 大阪2 ヤキメシ食べてユッフォ(UFO)体験、下町のメシアに宇宙真理を学ぶ
大阪中心部、梅田と京橋のあいだというロケーションにありながら、昔ながらの下町の空気感を色濃く残す天神橋商店街。天神橋から天神橋筋七丁目まで、全長約2.6キロにわたって伸びる、日本一長い商店街と言われている。その一角で異様なオーラを放ち、地元マスコミにもたびたび登場していた『食堂・宇宙家族』。「下町のメシア=メシヤ」を自称する店主・福田泰昌さんのただならぬ存在感に惹かれて、『珍日本紀行』では1997年に初取材。そのあと月刊『サイゾー』誌に連載していた『珍日本紳士録』であらためて取材したのが2004年だった(文庫版『珍日本超老伝』筑摩書房刊に収録)。
travel
ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 24 広東省後編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。コロナ禍の影響もあってか、よく利用していたり、注目していたりした建物、店舗がなくなってゲンナリしております…。今回は広東省のレポート3回目ということで、個人的に中国国内でも最も勢いを感じる遊園地と、8割以上廃墟化して従業員が自給自足に励む!遊園地を紹介します。 2016年12月28日。この日は香港、マカオを経て、広東省珠海市へ。マカオと珠海の境界にあるゲートを越えると、印象的だった看板は深海魚刺身。東シナ海、南シナ海、ニュージーランドの他に、周辺諸国と領有権で揉めている南沙諸島(スプラトリー諸島)、西沙諸島(パラセル諸島)、の深海魚を扱っているとのこと。ご存知のように、中国は周辺の様々な国と領土問題を抱えていますが、どうなるのか予測不能です。この日の昼食は刺身ではなくて、近くの牛肉麺を食べていました。
2021年07月07日 Vol.459
design
音の出ないアルバムから音楽が聞こえてくる ――syobon99さんの刺繍ジャケット・コレクション
Instagramのフィードを見ていたら、ずっと昔のニール・ヤングのアルバムを刺繍にした画像が出てきた。ずいぶん聴き込んで、それからすっかり忘れてしまったアルバムだけど、画像を見た瞬間に音が甦ってきた。でもその刺繍は写真のように精密で正確な再現ではなくて、レコードを聴きながら自由に糸を刺し進めていったように気楽な、当時の言葉でいえばレイドバックした気分が漂っている。70年代の、古びたジーンズの尻ポケットに貼ってあったら似合うような。 いったいどんなひとがこんな刺繍をつくったんだろう。気になってインスタの投稿主を辿ってみたら、「syobon99」さんというそのひとはどうやら日本人で、ビートルズにフランク・ザッパ、デヴィッド・ボウイ、リトルフィート……そんな洋楽アーティストはもちろん、あがた森魚からYMO、ムーンライダースに松任谷由実まで、ものすごく幅広いジャンルのアルバムを刺繍にしては、せっせとインスタにアップしているのだった。
travel
Paradise Lost 二度と行けない珍日本紀行 24 兵庫1
人形たちの極甘世界一周メドレー――数世代の関西人に親しまれてきた宝塚ファミリーランドが閉園したのは2003年のこと。もう20年近く前になるが、いまもあのアットホームな雰囲気を懐かしむひとが少なくない。ファミリーランドが開園したのは明治44(1911)年、なんと90年以上の歴史を誇る遊園地だった。なかでもメイン・アトラクションのひとつ「大人形館・ファンタジーワールド」というライドものにすっかり魅せられて、1998年に『週刊SPA!』で連載中だった「珍日本紀行」で取材しただけでは気持ちが収まらず、2003年にはデザイン誌『アイデア』の連載「デザイン豚よ木に登れ」でもふたたび取材。このときは担当者のかたにもじっくりインタビューできたので(『現代美術場外乱闘』洋泉社刊、2009年に収録)、そちらのテキストをたっぷりの写真とともにご覧いただく。
movie
マクチャンの闇
『住む。』という季刊の住宅デザイン雑誌で、もうずいぶん長く連載をしている。今年で創刊20年、ただ専門誌なのでご存じのかたがどれくらいいるかわからないが、たいていメルマガの記事と多かれ少なかれダブるところがあるので、これまで特に告知してこなかった。でも、先月末に出た2021年8月号では、メルマガでもずっと書こうと思って先延ばししてきた愛憎どろどろ韓国テレビドラマのことを書いたので、お許しをもらってここに転載させていただく。軽いエッセイのようなものだけど、お気に入り番組の画面ショットには力を入れたので!よかったらお読みいただき、一緒に韓ドラ沼にはまってもらえたらうれしい。
design
私の特別な人を編んでください!――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第13回 やついいちろうとこぶし/松嶋初音(タレント)(撮影:久富健太郎/聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 2018年に『ナポレオン・ダイナマイト』のセーターをお買い上げいただいたのがご縁の始まり。本名でのご注文だったので最初は誰なのか気づかず、松嶋さんがインスタに着画をあげてくれて初めて、「わ、松嶋初音さんだったんだ!」と知りました。高校生のときにグラビアアイドルとしてデビューされたそうですが、趣味はゲーム(大会に出るレベル)、カメラや怪談、マンガ、フィギュア、車。結婚して8年になるという夫・やついいちろうさん(エレキコミック)と愛犬こぶしちゃんの肖像を編みました。
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(PDFフォーマット)
ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。
本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。
旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。
ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)
稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。
1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!
ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)
プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。
これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。
ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)
書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい
電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。
ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)
伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!
かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。
ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)
――ラブホの夢は夜ひらく
新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!
ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)
――秘宝よ永遠に
1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!
捨てられないTシャツ
70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。
圏外編集者
編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。
ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014
こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。
独居老人スタイル
あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。
ヒップホップの詩人たち
いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。
東京右半分
2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!