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2014年06月25日 Vol.121

travel

ケチャップとカレー粉の海に溺れて――ベルリン・カリーブルスト食い倒れ旅

まだベルリンが東西に分断されていたあの時代、廃墟のようなクロイツベルクの片隅で、ドラム缶を叩き壊すようなインダストリアル・ミュージックを奏でていたアインシュトゥルツェンデ・ノイバウテン。寒さに凍えながら、ビートに浸っていた黒革の男たち、女たち。深夜の街を、だれもがスーパーのビニール袋にわずかな持ち物を入れて、どこまでも歩いて行くのだったが、そういう夜にからだを温めてくれたオアシスが「インビス」と呼ばれる屋台で、そこではコーラを飲みながら(屋台には酒の販売許可がなかったので)、輪切りにしたソーセージをケチャップとカレー粉をまぜたソースに浸して食べた。「カリーブルスト」との、それが最初の出会いだった。

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art

時をかけるアーティスト

滋賀県近江八幡に残る昭和初期の町家をそのまま使ったアウトサイダー・アート・ミュージアムNO-MA(正式名称はボーダレス・アートミュージアムNO-MA)。本メルマガでも前回の『アール・ブリュット☆アート☆日本』を含め何度か紹介しているが、2004年の開館以来、今年が10周年にあたるという。日本におけるアウトサイダー・アート展示施設として、草分けのミュージアムである。そのNO-MAで今月27日まで開催されているのが、『Timeless 感覚は時を越えて』と題されたグループ展。

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travel

隙ある風景 ROADSIDERS' remix 21 モノ(ケイタタ)

今回のテーマは『モノ』です。人だけでなくただのモノでも人の手が加わるとやはりそこには隙が生じる。そんな人の手で隙ができてしまったモノたちをどうぞご覧ください。

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book

ROADSIDE BOOKS――書評2006-2014

ちょうど今週から書店に『ROADSIDEBOOKS』が並ぶ。昨年末の『独居老人スタイル』に続く、2014年最初の新刊である。「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。装丁を見てピンとくる方もいらっしゃるだろうが、今年3月5日配信号で紹介した浜松のBOOKS&PRINTSで、独自の手描きショッピングバッグをつくっている若木欣也さんの作品を、カバーに使わせてもらっている。

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2014年06月18日 Vol.120

photography

カーブサイドの誘惑

「なかなかない珍しいもの」よりも、「ありすぎて見えないもの」や「ありふれてバカにされているもの」に目を向けていきたいという思いが高まったのは、いまから十数年前のことで、それはやはり珍日本紀行で日本の田舎を何年間も走り回った影響だったのかもしれないが、その思いが募って出版にこぎつけたのが『ストリート・デザイン・ファイル』という、全20巻のデザイン・ブックだった。20巻の中にはラブホテル、大阪万博、暴走族の単車、デコトラ、メキシコのプロレス仮面、中国の文革グッズなど、世界各地でバカにされていた日常のデザインが詰め込まれていたが、そのなかでもひときわ、現地のインテリに徹頭徹尾バカにされていて、個人的には大好きな一冊に仕上がったのが『The German Soul 小人の国』という、ドイツの庶民に絶大な人気を持つ焼物の小人たち――白雪姫と七人の小人の、あの森の小人――を探し歩いた写真集だった。

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travel

場末の楼閣  ――ソウル風物市場に遊ぶ

先週は三陟(サムチョク)の男根彫刻公園を紹介したが、今週はその帰りに一日遊んだソウルでのお話を。ソウルとはもともと8つの門を持つ城郭都市だったそうだが、そのうち南大門と東大門は観光客にもよく知られた存在だろう。東大門には2007年まで東大門運動場という古びたスタジアムがあって、周囲を屋台がごちゃごちゃと囲んでいた。そのうらぶれた雰囲気が好きで歩き回った日々が懐かしいが、取り壊された東大門運動場の跡地は見るからにクリーンな「東大門歴史文化公園」に生まれ変わり、中心にそびえる未来的な建築「東大門デザインプラザ(DDP)」を設計したのが、いま国立競技場問題で話題のザハ・ハディドだ。東大門運動場にはサッカー場と野球場があったが、取り壊しまでの数年間、駐車場になっていたサッカー場では「風物蚤の市」なる、巨大なフリーマーケットが店開きしていた。

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music

ROADSIDE MUSIC tamamix

気合いを込めて、というよりも肩の力の抜けた演奏のほうが似合う楽器、というのは世の中にあまりなくて、ウクレレはそういう珍しい楽器だ。そこが歌うことに似ていたりもする。ジェイク・シマブクロみたいな超絶技巧もいいけれど、リラックスしたウクレレと、リラックスした歌。これほど相性のいいマッチングって、なかなかない。そういうリラックスの境地に遊べるひとは、自分の生活もリラックスできてるんだろうな~と思わせるイメージがあって、目の前のステージでウクレレをポロンポロンしながら「おれのあん娘はタバコが好きで いつもプカプカプカ~」なんて気持ちよさそうに歌ってる彼女は、まさしくそんな良性の脱力感を全身から漂わせているのだが、しかし曲と曲間のトークでは「とんでもない年上男との恋」とか、「悲惨なバイト生活」とか「野良犬との山小屋生活」とか「不倫で奥さんに乗り込まれ」とか、とうていリラックスできない逸話がさらりと披露されて、彼女の奏でる音楽と、見た目と、語られる人生のあまりのギャップに引きずり込まれて・・・気がつけばトリコになっている。tamamix(タマミックス)とはそういう、可愛らしい顔した魔性のミュージシャンだ。

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travel

フィールドノオト 18 佐世保(畠中勝)

修学旅行や家族旅行で何度か連れられてきた長崎。大人になって来るのはこれが初めてだ。滞在中はいろんな場面で地元の方々に親切にしてもらった。貿易史で重要な役割を果たした長崎港。その国際的な文化交流の歴史は、やってくる観光客たちに対しての寛容さを生み出し、住民たちの心に余裕を育んだのかもしれない。とにかく魅力的な街だった。ところで、この旅は五島列島にある離島が目的地になっている。本数の少ないフェリーを乗り継ぐ必要があるため、まずは佐世保に滞在した。離島での収録音は、次回に続き、まずはいくつか収録した佐世保のフィールドレコーディングを紹介したいと思う。佐世保駅前に横切る35号線を登り、その路地裏を散策。偶然、通りかかった幼稚園や市場近くの神社、佐世保港、旅の帰りに立ち寄った小値賀島ののどかな漁村などだ。

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2014年06月11日 Vol.119

travel

花咲く男根の森

ソウル市のバスターミナルから、激走する高速バスに揺られること3時間半。ひなびた町の、ひなびたターミナルにバスは到着した。「三陟」と書いてサムチョクと読む。ソウル―プサンを結ぶ高速鉄道エリアから遠く外れた、朝鮮半島東側に位置する江原道(カンウォンド)の小さな町である。(中略)男根彫刻公園・・・これほど、このメルマガにふさわしい場所があるだろうか!(笑)美しい海岸線を見おろすシンナムの丘に、数百本もの大小さまざまな男根がニョキニョキしてるのは、この地に古くから伝わる奇妙な伝説のおかげだ・・・。

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fashion

新連載 ハダカのこころ、ハダカの眼

去年の夏、「アサクサ・コレクション」という一風変わった手作りの展覧会に参加した時のこと。『東京右半分』のプリントを壁に貼っていたら、となりのブースでモノクロのプリントを床にたくさん並べて、その真ん中にしゃがんでいたのが牧瀬茜さんだった。牧瀬茜(まきせ・あかね)は「1998年に船橋の若松劇場で初舞台を踏み、以降、日本各地に点在するストリップ劇場を10日ずつめぐりながら、行く先々のステージで踊り、そして裸で表現するという日々を送ってきました」(ブログより)というように、ストリップ・ファンなら知らぬもののないベテランであり、2012年に劇場から離れるまで、不動の人気を誇った舞姫でもあった。

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lifestyle

かなりピンボケ 04 さよならパーティー おやじの涙とフィリーピーナの涙、その意味はまるで違う(比嘉健二)

フィリピンパブのせつなくて滑稽なイベントとして、1)自分の誕生日、2)クリスマスパーティー、3)さよならパーティー、この3大イベントがあげられるが、なかでも「さよならパーティー」のおかしさ、悲しさ、むなしさはそこらへんの恋愛小説やドラマよりはるかに面白く、奥深い。ただ、残念ながらこの「さよならパーティー」は今ではあまりみられなくなってしまった。というのも2005年にタレントビザの規制が強化され、フィリピンからそれまで大量に来日していた、タレントの来日が厳しくなってしまったのだ。

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travel

隙ある風景 ROADSIDERS' remix 20 会話(ケイタタ)

今号のテーマは「会話」。会話自体がおもしろかったもの、会話の関係性がおもしろかったものを集めました。長い会話も中にはあるのですが、なかなか奇妙なのでぜひともおつきあいください。それではいってみましょう。

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2014年06月04日 Vol.118

travel

極彩色のアーバン・パラダイス――台中に虹の村を訪ねて

台湾中部の台中は台北、高雄に続く台湾第3の都市。台北からも高雄からも高速鉄道で1時間足らず、人口百万人規模の大都市でありながら、どこかリラックスした雰囲気が漂い、一説によると台湾人が住みたい都市ナンバーワン。パイナップルケーキ、タピオカティー、泡沫紅茶など、観光客におなじみの台湾フレイバーも台中起源だというし、アジア最大規模の国立台湾美術館も、台北ではなくこちらにある。急ぎの台湾観光では北部の台北、南部の高雄・台南のあいだで飛ばされてしまいがちだが、台中は観光するにも、のんびりするにも最適。おすすめしたい場所はいろいろあるが・・・そのなかでまあ異色と言ったら、『虹爺爺の村』ほどカラフルに異色なスポットもほかにないだろう。

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fashion

祭りの街に生まれて

このメルマガで以前、山谷の男たちの肖像写真を発表してくれた(2012年6月13日号)「浅草&山谷のオフィシャル・カメラマン」多田裕美子さんが、今年は久しぶりに自分も半纏を着て祭りの写真を撮りに行ったというので、さっそく見せてもらった。毎年、あらゆるニュースに三社祭の映像は溢れかえるが、そのほとんどすべては、たくさんの神輿とたくさんの人間を撮っただけの、単なるスナップに過ぎない。でもさすがにこの地で生まれ育った彼女の眼とレンズは、外から来た報道カメラマン、アマチュア写真家とはまるで異なる、ずっと深くて親密で、ときに近寄りがたい場所を、表情をまっすぐ見ていて、背筋をシャンとさせられる思いだった。今週のロードサイダーズ・ウィークリーでは、2014年度の三社祭りを撮影した多田裕美子さんの写真を、彼女自身による文章とともにお送りする。

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travel

フィールドノオト17『思い出の抜け道』(新宿)(畠中勝)

歌舞伎町の暗がりに無数に伸びる裏路地。その中のひとつに四畳半にも満たないバラック屋台やスナックが立ち並んだ通りがある。かつて中国人マフィアによる青龍刀事件でも知られたこの一帯は、数年前までは誰もが気軽に足を踏み入れることはできないような空気感があったが、その後、石原都知事が行った歌舞伎町浄化作戦によって、今ではカフェ風の店が増え、近隣のゴールデン街と同様、観光客も安心して入れるようになった。そんな知る人ぞ知る新宿の裏通りで、古くから赤提灯を灯してきたのがスナック『竹千代』。若い頃は、銀座の高級スナック店に勤務、ミスコンへも出場経験があるという女装ママ、竹千代さんが営んでいる。現在66歳。とてもそんな年齢には見えない美貌の持ち主だが、彼女がいうのできっとそうなのだろう。そして彼女の店を渾身にサポートをしているのが、今回、歌を披露してくれた将(まさる)さんだ。

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travel

案山子X 10:やまくにかかしワールド(大分) 後編(ai7n)

2013年に大分県中津市山国町で開催された国内最大級のかかし祭り「やまくにかかしワールド」の後編をお送りします。今回は9~16までのポケット村、コアわらべ村、あかとんぼ広場、やすらぎ村、駅の直販村、犬王丸パーク、つや姫村、中摩殿の8ヶ所のかかしを紹介します。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)

ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。

旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。

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ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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