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2025年07月23日 Vol.654
art
アブライ・ティオサン:描く人生、映画に生きる人生
青山一丁目の角、今年から建て替えが始まるホンダの本社ビル裏手に入った住宅街に、space Un(アン)という新しいギャラリーが去年できたのを僕は知らなかった。アフリカとディアスポラ(故郷を離れて世界各地に離散した人々)の現代美術に特化した展示空間で、奈良吉野にも拠点を持ちアフリカからアーティストを招き滞在制作をさせている。ちなみに発起人はコレクターのエドナ・デュマ、エルメスの創業者一族であるデュマ家に連なるフランス系カメルーン人女性だそう。
travel
北欧の日陰から 08 タルトゥの逆さまハウス
フィンランドからエストニアへ、おもに日陰の、ふつうの観光ガイドにはフィーチャーされないような場所を歩いてきた。今回は箸休め的なおもしろスポットにご案内。 エストニアの首都タリンに続く第2の都市が中央部にあるタルトゥ。エストニア最古の大学があり、政治・商業はタリン、学問・文化はタルトゥ、という感覚らしい。
art
暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく 92話 棲み分け (画・文:新開のり子)
職場で「きれいな人が入ってきた!」と話題になっていました。元CAと噂の女性は歳は50歳くらいでしょうか。美人で背が高くて、スタイルが良い人です。こういう人でも私の職場に入ってくるんだあと感心して、遠くから見つめていました。ガン見していたら、その人はモデルウォークをしながら近づいてきました。口元をすぼめながら、私の顔をまばたきもせずに見ながら近づいてくるので、手に持っていたお皿を落としてしまいました。四つん這いになりながらかけらを拾うと、「あら 大丈夫?」と片足を前に出すポーズで、私を見下ろしています。
lifestyle
バンカラ女銘々伝 第32回 堕胎罪で裁かれた「生娘」志賀暁子 (文:平山亜佐子)
欧米人のように堀りの深い顔立ちで見る者を魅了し、あっという間にスターダムに駆け上がった志賀暁子。しかし、文学好きでロマンティストな彼女は男性に手もなく翻弄され、衆人環視のなか「堕胎罪」の裁きを受ける。華々しい映画女優から「罪人」へと真っ逆さまに堕ちた暁子はどのような人生を歩んだ女性だったのか――。
travel
ユーラシア後ろ歩き 36 謎窟をめぐるユートピア幻想 (文・写真:多田麻美)
黄山での最後の夜、私はふたたび旧市街を歩いた。だいぶ疲れたので宿に戻り、地元名物の緑茶、黄山毛峰を淹れると、今回の黄山の旅で訪れた場所をもう一度思い出してみる。古鎮で得た印象を頭の中で巡らせつつ、私は半ば呆れた。昔の人は何て石が好きだったんだろう。どこもかしこも、石でできた物ばかりだった。商人が財力を見せつけるために一級の職人に作らせた装飾用の浮彫はもちろん、牌坊と呼ばれる門型の建築物、門の脇の縁起物、礎石、壁、柱、石臼、井戸、階段、石畳、碑まで、石だらけ。冗談みたいに、分別回収のゴミ箱まで石だった。
2025年07月16日 Vol.653
travel
北欧の日陰から 07 草原の旧車天国
エストニアをめぐる旅の2回目。北のフィンランド湾に面する首都タリンから南下すると、エストニアを構成する15の県のひとつ、中部のイェルヴァ県に至る。県都はパイデ。といっても人口1万人に満たない町だが、そこから北東に約30キロ、ヤルヴァ・ヤアニ(Järva-Jaani)という村にあるのが「ヤルヴァ・ヤアニ消防博物館+旧車シェルター」だ(英語だとJärva-Jaani Old Equipment Shelter and Museum Center)。こんな長ったらしい名前になっているのは、道路に面した建物が消防を中心としたさまざまなコレクションの展示。そして建物の裏手に広がる広大な草地が、乗用車から大型トラックまで、ありとあらゆる旧ソ連時代の旧車が数百台並べられた屋外展示場になっているから。事前にリサーチしていて見つけた「旧車展示場」、情報ではとんでもない数の錆びついたクルマが展示というか放置されて、しかも24時間オープン!という興味をそそられる場所だったが、辿り着いてみれば屋内の博物館もなかなか興味深かったので、今週はあわせて紹介したい。
art
緊急告知:根本敬展「暗黙の了解の密室の秘め事」急遽開催!
これまで「根本敬presents」企画として、2023年「蛭子能収「最後の展覧会」」、2024年「お前は黙ってろ!」と、ふたつの展覧会を開いてきた表参道のAKIO NAGASAWA AOYAMA。表参道骨董通り裏手、それもパリの高級チョコレートショップの2階というロケーションで根本くんや蛭子さんの作品展を観られる!というギャップも楽しかったが、このほど突然の都合で閉廊が決まったそう。で、最後に急遽、根本敬展が開かれることになって、広報ほぼゼロのまま開催決行。7月19日まで連日開催中だ。
art
暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく 91話 私はピアノ (画・文:新開のり子)
歳をとるごとに友だちが減っているような気がします。友だちの定義を検索すると「お互いを高め合う人」と出てきました。私にはそのような友だちはいただろうか?と思い、ふと思い出したのは、ピアノが上手なノッチでした。 ノッチの家に学校の帰りに寄ることがよくありました。「おじゃましまーす」と言ってノッチの家に入ると、ノッチのお母さんが満面の笑みを浮かべ、「ゆっくりしていってねー」と迎えてくれます。ノッチのお母さんがケーキを持ってきてくれたのですが、ノッチはケーキに目もくれずにピアノの方に向かいました。
food & drink
世界の中のインド亜大陸食紀行/アメリカ編④ ニューヨークのオールドスクール・インド料理店 (写真・文:小林真樹 編集:島田真人)
インド人街ではなく、すっかりバングラデシュ人街化してしまったジャクソン・ハイツ−−。それが24年ぶりのニューヨークでの「発見」だった。だが、移り変わりの激しいニューヨークの移民街にあって変わらないものもある。ジャクソン・ハイツ74丁目通りのど真ん中に位置する、その名もジャクソン・ダイナー(JACKSON DINER)は、9.11テロからコロナという激動の時代を経てもなお、変わらぬ味とスタイルを提供し続けている1983年創業の老舗インド料理店である。
lifestyle
おいでよヘンタイの森 33 わたしってやっぱり変態かなって思うやりたいこと3選 文・イラスト:mimi(会社経営&フリー女王様)
なんかよくあるブロガーのようなことを書いていますが だれも読まないだろうわたしの死ぬまでに成し遂げたかった 変態的な所業・・・やりたかったことですね
photography
ニュー・シャッター・パラダイス 96 放課後のひとつぶ (写真・文:オカダキサラ)
梅雨入りしたというのに、雨があまり降らない2025年の夏。太陽を隠す雨雲もなく、熱と湿気が長時間続く最悪な酷暑週間となっています。 そんな中、押し入れと倉庫の2カ所をメインに大掃除しました。 思い出の掃き溜めのようになっている押入れと倉庫を整理するには、相当な気合いが必要でした。 「こんなものまで!?」と驚いた思い出の品のひとつに、学生時代の成績表がありました。 捨てたと思っていたのですが、両親が取っておいてくれたのですね。 先生の丁寧な字で綴られていた私の長所と短所は、今に通じるものがあり、グサグサと心に刺さりながらも、よく見ていてくれてたんだなぁ、と感心もしました。
lifestyle
極上世界の極上生活 08 謎イベント!「おかしなおかね」に参加してきました!!マジでお金って不思議で不得意!!! 写真・文:極上世界(ぱにぱにぱにぱにともちんぱ&ふりふり)
極上・極上・極上世界(^_^)☆ 色んな出演者さんをかき集めてミュージカルやらパーティーやらを主催してきた極上世界ですが、もっと色んな現場に出たい!活動の幅を増やしたい!と思い、最近はぱにぱに&ふりふりの2人だけで出来るパフォーマンスを増やしていこう!と考えております。 そんな決意を固めたある日、「HYPE FREE WATER」のお2人から、とあるイベント出演のお誘いをいただきました!
2025年07月09日 Vol.652
travel
北欧の日陰から 06 エストニア・タリンのダーク・ツーリズム
これまで1ヶ月かけて巡ってきたフィンランド辺境紀行「北欧の日陰から」。先週は首都ヘルシンキでゲイ・アートの先駆者トム・オブ・フィンランドの足跡を辿ってみた。今週からはヘルシンキからフェリーに乗って、フィンランド湾を渡ってエストニアに行ってみる。バルト海に面し、北はフィンランド、東隣はロシア、南と西はポーランド、ベラルーシに囲まれてリトアニア、ラトビア、エストニアと並ぶバルト3国。エストニアはその北端の国だ。
design
デザインの世間体 043 ヒゲを剃る天使たち (写真・文:若生友見)
前回、前々回とこの連載では生成AIを利用した謎多きジャンル・開運動画をご紹介してきました。YouTubeでそんな動画ばかりをチェックしていると、関連動画がおすすめに上がってきます(開運動画と関連動画の字面は似すぎていますね)。 今回はそんな開運動画と近接した特殊ジャンルをご紹介します。 私のYouTubeにおすすめとして舞い降りたのはこの動画でした。
lifestyle
バンカラ女銘々伝 第31回 階段を上る女太閤 竹内寿恵 (文:平山亜佐子)
嘘をつかないことと、人に恩を受けないことという「長野県の教育方針」に染まった竹内寿恵は、正義感が強く負けず嫌い。そんな性格のおかげか、実業家として成功し「女太閤」の異名もとった。「私は自分でこの道と決めたら……その代わり道を決めるまでは非常に研究するんですが、決めた以上何がどうあろうと、どんな事故があろうとバク進するんです。バク進すると仕方がないからみんなついてくる」。 寿恵は1904(明治37)年1月4日、白馬山麓のふもと、長野県北安曇郡北城村にて横沢菊次郎とたにの間に生まれた。四人兄姉の末っ子で上の3人とは年が離れていたのでほとんど一人っ子のようにして育った。
travel
ユーラシア後ろ歩き 35 深まる洞窟の謎 (文・写真:多田麻美)
ブラーツク、アンガラ川、流星号、バイカル湖の渡し舟、バイカル湖岸鉄道、セヴェロバイカリスク、クラスノヤルスク、バム鉄道、成田、コロナ禍、スーパームーン、北京、シベリア抑留、クラスノヤルスク……記憶がヒュルヒュルヒュルッと巻き戻り、私はふたたび東へと向かう、夏のシベリア鉄道に乗っていた。 ユーラシア大陸の真ん中あたりを過ぎた列車は、イルクーツク州の方角へと向かっている。 私はもう一度、ユーラシア大陸の真ん中へと思いを馳せた。地球のへそがバイカル湖だとしたら、ユーラシア大陸のへそはどこがいい?
art
暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく 90話 招待券 (画・文:新開のり子)
ヴァイオリンの演奏会に行った時のこと。 以前習っていたピアノ教室の先生からもらったヴァイオリンの演奏会の招待券、初めて貰えたことに感激したもののクラッシックに詳しいわけではないので少し戸惑ってしまいました。 普段行かない所なので、演奏会が近づくたびに緊張が走ります。 演奏会の前に、バッチリメイクの練習に、とっておきのワンピースを選び、大切にしまっていたお気に入りのハイヒールを押入れから引っ張りだしました。 靴を履くとまるで「シンデレラ」にでもなったような気分です。
photography
妄想ホテル room:052 野球と恋 (写真・文:フクサコアヤコ)
夏になると思い出す音がある。 蒸し暑い風に乗って、部屋の中に入り込んでくる虫の声、扇風機の規則的な音。 夕飯の残り香が漂うリビングには、テレビから流れるプロ野球ナイター中継の音が重なっていた。それは、私にとって“昭和の夏”の象徴とも言える音の風景だ。 小学生の頃、そんな音が聞こえてくると宿題もそこそこに私はテレビの前に駆け寄った。 好きな球団が勝てば嬉しい、負けると悔しい。プロ野球は単なる娯楽ではなく、自分の感情を素直に託せる場所でもあった。 ヒーローのように活躍する選手を見て、自分も何かがんばれる気がしたし、ひいきの球団とともに長いシーズンを一緒に走っている感覚が心地よかった。 プロ野球には、そんなふうに人生の一部になってしまうような不思議な力がある。 今回紹介するモデル・石川陽波さんも、そんなプロ野球に魅せられた一人だ。
lifestyle
蒲田リハビリ日記 第30回 都築響一さんを訪ねて大道芸術館@東京・向島 (写真・文:リーサル・ウエポン金本)
都築響一さん主筆“ROADSIDERS' weekly”内「蒲田リハビリ日記」においては、第21回以降が特にえげつない! とエロ本時代の先輩・同僚間でのみ内輪受けしている。回を追うごとに過激化してゆくのが以前からの俺のパターンだったが、15年以上も署名原稿を書いていなかったのにもかかわらず、実情は、いっさい何も変わっていないのだろう。不定期連載「蒲田リハビリ日記」も丸5年を迎え(2020年07月08日 配信号から連載スタート)、いよいよ第30回である。今回は満を持して、ついにラスボス・都築響一さんの興された東京・向島の大道芸術館を訪ねることにした。
2025年07月02日 Vol.651
travel
トム・オブ・フィンランドがいた街で
フィンランドの田舎をぐるりと巡ってきたシリーズの5回目、先週の海浜都市ヴァーサから、首都ヘルシンキに戻ってきた。 フィンランド、と聞いて思い浮かぶものはひとそれぞれだけど、まず「トム・オブ・フィンランド」!というひとも少しはいるかもしれない。言わずとしれたゲイ・イラストレーションのパイオニア、トム・オブ・フィンランドは生誕100年を記念して、2020年にはオリジナル作品30点を揃えた日本で初めての個展が渋谷PARCOギャラリーXで開催されてので、実作に対面できたひともいるのではないか。
food & drink
世界の中のインド亜大陸食紀行/アメリカ編③ 変貌するニューヨークのインド人街 (写真・文:小林真樹 編集:島田真人)
「人種のるつぼ」ニューヨーク。それを最も強く感じさせるのが、マンハッタン島からイーストリバーを超えた東側に位置するクイーンズ区である。中国・韓国、南米、東南アジア、中央アジアといった各国からの移民がブロッグごとに集まり本国さながらの小さな商圏を形作っていて、そこを歩けばちょっとした世界旅行気分に浸れる。このうち私が追っているインド人街は、地下鉄74丁目駅から北側にかけてのジャクソン・ハイツと呼ばれる一帯に広がっている。
photography
ニュー・シャッター・パラダイス 95 そこに座る覚悟について (写真・文:オカダキサラ)
先月、先々月と立て続けに脂肪溶解注射を、お尻に打ちました。 私はおしりの脂肪の多さが、昔からコンプレックスです。かっこいいお尻の大きさなら文句はないのですが、生憎、私は後ろ姿がだらしなく見えるタイプで、お尻の形が気になって試着室で購入を諦めた服が山のようにあります。 そんな悩みを見透かすように、漫画アプリで脂肪細胞をなくす医療痩身の広告が流れてきました。 えー、どうせ高いんでしょ…、と最初は思っていたのですが、そのうち何をしても変わらないこのお尻に悩まされ続けて人生を送るより、「やってやったぜ!」と満足して死ぬ方がいんじゃないかと思うようになり、受診を決意しました。
art
暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく 89話 おてもやんと呼ばれて (画・文:新開のり子)
今日も仕事を頑張ろう! 気合いを入れて職場に行くと、「顔!どうしたんですかっ!?」ものすごく心配そうに男性スタッフが駆け寄って来ました。「えっ何かついていますか?」と聞くと、まじまじと私の顔を見て、肩をすくめて立ち去って行きます。こういう経験は一度や二度ではありませんでした。きっと疲れているのかもしれない。そう思い、気にしないようにしました。「顔、どうしたんですか……?」とまた違う人に言われました。その人も近くで私の顔を覗くと変な顔をし、立ち去って行きます。
lifestyle
おいでよヘンタイの森 32 レスから生まれる変態は家庭円満につながるのかもしれない 文・イラスト:mimi(会社経営&フリー女王様)
昨日チャットで出会ったレス男の妄想 なんで夫婦はレスになるのか? そんなこと若い時は考えもしなかったけど、わたしもアラフォー人妻 考えますよねレスについて わたしがいろんな人にきいて思うところは子供問題 1 子供ができたら母親になる嫁をまず抱けない(見た目も変わった) 2 抱きたいけど、嫁がお母さんになり抱かせてくれない 3 愛人がいる だいたい、もう抱けないが1位でしょうか
lifestyle
極上世界の極上生活 07 渋谷の秘宝館!隠れ家BAR「バイブバー」に潜入!大道芸術館では最先端のバイブLELOのイベントも!~極上アダルトトイの今昔~ 写真・文:極上世界(ぱにぱにぱにぱにともちんぱ&ふりふり)
極上・極上・極上世界~o(`ω´ )o!!! 今回は極上な女性向けアダルトトイについてカキカキしていきたいと思います! というのも、極上世界のふりふりは以前、渋谷にある「VIBEBAR WILDONE」、通称「バイブバー」でバイトをしていたのでした!
art
波磨茜也香のおんなのこ散歩 第24回 「最後の人柱」
11月1日(金) 今日は大運動会。 歯科衛生士科、歯科技工士科が横浜市内の会場に集まり朝から夕方まで様々な競技を行う。 自分としてはできる事ならサボって家でダラダラしていたい気持ちでいっぱいだったが、休むと実習日を休むのと同じカウントを取られるという事で泣く泣く参加した。 2年生になったのでサボり方は心得ており、スタンド席から競技に奮闘する同級生を適当に応援した。
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BOOKS
ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)
ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。
本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。
旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。
ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)
稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。
1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!
ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)
プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。
これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。
ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)
書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい
電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。
ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)
伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!
かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。
ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)
――ラブホの夢は夜ひらく
新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!
ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)
――秘宝よ永遠に
1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!
捨てられないTシャツ
70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。
圏外編集者
編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。
ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014
こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。
独居老人スタイル
あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。
ヒップホップの詩人たち
いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。
東京右半分
2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!