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吉村智樹
food & drink
Neverland Diner 二度と行けないあの店で 39『謎のカレー屋の店主は、空の雲を自在に操った』吉村智樹(ライター)
僕は「超能力」というものに強い関心がある人ではない。そこへさらに宗教やスピリチュアルの要素が加われば、うさんくさく感じ、できるだけ遠ざかろうとしてしまう。しかし……実際に「あれ」を見せられてから、超能力の存在そのものは否定できなくなった。かつて千葉県成田市に存在した「王様の蔵」というカレー屋さん。そこのオーナーのTさんが、僕の眼の前で、指先で、空に浮かぶ雲を自在に操ったのだ。
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ジワジワ来る関西奇行 02 強敵「堺市」にうかつに触れてみる(写真・文 吉村智樹)
「堺市」は大阪府内で人口・面積ともに第2の都市。が、単に2位というだけではなく、1位の大阪市とは趣がまるで異なる独特な文化・産業が存分にあるライバル。いわば「反大阪市都市」。堺市は、一般に「仁徳天皇陵」と呼ばれる大仙陵古墳をはじめ40基にも及ぶ古墳群がひしめく太古の歴史が横たわる街であり、茶の湯の流行の発端の地、キリスト教と南蛮文化が上陸し、南国の樹々がおいしげるエキゾチックタウン、鉄砲の製造を機会として刃物や自転車が作られるようになったという手工業の一大拠点、そして4つもの漁協を持つ漁師町だ。これほどまで際立った特徴があるアイテムを多数抱える市は、大阪の中ではほかにない。有事の際には自治も独立も、さらには敵対することも可能なほどのポテンシャルを秘める。大阪市・大阪府の維新軍がコントロールできない厄介な鬼っ子で、時に大阪市長と堺市長が舌戦を繰り広げることもある。そういう点で堺市は、実に痛快な存在なのだ。
travel
ジワジワ来る関西奇行 09 高砂市の「ロリータ包丁」と「ゴスロリ包丁」(写真・文 吉村智樹)
Twitterを始めて、およそ6年になる。6年もやっていると、ときどき「バズ」る。「バズ」は怖い。自分でも手に負えないほど、ひとつのツイートが広く拡散し、ネット上にノーコントロールな絨毯爆撃をおっぱじめるのだ。Twitterには「炎上」と「バズ」がある。視覚的には似ているが、このふたつの現象は非なるものだ。「炎上」は怒りやからかいの矢がどんどんこちらへ向かってくる状態。対して「バズ」は、自分のツイートが壊れた散弾銃となって連射がやまず、無数の弾が広く広く、遠く遠くへ撃たれ続ける感覚におちいる。これまで何度かバズったが、今年3月にツイートしたこれは拡散の勢いもすさまじく、とりわけ忘れられないものとなった。それが「ロリータ包丁」と「ゴスロリ包丁」。
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SNSの神々 第5回 「団地の給水塔」を追い続ける男(文:吉村智樹)
SNSを通じて自己表現をしたり、収集や観察の成果を発表したり。そうして熱い支持を集めるカリスマたちに迫る「SNSの神々」。第5回目は、日本中を旅しながら、ひたむきに「団地の給水塔」を撮影し続けるUCさん(37)。給水塔高層部分の外形がズラリと並んだUCさんのInstagramアカウントが、日本はもとより海外でも話題となっている。先ごろは韓国で出版された花形インスタグラマーたちを紹介した本にも採りあげられた。UCさんは、大阪市内のとある団地に住むサラリーマン。会社勤めをしながら、団地の給水塔を探し求めて全国をさまよっている。「日本給水党党首」という肩書きをもち、団地愛好家集団「チーム4.5畳」の一員でもあり、InstagramやTwitterを有効活用しつつフィールドワークを深めてゆく姿は、「SNS時代の路上観察家」の、ひとつの理想形だろう。
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新連載 ジワジワ来る関西奇行 01 誰も知らない大阪 「寝屋川市」という開かれた秘境 (写真・文 吉村智樹)
もしも「ロードサイド関西」というような本をつくるとしたら、このひと以上の適任者はいないはずの吉村智樹さん。本メルマガ読者なら自然と(笑)、吉村さんファンも多いのでは(体型も似てるし!)。いまは京都在住の吉村さんだが、以前に東京・高円寺に住んでいたころからの知り合いで、いつかなにか一緒にできたらな〜と思っていたのが、ようやく実現。今月から月いちどのペースで、「ジワジワ来る関西」について書いていただくことになった。このメルマガでも最近は関西についての記事が多くなっているけれど、いまだにみんなが知ってる気になっていて、実はぜんぜん知らない(知ろうとしない)関西という謎に、これから毎月お連れする。
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ジワジワ来る関西奇行 04 交野市(かたのし)で「ハンドパワー」の凄さを知る(写真・文 吉村智樹)
交野市と書いて「かたのし」と読む。大阪人でなければ、いやヘタすれば同じ大阪人ですらその読み方がわからない難読地名。さらに地名の読み方だけではなく、住んでいらっしゃる方には申し訳ないが、交野市に関する知識を、ほとんどの大阪人は持っていない。先日、僕はTwitterで「ただいま都築響一さんのメールマガジンROADSIDERS' weeklyの取材で交野市に来ています」とツイートした。すると、きっと読者の方からだと思うが「交野市!? あそこ、芋掘り以外になんかあるんですか?」とリプライされた。この方はまだ「芋掘り」という情報を持っているだけ、交野市に関してはツウだ。調べたわけではないが、同じ大阪在住者でも、「交野市に行ったことがある」「位置や、なにがあるかを把握できている」という人はとても少ないのではないか。
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ジワジワ来る関西奇行 05 ビューンと飛んでく「新長田」駅前(写真・文 吉村智樹)
ジワジワ来る関西奇行、今回、訪れた場所は兵庫県神戸市長田区の「新長田」駅周辺。JR神戸線と山陽本線、神戸市営地下鉄西神・山手線と海岸線が乗り入れしたひじょうにアクセスしやすいハブ駅で、改札を出て南側には長大な商店街もあり、とても住みやすそう。にもかかわらず同じ関西人でも「新長田? 名前は知っているけれど行ったことがない」という人はけっこう多い。神戸の人気エリア「三ノ宮・元町」と「須磨」のあいだに位置しているため路線図では頻繁に目にする有名な駅なのだが、ステーションビルの大きさや街の規模に反比例してなぜか普通列車しか停車しないゆえ、車窓から眺めるだけのスルー駅になってしまっている。
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SNSの神々 第3回「パチンコ屋さん」を愛した女(文:吉村智樹)
SNSを通じて自己表現をしたり、収集や観察の成果を発表したり。そうして熱い支持を集めるカリスマたちに迫る「SNSの神々」。第3回目は、ある「人気ハッシュタグ」に迫ってみたい。SNSを有意義に利用するために、「#」(ハッシュタグ)は欠かすことができないラベルだ。ハッシュタグはFacebook、Instagram、Twitterなど各種SNSをまたにかけて使え、そのため「Googleよりも検索に便利だ」とまで言われている。路上観察やロードサイド物件にも、多くのハッシュタグが存在する。「#廃墟」「#いろんな協会」「#標しくぃ」「#路上園芸」「#スナック団体戦」「#電気風呂」「#ロマンチック美容室」「#よき電話マーク」「#日本給水党」などなど、さまざまなストリートハンティング系のハッシュタグが林立し、稼働している。
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SNSの神々 第4回 「走るアート」の男(文:吉村智樹)
SNSを通じて自己表現をしたり、収集や観察の成果を発表したり。そうして熱い支持を集めるカリスマたちに迫る「SNSの神々」。第4回目は、Facebookに、とてつもなく大きな作品を発表し続けている、ひとりの肉体派表現者を紹介したい。友人のライター仲谷暢之くんから、「Facebookに、途方もなく大きな作品を発表し続けている小学校の先生がいます」と教えられたのが今年の1月。仲谷くんが保存していた「小学校の先生が描いた作品」をメールで送ってもらった。そこにあったのは、ネット地図上の道路をうまくつないで描いた、大きな文字や絵。
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ジワジワ来る関西奇行 03 ナイト・オブ・ザ・リビング堺東(写真・文 吉村智樹)
これといった景勝地もなく、知名度に反して観光収入の少なさが問題視され続けた大阪市が、たとえなんらかの誤解であってもそれでツーリストが増えたなら喜ばしいことだ。しかし「ミナミ=大阪の原風景」と呼ぶにふさわしい時代はもう終わったと認めざるを得ないだろう。いまのミナミは、大阪らしい街、ではなく、訪れた人たちのために商人たちが大阪キャラを演じるナニワーランドへと姿を変えた。ゆえに、かつて上田正樹と有山淳司が名盤『ぼちぼちいこか』で歌った「梅田からナンバまで」「なつかしの道頓堀」のようなエレジーでブルージーな街を期待してやってくると、期待はずれで肩を落とすことになるやもしれない。「あやしくて、チープで、いなたくてB級で、でもどこか憎めないあの頃の大阪ムードを味わいたい。でもミナミは残念ながら想像していた街ではなくなっていた」。そんな方には、ミナミからさらに南へ、南海「難波」駅から高野線に乗って12分の「堺東」駅で下車することをお勧めする。そこにはガラパゴス諸島のように生態系が温存された大阪がある。
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ジワジワ来る関西奇行 08 スター・ウオーズ オオワダの覚醒(写真・文 吉村智樹)
「御寿司 美奈吉」と染め抜かれたシンプルな暖簾。こていで飾らない造りの店構え。一見して「ご近所にあるとうれしい、普通の、おいしい寿司がいただけるお店」というイメージ。もちろんその印象は間違いではない。僕はこれまで2度、こちらで握りとネギトロの細巻きをいただいたが、口のなかでしゃりがほろっとやさしくほどける食感がたまらない、確かな技術と庶民性を兼ね備えた、ほっとする味のお寿司だった。とはいえこの連載で、おいしいという理由だけでお店を紹介するはずがない。実はこの「美奈吉」は、決して派手な外観ではなく、目立つ場所に立地していないにもかかわらず、全国から注文が相継ぐ穴場の人気店なのだ。その理由は、おいしさだけではなく、お寿司でデコレーションケーキをつくってくれるから。
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新連載! SNSの神々 第1回 アーケード商店街を愛する女(文:吉村智樹)
この連載では、SNSで作品や研究の成果を発表し、それによってカリスマ性を帯びる人々を紹介してゆきます。第1回目にご登場願うのは、名古屋にお住いの「あさみん」さん。「全国のアーケード商店街ばかりを旅している女性は、他にいないかもしれませんね」あさみんさんは、そう言います。あさみんさんは、「日本三大電気街」のひとつであり、下町情緒ただようアーケード商店街が横たわる「大須」で生まれ育ち、つい先日まで百貨店で販売員をしていた、ごく普通の女子です。しかしSNSの世界では、彼女はカリスマ・トラベラー。珍スポット、B級スポット、路上観察のたしなみがあるならば、あさみんさんの名を知らない人はいないでしょう。ブログ「BQ ~B-spot Explorer」やSNS、特にInstagramでの圧倒的な更新ぺースには、たじろがずにはいられません。
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SNSの神々 第6回 ビハインド・ザ・マスク(文:吉村智樹 写真:吉村智樹、ひょっかめ)
SNSを通じて自己表現をしたり、収集や観察の成果を発表したり。そうして熱い支持を集めるカリスマたちに迫る連載「SNSの神々」。第6回目は、奇しくもタイムリーなキーワードとなってしまった「マスク」にまつわる人々を紹介したい。マスクと言っても、もちろんドラッグストアから姿を消した医療用ではなく、頭にかぶる「お面」(ドールタイプマスク)を制作している人たちだ。「ひょっかめ」という、ひょうきんな語感のふたり組が東京を拠点に活躍している。Instagram、Facebook、Twitterなど主要SNSを駆使しながら、制作した愛らしいお面の画像を発表しているのだ。
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ジワジワ来る関西奇行 06 高槻オール・ザット・ジャズ!(写真・文 吉村智樹)
東京にお住いの方が、もしなんらかの事情で大阪へ転居しなければならなくなったならば、僕は高槻市からスタートしてみることをお勧めする。というのも高槻市街は、関東の「住みたい街ランキング」で例年トップに輝く人気の「吉祥寺」にひじょうによく似ているからだ。東京の人が、良くも悪くも濃厚で香辛料たっぷりな大阪市内でいきなり暮らし始めてしまうと、ハマれば病みつきだが、そうでなければアレルギーを引き起こす可能性がある。そうならぬためにも吉祥寺に似た高槻市街でじょじょに身体を大阪に慣らし(これを“阪身浴”という)、次第にディープ&キッチュな大阪市内へと駒を進めてゆくのがよいかと思う。
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ジワジワ来る関西奇行 07 伝統工芸の街・京都西陣で出会った歌う畳職人(写真・文:吉村智樹)
再婚を機に大阪から京都へ移り住んで4年になる。しかし、いまだに僕は京都についてなにも知らない。ある日、僕はキッチンのダイニングテーブルで、ぱらぱらと週刊誌のページをめくっていた。ページがちょうど藤原紀香と片岡愛之助の入籍を伝える記事に留まったところで、妻がこう言った。妻「藤原紀香ってむかし、『西陣織会館』の着物ショーのバイトをやっとったんやで」
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ジワジワ来る関西奇行 10 奈良県吉野へ。尼僧アイドル「愛$菩薩」(あいどるぼさつ)に会いに行く(写真・文 吉村智樹)
今回は関西を拠点に活躍する、ひとりの異色アイドルを紹介したい。異色アイドルといっても、昨今よく採りあげられる「地下アイドル」とは違う。地下アイドルという言葉になぞらえるなら、彼女はむしろ正反対な、極楽のありかを歌う“天上アイドル”と言えるだろう。緑豊かな奈良県吉野の山あいに二十三代に渡って受け継がれる由緒あるお寺「西迎院」。こちらの女性副住職である中村祐華さん(34歳)には、実はもうひとつの顔がある。彼女は25歳で「愛$菩薩」(あいどるぼさつ)の名でデビューし活躍する本邦唯一の“現役尼僧アイドル”なのだ。
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SNSの神々 第2回 「春画人形」を愛する男(文:吉村智樹)
「都築響一さんがお書きになった『珍日本紀行』という、日本の珍スポットを集めた本がありますでしょう。この本に岡山県のカブトガニ博物館が出てきます。あのページに載っている巨大生物をつくったのが、私なんです」カズやんさん(58)は、そう言って、僕を驚かせた。ツイ廃(Twitter中毒)の僕は、以前から「春画人形の世界」というアカウントをフォローし、ツイートを楽しく読んでいた。アカウント「春画人形の世界」には、「+R18/集めている艶っぽい博多人形や土人形などを紹介します」という一貫したテーマがあり、たくさんの色っぽい人形がアップされ続けている。運用するのは「カズやん」と名乗る人だった。「自作の浮世絵四十八手人形も制作中」との短いプロフィールがあり、どうやら造形の仕事をしているらしい。しかし、詳しいプロフィールは、まったくわからなかった。
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ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)
ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。
本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。
旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。
ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)
稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。
1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!
ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)
プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。
これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。
ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)
書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい
電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。
ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)
伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!
かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。
ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)
――ラブホの夢は夜ひらく
新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!
ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)
――秘宝よ永遠に
1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!
捨てられないTシャツ
70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。
圏外編集者
編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。
ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014
こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。
独居老人スタイル
あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。
ヒップホップの詩人たち
いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。
東京右半分
2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!