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AFTER HOURS
編集後記

2024年04月10日 Vol.592

今週も最後までお付き合いありがとうございました。硬軟いろんな記事が並びましたが、気に入ってもらえたたでしょうか。

ロードサイダーズ・ウィークリーでは自家製電子書籍のROADSIDE LIBRARYシリーズ、そして2023年からスタートした文庫版のPOCKET ROADSIDERSなど、これまでの出版社では実現が難しいコンテンツを自主制作・自費出版のかたちでリリースしてきました。どちらもロードサイダーズのWEBサイト内ショップ・ページで、また全国いくつかの書店などでも扱っていただいていますが、オンライン販売サイトのBASE内にもショップを立ち上げて販売中。

そしてこのほどロードサイダーズ・ウィークリーの購読に必要だったPayPalでの支払いに加えて、BASEからも購読申し込みができるようになりました。すでにBASEにアカウントを登録されているかたも、そうでなくてもAmazonペイやキャリア決済など、さまざまな支払い方法を選べます。正直言って、純国産システムなのでPayPalよりずっとわかりやすい! この後記を読んでくれているみなさまはもう購読会員だと思いますが、「ちょっと興味あるけどPayPalとか面倒・・・・・・」と迷っているお友達がいたら、ぜひおすすめください!


https://roadsiders.base.shop/items/80967599

BASE:ROADSIDERS’ weeklyショップページ:https://roadsiders.base.shop/

さて、読んでくれたかたもいらっしゃったかもですが、先々週の3月25日から29日までの5日間、珍しく日本経済新聞の夕刊文化面で、ひとそれぞれの大事なものを紹介する「こころの玉手箱」という連載に登場させてもらいました。まあ経済人の立派なコレクションと競っても意味ないので、月曜日が「新宿御苑の入口にいたホームレス・文秀さんの木彫り」に始まって、火曜日がおかんアート、水曜日がメルマガでは2020年1月15日号「地上絵と限界鉛筆」で紹介した鈴木千歳さんの限界鉛筆! 木曜日が刑務所の矯正作業でつくられる「刑務所良品」、そしてシメの金曜日が今年1月17日号で紹介したばかりの札幌ギョウザのてっちゃんの阿部鉄男さんによるミニチュア紙粘土細工! ハードワークで疲れた企業戦士のみなさまが、届いたばかりの日経夕刊をめくって、おかんアートや刑務所製品の救急箱をどんな思いで見てくれたのかと想像すると・・・・・・。


ちなみに掲載後に連絡をくれた限界鉛筆の鈴木千歳さんは「あれから成長していて、いまはキュウリの薄切りぐらいになってます」とのこと!すごすぎる・・・・・・。そしてギョウザのてっちゃんからも電話をもらって、「なんか最近、妙にお客さんが増えてる気がしてたんだよね~笑」と喜んでくれてました。もう、それだけでうれしい!


日経新聞を読んでいらっしゃらないみなさまのために、掲載紙面をここに転載しようと思ったのですが・・・・・・「載せるんだったら料金払ってもらいます」と日経に言われてしまい!むかついたので、ここにテキストと、こちらで撮り直した写真を上げておきます。全5章、お読みください!

文秀さんの木彫り動物たち


 雑誌で仕事するようになって50年近く経つ。いろんな土地でいろんな出会いがあって、中にはすごく有名なひとや高価なものもあったけれど、いつもいちばんこころに残るのはだれも知らないひとの、だれも気にかけないものたちとの偶然で幸福な出会いだ。そんな記憶のかけら、僕ひとりだけにとって大切なものが、いつのまにかずいぶん増えてしまった。
 そのひとはいつも新宿御苑の大木戸門脇にいた。生け垣の窪みにわずかな持ちものを広げて、うつむいたまま手を動かしている。通りすぎるほとんどのひとにとっては「生け垣の一部」ぐらいの感じで、目に入らないのか入れたくないのか、ただ足早に通りすぎていく。
 近寄ってみると、彼は木片を削って小さな亀や鳥を削っているのだった。手のひらに乗るくらいの、ありあわせの木片を手彫りしただけ。完成した作品がいくつか板の上に並んでいたので「売ってるんですか?」と聞いてみると「売ってますよ」とボソリと呟く。千円かそこらのお金を払って、裏を見てみると「文秀」とマジックで書いてあった。
 文秀さんはホームレスだった。新宿御苑の脇で昼の時間を過ごし、夜はきれいにそこらを片付けて、どこか近くの木立に寝に行く。「文秀」というのは、本名が「秀文」だからと、あるとき教えてくれた。
 自転車で通りかかるたびに「きょうもいるな」と思い、たまに作品を売ってもらって、うちの棚に4つ目が並んだ夏のこと。2015年だったか東京ではデング熱が流行って、新宿御苑も閉鎖。それをきっかけに文秀さんは姿を見せなくなってしまった。御苑の職員も、隣り合った立派な区民センターの警備員も、もちろん気にも留めていない。もともと道行く全てのひとに「見えない存在」だった文秀さんは、ほんとに見えないひとになってしまった。
 あのとき、寡黙な彼にむりやり話を聞いてみればよかったのかもしれないけれど、そういう「取材」をしたい気持ちにはならなかった。たまたま通りかかって、そこにいれば近くにしゃがんで眺めさせてもらう。いなければ「またそのうち会えるかな」と思いながら通りすぎる。そういう敬意の払いかたが、文秀さんにはふさわしい気がしたのだった。


裏側に書いてくれたサイン、新宿御苑大木戸門 文秀!

おかんの犬


 アートというジャンルにもいろいろあるけれど、「おかんアート」という言葉はご存じだろうか。たとえば久しぶりに実家に帰ると、いつのまにか増えてる「軍手のうさぎ」とか、喫茶店のカウンターにある「三角形の折り紙ブロックを組み合わせたツル」とか、ああいうやつです。
 どこにでもあって、だれからもリスペクトされることなく、作者本人もアートとはまったく思わず、売ったり買ったりもできず、しかしもらえることはよくあり、しかももらってもそんなにうれしくないこともあり・・・・・・そういうのが「おかんアート」の真髄だ。
 おかんアートという言葉自体は2003年に2チャンネル内にスレッドが立ったのが始まりらしい。地方出張の夜に立ち寄ったスナックのカウンター、商店街の信用金庫のショーウィンドウやたばこ屋のケース内、病院の待合室、道の駅の隅っこ・・・・・・いろんな場所で出会うたびに「これ、だれがつくって、どうして飾ってあるんだろう」と、深まるばかりの謎にすっかり取り憑かれてもう20年近く。各地のカリスマ作家を訪ね歩き、展覧会を開き、作品集まで刊行してしまった。
 写真はたしか、広島駅前地下広場で開かれていたバザーで出会い、目が合った気がして連れ帰った犬のペア。毛糸で編まれた、高さ25センチほどの作品(と呼んでいいのか)。エレキギターでノイジーな音を生むディストーションというイフェクターがあるが、存在まるごとにディストーションがかかったような、絶妙の歪みっぷりにやられたのだった。たしか2匹で千円かそこら。
 バザーのテーブルに置かれたらただの拙い手芸だけれど、これをすごくきちんと撮影して巨大なプリントにしたり、お洒落なギャラリーで白い台に乗せて展示したとたんに、深遠なコンセプトを秘めた現代美術作品に見えてきたりもする。作り手はなんにも考えてないのに、見る側が勝手にいろいろ意味を探したり――そういう現代美術の虚しい深読みごっこを、この子たちは体現してくれている気もするのだった。

刑務所の救急箱


 各地の駅前広場やショッピングモールの一角などで開かれる「刑務所作業製品即売会」を見かけたひとがたくさんいるだろう。年にいちどは東京の会場に全国の刑務所から自慢の逸品が一同に会する「全国矯正展」も開かれている。
 刑務所でつくる製品に興味を惹かれたのは、その大半があまりに凡庸だからだった。ふつう、商品というものは他と違うオリジナリティが重要なわけだが、刑務所製品にはなんのオリジナリティも、デザイン的なヒネリもない「ただのブリキバケツ」とか「ただの木製すのこ」とか、ただの日用品が溢れている。あまりに普通すぎて街場の店では見つからない、そういう「ただの日常のかけら」を眺めているうちに、これを集めて部屋をつくってみたら、もっとも普通で、でもどこにもない、現代日本の暮らしの完璧なプレゼンテーションになるのでは」と思いついた。
 いまから十数年前、刑務所製品を管轄する矯正協会という組織にお願いして各地の刑務所内での作業の様子を取材、『刑務所良品』という本にまとめることができた。 
 刑務所製品は基本的に商売のためというよりも受刑者の教育――「手に職をつけて送り出す」ためにつくられるので、オリジナリティよりもむしろ応用が利く「ふつう」であることが重要になる。刑務所という非日常的な組織が生み出す、それは問答無用の日常世界であり、確信に満ちた「平凡」という小さな幸福の象徴だ。
 「ほかとちがうなにか」ではなく「いちばんほかといっしょで、いちばんふつうのなにか」を、一点の疑いもなしに、全国的なスケールで、国を挙げて追求しつづける刑務所製品。デザインという言葉を使うのさえためらわれる厖大な日用品は、見方を変えれば現代日本の生活空間をかたちづくる真の象徴でもある。意識高いデザイン・ミュージアムのひとたちには見えていないだろうが。
 昔ながらの木製救急箱は水戸刑務所製。ちなみに水戸刑務所は「犯罪傾向の進んだ成人男子受刑者で刑期10年未満の者」を収容する施設である。

限界鉛筆


 「サスノグリフス」と名乗るアートグループの一員である鈴木千歳さんと出会ったのは2018年だった。新潟県を本拠にするサスノグリフスは海沿いの砂浜にナスカのような巨大な地上絵を描き、それを空から見てもらおうというプロジェクト。新潟空港そばの砂州に描いた地上絵は、発着する飛行機から見えたらしい。
 新潟の書店で開いたトークイベントに来てくれた鈴木さんは、「こんなの作ってるんです」と、手のひらに乗せたホチキス針箱ぐらいの小箱を見せてくれた。そーっと箱を開けると、そこからチビた・・・・・・というより極限まで削り込まれて小さなホック(スナップボタン)の頭ぐらいになった鉛筆がいくつも出てくる。どうやってつくったんだろう! あんなに巨大なものと、こんなに微細なものを同時に手がけてるって、いったいどんなひとなんだろう!
 鈴木さんは新潟市で建設系の業界新聞に勤務、県内全域を記者として走り回っていたが、子どもを産んだあと会社に復帰したら、身体に気を遣われたのか内勤になってしまった。お堅い会社らしく「まったく無音で、ただキーボードを打つ音と、たまにだれかがなにか食べる咀嚼音が響くだけ」の仕事環境。その「ものすごくつまらない時間と日々を乗り切るために、“頭のヒマ”を解消しようと始めた」のが、「限界鉛筆」とみずから名づけた極小の鉛筆づくり。
 鉛筆、カッターナイフなどすべて会社の業務に使うものだけで、会社にいるときだけ、鈴木さんは限界鉛筆に挑戦する。補助軸に挿して、軸の中で鉛筆が滑らないように紙片をのり付けして巻いたり、補助軸に輪ゴムを巻いたり、独自の工夫を重ねつつ「単なる時間つぶしじゃなくて、ちゃんと校正作業とか普段使いしてるんです!」美大出身だけに、鉛筆をナイフで削るのは得意技。
 ギリギリに攻めた赤鉛筆を見せてもらったら、軸が1ミリないくらいで、それを鈴木さんは「赤富士」と呼んでいた。数十メートルの地上絵と、1ミリの赤富士。その両極端の発想を行ったり来たりしているだけで、頭のヒマなんて雲散霧消だろう。


てっちゃんの人形


 コロナ禍で惜しくも閉店するまで、札幌すすきのに「大漁居酒屋てっちゃん」という伝説的な店があった。20種類近くの魚介類があふれんばかりに積み上げられ、初めての客はだれしも言葉を失う刺身の舟盛りは、大根のツマによるかさ上げなし、掘っても掘っても新たな種類の刺身が出てくる驚愕の人気メニューだった。 
毎晩22時に閉店したあと、翌朝3時半に起床。4時に魚河岸に仕入れに行き、5時から120人分の新鮮な魚介類をさばく。仕込みが終わって開店までのわずかな時間をサウナでひと休みしたり、趣味のギターを弾いたり油絵を描いて過ごしていた。「コンクリートの壁や天井が寂しいから」と、シングル盤のジャケットや、メンコやお面など、ありとあらゆる昭和のオモチャがコラージュされた店内の片隅には、てっちゃんが描いた稚拙と言えば稚拙、そこになんとも言えない素朴な味わいが滲み出る油絵がたくさん置いてあった。
 大漁居酒屋は2020年に閉店したが、2022年末になって新店舗「ギョウザのてっちゃん」を開店。メニューはやっぱり信じられないボリュームのぎょうざ定食と、5種類のカレーがひと皿に合い盛りになったカレーセットのみ。さらに店内には油絵のほかに、おびただしい数のミニチュア人形ジオラマが、カラフルな色彩を撒き散らしているのだった。
 「最近はこればっかりですよ」というミニチュアは、100均で買った紙粘土に彩色。指の爪より小さいぐらいの人形たちで、子どものころの北海道の情景や、家族や愛犬との日常が再現されている。油絵もミニチュアも「これすごくいいから譲って!」と褒めちぎってお願いするたびに、「こんなの作品とかじゃないから!からかってるんでしょ~もう」と照れて、調理場に引っ込んでしまったり。店も、ご飯も、絵も人形も、すべてがてっちゃんの人柄の反映そのもので、それを家に持って帰れるのは、てっちゃんのかけらをお裾分けしてもらうようで、それがなによりうれしかった。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)

ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。

旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。

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ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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