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平山亜佐子

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新連載! バンカラ女銘々伝 (文:平山亜佐子)

昨年6月、『明治大正昭和 化け込み婦人記者奮闘記』(左右社)という型破りの女性列伝が出版されました。著者の平山亜佐子さんは「文筆家、挿話収集家、戦前女性発掘家」。これまで『20世紀破天荒セレブ ありえないほど楽しい女の人生カタログ』(国書刊行会)、『明治大正昭和 不良少女伝 莫連女と少女ギャング団』(河出書房新社、ちくま文庫)、『戦前尖端語辞典』(編著、左右社)、『問題の女 本荘幽蘭伝』(平凡社)といった著書の数々で、まさしく「教科書に載らない女性たち」の活躍を僕らに教えてくれてます。新刊のキャンペーンでトークに誘っていただき、お会いすることができたので、破天荒・無鉄砲・無節操・自由奔放に明治から昭和までを生き抜いた先輩女性たちを、なにかとソンタクに縛られがちな現代人に知ってもらおうと連載をお願いしました。これから2週間にひとりずつ、いろんな型を破ってくれる女たちが登場します。名づけて「バンカラ女銘々伝」!

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バンカラ女銘々伝 第2回  「水銀事件」で社会デビュー 丹いね子 (文:平山亜佐子)

丹いね子、通称「丹いね」。  この人もアクが強いが、お騒がせの前半生に比し、お堅い後半生を歩んだところが面白い。  彼女が有名になったのは東京音楽学校予科(現東京藝術大学音楽学部・大学院音楽研究科)の学生時代、わずか17歳のときに起った、世にいう「水銀事件」のおかげである。  いね子は1894(明治27)年12月10日、東京府京橋区加賀町14番地(現・銀座八丁目辺)にて、霊源、はるの間に生まれた6人兄弟の長女である。父は僧侶で出版社も興していたが詐欺にあい、1904(明治37)年ごろの時点で一家は没落していた。

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バンカラ女銘々伝  第3回 型破りな男に翻弄された女 池田きぬ (文:平山亜佐子)

 そもそも「バンカラ(蛮カラ)」とは「ハイカラ」(洋風の意。当時の男子の洋装が高い襟(ハイカラー)をつけたシャツだったため)の対義語として、野卑な振る舞いを指す明治期発祥の流行語である。しかしこの連載ではもう少し意味を広くとって、型破りな、破天荒な生き方を指している。  とはいえ、池田きぬが果たして破天荒かといえば少々疑わしい。  きぬの場合は破天荒な男、長田秋濤に振り回され、結果的に型破りに生きざるを得なかった、とは言えるかもしれない。

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バンカラ女銘々伝  第四回 美貌と才気と芸能と社交で東京を背負った女 江木欣々 (文:平山亜佐子)

 江木欣々(えぎ・きんきん)について書かれたもっとも有名な文章は、長谷川時雨『近代美人伝』だろう。  「美貌と才気と芸能と社交で東京を背負った」と評され、サロンの女王として君臨していた1916(大正5)年当時、神田淡路町にあった欣々の家の豪奢なインテリアと装いを長谷川時雨はあますことなく伝えている。  招じられた客間は、ふかふかした絨毯、大きな暖炉〈ストーブ〉に、火が赤々としていた。(中略)客間の装飾は、日本、支那、西洋と、とりあつめて、しかも破綻のない、好みであった、室の隅には、時代の好い紫檀の四尺もあろうかと思われる高脚の卓に、木蓮、木瓜、椿、福寿草などの唐めいた盛花が、枝も豊かに飾られてあった。大きなテーブルなどはおかないで、欣々女史はストーブに近くなかば入口の方へと身をひらいて、腕凭椅子のゆったりしたのにゆったりと凭りかかっていた。

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バンカラ女銘々伝  第五回 イタリア人狙撃事件で一躍有名になった少女  深谷愛子 (文:平山亜佐子)

 深谷愛子は、拙著『明治 大正 昭和 不良少女伝---莫連女と少女ギャング団』(河出書房新社、ちくま文庫)でもとりあげた「イタリー人狙撃事件」の加害者である。  発端は、1925(大正14)年9月28日午後10時、16歳の少女愛子が3000円(今の約600万円)のダイアモンドの指輪をめぐってイタリア人の自称実業家リッチを五連発ピストルで撃ったことによる。

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バンカラ女銘々伝 第六回  モデルと弟子と愛人に挑戦する女 山田順子 (文:平山亜佐子)

 かつて山田順子は「秋田から小説の原稿を持って夫と子供を捨てて上京し、自然主義の大家、徳田秋聲の家に巧みに入り込んで秋聲を翻弄して捨てた毒婦」という見方をされることが多かった。  それはひとえに当時のマスコミや評論家、および彼女と関係のあった徳田秋聲、竹久夢二、勝本清一郎など、いわゆる「書く男たち」のなかで喧伝された姿だった。  とくに秋聲の「春来る」「質物」「元の枝へ」「仮装人物」など30編にも及ぶ「順子もの」と呼ばれるモデル小説の影響は大きい。

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バンカラ女銘々伝  第7回 「千人斬り」伝説の女  松乃門三艸子(まつのと みさこ) (文:平山亜佐子)

 「千人斬り」とは、もともと願掛けや腕試しに刀で千人斬ることを指したが、転じて俗に千人の異性と関係することをいう。  幕末生まれの歌人、松乃門(または松野門、松の門)三艸子(または三草子)が後者の意味での「千人斬り」を行なったと知ったとき、なぜ歌人が千人斬りを? とまずは不思議に思った。調べてみると芸者でもあって、しかも勝手に芸者を名乗って個人営業をしていたというではないか。一体、そんなことができるのか? というわけで、今回は謎多き松乃門三艸子を深堀りしてみた。

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バンカラ女銘々伝 第8回  金色夜叉となった「虚飾の女」  小林孝子(こばやし こうこ) (文:平山亜佐子)

バンカラ女を発掘して早8人目。バンカラと言いつつも親兄弟の影響で型破りに生きざるを得なかった女性が意外に多いことに気がつく。家父長制の強い戦前の場合、どうしても避けがたい運命だ。しかし、一旦は運命に翻弄されたものの開き直った女がいる。  その名を小林孝子、最初に世に出た際には例によって「虚飾の女」「虚栄の権化」と言われたが、ある時期から「金色の夜叉」(いわゆる金の亡者)になろうと決心するのである……!

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バンカラ女銘々伝 第9回  「軍艦女史」と呼ばれた女 阿部銀子 (文:平山亜佐子)

  興味を持った女性を言い表す際によく「教科書に載らない女性」と言ったりする。教科書に載る女性、つまり学校を作ったり弁護士になったり事業を起こして成功したり高名な作家になったり、国家、文化に寄与した「偉い」女性にはあまり興味を持てない。男性がしていることを「女だてらに」したことで認められたにすぎないように思うからだ。  しかしここに、教科書に載るような事業をしたのにやりすぎて、或いはやり方が突飛すぎてまったく知られていない女性がいる。  その名は阿部(樫尾)銀子、日本に据置貯金という概念を広め、郵便法にも影響を与えた人物である。

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バンカラ女銘々伝 第10回  「ドーリー」と呼ばれた女 薩摩千代 (文:平山亜佐子)

 薩摩千代の夫、薩摩治郎八については獅子文六、瀬戸内寂聴が、また2010年代に至っては相次いで3冊の本が出版されているが、妻の千代に関する本は一冊も出ていない。  しかし、浮き沈みの激しい治郎八の人生の中でもっともいい時代をともに生きたこと、世が世なら会津のお姫様である千代が1920年代のパリでモダンガールとして名を馳せたことはとても興味深い。  その美貌から「ドーリー」(人形)とよばれた千代は、果たして中身も人形だったのだろうか。

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バンカラ女銘々伝 第11回  「民権ばあさん」とよばれた女 楠瀬喜多 (文:平山亜佐子)

 前回は据置貯金を奨励して全国行脚をした「軍艦女史」こと阿部銀子を紹介したが、今回は女性に参政権を与えよとかなり早い時期に主張した通称「民権ばあさん」、楠瀬喜多について書こうと思う。  但し、その伝説には虚実入り混じっているので注意が必要である。  喜多は1836(天保7)年9月9日、高知市弘岡町雑喉場の米穀商人、袈裟丸儀平のもとに生まれた。父の名を西村熊次とし、職業は車力人夫で背中から腕にかけて昇龍降龍の彫り物の入った勇み肌、家では荒くれものたちに囲まれていたとする資料もあるが間違いである。

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バンカラ女銘々伝 第12回  自覚なき?「女スパイ」 河原操子 (文:平山亜佐子)

「女スパイ」といえば、古くはマタ・ハリ、川島芳子、戦後でいうと大韓航空機爆破事件実行犯の一人、金賢姫などが思い浮かぶが、そこにひそむロマンを否定することは難しい。  それはひとえに暗殺、盗聴、毒薬、暗号、誘惑などドラマティックなイメージによるものだが、それだけが諜報活動ではない。国家の安全保障のために情報を集めたり、人を匿ったり、伝言を受け渡したりすることも立派な(というとおかしいが)スパイ行為である。  河原操子がカラチン王家の家庭教師として日本をたったとき、メディアは「勇ましき家庭教師」と報じた。そして実際、操子は教師としての任にも十二分に応えた。

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バンカラ女銘々伝 第13回  男のために小指を落とした女 照葉(てるは) (文:平山亜佐子)

日露戦争後から大正時代にかけて芸者が持て囃された時代がある。「酒は正宗、芸者は萬龍」と謳われた萬龍、絵葉書に仕立てた洋装姿のブロマイドが飛ぶように売れた八千代、三越のポスターが有名な栄龍、森鴎外の小説『百物語』のモデルにもなったぽん太など、東西の美妓たちが雑誌のグラビア、美人コンテスト、夜の料亭で花を競った。どんなに人気があってもいつかは上がるのが芸者の運命。運が良ければ華族の妻に収まるが、行方のわからなくなった者も多い。そんな一世を風靡した芸者のなかでもとくに波瀾万丈だったのが照葉である。 照葉の本名は高岡たつ、1896(明治29)年4月22日、大阪南区上本町の鍛冶職人のもとに生まれた。

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バンカラ女銘々伝 第14回  世界に向かって気を吐いた女 ラグーザお玉 (文:平山亜佐子)

明治前後にお雇い外国人、もしくは外国人留学生や実業家と結婚した女性たちの一群がいる。有名どころでは、モルガンお雪、グーテンホーフ光子、ハーン・セツ、コンドルくめ、ミルン・トメ、ベルツ花子辺りだろうか。  「日本人女性の国際結婚に関する社会学的研究 : 明治時代から現代まで」によれば、1873(明治6)年から1897(明治30)年までに国際結婚していたのは265組で、夫外国人、妻日本人の組み合わせは180組、全体の78.3%をも占めたという。また、日本で知り合ったケースは91.6%で、さらに興味深いのは結婚前に日本人妻が外国人夫に「雇われていた」ケースは42.3%、そのなかには妾、世話を受けていた者も入るという。 つまり、芸者や女中など低い身分の女性が偉い学者や資産家に嫁ぐパターンが多く、その点でも外国人との結婚はマスコミの耳目を集めがちであった。

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バンカラ女銘々伝 第15回  美貌で神童のバイオリニスト 諏訪根自子 (文:平山亜佐子)

美貌と才能、天は諏訪根自子に二物を与えた。 しかし、環境については幾たびもの試練を与えた。 彼女の稀にみる強い意志がこの荒波をどう乗り越えたか、その足跡をたどってみたい。 根自子は1920(大正9)年1月23日、諏訪順次郎、瀧の長女として豊多摩郡渋谷町大字下渋(現渋谷区広尾)に生まれた。両親とも山形出身だが、出会いは東京のカトリック教会。順次郎は肥料会社を経営する裕福な家庭に生まれたモダンボーイ、瀧は声楽家になるため東京音楽学校の受験準備をしていた音楽家志望だった。ふたりは社会運動家でクリスチャンの木下尚江の媒酌で結婚。瀧は音楽家の夢を諦めた。

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バンカラ女銘々伝 第16回  芸者から尼になった無手の女 大石米子 (文:平山亜佐子)

1905(明治38)年6月20日午前2時。 大阪・堀江の遊郭「山梅楼〈やまうめろう〉」で六人が日本刀で惨殺される陰惨な事件が起こった。 後に「堀江六人斬り」と呼ばれるその事件で、唯一の生き残りとなった妻吉こと大石米子が記した回想録の臨場感は、そんじょそこらの本では太刀打ちできない。  今回は、米子の人生を紹介しつつも、なにより回想録の記述をたっぷり味わってほしい。 まずは事件までの経緯を見ていこう。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)

ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。

旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。

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ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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