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関上武司
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新連載! ROADSIDE CHINA――中国珍奇遊園地紀行 01 湖北省(写真・文:関上武司)
今年1月11日配信号で紹介した『中国遊園地大図鑑』の著者・関上武司。いまも会社員生活の休みをフル活用して、中国各地の味わい深い遊園地を撮影に走り回っているという。直に会って旅のエピソードを聞いていると、メディアが報道する「野蛮で危険な大国」とはまったく別物の、リアルでフレンドリーな暮らしが見えてくる。とても書籍には収まりきらない発見や出会いの旅日記を、これから毎月書いてもらうことにした。第1回は中国の真ん中にある湖北省から!
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 02 海南省(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!) 軟体トラベラーの関上武司です。寒い日が続きますので、今回は冬でも暖かい海南省のお話をしたいと思います。海南省はもともと広東省に属していた島でしたが、1988年に省に格上げされました。中国の最南部の省でもあり、ベトナムとも近く、省内の三亜市は『中国のハワイ』といわれるほど冬でも温暖です。昔は流刑地でしたが、最近は中国の大気汚染もひどくなってきている影響で「肺をきれいにする旅(洗肺游)」の旅行先として、新鮮な空気を求める中国人旅行客が大勢訪問します。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 03 広西チワン族自治区(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。中国には5つの自治区がありますが、今回紹介する広西チワン族自治区とは中国最大の少数民族のチワン族(壮族)の原住地で、桂林という有名な観光地があります。2015年12月30日。この日は海南省三亜市から空路で広西チワン族自治区の首府である南寧市で移動。三亜の空港からの便が2時間近く遅れましたが、最近は中国国内を飛行機で移動する際には割と高い確率で遅延が発生するのである程度は覚悟します。冬でも半袖で生活できる三亜から1時間以上移動した南寧市の空港に到着するとかなり肌寒かったので、長袖を着用。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 04 雲南省(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。現在の中国は56の民族で構成されている多民族国家で、今回紹介する雲南省には非常に多くの少数民族が生活し、雲南省にしかいない少数民族も15種類ほどいます。2016年1月1日。広西チワン族自治区の南寧市から寝台列車で移動して元旦早朝、雲南省昆明市に到着。新年最初の食事は昆明駅前の屋台で軽食をほおばり、3泊する宿を探すことにしました。昆明は2回目の訪問で、以前宿泊した昆湖飯店に向かいました。予約なしで宿泊しようとしたところ、フロントのスタッフに「3日間満室で宿泊できません」と無慈悲な一言…。昆湖飯店のすぐ近くに温泉があるのでどうしても宿泊したかったのですが、予約をしなかったこちらに問題があるのでしょう。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 05 重慶市前編(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回紹介する重慶市は北京、天津、上海と同じ直轄市で、面積は北海道よりも広い世界最大の都市です。2013年8月9日。愛知県から上海を経由して23時過ぎに重慶市に到着。重慶市は内陸にあるので飛行機でも移動時間がかかります。空港からのバスで市内へ移動して、7天連鎖酒店という全国展開しているチェーンのホテルで宿泊することに。翌日は世界遺産の大足石刻へ行きたかったので、ホテル近くで夜中でも営業していた旅行会社で現地ツアーの申し込みをしました。私は基本的に1人旅を好むのですが、必要であれば現地ツアーに参加することもあります。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 06 重慶市後編(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。重慶市のレポート後編となる今回は地獄巡りスポットで有名な豊都の鬼城や、中国でもトップクラスのマッドなテーマパークの美心洋人街を紹介します。2013年8月12日。早朝6時に四公里バスターミナルへ足を運び、豊都県(中国の行政区分は県よりも市の方が大きい)へ向かうワンボックスカーに乗り込みます。真夏でも中国奥地の重慶ではまだ夜明け前。現在は重慶から豊都まで高速鉄道で1時間くらいだそうですが、車では片道約3時間かかりました。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 07 福建省(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は福建省アモイ市の撮影所やテーマパーク、世界遺産の福建土楼について紹介します。2014年12月30日。この日は早朝から深圳北駅発の高速鉄道で福建省アモイ北駅まで2~3時間かけて移動。福建省アモイ市は高崎空港や繁華街のある島内とアモイ北駅などがある島外に分けられ、島外から島内は複数の橋や海底トンネルで結ばれています。島内に入り、昼食として「煎餅菓子」という名前の中国各地で見られる屋台料理を頬張ります。クレープに似た製法でB級感が非常にたまらなく、日本でもブレイクしてほしい逸品!
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 08 江西省(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は江西省南昌市の巨大観覧車や九江市で建設中だった大仏様、名峰・廬山(ろざん)について紹介します。2015年元旦は福建省アモイ市から乗車した寝台列車で目覚め、江西省南昌市へ向かいます。列車は山間部を走っていたのか、車窓からは昔ながらの木造住宅、廃工場とかを眺めていました。この日の13時過ぎに南昌駅に到着し、タクシーで目的地の南昌之星遊楽園へ。こちらの遊園地には中国最大の観覧車の威容を遠くからでも確認できます。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 09 湖南省(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は湖南省長沙市で目撃したかなり衝撃的だったパレードやお化け屋敷について紹介します。2015年1月3日。この日は江西省九江市から南昌市を経由して高速鉄道で湖南省長沙市へ。「長沙世界の窓」という何やら面白そうなテーマパークがあるとのことで行ってみると、到着した時点で午後1時過ぎに。入場ゲート付近の屋台で長沙名物の臭豆腐(強烈な臭いなので一般的な日本人は敬遠するはずですが、私にとっては貴重なカロリー補給源)を昼食としました。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 10 山西省(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は山西省運城市の関羽にまつわる観光地や日本では見られない塩湖の魅力について紹介します。2017年12月28日。この日は中部国際空港から山東省煙台を経由して山西省太原市に到着。太原武宿国際空港には山西省各地の名所や歴史上の人物を紹介するパネルがお出迎え。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 11 陝西省前編(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は陝西省の西安市と中国の名峰・華山の紹介という私の連載にしては比較的まともなスポットのレポートですが、変化球も仕込んでおきました。2017年12月30日。この日は山西省運城市から高速鉄道で陝西省西安市へ移動。西安はかつて長安と呼ばれ様々な王朝の首都として機能し、交通の要衝ということもあり、正直、何回訪問したのか覚えていません。郊外にある兵馬俑は2回行っているので、今回はパス。高速鉄道駅の西安北駅から地下鉄で市中心部へ向かい、以前宿泊した速8酒店(英語ではSUPER HOTELと表記されていますが、日本のスーパーホテルとの関連は不明)のあるビルを目指します。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 12 陝西省後編(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は陝西省の法門寺というハイパーゴージャスなお寺での初詣と史跡にあったビザールスポットの悲しい末路についてご報告します。2018年1月1日。西安の宿を早朝にチェックアウトし、西安名物の肉夾饃(ロージャーモー)というパンに肉を挟んだバーガーを頬張り、陝西省の古刹の法門寺へバスで向かいます。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 13 甘粛省前編(写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは)! 軟体トラベラーの関上武司です。今回は甘粛省天水市の麦積山石窟という断崖絶壁に建立された寺院、温泉、蘭州市の遊園地についてのレポートです。中国の地図を見ればわかるのですが、中国の数ある省の中でも西北に位置する甘粛省はやたらと細長い形状をしています。甘粛省天水市は省内でも南側にあり、陝西省宝鶏市とも接し、古来より交通の要衝だった模様。2011年の年末に陝西省西安市郊外で撮影中に食べた昼食の激辛料理の香辛料が強烈すぎて、お腹の調子がかなり悪い状態で真夜中の天水市に到着。この年の大晦日は珍しく朝寝坊をしてしまい、目覚めたら10時過ぎに・・・。慌ててホテルをチェックアウトし、天水駅前の食堂でワンタンスープを荒れた胃に流しこみます。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 14 甘粛省後編(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は甘粛省蘭州市で寒さに震えながら撮影した野良犬や巨大すぎるトランスフォーマーの頭部についてのレポートになります。2018年1月2日。この日は陝西省宝鶏市で撮影し、夜になって高速鉄道で甘粛省蘭州市の蘭州西駅に到着。冬の蘭州市は気温が-10℃以下まで下がり、私が居住する愛知県の生活圏内は雪が年に2、3回くらいしか積もらないので、寒さがこたえます。蘭州西駅から蘭州駅まで移動して、ホテルで宿泊手続きをとっていると、宿泊客が「蘭州市民は朝から麺を食べるんだって」と言っていました。湖北省武漢市の住民も早朝からソウルフードの熱干麺を食べますが、中国全体では朝から麺を食べる地域は確かに少ないはずです。部屋に荷物を置いて寒い街中へ。遅い夕食は過橋米線(雲南省名物)のお店にしました。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行・特別編! 激渋にして激熱! 木曽岬温泉の営業再開を祈願するレポート(写真・文:関上武司)
こんにちは!軟体トラベラーの関上武司です。2019年7月7日、私のお気に入りの木曽岬温泉の休業が判明し、ブログで嘆いていたらちょっとバズってしまい、都築編集長から本誌でレポート執筆の依頼がありました。三重県桑名郡木曽岬町にある木曽岬温泉は知る人ぞ知る名湯・激渋温泉で、今ではレアな昭和時代の歌謡ショーが残っていました。木曽川河口では東側が愛知県、西側が三重県と認識している方も多いと思いますが、木曽岬町は木曽川東側にあっても、三重県です。木曽岬温泉は地元の温泉紹介雑誌でもまず取り上げられない温泉で、大部分の三重県民にも認識されていたか正直、不明。『八画文化会館』という雑誌の創刊号にも紹介されていたくらいなので、本誌読者なら間違いなくそそられる物件だと確信しています。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 15 寧夏回族自治区(写真・文:関上武司)
好久不見了!(中国語でお久しぶりです!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は2016年の盆休みに寧夏回族自治区へ訪問したレポートになります。2016年8月13日。この日は青海省西寧市から甘粛省蘭州市へ移動して遊園地の撮影をし、寧夏回族自治区銀川市まで列車で移動する予定だったのが、自分自身のいい加減な性格のおかげで列車の切符を入手できず、急遽、バスで向かうことになりました。蘭州市から銀川市へのルートは基本的に荒れた大地が広がっているという印象です。バスの車内で『ドラゴン×マッハ!』(原題:殺破狼2)という中国と香港の合作アクション映画が上映されていて、ダブル主演の中国のウー・ジンとタイのトニー・ジャーの超絶アクションにしびれていました。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 特別編:蘇州一席 (写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は当連載の特別編ということで、昨年10月に江蘇省蘇州市で開催されたイベントで中国遊園地について語ることになりました。 2019年9月。この月は本業以外のスペシャルミッションでかなりストレスフルでした。神経を使う作業が連日続き、1週間ぶりにメールを確認したところ、中国の「一席」というグループからイベントの招待というメールが届いていました。こ、これは・・・・・・。1週間も返信しなかった無礼をお詫びするメールを先方へ送りました。しかも一席に私を紹介したのは都築編集長ということで、イベントで使う写真の選択やトーク内容の中国語の文章を気合いを入れて作成。一席の担当者の楽さんとは1回、スカイプでやりとり。こちらの中国語が特に問題ないことを認識してもらってから、軟体技を披露。とんでもないものを見てしまったという反応でしたが、あちらにカメラがついてなかったので表情までは確認できなかったのが残念でした。 2019年10月25日の金曜日。私の本業は技術職のサラリーマンなので、有給を使って中国へ。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 16 安徽省(写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は安徽省合肥市の蝋人形館や蕪湖市のテーマパークについて紹介したいと思います。2013年12月31日。この日は江蘇省から安徽省の合肥市へ高速鉄道で移動。当時の合肥駅前は地下鉄工事中で騒然としていましたが、現在は地下鉄が運行されており、市内の移動は便利になっているとのこと。合肥駅から現地のおっちゃんが運転するバイクタクシーで市中心部の包公園へ行ってみることにしました。おっちゃんは「合肥は温暖でいい所だよ」と自慢しており、大みそかにも関わらず、それほど寒さを感じなかったのが印象的でした。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 17 浙江省前編 (写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は浙江省の諸葛八卦村やパリの街並みを巨大なスケールで再現したニュータウンを紹介したいと思います。 2014年1月1日。この日は安徽省の蕪湖市からバスで移動し、夜になって浙江省の杭州市北部のバスターミナルに到着。速8酒店というホテルで宿泊することにしました。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 18 浙江省中編 (写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)。拙作『中国遊園地大図鑑』シリーズのパブリブ社から『デスメタルチャイナ』が出版され、メタルはほぼ聴いていなかったのに、校正に駆り出された軟体トラベラーの関上武司DEATH! 52万字の超大作の長かった校正の副作用として、本邦のBABYMETAL(『デスメタルチャイナ』でも中国人バンドメンバーにかなり注目されているようです)を聴くようになってしまいました。今回は浙江省中編ということで、杭州郊外のフェイク・パリ再訪や世界最大の撮影スタジオである横店影視城などを紹介します。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 19 浙江省後編 (写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)。盆休みは新型コロナの影響で中国に渡航できず、体力維持目的で自宅付近のウォーキングと近所のワンコとの交流に勤しんでいた軟体トラベラーの関上武司です。今回は浙江省後編ということで、サンリオ公認の杭州ハローキティ楽園などのレポートをお届けします。 2017年1月2日。この日は江西省南昌市から高速鉄道で杭州東站へ夜遅くに到着。宿探しが面倒になって、駅構内のインフォメーションに外国人が宿泊可能はホテルを尋ねてみました。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 20 四川省前編 (写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)。中国に1年以上渡航できなくて、うずうずしている軟体トラベラーの関上武司です。今回で当連載も20回目になり、中国で個人的に強烈なインパクトだった四川省の東方佛都という観光施設と、国色天郷楽園というテーマパークのレポートをお届けします。 2012年8月11日。中部国際空港からの飛行機で夜に四川省の成都へ到着。ホテルの予約をしていなかったので、深夜になってようやく宿泊するホテルを決めて睡眠。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 21 四川省後編 (写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)。例年なら、寒い時期には三重県の木曽岬温泉で熱すぎるお湯と歌謡ショーを休日に堪能していたのですが、残念ながら閉鎖されてしまい、未練たらたらの軟体トラベラーの関上武司です。今回は成都の街並みと四川大地震の跡地などを訪問したレポートをお届けします。 2012年8月13日。前回紹介した国色天郷楽園の凄まじさに圧倒され、フラフラの状態でタクシーに乗り、成都市街に戻ります。タクシーの車内から成都の地下鉄4号線の工事現場の看板を撮影。2017年の時点で成都市の人口は1400万人以上と東京都よりも多く、地下鉄の建造は必須だったと言えます。現在は私の地元愛知県の名古屋市よりも地下鉄網が充実していてビビります。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 22 広東省前編 (写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)。この記事を執筆している際に長年、書籍を購入していたヴィレッジヴァンガードのイースト店が閉店。近年、私のお気に入りスポットの閉鎖、閉店が続き、非常に残念です。気を取り直して、今回から3回に渡って、発展著しい広東省から驚愕&脱力スポットのレポートをお届けします。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 23 広東省中編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。実は私、使い古した下着や靴下を中国で履きつぶし、処分しているのですが、昨年は訪中できなかったので、下着がたまる一方です…。遠出をする機会が激減したので気分は鬱屈しておりますが、発展著しい広東省のレポート2回目をお届けします。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 24 広東省後編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。コロナ禍の影響もあってか、よく利用していたり、注目していたりした建物、店舗がなくなってゲンナリしております…。今回は広東省のレポート3回目ということで、個人的に中国国内でも最も勢いを感じる遊園地と、8割以上廃墟化して従業員が自給自足に励む!遊園地を紹介します。 2016年12月28日。この日は香港、マカオを経て、広東省珠海市へ。マカオと珠海の境界にあるゲートを越えると、印象的だった看板は深海魚刺身。東シナ海、南シナ海、ニュージーランドの他に、周辺諸国と領有権で揉めている南沙諸島(スプラトリー諸島)、西沙諸島(パラセル諸島)、の深海魚を扱っているとのこと。ご存知のように、中国は周辺の様々な国と領土問題を抱えていますが、どうなるのか予測不能です。この日の昼食は刺身ではなくて、近くの牛肉麺を食べていました。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 25 新疆ウイグル自治区前編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。コロナ禍の影響もあってか遠出する気分にもなれず、2015年の夏に訪問したエキゾチックな新疆ウイグル自治区のことを思い出してこの記事を書いてみました。 新疆ウイグル自治区といえば、現地の少数民族の弾圧が欧米各国も非難されており、それに対して中華人民共和国駐大阪総領事館の職員が「欧米各国は口が嫌だと言っても、体は正直なものだ。欧米各国の中傷は新疆貿易に影響はなくうんぬん」といったツイートをし、後に削除。お堅いイメージのお役所がエロゲーに出てくるような発言をしてびっくりですが、今回の記事の伏線です。とは言っても、我が国における外国人技能実習制度も問題だらけなので、未だに中国政府から人権侵害だと批判されないのも不思議なのではありますが…。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 26 新疆ウイグル自治区中編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。最近は近所の古本屋で山田風太郎の忍法帖シリーズを大人買いしている軟体トラベラーの関上です。新疆ウイグル自治区で撮影していた際は、ほぼ毎日、長距離を移動していた記憶が…。今回はタシュクルガンからカシュガルにもどり、ウルムチを経由してトルファンへ到着したレポートをお届けいたします。 2015年8月12日、北京時間07:00頃起床。この日は忘れもしない、新疆ウイグル自治区地獄旅の開幕です。人間、時には己の尊厳を守るためにたった1人でも闘わなければいけない場面があります。などと大げさに書きましたが、下痢です。起床早々、腹痛でホテルの部屋のトイレに3回、かけこみました。マジで下痢する5秒前。前日に食べたピラフか羊肉串に問題があったのでしょうか? それでも、同じ部屋で寝ていた公務員の張さんからもらった梨を食べてから早朝のタシュクルガン撮影のため、歩き出します。タシュクルガンは広大な中国の西の果てといっても差し支えのない街で、07:00くらいでも星が見えるくらい真っ暗。07:30くらいになって、ようやく夜が明けようとしています(中国は最東端から最西端まで経度約60度の国土が広がるが、時差を設けず北京時間で統一しているため――編集部注)。前日に目撃した大きい犬3匹は道路の脇で眠っていました。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 特別編 『中国抗日博物館大図鑑』 (写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は当連載の特別編ということで、昨年末に上梓した拙作『中国抗日博物館大図鑑』について紹介させていただきます。 2018年の盆休みに書籍の取材とはまったく関係なしの旅行目的で、中国の東北地方へ向かう寸前でした。突如、パブリブ社のハマザキカク氏から本書執筆の打診があり、慌てて計画を変更。合計4回、中国で取材し、2019年8月に撮影が完了しました。コロナ禍もあって、出版するタイミングを見計らっていましたが、2021年が中国共産党結党100周年だったこともあり、なんとか2021年12月に出版。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 27 新疆ウイグル自治区後編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。ロシアがウクライナへ侵攻し、様々な物価が上昇。コロナ禍もあって、いつになったら中国で撮影できるのかわからない状況の軟体トラベラーの関上です。中国政府は日中戦争の日本軍の行為を批判しているので、ロシアのウクライナ侵攻についても「それはおかしいだろう」と積極的に止めてほしいところです。今回は新疆ウイグル自治区後編ということで、灼熱のトルファンと涼しい気温ながらもピリピリした空気だったウルムチ市のレポートをお届けいたします。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 28 貴州省前編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。当連載を始める前に、都築編集長にお願いしていたことは「スキャンしたフィルムカメラの写真を使っていいでしょうか?」ということでした。連載28回目にして中国留学中、貴州省の山村で滞在していた写真で記事にします、今回は遊園地も動画もありません! 1999年の9月から2000年の7月にかけて、私は北京に留学し、中国語の学習をしていました。2000年の1月末から約1か月、学校が休みだったので、中国国内で一人旅をすることに。当時はお金もデジカメもなく、スマホや高速鉄道も存在しておりません。しかし、今よりも物価が安く、体力も時間もあったのが懐かしく思います。 2000年2月1日。貴州省貴陽市から雲南省昆明市へ寝台列車の硬臥(ハードシート)で向かう途中、近くの座席の周さん姉妹と仲良くなるのでした。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 29 貴州省後編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。先日、胃腸風邪で久しぶりに傷病有給を使い、職場の同僚からも「珍しい」と驚かれた関上です。さすがに新型コロナのワクチンの副反応による発熱では病欠していますが、私はかなり頑丈な体なので、著作の中国取材もなんとかなっています。連載29回目は通常どおり、中国遊園地についてのレポートをご覧ください! 2016年12月29日。この日は広東省広州市での遊園地を撮影し、高速鉄道で貴州省貴陽市へ移動。貴州省は基本的に山地で、経済的にあまり発展した地域ではありません。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 30 河南省前編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。先日、所持していたパスポートの期限が切れたものの、更新する気になれない関上です。コロナの影響もあって、今年も海外で撮影するのは絶望的です(涙)。今回は河南省の珍遊園地や世界最大の大仏へ参拝しようと試みたところ、失敗したレポートになります。 2014年8月15日。日本では終戦記念日ですが、中国では日本軍が投降した日と扱われているにも関わらず、山西省の抗日テーマパークの八路軍文化園や遊撃戦体験園で撮影を楽しんでいました。拙作『中国遊園地大図鑑 北部編』で紹介しているので、ご興味があればご覧ください。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 特別編 (写真・文:関上武司)
大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は当連載の特別編ということで、2022年11月に上梓した拙作『中国遊園地大図鑑 西部編』について紹介させていただきます。 2013年からブログ「軟体レポート」で中国の人があまり行かない観光地とかを紹介していたところ、2016年1月にパブリブ社の濱崎氏から書籍出版の依頼がありました。当初は上下巻の予定だったのが、4冊目の『西部編』でようやく完結。本業技術職のサラリーマンの処女作が4部作になるとわかっていたら、書籍化は躊躇していたかもしれません。まさかこんな狂ったテーマで中国全地域制覇を達成(日本で訪問していない県も複数あるのに)、感無量です。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 31 天津市前編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。私の連載では基本的に一人で訪中した旅行記になっていますが、今回を合わせて3回に渡って、中国二人旅のレポートをお届けいたします。一緒に同行した斎藤君は私よりも10歳以上若いのですが、いたみわけ.com (itamiwake.com) という珍スポット系サイトの管理人でもあり、私自身のブログ開設の際には、アドバイスをもらっています。斎藤君とは愛知県周辺の珍スポットや廃墟を一緒に探索していたこともあり、「セッキーさん、今度、中国取材に同行させて下さいよ」と依頼されます。それにしても、初めての海外旅行が私の中国取材同行でいいのか?とちょっとだけ考えたものの、面白そうという理由で、斎藤君にはパスポートを取ってもらいました。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 32 河南省後編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。中国二人旅レポート2回目ということで、河南省後編になります。はたして、取材に同行した斎藤君が楽しんでもらえたのでしょうか? 前回の記事で2017年8月17日に天津到着となっていましたが、12日の間違いです……。2017年8月13日。天津市から河南省洛陽市へ高速鉄道で向かいます。日本では信じられないのですが、3、4時間くらい高速鉄道で移動して、トンネルと通過したのがほんの数回。高速鉄道駅の洛陽龍門駅へ到着前に車窓から遊園地が見えたので、撮影。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 33 山東省前編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。中国二人旅レポート3回目ということで、山東省前編になります。予想以上に斎藤君が楽しんでもらえたスポットも紹介します! 2017年8月15日。前回、洛陽市のタクシードライバーから強烈な反日発言をくらいました。日本では8月15日は終戦記念日ですが、中国では日本が投降した日で、なぜかこの日に抗日撮影所へ行く予定……。一波乱ありそうな予感がしてきました。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 特別編 無常くんとの中華地獄ナイトと珍接待 (写真・文:関上武司)
2023年7月に無常くんこと大谷亨さんが『中国の死神』という書籍を出版することになりました。おめでとうございます! 無常くんについては都築編集長がステキなインタビュー記事で紹介しているはずですが、先日、中国での就労前の無常くんとイベントを開催、サプライズだらけの珍接待をしたので報告したいと思います。 現在、無常くんのツイッターのアカウントのプロフィールは無常党党員募集中(フォロー=入党とみなすっ)!!と書かれています。私は彼がツイッターを始めた2020年の時点で相互フォローをしていたので、最古参の無常党党員ということになります。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 34 天津市後編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。2023年8月には新型コロナに疾患し、こちらの原稿執筆中も後遺症なのか喉に痛みを感じます。今回は天津市後編ということで、2017年と2019年の天津取材について、レポートします! 2017年5月7日。この日は内モンゴル自治区フフホト市の遊園地の撮影を完了し、空路、天津市へ向かいました。天津市の上空から眺めたこちらのマンション群は、立地的に入居者がいるのだろうかと思いながら撮影しました。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 35 山東省後編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。今回の原稿執筆中に中国を題材とした小説作品を書かれていた酒見賢一さんが59歳で他界という訃報が入り、愕然とさせられました。面識はないものの、私の母校の愛知大学の先輩で、一ファンとしては、非常に残念です。 今回は山東省後編ということで、2016年と2019年の山東省取材、現地の衝撃的なワンコについて、レポートします!
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 36 黒龍江省前編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。令和5年は転居して、転居先で多くのワンコと知り合うことができて結果オーライです。私は犬の飼育経験がないくせに、犬依存症という自覚症状があり、数日、犬との交流がないと、禁断症状で手がぷるぷる震えているかもしれません。そういうわけで、今回も現地のワンコが登場します。 2016年1月、自分のブログの「軟体レポート」に中国や愛知県の珍スポットの記事を投稿していたところ、パブリブ社のハマザキカクさんから「中国遊園地」での出版依頼がありました。ひゃっほぉぉぉっ!この年のゴールデンウィークから本格的に中国遊園地の取材を始めることになります。が、出発前日にどうやら胃腸風邪に疾患。ハマザキカクさんにもピンチと電話で伝えておきます。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 37 吉林省前編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。先日、愛知県岡崎市のわんわん動物園で犬活に励み、ブルドッグのゴンザレス君(名前がナイス!)と仲良くなれました。そういうわけで、今回も現地のワンコが登場、2日連続の反日発言に凹み、なぜか女性に親切にされるというわけのわからない展開になりました。 2016年5月3日。『中国遊園地大図鑑 北部編』の遊園地取材のため、黒竜江省ハルビン市から吉林省長春市へやってきました。まずは朝食です。ハルビンで食べていなかったのか、この日は長春駅構内のファーストフード店へ。屋号が「K.F.G 麦楽基」とあり、マクドナルド(麦当労)とKFC(肯徳基)と足して2で割った感じです(前回の麦肯基と似た展開でまたかよ!)。創業者の顔が全面に出ているのが中国の企業らしく、好事家の評価ポイントが高くなります。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 38 遼寧省前編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。近所で30年近く営業していた書店&レンタルビデオ店が閉店し、ショックを受けております。今回は胃腸風邪による腹痛に苦しみながら敢行した遼寧省の中国遊園地の取材の様子をご覧ください。 2016年5月5日。この日は早朝から、高速鉄道で吉林省長春市から遼寧省瀋陽市へ移動。赤レンガでレトロな外観の瀋陽駅です。
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ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 特別編 重慶マニア旅 (写真・文:関上武司)
今回は特別編ということで、今年の7月に敢行した重慶マニア旅のレポートをさせていただきます。私が知る限り、重慶の最強ガイドと言えば、『重慶マニア』(パブリブ)の著者の近堂彰一さんでしょう! 近堂さん、『北朝鮮アニメ大全』(パブリブ)の著者の大江・留・丈二さんに「重慶に一緒に遊びに行きませんか?」と誘われ、7月の連休と有給を使って行くことに。しかも、在重慶日本国総領事館の皆様とも会見するという、私の行動パターンでは有り得ない展開になりました。
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BOOKS
ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)
ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。
本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。
旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。
ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)
稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。
1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!
ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)
プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。
これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。
ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)
書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい
電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。
ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)
伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!
かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。
ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)
――ラブホの夢は夜ひらく
新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!
ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)
――秘宝よ永遠に
1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!
捨てられないTシャツ
70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。
圏外編集者
編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。
ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014
こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。
独居老人スタイル
あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。
ヒップホップの詩人たち
いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。
東京右半分
2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!