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スナック・アーバンのママ

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プノンペン・ナイトクルージング(写真・文:スナック・アーバンのママ)

こんにちわ、アーバンのママです! 毎年恒例、Roadsiders’ Weeklyの新年取材、ことしはカンボジアのプノンペンでした。先週は都築編集長による、頭にも耳にも刺激的なカンボジアン・ロックの世界でしたが、今週はわたしがただ呑んだくれたプノンペンのある夜のお話です。メルマガ史上、最ゆる記事になる予感しかしませんが、酒の肴にお付き合いください。

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プノンペンは70点が美味しい(写真・文:スナック・アーバンのママ)

音楽や映画や小説と同じように、料理もその国をあらわす文化のひとつだから、やっぱり歴史や思想と強い関係にあると思う。だから悲劇により長く時間が止められてしまった国は、どうしても遅れをとってしまう。でもそういう国の、70点ぐらいの料理がわたしは大好きだ。そこには下町の大衆酒場とか、近所の洋食店みたいな、その街に溶け込めるような居心地のよさがあったりする。せっかくの旅で70点の料理なんて食べたくないかもしれないけど、たまにはガイドブックを捨てて、少しだけ美味しさのレベルを下げてみてほしい。ちなみにプノンペン、物価イメージはバンコクの半額。特に買うものもないから、どれだけ呑んでも、ぜんぜんお金が減らない最高の街です。

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food & drink

ニューヨーク、ふたつのチャイナタウン満腹回遊記(文:スナック・アーバンのママ)

生まれて初めてニューヨークに行ってきた。これまで、アメリカに行く機会はめちゃくちゃあったはずなのに、選択肢があればヨーロッパを選んでしまってたし、後半にいたってはもっぱら、早くて安くて美味しいよ♪な東南アジアばっかり旅していた。でも時が来てしまった・・、わたしがNYに行く時が来てしまった・・・。ちょうどNetflixでやっていたトランプのドキュメンタリーも見たし、滑り込みで「さよなら、僕のマンハッタン」も見に行って、やたらTwitterで上がってきたDA PUMPの「U.S.A」も聴きこんだし、準備は完璧。で、せっかくだから、NYで暮らす最高の先輩ふたりに、ちょっとおもしろいごはん屋さんに連れてってと頼んでみたら、結果、全く違うところにあるふたつのチャイナタウンを味わうことになった。どちらもすごくおいしくておもしろかったので、この場を借りてリポートします! またしてもメルマガ史上最ゆる記事になりそうですが、箸休めにどうぞお付き合いください!

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movie

『ゾンからのメッセージ』公開記念! 古澤監督、なんで映画、撮ってるの?(文:アーバンのママ)

こんにちわ、アーバンのママです! 今日はアーバンの常連さんでもある映画監督・古澤健さんに、8月11日から公開される『ゾンからのメッセージ』(ポレポレ東中野にて)についてじっくりお話を聞いてきました。思い起こせば古澤さんとは14年来の付き合い・・・、わたしがかつて追っかけしていたバンドのボーカルでもあります。いつのまにか『今日、恋をはじめました』『一礼して、キス』など青春ラブコメ映画の第一人者となってしまった古澤さんですが、今回は低予算自主制作となるSF映画。しかも同時公開には自ら監督した『青夏 きみに恋した30日』(全国公開!)も。いったいなんで、ここにきてSF? そもそも、なんで古澤さんって映画撮ってるの? いろいろしつこく聞いたら、人生考えさせるいい話になってしまいました。

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movie

映画パンフは宇宙だ!(文:臼井悠)

来週11月20日(火)から25日(日)までの5日間、自由が丘のgallery yururiにて「映画パンフは宇宙だ!」と題された企画展が始まります。本メルマガの読者のみなさんなら、このタイトルだけで思わずゴクリと喉がなるんじゃないでしょうか。展示中はパンフにまつわる豪華なトークショーも開催! いったいどんな想いでこの企画が生まれたのか、主催のたきあずささんにお話をうかがったところ、そのアツいパンフ愛に思わず涙・・・。やっぱり愛がないと何も生まれませんよね。じっくりお話を聞きながら、たきさんにおすすめパンフをセレクトしていただいたので、後半では誌上版「映画パンフは宇宙だ!」展も! それではパンフレットの世界を隅々までお楽しみ下さい。

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art

絵筆の先のロング・アンド・ワインディング・ロード(文:臼井悠)

酒場で呑み散らかしていると、たまに、このひとが呑んでいるとなぜかその店にひとが集まりそう、というタイプのひとがいる。けっして騒々しく盛り上げるのではなく、誰かにこびるのでもなく、でもなんでかそこにいると、ちょうどいい。岡田成生くんは、そんなひとだ。でも、彼自身はなんか淡々としてるし、彼の描くイラストレーションも、その印象とは裏腹に緻密でクールだとも思った。いったいこのひとは、どんなひとなんだろう。気になったので、新宿の鄙びた居酒屋で揚げ焼売をつまみながら話を聞いてきました。

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travel

パーフェクト・セレクトショップ・イン・台湾(写真・文:スナック・アーバンのママ)

暇さえあればどこかに行きたいと思っているのだけど、じゃあ、旅先で何をするかというと、ここ数年は東南アジアに多いアルミのベコベコの食器、ホーローやメラミンで作られた屋台食器、特に最近はメイドインチャイナと書かれた古い家庭用食器を探しあるいている。なんだそれは・・・、というわけで写真に撮ってみました、こういうやつです! たまんないなあ。しかし大問題。そもそもアルミ・ホーロー・メラミンは永遠に壊れない(割れない)エターナル素材なんだということに業者がようやく気づき(遅い笑!)、「だからみんな買い換えないんだ!」と最近では生産も減少してガラス製品に変わっているそう・・・シクシク。そして世の中からどんどん必要されなくなった愛しい食器たちは、都市部のスーパーではなかなか見つからない孤高の存在に・・・シクシク。だからわたしは、わざわざ数時間をかけて郊外の超ローカルな日用品店まで出かけ、奇跡的に品揃えがよかったら爆買いするしかないという状況におかれております(涙)。もし同好の士がいたら情報交換したいです、連絡ください!!

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photography

ダークサイド・オブ・顔ハメ(文:スナック・アーバンのママ、写真:らんちゃん)

らんちゃんと出会ったのは「マニアフェスタ vol.2」だ。約100組のその道のおマニアさんたちが思い思いに熱量たっぷりに自分たちのマニア道をプレゼンしているなか、すらっとしたきれいなお姉さんのブースがあって、彼女が「顔ハメ姿をパネルの裏から撮るマニア」、らんちゃんだった。って、いまさらっと書いてみたけど、正直、意味わからないですよね?(笑) なんだか気になってしょうがないので、らんちゃんの暮らす京都でじっくりお話を聞いてきました。百聞は一見にしかずなので、らんちゃんからお借りした裏ハメ画像と共にお楽しみ下さい。

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travel

アーバンママの(どうでもいい)旅行の話「プノンペン~香港編 day1&day2」(写真・文:スナック・アーバンのママ)

友人で脚本家の向井くんがひとつ大きな仕事が終わるというので、どこか旅行でも行くかねという話になった。疲れ気味のわたしたちは、なんとなく温かい国でダラダラしたいという気持ちが強く、ああ、そうだ、あるじゃん、ちょうどいいところがということで、10日ほど休みをとってプノンペンに行くことにした。わたしは1年と少しぶりで、向井くんは初めてのプノンペンだ。

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travel

アーバンママの(どうでもいい)旅行の話「プノンペン~香港編 day3~day6」(写真・文:スナック・アーバンのママ)

プノンペンにきて、3日目。今日は藤原さんに会いに行く日だ。まさか人生でもういちど藤原さんに会う日がくるとは思っていなかった。今回はTさんという、藤原さんの仲良しのおじさんが一緒に来てくれることになって、近くのカフェで待ち合わせをした。Tさんは1990年代の後半からプノンペンに住んでいるそうで、植物から作る糸の話とか、それで作る織物の話とか、フィリピンに移住しようとしているという話とか、なくなった愛猫の話とか、安物の香水みたいな異臭しかしない備え付けのベッドマットが1年たったら無臭になったから使っている話とか、地元の尼崎の話とか、いろいろな話をしてくれた。

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アーバンママの(どうでもいい)旅行の話「プノンペン~香港編 day6~day10」(写真・文:スナック・アーバンのママ)

カンボジアに来て6日目、2泊したカンポットからプノンペンに戻る日だ。カンポットにはカンボジアン・スペース・プロジェクトの創設メンバーでもあるジュリアン・ポールソンのカフェ「KAMA(KAMPOT ARTS & MUSIC ASSOCIATION)」がある。開店時間のタイミングが合わなくて行けなかったのだけど、ベジ&グルテンフリーにも対応している気持ちのよさそうなカフェ&ライブスペースでありつつ、いまそこで生まれているカンボジアン・メイドな音楽と文化を発信する拠点にもなっているそう。

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book

「ヤンキーメイト」発売記念、座談会(という名の飲み会)~あたしたち、いまだから言えるけど、ヤンキーが好き♡~(文:スナック・アーバンのママ)

ちょうど1週間ほど前、『ヤンキーメイト』という本が発売された。80年代~90年代初頭、全国をブイブイいわせたレディースたちのカルチャーが、(実話誌視点ではなく)同時期に生きたわたしたちの目線から編集されていて、なんだかぐっとレディースとの距離感が近くなる内容だった。もちろん元総長達へのインタビューや、比嘉健二さんたちによる『ティーンズロード』編集長対談、ヤンキー界の重鎮・岩橋健一郎さんへのインタビューなど、ディープな情報もしっかり盛り込まれている、コアな1冊でもある。編集に携わるのは竹村真奈さん。ティーン達を夢中にさせたビューティーカルチャーをまとめた「80~90’s TEENS BEAUTY BOOK」や、80年代のファンシーカルチャーがいっぱいの「ファンシーメイト」など、あのころのキラキラしたかわいい世界を偏執的にまとめたやばい本を作っている尊敬する友人だ。本著の取材にはミリオン出版で約6年間、『ソウルジャパン』なんかでガチハードコアな世界に潜入しまくった犬塚左恵さんが協力している。さえちゃんも実は20年来の友人だ。彼女たちはレディースたちとほぼ同世代で、わたしはちょっと下、でもその世界とはあまり関わらず生きてきた。じゃあ、なんでいまこの本を作ったの? なんでいまになって、こんなに彼女たちに憧れるの? 久しぶりに3人で集まってハイボール片手におしゃべりしました。

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中国快適旅行案内 (写真・文:スナック・アーバンのママ)

1月のはじめに、10日間ほど中国を旅行してきた。とくに計画もなく上海イン・アウトの航空券だけ買って(中国東方航空で4万円少しだった)、あとはGoogle Mapを見ながら計画をたてて、上海→重慶→成都→西安→上海と鉄道と飛行機で移動しながら、たまに誰かが合流したりひとりになったりを繰り返す、なんだかちょっと学生時代のような懐かしい旅になった。都市間の移動は飛行機や鉄道が発達しているからとても快適で、電子マネー決済のおかげでお金のやり取りも簡単、困ったときには翻訳アプリで会話することもできる。そういうコミュニケーションのハードルが下がったおかげで、中国を旅するハードルもぐっと下がったんじゃないだろうか。いま、世界ではコロナウイルスが猛威をふるっていて、しばらくのあいだ中国を訪れることはできないけれど、わたしたちにできる一番のことは、いつか安心して中国に行ける日が来たら(なるべく早くそうなってほしい!)、たくさん旅して、めいっぱい楽しむことだと思っています。その日のために、今回の中国旅行での役立ちアプリや、ホテル・交通情報など、気楽に旅する方法をちょっとだけ書かせていただければと思います~。中国、大好きだよ!

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まだまだ知らないバンコク・ガイド 1 (写真・文:スナック・アーバンのママ)

なんども遊びに行っているバンコクだけど、知らない場所がまだいっぱい。今回から2回にわけて、今年のお正月のとある日に訪れた、なかなかガイドブックに乗らないおすすめ観光地を3箇所ご紹介します。最初は、テレビ番組「クレイジージャーニー」で取り上げられたこともありご存知の方も多いかもしれないけれど、数年前に都築編集長から聞いてずっと気になってた飛行機の墓場こと「Airplane Graveyard」です。ボーイング747を始め、廃棄された飛行機の残骸が置き去られた場所らしくて、いろいろ映えなスポットとしても世界中の旅行者から人気だとか。き・・・気になるじゃないかー!

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まだまだ知らないバンコク・ガイド 2(写真・文:スナック・アーバンのママ)

Airplane Graveyardを出てGrabで車を呼んで、とりあえずMBKまで移動。次に向かったのはBTSラチャテウィー駅の近くにあるGraffiti Parkとも呼ばれるチャームラー公園だ。この公園を中心とした一帯にバンコクのグラフィティが集中的に集まっていると聞いてがぜん興味を惹かれた。ラチャテウィー駅はサイアムの隣という便利な場所。大通り沿いにはいつも満席なジェー・ゴーイをはじめ数軒のローカルなイサーン料理屋が夜中までやっている。余談ですが、バンコクではメニューにないお酒の持ち込みOKなお店も多くて(ビールなどお店にあるお酒は注文してたっぷり呑んでくださいね!)、イサーン料理は意外とチャミスルが合うので激しくおすすめします。それから駅の下にはココウォークというフードコートがあって待ち合わせにも使える!

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travel

まだまだ知らないバンコク・ガイド 3(写真・文:スナック・アーバンのママ)

Airplane Graveyardからラチャテウィーのグラフィティ・ストリートとすっかり満喫。でも、まだ時間は14時ぐらい。ってことは、もう1ヶ所、行けそうな気がする! ということで向かったのは、懐かしい再現が充実しているとネットで見かけた「バーン・バンケーン」です。バーン・バンケーンはサイアム周辺からGrabで30分弱。2017年にオープンしたユニークなスポットで、カフェにレトロなコカ・コーラミュージアム、タイのクラシックな高床式住居、ラマ9世のコレクションミュージアム、それから古い学校や商店を再現したお目当ての再現スポットなどが入っている。もともとオーナーのSompong Pisankitvanich氏はヴィンテージグッズの熱心な収集家で、ショッピングモールやコンビニの出現する前、1960年代のリアルな生活を再現したいとこの場所を作り上げた。

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music

ため息のかなたに――「にっぽんセクシー歌謡史」発刊に寄せて (文:スナック・アーバンのママ)

メルマガ読者の方であればすでにチェック済みの方も多いと思いますが、ついこのあいだ馬飼野元宏さんが書かれた『にっぽんセクシー歌謡史』(リットー・ミュージック)が出版されました。表紙は我らが吉岡里奈さんの魅惑的なイラストだし、帯に書かれた「歌謡史の裏街道的な扱いを受けながらも脈々と生き続けてきたセクシー歌謡の100年史」なんて文章を読んだら、もういますぐ読まずにいられない592ページ!! わたしもSpotifyとYouTubeを駆使しながらハイボール(濃いめ)片手に思わず何時間もかけて読み込んでしまいました(至福)。 私ごとですが、ちょうど非常事態宣言でスナックアーバンがお休み中なので(涙)、この機に乗じて都築編集長と一緒に馬飼野さんから、セクシー歌謡曲についてじっくりお話を伺ってきました! 教えていただいた歌や、そのころの代表的なセクシー歌謡曲のリンクも文中で一緒にお届けしますので、ぜひ水割り片手にお楽しみください!

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fashion

わたしたちにはmameがある――長野県立美術館「10 Mame Kurogouchi」に寄せて (文:アーバンのママ)

先日紹介した「ファッション イン ジャパン」展でも終盤の展示エリアでフィーチャーされていた Mame Kurogouchi(マメ・クロゴウチ)。いま、日本のファッション・デザイン界の先頭を走る若手デザイナーである。そのマメの美術館初個展が、彼女の出身地でもある4月に開館したばかりの長野県立美術館で開催中だ。 ファッションではあるけれど流行ではない、フェミニンではあるけれどセクシーではなくて、でもそこに深い官能性はある。そして見る相手ではなく着る自分をなにより鼓舞してくれる、袖を通した人間にだけわかる特別なちから。マメの大ファンであるスナック・アーバンのママと、彼女のマメ・フレンズたちに、Mame Kurogouchiの魅力を語り尽くしてもらった。

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art

KAEのハイミーな極楽 (文:アーバンのママ)

ここ数年、アクリルを使ってアクセサリーやアート作品を作るアーティスト、KAEの大ファンだ。 はじめに目を惹かれたのはアクセサリーで、例えば、サワー、湯、サウナ、呑、大入、福……KAEが日常の中でセレクトした文字をカラフルなアクリルで切り取ったパーツたち。そのかわいさといったら……。耳から「サワー」と「呑」の文字をぶら下げて居酒屋でレモンサワーとか呑みたいですよね? メルマガ読者の方なら絶対にわかりますよね、この感じ! そのうちにすっかり仲良くなったKAEとわたしは、実はラブホテルとか秘宝館とか同じものが大好きなことも判明して、だったら一緒になにか作ろうよって都築編集長の作品を落とし込んだコラボパーツを作るようになった。最初から細かい相談はせず、すべての素材をKAEに渡して自由にデザインしてもらった。そしたらスケベ椅子もペペローションも秘宝館の看板も、いつも持ち歩きたくなるポップでアーバンなデザインに姿を変えた。耳にスケベ椅子のピアスをつけてゴキゲンになるなんて、そんなこと、ある(笑)?

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タイ、ついでの美味いもの紀行 (写真・文:アーバンのママ)

みなさん、あけましておめでとうございます! アーバンのママです。 コロナ渦で予約とキャンセルを繰り返してきたタイへの航空券ですが、ようやく1年越しで渡航することができました、めっちゃ嬉しい~。 今回の取材先もいつもどおり、たどり着くのにまあまあ労力を使いますが、なにがあっても美味しいものを食べたい星のもとに生まれたため、取材のアテンドより時間をかけ取材地周辺の美味しい店を探し出してしまいました(宿命)。 普通の旅では物足りない読者の皆様がいつか訪れる際に、すこしでもお役に立てば幸いです♡

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韓国、うっかり美味しいもの紀行 前編 (写真・文:アーバンのママ)

ヨロブン、アンニョンハセヨ~! アーバンのママです。 先週の「タイ、ついでの美味しいもの紀行」が意外にも好評だったので(ありがとうございます!)、調子に乗って去年の11月、うっかり遊びに行った韓国の美味しいもの紀行をお届けいたします~。 ちなみにわたしが韓国に行きだして10年すこし。最初はちょうどLCCが日本に参入してきたころで、キャンペーンとして韓国便がめちゃ安、それこそ980円とかの投げ売りセールをしていました。燃油・諸経費は発生するけど、それでも合わせて1万円ちょっと&2時間で外国に到着! 国内旅行よりも安く知らない場所に行けることが楽しくて、あの頃はほぼ毎月渡航してたんです。

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韓国、うっかり美味しいもの紀行 後編 (写真・文:アーバンのママ)

ヨロブン、アンニョンハセヨ~! アーバンのママです。 韓国、うっかり美味しいもの紀行の後編をお届け致します! さてその前に……。 皆さん、2002年に放映され一世を風靡した『冬のソナタ』はもちろんご存知だと思うのですが、実際に見たことある方はどのくらいおられますか? かくいうわたしも、冬ソナ未体験……。しかしあるとき、これだけ韓国好きで冬ソナ見てないってヤバくない?と気づき、2022年には友人たちと月に一度集まり「初ソナ(初めて冬ソナを見る会)」を決行しました。

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food & drink

羅東・花連・仁川、まだまだ美味しいもの紀行 (写真・文:アーバンのママ)

大家好!  まだまだ続くアーバンママのご飯紀行、今回は2月の台湾と3月の仁川からお届けします。少しでもみなさんの旅のお役にたちますように。 まずは今年の2月に旅した台湾の好吃から! この旅で最初に訪れた羅東は、台北からやや東側にある宜蘭市の中でふたつめに大きな街。移動手段は高速バスと電車があるけど、トンネルが開通したことで時間が大幅に短縮されたバスがおすすめ! だいたい台北から1時間弱で到着、片道チケット代は片道143元(1台湾元=約4.5円)! 

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food & drink

韓国、しつこく美味しいもの紀行 (写真・文:アーバンのママ)

アンニョン~! 先日の仁川取材に続き、またしても気がついたらソウルで美味いもの満漢全席してしまいました。しかも今回は友達ふたりを連れ立って、完全なる楽しみだけを求めた旅程。ということは、いつも以上に食べて飲んで食べて飲んでの繰り返し! ひえ~!! それでは早速、山の上で食べた鶏鍋や街のはずれで食べた激辛イイダコ炒めなど、ふと思い出してしまう思い出ごはんをお届けします。

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中華街を行ったり来たり  06 チャイナタウン、路地裏の美味しいもの紀行 前編 (文:アーバンのママ 写真:アーバンのママ、都築響一)

バンコク・チャイナタウンをめぐる旅の6回目。おなじみアーバンのママによる「路地裏の美味しいもの紀行」をお届けする。 チャイナタウンだから食は充実に決まっているが、行ったひとはわかるとおり観光客向けと地元の華人向けのレストランが入り乱れすぎて、なかなかベストの選択肢を探すのが困難でもある。今回はチャイナタウンの形成に大きく関わった潮州人(中国広東省東部の潮州・汕頭地域にルーツを持つ)が伝えた潮州料理の路地裏名店を食べ歩き、満腹したところで暗い路地の奥に突然トレンディなバーが集まるソイ・ナナにお連れする。バンコクの風俗事情に詳しいかたならソイ・ナナという名前で遠い目になってしまうかもだが、あれは西側スクンビットのソイ・ナナ。こちらとは別なのでお間違えなく。ただしヤワラートの大通りとかは観光客で溢れてるので大丈夫だけれど、暗い裏道は治安が悪い場所もあるので、くれぐれもお気をつけて。

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中華街を行ったり来たり  07  チャイナタウン、路地裏の美味しいもの紀行 後編 (文:アーバンのママ)

サワッディーカー! アーバンのママです。 いまわたしはウズベキスタンの首都タシケントから深夜便で仁川空港に早朝到着、ソウルに移動して仮眠を取ってからこの原稿を書いています(頭の中は原稿を書き終えたら近所のマンドゥ鍋の店に行くことでいっぱい)。 さて今回は朝ごはんハントにぴったりなローカル朝市、バンコク最古の喫茶店など、前回につづきチャイナタウン周辺の美味しいものをお届けします。 届け、胃袋に!

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もうひとつのウズベキスタン3  ウズベキスタン快適旅行案内 vol.1 (文:アーバンのママ)

この夏、本当はイギリスに行こうと思っていた。ロンドンで車を借りて北にむかってひた走る夢の旅行、あーんコレしかないでしょと思って航空券をチェックしたら直前なのも相まって往復50万?! 夢が秒で夢で終わる瞬間・・・・・・涙。 気持ちを入れ替え予算内で行ける場所を地図で探してみると、急に浮上したのが、はい、ウズベキスタンです。個人的にはソウル・中央アジア村のルーツに思いを馳せていたこともあって、これしかないと速攻で航空券をおさえた。なにせ初めてのウズベキスタン、通貨も移動方法も言葉もゼロからのスタート、ヤダ、これは楽しみが・・・・・・すぎる!

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もうひとつのウズベキスタン 4  ウズベキスタン快適旅行案内 vol.2 (文:アーバンのママ)

皆さん、サラーム(ウズベキスタン語でHello!)。 先週に続き、今週もウズベキスタンの旅行案内をお届けします。 さて先週はタシケントに到着してバザール巡りをしていましたが、急に今度はウズベキスタン第二の都市・サマルカンドに向かいます。 2000年以上の歴史を持つサマルカンドは中央アジア最古の都市とも呼ばれていて、シルクロード全盛期の中間地点としてめっちゃ繁栄した場所です(そのあとモンゴル軍の侵攻で廃墟と化してしまう悲しい歴史もあり)。

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もうひとつのウズベキスタン 5  ウズベキスタン快適旅行案内 vol.3 (文:アーバンのママ)

3週に渡ってお届けするウズベキスタン旅行案内も今回が最終回。おまたせしました、最後はウズベク美味いものガイド(すこしソウルの思い出もあり)です、わーい。 さて本文に入る前に、まずはウズベキスタンの食べ物事情から。 ウズベキスタンは前も書いたとおり二重内陸国になるので肉料理が中心。また全人口の95%以上がムスリムという宗教的背景から豚は食べず、その中心は羊と牛で鶏はすこし高級品だそう。 ただしイスラム圏といってもなぜかアルコールはOK。

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そうだ ベジフェス、行こう。 (文:アーバンのママ)

ウズベキスタンに続き、こんどはタイの南部・プーケットのベジタリアンフェスをいかに快適に楽しむか、お伝えしたいと思います。 先日の都築編集長の記事を読まれて、来年はベジフェス行ってみようかなと計画している奇特な読者の方もいらっしゃることでしょう。そもそもこのお祭りをがっつり堪能する観光客は珍しく、一般的にはビーチサイドでリゾートしながら、旧市街の観光と合わせて怖いもの見たさにちょろっと参加している人たちがほとんど。でも、それじゃ、物足りないですよね? ほぼ1週間続く奇祭のなかで、盛り上がりを見せるのはラスト3日。 是非とも3日間まるまる滞在して、あの非日常な空間を体感してください!

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江原道、美味しいもの記録 (写真・文:アーバンのママ)

アンニョン~、お久しぶりのアーバンのママです。 今年三度目の渡韓では、ついに「レンタカーde韓国横断」という新たなツールを手に入れ、ソウルから江原道をぐるっとひとまわりしてきました。韓国のひとびと運転の荒さはぴかいちですが、高速道路やバイパスがどこに行くにもつながっていて、マジ車中心だなと実感かつ便利~! 今回訪れたのは、江原道からは江陸、束草、三陟。それぞれの都市には数日滞在して美味しいものもたくさん食べてきたので、いつの日か皆さんの旅のお役に立てるようにまるっとご紹介させてください!

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)

ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。

旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。

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ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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