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バックナンバー:2021年01月20日 配信号 収録

art 追悼・ラッシー君

ロードサイダーズのみなさまにはもうおなじみ、金沢在住の主婦アーティスト&コレクター山川博子さんの愛犬ラッシー君。去年になって、あんまり具合がよくないと聞き、動けるうちに山川さんと一緒の写真撮ろう!とか言ってるうちにコロナが始まり金沢に出かけるのを先延ばしにしているうちに、先日「ラッシー君が亡くなりました」というお知らせをいただいた。


山川さんと出会ったのは2017年6月、金沢21世紀美術館の『川越ゆりえ 弱虫標本』展でトークに呼ばれたときだった。そのときのことを書いた2017年10月18日 配信号「そう来たかラッシーくん!」に、こんなふうに書いた――

公開対談終了後にそのまま机を寄せ集めて懇親会が始まって、しばらくしたら「私の作品、見てもらえませんか」と話しかけられた。へ~、どんな絵描かれるんですかと聞いたら、「いえ、自分が描くんじゃなくて、いろんなアーティストのかたにお願いして描いてもらってるんです」という。

アーティストにコミッション! 一見、ごくふつうの主婦という感じの方なのに……とびっくりしていると、葉書をちょっと大きくしたくらいの紙束をリボンで閉じた画集?を手渡された。表紙には『ラッシーくん作品集』と書かれている。ラッシーくんって? 「あ、うちの愛犬なんです。いろんなアーティストのかたに、ラッシーくんをモチーフに描いてもらったコレクションなんです」と言われ、絶句したまま開いてみると、まさに! 油絵に水彩画、木彫にペーパークラフトまで、さまざまなラッシーくんアートが何十点も集められ、しかもそのほとんどの作品写真が、本物のラッシーくんと一緒に写されている。

これが作品だけの写真をきれいに撮って並べたら、それなりのアートブックに見えるかもしれないけれど、本物と並べられることで、アートのシリアス臭が一気に崩壊。みんなプロのアーティストなのに、そこはかとなくおかんアートの風情すら漂っている。これ、おかしい!


第1作品集

それから山川さんは東京に展覧会めぐりに来るたびに連絡をくれたり、自作のマトリョーシカや立版古(たてばんこ)を送ってくれたりしながら、ラッシー君コミッション作品は着実に増えていって、いつのまにか100を超えるコレクションになっていた。


第2作品集、2020年発行

山川さんのラッシー君コレクションには現代美術作家もいれば、金沢らしく伝統工芸の作家もいて、その幅広さがそのまま山川さんの感性の広がりを示している。彼女のコレクションが金沢21世紀美術館とかで展示されることはないかもしれないけれど、僕にとって山川さんとラッシー君と参加作家たちの関係は、アートとコレクターのもっとも幸福な結びつきかたである気もする。


2017年のコレクション展・手描きフライヤー

ラッシー君の死去、ご自身の病にもかかわらずエネルギッシュに日々を送っている山川博子さんに、ラッシー君への追悼文を書いていただいた。作家たちのコミッション作品と共にご覧いただきたい。

2017年には金沢のギャラリー・ルンパルンパで最初の「ラッシー君作品展」が開かれて、僕もトークに呼んでいただき、そこで初めてラッシー君と対面できた。初対面なのにぜんぜん嫌がらないで僕の腕の中で落ち着いているラッシー君と一緒にギャラリーの展示を見て回るのは、なんだか特別におだやかな時間だったのを思い出す。

ラッシー君、どうもありがとう!


ラッシー君ありがとう!!

写真・文:山川博子

ラッシー君が虹の橋を渡って天国に行ってしまいました。2020年10月13日、つらいのかなぁと身体を撫でてあげている時に急に息をハッハッと2回して、そのまま逝ってしまいました。17才と半年、人間で言うと86才ぐらいでしょうか。あまり苦しむ事もなく大往生でした。こうして書いていると寂しく、ちょっと涙ぐんでしまったりするのですが、でも最後の瞬間まで看取ってあげる事が出来て悔いはないです。責任を果たせたかなと思っています。

ラッシー君と初めて出会ったのは2003年7月、多くの家がそうであるように、当時小学生の息子の犬を飼いたいと言う願いに応じて、ペットショップからやって来ました。ラッシーと名付けたのは私で「名犬ラッシー」にあやかって、賢いワンちゃんなってくれると良いなぁと思ってつけました。名犬かどうかは疑問ですが(むしろ迷犬)ラッシー君はすくすくと大きくなり、やたら人懐っこい、人間大好き犬に育ちました。そして超食いしん坊! 手の届く所にうっかり食べ物を置こうものなら脱兎の如くやって来て、食べ物をかすめ取って行きました。その時だけ野生を感じました。

ラッシー君、最初の内は寝る時もお留守番もケージに入れていたのですが、その内だんだん適当になって来て出しっぱなしになってしまい、寝る時は我々の布団で一緒に寝てました。冬はホカホカでした。お留守番も室内で自由にさせてたのですが、留守番の腹いせなのか、時々、室内や廊下の変な所にうんち、おしっこがしてあって、うっかり踏んでしまいギャーとなる事がしばしばありました。


今になってみると、どれもこれも良い思い出ばかりです。陽気で優しいラッシー君にどれほど助けられていたか、しみじみと思い出します。いつも側に寄り添ってくれたラッシー君、あの温もりを思い出すと今でも心がほのぼのと温かくなり生きる勇気が湧いてきます。

ラッシー君作品の最初は、2015年頃です。それまでも細々と、手に届く価格の現代作家さんのアート作品を買っていたのですが、ふと思い立って当時、私の通っていた版画教室の先生・釣谷幸輝さんに版画のメゾチント技法のラッシー君蔵書票を作っていただいたところ、「オォッ!! これは良い~!!」ととっても嬉しく、ムッヒッヒッと1人でにやけていました。自分の愛犬を作品にしてもらったのだから、そりゃ嬉しいに決まってますよね~。


釣谷幸輝さん

実は釣谷さんはよく猫モチーフの作品を作られていて、猫も好きだけど、どうせ動物ならラッシー君で作品作ってもらえないかなぁ~と思ってお願いしたのでありますが、もう大当たり!! その後、この方式で動物をモチーフに作品を作られる作家さんに、ラッシー君モチーフで作品を作ってもらって、4点ぐらい集まった頃、これは!! ラッシー君モチーフで作品を集めたら、すごく面白い事になるんじゃないかと思い、それ以降ほとんどの作品が、ラッシー君コミッション作品として私の所にやって来る事となりました。

よく、どういう基準で作家さんを選んでいるのですか?と聞かれるのですが、そりゃもう作品本位、人物本位で「わー、この人の作ったラッシー君作品を見てみたい!! この人の作ったラッシー君作品に家に来てほしい!!」と言う事につきます。有名とか、将来価値が上がりそうとか全然関係ないです。ラッシー君作品じゃ個人的すぎて、価値の上がりようがないですもんね。それにラッシー君作品は、私が死ぬまで手離す事はないですから。でも、ラッシー君作品を作ってくれた作家さんが頑張ってる姿を見ると、親戚のおばちゃんのような気持ちになって「フレーフレー」と密かに応援しています。




ラッシー君作品も120点となりました。まさしく種々多様、ダイバーラッシー君です。でも不思議と、嫌な作品はひとつもありません。ラッシー君に直接会った事のある作家さんの作品も、画像とメールだけのやり取りの作家さんも、ラッシー君そのままに明るく楽しく愛情のこもった作品ばかりです。心を込めて作ってくれたからなのだろうと思います。その作品達に救われています。

私はこのコロナ禍の中、大病を患ってしまいました。大腸がんです。まさか50代でガンになるとは思わずガーンでした。7月に手術をし、成功してガンはきれいに取り去ったのですが、目に見えないガンを叩き、再発を防ぐため8月より術後補助療法の抗がん剤投与を行なっています。この抗がん剤治療は苦しかったです。副作用で1週間は寝込みます。


そんな中、まるで抗がん剤の副作用がいちばん軽くなる時期をわかっていたかのように、その時にラッシー君が亡くなってしまいました。私に迷惑をかけないかのように逝ってしまいました。コロナ禍にガンの病気にラッシー君の急逝。落ち込んで立ち直れなくなってもおかしくないぐらいですが、そうはなりませんでした。けっこう前向きに頑張れているのは、ラッシー君作品たちのおかげです。ラッシー君は天国に行ってしまったけど、天国のラッシー君がラッシー君作品を通じて、私を励ましてくれています。ラッシー君作品が、私を支え励ましてくれているのです。暗い夜道に足元を照らしてくれる灯りのように、辛く困難な人生の道のりを明るく照らしてくれます。その明るさに助けられて、私は、また歩み出す事ができるのです。

このような経験から、私はアートには確かに力があると思いました。でもそれは、お高くとまった上から目線の現代アート、権威に向けて作られた美術館に飾ってあるような作品ではない。お金持ちに向けて作られたハイアートと言われる作品でもない。そのような作品は、申し訳ないが今の私の心を動かす事はないです。そうではなくて、市井に生きる人々、今日を懸命に生きる人々に向けて作られた作品、苦難多き人生を懸命に生きる人々に向けて作られた作品、そのような作品が力を持ち人々の心に寄り添う事ができるのだと、私は思うのです。




それにしてもラッシー君にもういちど会いたい。ラッシー君は病める時も健やかなる時も、いつも我々家族の側にいてくれた、人生の同伴者であり、人生の最高の友でもあり、人生の師でもありました。でもラッシー君はラッシー君作品の中にいるし、思い出せばいつでも側にやって来てくれるような気がします。

今はもうラッシー君に感謝の心しかありません!! ラッシー君!! ほんとにほんとにありがとう!! 何十年か後(でお願いします)、私がそっちへ行く時は必ず迎えに来てね!! そして、素晴らしいラッシー君作品を作ってくれた作家の皆様、ありがとう!! あなたの作品に私は救われています。そして読んで下さった皆様もありがとうございます!

そして、そして、ラッシー君作品はもう少し(もしかして、まだまだ)増える予定です。ラッシー君作品集パート2もできました。もしかしてパート3もできたりして!

山川博子:https://facebook.com/profile.php?id=100010966325132

[ラッシー君・誌上作品展]


水野シゲユキさん、ジオラマ作品


古田航也さん、鍛金の自在作品


ダニエラさん。オランダの作家さん


伊藤幸久さん、テラコッタ、等身大です。毎日この子の頭なでています


生須芳英さん


若木くるみさん。頭拓作品


金子顕司さん


杉田陽平さん


池田晃将さん。螺鈿の作品


小西紋野さん。輪島塗の蒔絵作品


川越ゆりえさん


イム・ドンヒョンさん。韓国の作家さん、木版です


河野太郎さん。鋳造作品です


ニシムラミツタケさん。プラモデル作品です


渡辺おさむさん。フェイクスイーツアーティストです


籠谷隆さん。愛犬ダルマと言うタイトルがついています


吉岡里奈さん


キクチヒロノリさん


鈴木ひょっとこさん


清瀬一光さん。加賀蒔絵です


田川秀樹さん


指江昌克さん


福田ちびがっつ翔太さん


ムラバヤシケンジさん。アマビエに乗っているラッシー君です


オオタキヨオさん


山内康嗣さん


福島武山さん。赤絵細描九谷です


長友由紀さん。染色です


安部泰輔さん。ぬいぐるみ作品です


吉村茉莉さん。これも九谷赤絵細描です


小池正典さんです


カオナシマチスさんです


日下慶太さん


前澤妙子さん。この方はラッシー君が亡くなってからの作品で、今のところ最新作です

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)

ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。

旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。

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ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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