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バックナンバー:2022年10月19日 配信号 収録

art 駐車場の怪物たち


ロードサイダーズにはおなじみ上野・新御徒町mograg galleryで、ただいま塙将良「HANAWANDER BREATH OF THE WILD」が開催中。これまで塙さんの作品は何度か紹介してきたが、作品自体はもちろん、前々から聞いていた彼の制作スタイルがすごく気になっていたので――なにせ工場労働のあと駐車場の片隅にクルマを停め、車内で作品をつくっているという――この機会にじっくりお話をうかがうべく、定宿ならぬ定位置だという千葉某所のケーズデンキ駐車場に、鋭意作業中の塙さんを訪ねた。塙将良(はなわ・まさよし)は1981年茨城県ひたちなか市生まれ、41歳。最近では日本以外にフランスのアールブリュット/ロウブロウ・アート・シーンでも注目を集める作家である。


千葉某所のケーズデンキ駐車場。左端の軽自動車が塙さんのアトリエ

――塙さん、ほんとに駐車場で制作してるんですね!

はい、いろいろ探したんですが、ここ(ケーズデンキ)がいちばん使い勝手がよくて。この駐車場で3か所、気に入ってるところがあるんですが、ここがいちばん照明がいいんですよ。

――明るいってこと?

それもあるけど、照明の高さがちょうどよくて、車内の奥のほうまで照らしてくれるんですよね~。


駐車場の強力な照明が車内を明るく照らしてくれる

――毎晩ここでしょ、お店のひとになにか言われたりしないんですか。

いえぜんぜん。仕事が終わってここに来るのが6時ごろで、1時間ぐらいで切り上げてるし。お返しに電気製品とか必要なものはここで買ってます!


助手席を前にしておけば、後部座席は快適な制作空間に


――そうか~。塙さんは子どものころから絵を描くのが好きだったんですか。

そうなんですけど、うちは母親がスナックで働いてて夜いなかったんですよ。それで帰ってくるのを待ってる間に絵を描いてて。けっこういまみたいな感じの。うちはすごい田舎で山が深くて、家の後ろにすぐ深い森があったんです。夜に母親を待ってると、獣の鳴き声とかヘンな声がたまにするので、それが怖くて。子どもごころに、その気味悪さと戦うようなヘンな生きものを描いて、怖さを紛らわせてたんですね。絵を描くのに、なぜかひたすら影を描いてて、友達からは「(気味悪いから)そんなに影を描かないほうがいいよ」って言われたのをいまも覚えてます。親はぜんぜん心配してなかったけど。ほんとに自由にさせてくれてたので、いまでもこうしていられるのかなと。小・中・高校まで地元で、それから美容の専門学校に行きました。


ペンを走らす手を休めないまま、インタビューに応えてくれた塙さん

――美容師になりたかったんですか?

その当時、美容師ってちょっと流行った時期だったんです。それで美容師になって茨城でちょっと働いて、21~22歳ごろに東京に出てきました。美容師って火曜が休みなので、Tシャツに絵を描いて路上で売るようになったのが、絵を描く始まりですね。井の頭公園とか吉祥寺の駅前とか、出せそうな所を見つけて、警備員に注意されたら逃げ回って。




――Tシャツにはどんな絵柄を描いてたんですか。

最初は雑誌に出てるイラストみたいなのを真似たりしてたんだけど、路上で始めて3年目ぐらいから急に、いまみたいなモチーフを描けるようになってきたんです。

――それが今回の新作でも、キャンバスの木枠に布地を張ったのに描いた作品につながるんですね。でも布に描くって、難しくないですか。かすれちゃったりして。

そうそう、布用のペンで描くんだけど、紙に描くのとちがって、何回も重ねて描かないとかすれちゃう。でもそれが、独特のいい感じになるんです。


車内には画材がいっぱい。手を伸ばせばすぐ届くから便利

――路上では手描きのTシャツを並べて売るわけでしょ。描きながら売ったりもする?

はい、そうやってるうちにギャラリーでやらないかって誘われるようになって、Tシャツのかわりにキャンバスの木枠に布を張って描くようになったんです。最初に展覧会をやったのは府中のループホール(LOOP HOLE)というギャラリーで27~28歳ごろだったかな。

――路上でTシャツ売りながら、いつかはギャラリーで展覧会をって思ってたんですか。

路上でやってると、絵の友達ができてきて、展覧会のDMをくれるんですよ。それがかっこいいな~って。DMに憧れたのが始まりという(笑)。だからいまもmogragとか、かっこいいDMつくってくれるのが、すごくうれしいんです。


――そのころは美容師をやりながら路上って感じですか。

いや、ギャラリーで展示するようになったあたりでは、もう美容師は辞めてたなあ。絵の友達ができてくると、自分も絵でやっていけたらいいなと思うようになって。そんな甘いもんじゃなかったけど。いまだって働きながら絵を描いてるし。

――じゃあ生活費は……

もういろんなアルバイトしました。ゴミ収集、ビル清掃、なんでもやりながら絵を描く生活。


――いまはフライパンをつくる工場勤務なんですよね。

はい、2014年くらいからずっと。南フランスのマンガロ展(2014年11月12日号)に参加して、日本に帰って千葉に住むようになって、それ以来ですね。

――フライパン工場を選んだ理由はなんだったんでしょう。

いや、バイト雑誌で。最初、フライパンを洗う仕事というのがあって楽そうでいいなと(笑)。当時はできあがったフライパンを灯油でいちど洗うという行程があって。いまは製造のほうをやってますけど。


天井には網を張って、制作中の素材を入れておく

――フライパンつくりながら、合間を見て絵を描いてるんですよね。

まず朝、1時間早く行くんです。始業が8時半なので、7時20分ごろ会社に到着して1時間やります。それからお昼が12時から45分あるので、そのあいだも描きます。

――え、昼ご飯とかは!

5分で急いで食べる。昼はオニギリ2個と決めてるんで、5分以内に食べ終えて。あと3時に15分の休憩があるので、その時間も急いでクルマに戻って描きます。それで帰りにケーズデンキに寄って1時間。そうすると一日トータル3時間ぐらい、仕事しながら制作の時間が取れる。毎日がこの繰り返しで、それが心地良いんですよね。

――そうなんだ~。会社のひとは不審がったりしないんですか。

会社では一部のひとにしか言ってないですし。僕、会社ではひと言もしゃべらないんですよ(笑)。おはようございます、おつかれさまぐらいしか言わないから。なので最初はだれにも言わないで黙ってたけど、残業しなくちゃならないときがあって。それじゃあもう(工場も)続けられないって社長に言いに行ったら、僕のことを調べたらしくて、じゃあ残業しなくていいよって。それでクビにならずにいまも続いてるんです。社長は展覧会も毎回観に来てくれてるし。


――しかし仕事と制作で、よく続きますね~。しかも多作だし。今回の展示も107点とかあって、ぜんぶ新作でしょ。

一日3時間の制作時間だけど、家でやる3時間と、クルマでやる3時間で集中力がぜんぜんちがうんですよ。制作のスピードもアイデアの出方も、クルマだと2倍速になる感じで。ラジオが好きなんで、クルマではラジオ番組を聴きながらやってます。TBSのアフター6ジャンクションってあるじゃないですか、あの宇多丸さんを聴きながら。


後部のラゲッジスペースもこのとおり


普通の画材と、サザエのフタや鹿の角など特殊な素材がきっちり整理、ストックされている

――家でやるよりはかどるのか~。

クルマでやるほうがぜったい速いってわかってるし、家だといろいろ誘惑もあるから。ケーズデンキのあとは帰宅して風呂とか入って、また9時ごろから制作しますけど。大きな原型をつくるとか、クルマではできない作業もあるので。

――ケーズデンキのあともですか! ある意味、めちゃストイックですね~。

食べ物とかあんまりこだわりがないので、ケーズデンキの後はいつもすぐそばのすき家で夕食を済ませて。このあたりはほんとに人工的なニュータウンなので、飲みに行けるようなところもまったくないし、通勤もぜんぶクルマだし。遊ぼうと思っても行くところがないんですよ。千葉に友達はひとりもいないし。だから展覧会で東京に行くと、ギャラリーのひとや友達と飲みまくれるのが楽しみでしょうがない(笑)。千葉に来る前は中央線の三鷹に10年くらい住んでたので、ぜんぜん違う環境です。


――だからこそ制作に集中できるのかもですねえ。

ほんとにそう。東京にいっぱいある誘惑が、千葉にはひとつもないから。なんで住んでんのかな~とたまに思いますけど(笑)。あとバツイチで独り身なので、その気楽さもありますね。


展示風景より

――そうなんだ! ところで今回は壁面に掛けられた大きな作品が、すごく印象的でした。しかもプライスリストを見たら、いくつものパーツを組み合わせた作品なのに、ひとつずつバラバラに売っちゃうんですね!

壁に掛ける作品は今回が初めての挑戦でした。前からつくってる自立する立体は、アルミフォイルの芯に石粉粘土で造形して、表面に樹脂粘土を被せるんですけど、壁掛けのは軽くしないとならないので、スタイロフォームという断熱材みたいなものを芯にして軽量粘土で表面をつくってます。

それでああいうのができたのは、考えてみるといまの状況だからこそ生まれたというか。クルマでないとできなかったと思うんです。仕事しながら続けて行くにはどうしたらいいかって考えた末にたどり着いた結果で。

全体としては大きいけどパーツの組み合わせなので、ひとつずつは車内でも充分つくれる。持ち運びにも便利だし。それでバラバラに売ってると、だんだん欠けていくじゃないですか。そしたらそこに新しいのを付け足していく。そうしたらどんどんデカくなって、増殖していくようになるんじゃないかって。


展示風景より




ディテール

展覧会のたびに、前につくったやつはあまり出したくなくて新作中心を心掛けてるんですけど、これならそのたびに新しいパーツを付け足していけば、その時点で新作になるわけだし、秘伝のタレの一滴目みたいなもので、これからどんどんうま味が足されていくというか(笑)。そのうち何メーターにも伸びていくのが楽しみなんですよ。すごくいいやりかたを見つけたなと思ってて。これが自分の中のメイン・ウェポンになりそうな気がしてます。

――なるほどね! あと、ディテールを見ていくと、ものすごく細かい点や線が密集してて、ペンだけじゃなく爪楊枝とかも使ってるんですよね。

そうです、細かいところは爪楊枝にインクをつけてチョンチョンって。爪楊枝も車内に常備してます。狭い車内でやってるからかもしれないけど、細かく描いていくのって、落ち着くんですよ。なんかコックピットにいる感覚で。


助手席のヘッドレスト脇が爪楊枝コーナー

――ということは、これからも制作一本じゃなくて、工場勤務もしながらというスタイルが続いていく感じですか。

そうですね~。今回の壁掛け作品とかは、仕事をしながらだからこそ生まれた気がしてるので、このルーティーンを変えちゃうと、新しいやりかたをちゃんと見つけられるかなって不安な部分もある。一日中時間があってフルで使えても、集中力が続かないし。辞めてみてうまくアイデア出てこなかったらと思うと怖いし。クルマで時間を決めて、爆発的に発揮できるのがいいんですね。一日中自由にできたらそのパワーが出ないかもしれない。

なので経済的に余裕ができても、いまのところはこうしていこうと思ってます。まあフライパン辞めて東京に行きたい気持ちもあるけど、吉祥寺とかに住んだら毎日ぜったい友達と飲みに行っちゃうし……。


塙将良 個展『HANAWANDER BREATH OF THE WILD』
10月30日まで開催中(月曜休廊)
@新御徒町mograg gallery
https://mograg.com/artist2210.html

塙将良:https://instagram.com/masayoshihanawa/


制作中の塙将良を追った映像ドキュメンタリー! ナレーションはmogragオーナーの太田素子さん

[HANAWANDER BREATH OF THE WILD 誌上展]


展示風景


パーツを組み合わせた巨大作品が支配する壁面


トゲのような突起は粘土を手で引っ張って成形。サザエのフタを目にしているのが、塙さん独特のスタイル。フタはそのまま使うのではなくて、出っ張りなどをきれいに削って着色している






反対側の壁面


小ぶりの壁掛け作品群




恐ろしく緻密な平面作品はタイルに描いたもの


微細な点描は爪楊枝の先で色を打っていく


奥の展示室


上は仮面のシリーズ。下に並ぶのはずっとつくり続けている自立する立体作品






枠に布を張って描かれた平面のシリーズ




布地に布用のペンで描かれている






小品を並べた壁面




ハンカチに描かれたシリーズもあり


フランスのハンカチ工場にあったデッドストックのハンカチにプリントされた作品。なんともレトロなハンカチの柄が、不思議に絵とマッチしている


ハンカチは小1,000円、大2,000円とお手頃! 塙さんがずっとつくり続けているzine「MONSTERS」も販売中

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ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)

ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。

旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。

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ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
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LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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