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川上雅乃
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私の特別な人を編んでください!――編み物★堀ノ内の「肖像編み物」 第3回 森田童子/三上完太 「森田童子を支持する会」主宰・プランナー/ライター (文:三上完太、川上雅乃 写真:久富健太郎)
お客様のご紹介:「1993年放送のテレビドラマ『高校教師』の主題歌『ぼくたちの失敗』(1976年発売)で知られるシンガー・ソングライター森田童子。今週のお客様の三上完太さんはひとりで「森田童子を支持する会」を主宰し、森田の三回忌だった昨年(2020年)には、森田の世界観を描いた映画『夜想忌』(高橋伴明監督)を自主制作した気概のひと。劇団員時代には森田童子からじきじきに、歌の指導を受けたご経験もあるそうです! 編み物のオーダーはtwitter経由で、映画『夜想忌』のクランクアップのタイミングでした。この記事が配信される4月21日(水)の3日後の24日(土)は、森田の4回目の命日「夜想忌」だそうです」
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私の特別な人を編んでください!――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第9回 車 寅次郎/鳥谷貴子(ブティック「ジェーンマープル福岡店」経営)(聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 ガーリーでロマンティックだけどパンクでもある伝説的ブランド「ジェーンマープル」(https://www.janemarple-stmm.co.jp)のブティックを1人で切り盛りする鳥谷さん。和洋問わずノスタルジックな音楽や世界観を好み、趣味はウクレレやスウィングダンス。渋い酒場や老舗バーも大好き。そんな鳥谷さんが「心の太陽」と敬愛する寅さんの肖像を編みました。
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編み物☆堀ノ内の「帰ってきた肖像編み物」 第1回 大竹伸朗 オーダーした人/竹之内大輔(株式会社わたしは CEO) (写真:久富健太郎 / 文:川上雅乃)
竹之内大輔さんは1981年生まれの42歳。2016年に「株式会社わたしは」を創業し、ユーザーが送ったチャットにボケを返してくれるAIサービス『大喜利AI』を始めとする、笑いに特化したサービスやコンテンツを開発しています。また今年の11月からは早稲田の理工学部でAIや芸術、フェイクドキュメンタリーについての講義をするそうです。編み物の注文をいただいたのは、日本橋三越でのオーダー会でした。近鉄バッファローズ(オリックスではない)のキャップを被って現れた竹之内さんは、明るく歯切れよく感じのいい、まさに「快男児」という印象。「大喜利のAIをつくってます。LINEで大喜利できますよ!」と教えてくれて、「頭いいのに変わったことやってるひとだなぁー」と好感をもちました。
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編み物☆堀ノ内の「帰ってきた肖像編み物」 第7回 ダリオ・アルジェントとアーシア・アルジェント オーダーした人/吉本ばなな(小説家) (写真:久富健太郎 / 聞き書き:川上雅乃)
今日のお客さんは吉本ばななさんです。うちには吉本さんの本が新旧何冊もあるので、インスタグラムのDMで問い合わせをいただいたときには「え。本物?!」とビビりました。吉本さんは神保町の「(元)鶴谷洋服店」に文化屋雑貨店の物を見に行ったとき、編み物☆堀ノ内のディヴァインのバッグを目にして僕を知ってくださったそうです。吉本さんが「人生でいちばんはじめに、本当に惹きつけられた」というイタリアン・ホラー映画の巨匠ダリオ・アルジェント監督と娘のアーシアさんの肖像を編みました。
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私の特別な人を編んでください!――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第1回 妻による家庭内インタビュー (写真:久富健太郎 文:川上雅乃)
「編み物☆堀ノ内」という奇妙な名前のニット・アーティストと知り合ったのは数年前。それまでも橋本治とか男性による編み物は見聞きしていたけれど、その編みの緻密さと、モチーフの破天荒さ――シド・フィシャスとかクラフトワークとかディバインとか!――のマッチングに爆笑、そしてめちゃくちゃ欲しくなってしまったのだった。 いまでは「編み物☆堀ノ内」の名前はトレンディ界隈に知れ渡り、展示会はいつも大人気。いまでも欲しいけど。で、今年になって久しぶりにお会いしたら、年内に作品集の刊行を考えていると聞いて、そのウォーミングアップ!として「編み物☆堀ノ内」によるオーダーメイド作品の数々を、依頼主のインタビューを交えて短期集中連載していただくことにした。
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私の特別な人を編んでください!――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第2回 手塚治虫/手塚るみ子(プランニングプロデューサー) (文:手塚るみ子、川上雅乃 写真:久富健太郎)
編み物☆堀ノ内からお客様のご紹介: 今週のお客様の手塚るみ子さんはマンガの神様・手塚治虫先生のご息女です。プランニング・プロデューサーとして、治虫先生にまつわる企画展など、さまざまな企画を手掛けておられます。とてもチャーミングな方で、治虫先生のマンガに出てくる女の子みたい。髪の色や帽子、服に靴、ひとつひとつに個性があって、おしゃれが好きなんだろうなーと思いました。
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私の特別な人を編んでください! ――編み物★堀ノ内の「肖像編み物」 第6回 ジョナサン・リッチマン/上野広子(美容室経営・着付師) (聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 いつお会いしてもおしゃれで音楽や映画やサブカルにも詳しい広子さんは、博多の美容室「ビーハイブ・デラックス」(https://beehivedeluxe.com/)の経営者(ご自分では女将と言ってます)。2015年、編み物を始めて間もない僕の作品展「狂い編みサンダーニット展覧会」を開いてくれた恩人でもあります。肖像を編んだのはジョナサン・リッチマン。夫のBOSS達也さんと義理の兄のよしみ(イラストレーターの上野”Billy”よしみ)さんの影響で聴き始め、広子さんの人生に大きなインパクトを与えたミュージシャンの1人だそうです。
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私の特別な人を編んでください!――編み物★堀ノ内の「肖像編み物」 第8回 スティーヴィー・ニックス/ユカ・クワントリル(カスタムケーキ職人) (聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 アメリカ西部のワイオミングからインスタのDMでオーダーくださったユカさん。どんなひとなんだろう?とインスタを覗いたら、ものすごいケーキをひとりでつくっていました。キャプションを読むと、本物にしか見えないバラやシャクヤクやボタンの花は、どれも砂糖で出来ていて。ケーキ側面のテクスチャーも大理石や鉱物風、レースやドレープだったり。タダ者ではないユカさんのご注文で、フリートウッド・マックのスティーヴィー・ニックスを編みました。
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私の特別な人を編んでください! ――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第10回 アフリカ・バンバータ/井出 靖(音楽プロデューサー) (聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 音楽にアート、ファッションとジャンルを跨ぎ、国内・国外も問わず「面白い」と思った人にガシガシ声かけて企画を立ち上げ形にし、販売まで一気通貫でやってしまう人。1980年にいとうせいこうさんと音楽制作会社「エムパイヤスネークビルディング」を設立し、90年代にはオリジナル・ラヴ、Bonnie Pink、クレモンティーヌ、小沢健二を手がけ、現在は音楽レーベル「GRAND GALLERY」とギャラリー+ショップ「Grand Gallery」を運営されてます。昨年(2020年)夏、僕の展示会を開いてくださった井出さんにアフリカ・バンバータ、それからチェット・ベイカーの肖像を編みました。
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私の特別な人を編んでください!――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第14回 スペースインベーダーズ/杉谷一隆(振付稼業air:man) (聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 CMやMV、ステージや舞台のダンスから、犬やロボット(「ペッパーくん」他)の動作までも振付。自ら掲げる「動くものならなんでも振り付けます」のキャッチフレーズに偽りなしの振付職人集団「振付稼業air:man」を主宰する杉谷一隆さんです。ユニクロのウェブ広告「UNIQLOCK」とOK Goの『I Won't Let You Down』で、「カンヌやMTVのすごい賞をいっぱい獲ったすごい振付師」と認識してました。初めてお会いしたのは2015年、僕の編み物を展示してくれていた高円寺の古着屋「マウス」で。博多育ちで九州パンクを愛する杉谷さんに、80年代の伝説的パンク・ラップグループ「スペースインベーダーズ」の肖像を編みました。
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私の特別な人を編んでください! ――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 最終回 シロクマと犬/山本一力(作家) (文:山本一力/写真:久富健太郎/聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 最終回のお客様は作家の山本一力さんです。高校を卒業して旅行の企画や添乗、広告営業や制作、雑誌の編集、デザイン事務所やビデオ制作会社の経営など10数回転職したのち46歳で作家になろうと決め、新人賞の応募原稿を書き始めました。 そこから7年後の2002年、53歳11か月で時代小説『あかね空』(文藝春秋)で直木賞を受賞。19年経った今も時代小説や歴史小説、エッセイに新聞の悩み相談までガシガシ執筆を続けてます。そんな山本さんは僕の20年来の恩人で、いちばん最初に編み物を注文してくださったひとでもあります。
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編み物☆堀ノ内の「帰ってきた肖像編み物」 第5回 蟹食う祖母 オーダーした人/Mao(大学院生・レゲトンDJ) | 写真:Mao/聞き書き:川上雅乃
僕に編み物を注文してくれるお客さんは、女性も男性もだいたい僕と同世代(50代前後)。20代のひとはたぶん初めてです。当時Maoさんは大学を卒業したばかりの22歳。東京駅のそばにある会社で働き、人生初のボーナスで注文してくれたのは、一心不乱に蟹を食べるおばあちゃんの肖像! 今はポルトガルの第二の都市ポルトの大学院で勉強中というMaoさんにお話を聞きました。
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私の特別な人を編んでください!――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第3回 中銀カプセルタワー/声(特殊コスプレイヤー) (写真:声 聞き書き:川上雅乃)
(編み物堀ノ内からお客様のご紹介) 「今週のお客様の声(こえ)さんは元まんだらけコスプレ店員で、アートアイドル声ちゃんとしても有名な方。会田誠、根本敬、笠間しろう、町野変丸によるボディペインティング『アートアイドル声ちゃんの変躰ランド』でお名前を知りました。小6の男の子と小1の女の子の母となった今もバリバリの現役コスプレイヤー。ジャングル黒べえやスペル星人、ニャンまげなどのコスプレをしたり、 アニソン特撮ソングのDJ をするなどの活動をされてます」
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私の特別な人を編んでください!――編み物★堀ノ内の「肖像編み物」 第4回 ジョニー・デップ/國方麻紀(フリーランス・エディター) (文:國方麻紀 聞き書き:川上雅乃)
編み物★堀ノ内からお客様のご紹介:國方さんは映画や海外ドラマなどのエンタメ系が得意な編集者。今から20年前、25歳のときにELLE ONLINE編集部のアシスタントとして編集修業を始め、その後、職場を変わり女性向けWEBメディアの編集長を経てフリーに。今はおもにNetflixが運営する「ネトフリ」編集部(https://note.com/netflix)で映画評やインタビューを手掛けています。國方さんは、僕が編み物活動を始めて間もない頃から「編み物☆堀ノ内の勝手応援団」を名乗り、メディアやSNSでせっせとPRしてくれています。
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私の特別な人を編んでください!――編み物★堀ノ内の「肖像編み物」 第7回 上野達也/サトコ・ラモーン(遠藤聖子・会社員) (聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 先週お話を聞かせていただいた博多の上野広子さんが経営する美容室「ビーハイブ・デラックス」(https://beehivedeluxe.com/)の美容師だったサトコ・ラモーンさん。その名の通り、パンクにメチャ影響を受けて大人になったそうです。闘病中だった上野BOSS達也さん(ビーハイブ・デラックスの経営者で美容師)の笑いをとって病魔を退散させようと、BOSS達也さんの肖像編み物をオーダーくださいました。
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私の特別な人を編んでください!――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第11回 シウマイ弁当/會田茂一(ギタリスト) (聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 お名前を知ったのは「渋谷系の裏番長」エルマロ時代の30年前。そこから現在までずっと第一線のギタリストでソングライター・音楽プロデューサーでもあるアイゴンさんです。映画・CM音楽の制作や、木村カエラなど数多くのアーティストへの楽曲提供やプロデュース、最近ではあいみょんが5月にリリースしたシングルにギターで参加するなど、幅広く活躍。すごいギタリストなのに、初めてお会いしたときから気さくで優しく楽しいひとで、仕事と人柄ともに尊敬してます。アイゴンさんが大好きな、崎陽軒の「シウマイ弁当」を編みました。
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私の特別な人を編んでください!――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第13回 やついいちろうとこぶし/松嶋初音(タレント)(撮影:久富健太郎/聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 2018年に『ナポレオン・ダイナマイト』のセーターをお買い上げいただいたのがご縁の始まり。本名でのご注文だったので最初は誰なのか気づかず、松嶋さんがインスタに着画をあげてくれて初めて、「わ、松嶋初音さんだったんだ!」と知りました。高校生のときにグラビアアイドルとしてデビューされたそうですが、趣味はゲーム(大会に出るレベル)、カメラや怪談、マンガ、フィギュア、車。結婚して8年になるという夫・やついいちろうさん(エレキコミック)と愛犬こぶしちゃんの肖像を編みました。
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編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」第15回 【特別編】俺の特別な人を勝手に編みました! 町田町蔵(INU)/町田康(小説家) (文:町田康/写真:久富健太郎/聞き書き:川上雅乃)
連載第15回となる今回は特別編。僕が肖像を勝手に編んだ伝説のパンク・ロッカー町田町蔵、現在は小説家の町田康さんご本人に登場いただきました。モチーフは1979年結成・1981年解散のパンク・ロックバンド「INU」の1stアルバム『メシ喰うな!』のレコジャケです。 『メシ喰うな!』は詞と曲、歌唱、演奏、それから写真も含めたデザイン、どれをとっても完成度が高いレコードだと思います。針を落として聴いていた頃の、青臭い記憶への郷愁もコミコミのパッケージとして『メシ喰うな!』は特別で、しかもこの黄色の地にモノクロの町蔵がこちらを睨みつけているジャケは、ある年代以上でロックが好きな人なら、おそらく誰でも知っている。編み物を始めてセーターを完成させることができるようになってすぐ、「次の戌(INU)年の年始には『メシ喰うな!』を編もう」と決めてました。
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私の特別な人を編んでください!――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第16回 ココ・シャネル/内海恵美香(編集者) (写真:久富健太郎/聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 内海さんが大学生だった1981~1984年はサーファーブーム。横浜育ちの内海さんはバリバリのサーファーになり、大学時代は湘南で波乗り三昧。新卒でサーファー雑誌『Fine』(日之出出版)の編集部員になり、その後、フリー編集やOL向け情報誌『Caz』(扶桑社)編集部、ふたたびフリーを経て、現在は女性向けの雑誌とデジタル・メディアにかかわっています。雑誌編集者として昭和の終わり・平成・令和を生きてきた内海さんが55歳の誕生日の記念にオーダーしてくれたのは、ココ・シャネルの肖像でした。
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編み物☆堀ノ内の「帰ってきた肖像編み物」第3回 富野由悠季 オーダーした人/山口洋三(学芸員) (写真:久富健太郎 / 聞き書き:川上雅乃)
山口洋三さんは福岡市美術館の学芸員です。仕事の内容は作品の収集、管理、展示、研究、それから企画展をつくること。いまは福岡アジア美術館学芸課長になって、実作業をすることはなくなったそうです。山口さんは子どもの頃からのガンダムファン。そんな山口さんが敬愛するアニメーション映画監督・富野由悠季さんの肖像を編みました。
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編み物☆堀ノ内の「帰ってきた肖像編み物」第4回 りく(フレンチ・ブルドッグ) オーダーした人/関根優子(会社員) (写真:久富健太郎、関根優子/聞き書き:川上雅乃)
関根さんは音楽業界のいろいろな現場を長く渡り歩いてきたひと。アーティストのファンクラブの運営や音楽プロダクションのデスク業、レコーディングスタジオのブッキングマネージャー、ドラマ制作会社のデスクなどを経て音楽業界を卒業し一転、葬儀社の社員に転身! 音楽、筋トレ、服、英会話と好きなことがたくさんあって、いつも楽しそうな関根さんの愛犬、フレンチブルドッグのりくさんを編みました。
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編み物☆堀ノ内の「帰ってきた肖像編み物」 第8回 モコゾウ オーダーした人/臼井良子(編集者/みうらじゅん事務所勤務) (写真:久富健太郎 / 聞き書き:川上雅乃)
編集者でみうらじゅん事務所でも働いている臼井良子(よしこ)さんの愛犬モコゾウを編みました。「このワンちゃん、どこかで見たことある!」と思うひとが多いのではないでしょうか? それもそのはず。モコゾウは、おもしろ可愛いルックスと行動がInstagramで話題をさらい、グッズやフィギュア、さらには広告や雑誌のモデルとして大人気のアイドル犬です。オーダーしてくださった臼井さんの夫は、イラストレーター本秀康さん。本さん収蔵のレコードやモコゾウさんをモチーフにしたアート、そして本さんのキャラクター・レコスケのフィギュアでいっぱいのご自宅でお話を聞きました。
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編み物☆堀ノ内の「帰ってきた肖像編み物」 第10回 ザ・ダムド オーダーした人/マユミ・バーンズ (聞き書き:川上雅乃)
今月のお客さまはイギリスで暮らすマユミ・バーンズさん。ザ・ダムドの2ndシングル『Neat Neat Neat』のジャケットを編ませていただきました。マユミさんはなんと、ザ・ダムドのキャプテン・センシブルの妻!!! 千葉の九十九里で生まれ育ち、オリーブ少女→ナゴムギャル→原宿(ラフォーレ原宿とキッズラフォーレ)などでショップ店員→32歳でイギリス留学→キャプテンさんの妻に……というドラマティックな人生を歩んでいます。イギリスまでの道のりとキャプテンさんとの出会い・結婚、そしていまの暮らしについてお聞きしました。
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私の特別な人を編んでください! ――編み物☆堀ノ内の「肖像編み物」 第12回 レイチェル(映画『ブレードランナー』より)/増子直純(怒髪天 Vo.) (撮影:久富健太郎/聞き書き:川上雅乃)
【編み物☆堀ノ内よりお客様のご紹介】 2019年に結成35周年を迎えたバンド「怒髪天」のヴォーカル。映画やゲーム、おもちゃにも造詣が深く、世界レベルのヘドラソフビ人形のコレクターでもあります。若き日の数々の武勇伝が有名ですが、じっさい会うと、とても紳士的なひと。とにかくお話がメチャクチャ面白く、それも相手に対する増子さん流のもてなしなんだろうなと思ってます。そんな増子さんいわく「中2病男子が好きな物全部盛り映画」、『ブレードランナー』(1982)の登場人物レイチェルを編みました。
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編み物☆堀ノ内の「帰ってきた肖像編み物」 第2回 オトン オーダーした人/マ.マカロン(刺繍家) (写真:久富健太郎 / 聞き書き:川上雅乃)
マ.マカロンさんのことを知ったのは2018年頃。福岡で美容院を経営していた上野広子さんが何かのときに、「ウチの近所にすっごく素敵な刺繍家さんがいるんですよ~」と教えてくれました。その後、広子さんが主催してくれた編み物の受注会で、初めてマ.マカロンさんにお会いしました。マ.マカロンさんの第一印象は、明るくおおらか、それから話が早いひと。ずっと仕事を頑張ってきた女の人がもっているさばけた感じと貫禄があり、マ.マカロンさんが刺す刺繍の繊細で陰影のある作風と人柄とのギャップが意外(とても良い意味で!)でした。2011年に44歳で亡くなったというだんなさんが20歳のときの肖像を編みました。
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編み物☆堀ノ内の「帰ってきた肖像編み物」 第6回 ザ・クラッシュのアルバム『ロンドン・コーリング』を持ったエルヴィス・プレスリー オーダーした人/高橋浩司(ライブハウス下北沢CLUB Queのブッキング業務/ドラマー) (写真:久富健太郎 / 聞き書き:川上雅乃)
高橋浩司さんは僕と同じ1967年生まれです。中学の卒業記念イベントで音楽活動を始め、1994年に「できるだけうるさくビートルズをやる」というコンセプトでPEALOUT(ピールアウト)を結成。11枚のシングルと10枚のアルバムをリリースし2005年にフジロックフェスティバルで解散ライブをおこない、現在はHARISS(ハリス)、THeCOMMONS(ザ・コモンズ)、下北スミスで活動中。同時にCLUB Queで出演者のブッキングを担当しています。 高橋さんは世界屈指のクラッシュ・コレクターでもあり、今年の2月にはコレクションをまとめた本『ぼくはザ・クラッシュが好きすぎて世界中からアイテムを集めました。』を出版。高橋さんが世界中から集めた膨大なコレクションの1つ、クラッシュのプロモーション冊子『ハルマゲドンタイムズ(The Armagideon TIMES)』(1979)の裏表紙に載ったアルバム「ロンドン・コーリング」の広告を編みました。
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編み物☆堀ノ内の「帰ってきた肖像編み物」 第9回 番外編 (元)鶴谷洋服店 岩船吾朗・洋子 (聞き書き:川上雅乃)
今週の「帰ってきた肖像編み物」は番外編。僕の編み物(ニットのバッグ)を売ってくれている(元)鶴谷洋服店の岩船吾朗さん・洋子さん夫妻に取材させていただきました。(元)鶴谷洋服店があるのは神保町書泉グランデの裏、向かいは小宮山書店、5秒歩けばすずらん通り。そんなバリバリの一等地で、売っているのは昭和の雑貨、古本、古着。ビジネスビジネスした店(おもに飲食店ですが)が増えてきた神保町で、ひょうひょうとマイペースを貫いています。なんで屋号が「洋服店」? 建物古そうだけど、奥や階上はどうなってるんですか? ずっと不思議に思っていたあんなことこんなことを聞いてきました。
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BOOKS
ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)
ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。
本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。
旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。
ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)
稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。
1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!
ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)
プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。
これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。
ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)
書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい
電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。
ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)
伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!
かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。
ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)
――ラブホの夢は夜ひらく
新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!
ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)
――秘宝よ永遠に
1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!
捨てられないTシャツ
70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。
圏外編集者
編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。
ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014
こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。
独居老人スタイル
あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。
ヒップホップの詩人たち
いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。
東京右半分
2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!