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バックナンバー:2022年06月01日 配信号 収録

art クイーン・オブ・バッドアート降臨! 前編

つい先月、5月の連休の終わりごろ。世田谷区用賀の都立砧公園はオミクロン株も一段落という気分の老若男女で大賑わい、公園内の世田谷美術館も出版120周年を記念したピターラビット展で活気に溢れていた。その賑わいを横目に僕が向かったのは、閑散とした区民ギャラリーの一室。ここで5月3日から8日までのたった6日間、「女系家族 パート3」という小さな展覧会が開かれていたのだった。


いまから2年前の2020年、メルマガの購読者である「ikaremix」さんが、おもしろい展覧会がありました!と連絡をくれて、様子を報告してくれたことがあった。「女系家族展」という展覧会をめぐるそのリポートは2020年01月22日号の編集後記に掲載させてもらったが、「女系家族」というのは世田谷区在住の母・豊田信子、長女・伊賀美和子、次女・豊田昇子による合同展だったから。この3人のうち長女の伊賀美和子さんは、おもに人形によるジオラマ写真でさまざまな情景を再現するアーティスト。1999年にはキャノン写真新世紀・優秀賞を受賞,以来積極的な活動を続けているので、ご存じのかたもいらっしゃるだろう。

でも、あとのふたりはまったくのアマチュア。母の信子さんは1931年生まれ、60歳から日本画を始めて、いまも描き続けているし(今年91歳なので、もはや画歴30年!)、次女の昇子さんは会社員をしながらたまたま描いた鉛筆画を、世田谷美術館が主催するコンペ・ 2017年の第4回 宮本三郎記念デッサン大賞に出品してみたところ、なんといきなり「鴻池朋子賞」を受賞! まわりもビックリしたけど、本人がいちばんビックリしたという。


〈母〉トヨダノリコ
第4回宮本三郎記念デッサン大賞。鴻池朋子賞受賞作品

それで長女・美和子さんの発案で3人の作品を集めた「女系家族展」第1回を2018年に自由が丘のDIGINNERという小さなギャラリーで開催。翌年の2019年に世田谷美術館区民ギャラリーで「女系家族 パート2」を開く。ikaremixさんはその展示を見て、とりわけ豊田昇子(トヨダノリコ)さんのユニークすぎる画風にすっかりやられ、第1回女系家族展と同じDIGINNER GALLERYで2020年1月に開かれた初個展「トヨダノリコ カオス ドローイング」にも駆けつけ、そのリポートをメルマガに送ってくれたのだった。

ひと言でいえば「バッドアート」なのだが、トヨダノリコの「バッド」には丹念に描き込まれた鉛筆の線のあいだから、なんともいえない対象への愛情や慈しみの感覚が滲み出るようだし、丹念な部分と適当に描いた部分の落差もすさまじいし、同時にかすかな不穏の兆しもそこには確かにあり―地元の公会堂で週末に演奏するたび暴動が起きたという伝説を持つ、あのシャグズの「フィロソフィー・オブ・ザ・ワールド」が画用紙に仕込まれたスピーカーで鳴っているような―僕も一目見てトリコになった。それから彼女がInstagramやTwitterで発信する作品を追いかけつつ、次の展覧会を心待ちにしていたのが、今回の「女系家族 パート3」でようやくかなったのだった。


会場で迎えてくれた長女の伊賀美和子さん(右)とトヨダノリコさん(左)

バッドアートといえば2018年に東京ドームシティ内Gallery AaMoで開かれた「バッドアート美術館展」を思い出すひともいるだろう。僕も会場内の小さな一画でマイ・バッドアート・コレクションを展示させてもらったが、バッドアート美術館展はそもそもボストンで1994年に開館、場所を転々としながら続いているMOBA (Museum of Bad Art)の日本初遠征展。MOBAについては本メルマガでも2018年11月21日号で詳しく紹介している。

「バッドアート」という言葉はいろいろ誤解を生じさせかねない、あんまり的確な命名ではないかもしれないが、そのMOBAには「収蔵品選考基準」というのがあって――

1)れっきとしたアート作品であること。つまり、芸術的意図を伝えるための誠実な取り組みでなければなりません。
2)そのコンセプト、あるいは制作過程で何かがうまくいっていないこと。例えば技術不足、問題のある制作方法、風変わりなテーマ、行き過ぎた表現などです。
3)そのようにしてできた作品が面白く、魅力的であること。議論や疑問が引き起こされる作品であることが重要です。

とのこと。これってまさに!トヨダノリコさんの作品世界そのものではないか。

会場でトヨダノリコさんと念願の対面を果たし、会期終了後にはご自宅に伺って制作風景を拝見、じっくりインタビューもさせてもらった。これまでに描かれた大量の作品群もスキャンさせていただいたので、1回ではもったいない!というか長くなりすぎるため、今週・来週の2回にわたってトヨダノリコさんの世界をご紹介する。女系家族展はSNSでも書き込みやリツイートが散見されたけれど、会期が短かったこともあり、足を運ぶことができなかったひとが大半だと思う。そしてもちろん、これはトヨダノリコさんの不思議な作品世界の、初の包括的な紹介記事になる。


世田谷美術館区民ギャラリーでの「女系家族 パート3」会場入口。あまりにてきとうなエントランスサインがすでに「間違いない」感満載、期待をそそる。

なおトヨダノリコさんはつい最近、アーティストネームを改名!「新開のり子」という名前でTwitter、Instagramで発表を始めている。今回の記事ではもともとのトヨダノリコという名前を使わせていただくが、興味を持たれたらぜひ、新開のり子さんのアカウントをフォローしていただきたい。

https://twitter.com/noriko_shinkai
https://instagram.com/noriko_shinkai/

それでは今週はまず、世田谷美術館の「女系家族展」にお連れしよう!


最初はお母さんの豊田信子さん展示エリアから。60歳で日本画を始め、91歳のいまも制作を続けている


〈マスカット〉


〈犬と少女〉


〈愛犬〉


〈ヴァンサンカン 娘と孫〉


〈てづくりドレスを着た人形〉


〈窓辺の時間〉


会場出口脇に飾られていた「湯上がり」も豊田信子さんの手づくり。『芸術新潮』2018年12月号付録の手拭いを6枚縫い合わせて制作


長女・伊賀美和子さん展示エリア。伊賀さんの本業は学校の先生で、コロナ禍直前の2018~19年に1年間、サバティカル(長期休暇)でニューヨークに滞在。そこで制作された作品が多く展示されていた。




〈スタンドバイミー〉


〈Play Girl〉


ニューヨーク滞在中の作品群


模写プロジェクト「迷画シリーズ」より
左:〈ミロのビーナス〉
右:パブロ・ピカソ〈ガートルードスタインの肖像〉


右から、エドガー・ドガ〈踊り子〉、グスタフ・クリムト〈接吻〉、グスタフ・クリムト〈ユディト〉






エドアール・マネ〈草上の昼食〉


フェルメール〈牛乳を注ぐ女〉


〈アロハオエ〉


そしてトヨダノリコさんの展示エリアに!


作品はすべて丹念に描き込まれた鉛筆のドローイング


〈汽車〉


〈ブラザーズ〉


〈カキフライin神保町〉


〈親友マーシャル〉


〈きみちゃんと女ともだち〉


〈マーシャルと一緒〉


〈きみちゃんとその仲間たち〉


〈友達〉(部分)


〈愛犬〉


〈ガールズ〉


〈ゴリラ〉


〈ノイエギャラリーin ニューヨーク〉


〈ボーイズ〉


〈お人形の美容院〉



〈バブルスター〉


〈熱海旅行〉

来週はいよいよトヨダノリコさんの唯一無二のフィロソフィー・オブ・ザ・アートワールドへ、そして自室での制作風景へとみなさまをお連れする。激動の半生回顧録もあり、お楽しみに!


「女系家族 パート3」
2022年5月3日~8日
@世田谷美術館区民ギャラリーにて開催

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ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)

ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。

旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。

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ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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