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2020年04月29日 Vol.402

food & drink

ロータリーの女たち

歌舞伎町のキャバレー「ロータリー」が2月28日で閉店したのは大きなニュースになったし、NHK「ドキュメント72時間」をはじめとするテレビ番組も複数放送されたので、ご覧になったかたもいらっしゃるだろう。「白いばら」や「ハリウッド」の時と同じく、閉店の発表が流れたとたんに毎晩、満員御礼。最終日はとりわけ大混雑だったが、本メルマガではフィリピンパブや暴走レディースでおなじみの比嘉健二さんが長く愛用していた店ということで、最後の夜の取材に誘ってもらえた。

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2020年04月22日 Vol.401

food & drink

Neverland Diner 二度と行けないあの店で 89 『売女に居場所を潰されて』 クーロン黒沢(人生再インストールマガジン「シックスサマナ」編集長)

私には「気に入るとそればかり続ける」という癖があって、今でも松屋の期間限定「ごろごろ煮込みチキンカレー」を日に2回、週7日食べたりするが、なかでもひと際熱心に続けたのが麻雀だった。90年代半ば、わけあってカンボジアのプノンペンに移住した私は、人生のほぼ半分をこの町で過ごした。

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art

怪人シキバ二十面相

ずいぶん前から机の脇に山下清の写真を貼って、ときどき眺めている。放浪時代の山下清は道路ではなく線路を歩いて次の町に向かうのが常だったそうで、それは線路を歩いていれば道に迷わないし、駅舎で寝ることもできるからだった。山下清は知名度に欠けたのではなく、知名度がありすぎて過小評価されてきたアーティストだと思うが、多くのひとがイメージする山下清は「裸の大将」の芦屋雁之助なのであって、実物の山下清は汚れなきオトナコドモどころか、障害者施設の八幡学園に暮らすようになった子ども時代からかなりのワルで、先生方に手を焼かせていた。

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lifestyle

西成ガギグゲゴ「七人の侍」7 はん (写真・文:くまがいはるき)

幼稚園の時、昼飯は給食だった お箸とおしぼりを各児童が準備して給食を食べていた 今は大好物なのだが、片栗粉で揚げられた唐揚げが当時は食べれなかった 唐揚げが給食に出るたびに、おしぼりが入っているプラスチックケースの奥に唐揚げを押し込んで隠していた その唐揚げが、その後どうなったかの記憶が無い あれは、夜の新世界市場だった 縦にまっすぐ伸びる暗がり世界の中から、おっぽりだされたように彼は、私の前に唐突に現れた 頭の上にニット帽をのせた、どこか道化のような風貌だったが、強烈に死臭を放つ浅黒さがそこにあった 8年前にわたしは新世界市場に来たのだが、それから数日後に彼は新世界市場に来て、私と出会った 名は「はん」北海道苫小牧から、ここまで流れてきたみたいだ

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lifestyle

SNSの神々 第6回 ビハインド・ザ・マスク(文:吉村智樹 写真:吉村智樹、ひょっかめ)

SNSを通じて自己表現をしたり、収集や観察の成果を発表したり。そうして熱い支持を集めるカリスマたちに迫る連載「SNSの神々」。第6回目は、奇しくもタイムリーなキーワードとなってしまった「マスク」にまつわる人々を紹介したい。マスクと言っても、もちろんドラッグストアから姿を消した医療用ではなく、頭にかぶる「お面」(ドールタイプマスク)を制作している人たちだ。「ひょっかめ」という、ひょうきんな語感のふたり組が東京を拠点に活躍している。Instagram、Facebook、Twitterなど主要SNSを駆使しながら、制作した愛らしいお面の画像を発表しているのだ。

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design

BORO、世界をめぐる 4 中国深圳編(写真・文:辰巳清)

3月4日号のBORO中国北京展に続けて、中国深圳での展覧会をレポートさせていただく。12月3日、大好評のうちに国立北京服装学院民族服飾博物館での展覧会を終えたのち撤収、梱包作業を経て、BORO約100点を載せたトラックは北京から深圳画院美術館に向かった。5日後に深圳で開梱が始まるまで僕はオフになる。深圳は初めて行く都市なので、早めに深圳に向かった。北京からのフライト時間3時間半。深圳は人口1300万人、街全体で1000以上の高層ビルが建ち並ぶ。世界で最初に5Gを実用化した電脳イノベーション都市で、中国政府が金融、IT、デザイン産業の集積地として開発を進めてきた「アジアのシリコンバレー」である。

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travel

おもしろうてやがてかなしき済州島紀行8 石のいろいろ

10年前に取材したものの、発表する機会がなかった珍スポット開陳シリーズ、済州島オマケ誌上旅行の最終回となる第3回は、「石関係」の観光施設を3つご紹介。済州島は韓国最大の島であり、火山島でもある。島の中心に存在する漢拏山(ハルラサン)は標高1950m、韓国最高峰の名山で、数多くの小火山が主峰を取り巻いている。というわけで済州島には石の文化が古くから伝わってきた。今回ご紹介する「済州彫刻公園」「済州石村公園」「耽羅木石苑」(現在は済州石文化公園に改称)とも3ヶ所とも現在まで営業中のようなので、コロナが終息したぜひ早めの来島を!

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2020年04月15日 Vol.400

photography

フロントステップス・プロジェクト 玄関先でつながる世界

日本以外の多くの国が、市民に自宅に留まるようほぼ強制しているという、ほんの少し前まではサイエンスフィクションの世界でしかあり得なかった事態が現実化している現在。たくさんのひとたち、家族たちが孤立に物質的にも、精神的にも苦しむなかで、こころのつながりだけでもどうにかして保とうとする試みが世界中で行われている。決まった時間にバルコニーに出て、みんなで拍手したり歌をうたったりとか。ボストン郊外の町ニーダムに住む写真家キャラ・スーリーと、友人のクリスティン・コリンズが始めたのが「ザ・フロントステップス・プロジェクト」という素敵にアメリカ的な企画だった。

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food & drink

てっちゃんの記憶

札幌でいちばん好きな場所は『レトロスペース坂会館』と『大漁居酒屋てっちゃん』。そのてっちゃんが先週閉店と聞いて、呆然となった。コロナ自粛でしばらく店を閉めていたが、その以前から体力的にもかなり限界に近く、閉めどきを計っていたところだったこともあり、「臨時休業中のてっちゃんですが、このままそっと閉店いたします」(Facebookページより)となったのだそう。てっちゃんに初めて足を踏み入れたのはたぶん1990年代の終わりごろで、その店内装飾、料理、てっちゃんこと阿部鉄男さんと、店を支えるご家族の人柄、すべてに一瞬で魅了された。

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travel

ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 16 安徽省(写真・文:関上武司)

大家好!(中国語で皆さん、こんにちは!)軟体トラベラーの関上武司です。今回は安徽省合肥市の蝋人形館や蕪湖市のテーマパークについて紹介したいと思います。2013年12月31日。この日は江蘇省から安徽省の合肥市へ高速鉄道で移動。当時の合肥駅前は地下鉄工事中で騒然としていましたが、現在は地下鉄が運行されており、市内の移動は便利になっているとのこと。合肥駅から現地のおっちゃんが運転するバイクタクシーで市中心部の包公園へ行ってみることにしました。おっちゃんは「合肥は温暖でいい所だよ」と自慢しており、大みそかにも関わらず、それほど寒さを感じなかったのが印象的でした。

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travel

おもしろうてやがてかなしき済州島紀行7 映画と恐竜と国際平和

山下達郎の「棚からひとつかみ」ではないけれど、10年前に取材したものの、発表する機会がなかった珍スポット開陳シリーズ、済州島オマケ誌上旅行の第2回は、映画と恐竜と国際平和にご案内。3ヶ所とも現在まで営業中なので、コロナが終息したぜひ早めの来島を!

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2020年04月08日 Vol.399

photography

地下鉄日記――東京砂漠の片隅で

『雲隠れ温泉行』という、つげ義春の世界が写真で21世紀に甦ったような写真集を2015年6月10日号で紹介した(「湯けむりの彼岸に」)。作者の村上仁一(まさかず)は月刊誌『日本カメラ』の編集者として働きながら、写真作家としても長く活動を続けてきた。『雲隠れ温泉行』を刊行したroshin booksは、このメルマガでも幾度か紹介した、斉藤篤という写真好きの青年が別の仕事で生計を立てながら、理想の写真集を世に出したいとひとりで始めたマイクロパブリッシャーである。そのroshin booksからこのほど村上さんの2冊目になる作品集『地下鉄日記』が刊行される(4月14日リリース)。

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food & drink

ニューヨーク・デリ物語

ニューヨークにあって東京にないものはたくさんあるけれど、東京にあってニューヨークにないものもある。そのひとつがコンビニだ。いや、セブンイレブンとかがないわけではないけれど、ニューヨークでは昔から「デリ」がコンビニのかわりにニューヨーク市民の生活をしっかり下支えしてきた。酔っ払って帰る途中で缶ビールとポテチを買い込む深夜のデリ。バカ高いホテルの朝食がもったいなくてヨーグルトやフルーツやベーグルを買う朝のデリ。近所で働くビジネスマンたちと一緒の列に並んでサンドイッチを頼み、そのボリュームにビビるランチタイムのデリ・・・・・・ニューヨークで過ごす数日間で、いちどもデリのお世話にならないというひとは、まずいないだろう。東京で過ごす数日間で、コンビニのお世話にならないひとがいないように。

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travel

おもしろうてやがてかなしき済州島紀行6 ミニランド+小人国

真冬の2月に撮影した写真と一緒に、10年前の写真を見返していたら、せっかく取材したのにこれまでほとんど発表する機会がなかった珍スポットがいくつも出てきた。なのでもう少しのあいだ、昔の写真で申し訳ないけれど、お付き合いいただきたい。すでに閉園・閉館してしまった場所もあるけれど、大半はいまもかわらず営業中。それどころか10年前よりパワーアップしているスポットもあるようなので! また韓国に行けるようになったら、最速の再訪を願いつつ・・・・・・。というわけで済州島オマケ誌上旅行の第1回は、島内に2つもある大規模ミニワールド!

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art

アウトサイダー・キュレーター日記 vol.44 須田久三(写真・文:櫛野展正)

昨年、京都御所東の荒神口にあるギャラリー「art space co-jin」で興味深い展覧会が開かれていた。ここは障害のある人の作品や表現に出会える場として定期的に展示やイベントを開催しているが、そのとき行われていたのが『Emotional Drawing|須田久三 展』だった。小さなスペースの中には、絵画だけでなく印章技術や山水画などが展示されており、表現の多彩さに驚かされてしまう。特に、会場中央のテーブルに並べられていたのは、展覧会名にも使われている近作「Emotional Drawing」シリーズだ。大小さまざまなサイズのノートには、緻密なドローイングが繰り広げられており、作者が描き出す奇妙な世界と余白とのバランスが絶妙な絵画作品になっている。

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art

波磨茜也香のおんなのこ散歩 第11回 変態に死角無し

1月は呑気に過ごしてたもんだなあ、とつくづく思います。皆さんもご存知のとおり、例の新型のお陰でここ数週間いろんなことが変わっていき感染拡大を防ぐ為に時間差通勤、臨時休校、ライブなどのイベントが中止・・・・・・そんでもってマスクはなんとか理解できますがトイレットペーパー、ティッシュ、ナプキンの買い占めとかよくわからん方向に行ってしまう、賑わっていた場所からそっと人間がいなくなるこの感じ、3月11日を思い出しますね。外出はできるだけしないように、とか言われても生きるには金を稼がんといけないし。なんとか経済回していかないと、例の新型にやられる前にくたばってしまいますよ。春が近づきこれから賑わうテーマパークや観光地、アートフェアにライブイベント・・・・・・どこまで奪われてしまうのか。そこで喰っている方々は大打撃ですよね、死活問題。一日も早く事態が終息することを願います。私もなにかしらの形で貢献できればと思っているのですが。

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2020年04月01日 Vol.398

travel

ジャクソンハイツ満腹散歩

一時はニューヨーク有数に治安の悪いエリアという不名誉なイメージに甘んじていたジャクソンハイツだったが、戦前の住宅建築群が1993年にアメリカ合衆国国家歴史登録財に指定されたこともあって、2000年代に入るころから人気が復活。マンハッタンに較べればまだ割安な住宅価格も大きいだろうが、バリーによれば「なんたって食事だよ!」とのこと。世界各国のレストランはもちろんのこと、ストリートフードの屋台もバングラデシュ、中近東、ネパール、コロンビア、ギリシャ、エクアドル、タイ、メキシコのタコスまで、あまりによりどりみどりでチョイスに困ってしまう充実ぶりだ。「そんなに気になってるなら」と、今回のニューヨーク出張ではバリーとアーニャが「とっておきのジャクソンハイツ・フードスポット」を教えてくれたので、その貴重な地元情報をみなさんと共有しておきたい。

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travel

おもしろうてやがてかなしき済州島紀行5 ラブランド

済州島セックス・ミュージアム行脚の最後を飾るのは「ラブランド」。これまで紹介した「世界性文化博物館」「健康と性博物館」は島の南西部、リゾートの西帰浦(ソギポ)エリアにあったが、ラブランドは北部の空港から南に向かう丘陵地帯にあって、空港からタクシーでも15~20分ほどという便利なアクセスだ。しかもお隣は済州道立美術館という立派な現代美術館、目の前は「見た目上り坂なのに実は下り坂」という観光名所、通称「トッケビ道路」。こんなロケーションにセックス・ミュージアムとは! 済州島セックス・ミュージアムの元祖とも言える、そのラブランドは2002年から2年間の準備期間をかけて、2004年11月16日にオープン。すでに15年以上の歴史を誇っている。コンセプトは――「生命の神秘を表現するアート・テーマパーク」。ソウルの美術大学・弘益大学校の卒業生たちが中心となって制作した作品約100点が、サッカー・フィールド2つぶんという広大な敷地にずらりと並び、おまけに2つの室内展示館まで備えるという、やたら大規模な「性をテーマにした野外彫刻公園」なのだ。

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travel

まだまだ知らないバンコク・ガイド 3(写真・文:スナック・アーバンのママ)

Airplane Graveyardからラチャテウィーのグラフィティ・ストリートとすっかり満喫。でも、まだ時間は14時ぐらい。ってことは、もう1ヶ所、行けそうな気がする! ということで向かったのは、懐かしい再現が充実しているとネットで見かけた「バーン・バンケーン」です。バーン・バンケーンはサイアム周辺からGrabで30分弱。2017年にオープンしたユニークなスポットで、カフェにレトロなコカ・コーラミュージアム、タイのクラシックな高床式住居、ラマ9世のコレクションミュージアム、それから古い学校や商店を再現したお目当ての再現スポットなどが入っている。もともとオーナーのSompong Pisankitvanich氏はヴィンテージグッズの熱心な収集家で、ショッピングモールやコンビニの出現する前、1960年代のリアルな生活を再現したいとこの場所を作り上げた。

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travel

案山子X 64:おぐにかかしまつり(新潟)(写真・文:上田愛)

こんにちは。上田愛です。今回は新潟県長岡市小国町のおぐにかかしまつりを紹介します。周囲を山に囲まれた盆地・小国町。田園風景が広がる、コシヒカリの栽培が盛んな地域です。古くからの伝統を大事にしており、雪を利用して作る和紙「小国紙」や、翁と巫女の人形が踊る民俗芸能「巫女爺踊り」は、新潟県の文化財に指定されています。桜の名所として知られるおぐにせせらぎ公園では、毎年8月に「おぐにかかしまつり」が開催されています。元々は楢沢地域の方がかかしを作り、おぐに森林公園の中に設置したのが始まり。そのかかしが評判となり、おぐにせせらぎ公園に場所を変え、観光協会が主催する町の行事になりました。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)

ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。

旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。

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ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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