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2023年09月27日 Vol.566

photography 無料公開中

電子写真集『わたしたちがいたところ』完成!

2016年にリリースしたvol.1『秘宝館』からvol.6『BED SIDE MUSIC ―めくるめくお色気レコジャケ宇宙』までPDFフォーマットで自主制作してきたROADSIDE LIBRARY。しばらくお休みしていましたが、ようやく新作ができました! 『天野裕氏写真集 わたしたちがいたところ』。ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

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セックス&ワックス・イン・ザ・ホスピタル

2014年に南フランス・マルセイユとセットで開催された『MANGARO』『HETA-UMA』展。本メルマガでは2週にわたって詳しく紹介したが、その取材を通して出会ったひとりが、フランス・モンペリエ在住のキュレーターでアーティストでもあるルノ・ルプラ=トルディ。変わったものが大好きな嗜好が似ていてすぐに仲良くなったルノは、メキシコ系アメリカ人“チカーノ”の囚人たちが、手紙代わりに塀の外の家族や近親者たちに向けて絵を描いたハンカチ「パニョス・チカーノス」の熱心なコレクターでもある。2018年には中野ブロードウェイ・タコシェの中山亜弓さんに「パニョス・チカーノス――ルノ・ルプラ=トルティの刑務所芸術コレクション」として記事もつくっていただいた。

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暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく  04 パンツ一丁の冬 (画・文:新開のり子)

4歳頃のこと、 昔は、パンツ一丁とタオルで簡単に健康が手に入ると言われていました。 寒い時にやるのが体に良いそうです。 先生の号令で一斉に体を擦ります。 「乾布摩擦」です。 女の子もパンツ一丁。 真っ赤になるまで乾いたタオルで体を擦ります。 せっせと慣れた様子の擦り上手がいます。 そういう子は、早く体も温まり、寒さ知らずです。 体を擦るのにも上手い下手があるようです。

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遅咲きのトップランナー大暴走の宴

ロードサイダーズ・ウィークリーで2015年から「アウトサイダー・キュレーター日記」を連載してくれている櫛野展正くん。知り合ったころは広島県福山市の鞆の津ミュージアムで挑発的な展覧会を連発していて、そのあと市内に自身の「クシノテラス」を開設。以来、ロードサイダーズにはおなじみのアウトサイダー・キュレーターとして、現在は静岡市のアーツカウンシルしずおかのチーフプログラム・ディレクターとなって活動を続けている。 周囲の雑音を一切気に掛けることなく我が道を歩む高齢者たちの、独自の(おもに奇想天外な)創作活動を、櫛野くんは「超老芸術」と呼んで長年追いかけてきた。今回、その集大成というかオールスター・キャスト、総勢22名の作品1500点以上を集めた展覧会が、10月3日から8日まで静岡市のグランシップで開催される。

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妄想芸術劇場 13 恥丘人

「恥丘人」と書いて、「ちきゅうじん」と読ませるのだろう。彼もまた、ニャン2読者にはおなじみの投稿アーティストのひとりである。 誌面では掲載される作品のサイズが小さいために、なかなかその”味”が伝わりにくいのだが、きちんと輪郭を描いて彩色され、時に文字をプリントアウトして貼ってあるその画面を、こうしてあらためてじっくり見てみると、その丹念な仕事ぶりがきわだってくる。 丹念に仕上げられた恥丘人の作品を貫くもの、それが極端にアナクロな画風であることにすぐさま気がつく。

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2023年09月20日 Vol.565

photography

遠い日のリアリティ ――上田義彦「いつでも夢を」

どう書いたらいいだろう、と迷っているうちに時間が経ってしまった。今年7月末から8月中旬まで代官山ヒルサイドテラス・ヒルサイドフォーラムで開催された上田義彦展「いつでも夢を」を見て、いろんな想いに浸ったひとがたくさんいただろう。会場を訪れる機会が持てなくても、同時に発売された分厚い写真集を手に取って記憶の扉がひらく興奮を味わったひとがいたはずだ。この展覧会と写真集は上田義彦が手がけたサントリーウーロン茶の広告写真を中心に、撮影時のスナップ写真を加えて編まれたもの。それは1990年から2011年までの約20年間にわたって続けられた、広告写真家としての上田義彦の最良の仕事のひとつであるし、この時代の日本の広告史において、もっとも輝かしいシリーズでもあったろう。

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暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく  03 ちびくろさんぼ (画・文:新開のり子)

3歳頃、お遊戯会で全身黒づくめのちびくろさんぼの役をもらいました。 (本当は、木が良かったのですが・・・・・・) お遊戯会では、大勢の保護者たちに見守られながら無事に終わりました。 大役を果たし安心して保育園のなかでお人形さんと戯れていると、友だちが2階に行こうと誘ってきます。 言われるままついて行きました。 2階は、木の温もりのある山小屋のようなお部屋です。

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フランス雑草音楽図鑑 05  Thomas Le Lay aka Dom Tom (文:ショビレヌK)

Dom Tomに初めて会ったのは2020年3月、新型コロナがいよいよフランスでも猛威を振るい始め、全土で自宅待機令が発令される2日前にブルターニュのブレストでライブパーティーを行った時だった。そのパーティーのオーガナイザーがDom Tomだった。本来は大きなハコで行う予定だったがコロナの影響で中止となった。しかし自宅待機令がひょっとして長期化するかもしれないと、Dom Tomがゴリ押しに最後に一発、派手にやろうと動いたのだ。この時の様子はRoadsiders’ Weeklyの「新型コロナとフランスアンダーグラウンドシーン」という連載の第2話「自宅待機令発令前夜:後編」で取り上げているので、是非バックナンバーも読んでみて下さい。今回はブルターニュの山奥にある彼の自宅まで行って、インタビューを行った。

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ニュー・シャッター・パラダイス 52  悪いニュースほど (写真・文:オカダキサラ)

私の好きな言葉に「なべて世は事もなし」というのがあります。 漫画のセリフで知りましたが、最近になり原典は海外の詩だと知りました。「なべて世は事もなし」、「すべて世は事もなし」両方の翻訳があり、解釈は様々のようです。 私は、悪いこともいいこともそれぞれ起きていて、総じてプラマイゼロになる、というふうに捉えています。 悪いニュースや出来事が重なって、「もういいことなど起きない!自分は不幸だ!」と、思う手前まで落ち込んだ時に思い出すようにしています。 本当に悪いことばかりなのか?と自問できる冷静さを取り戻してくれる言葉で、「そういや、いいこともあったわ」と立ち直るきっかけをくれます。

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妄想芸術劇場 12 かずゆき

ニャン2創刊期の投稿イラスト・ぺージに頻繁に登場しながら、その後ぱったり投稿が途切れてしまった常連投稿作家が『かずゆき』。ニャン2創刊以前の1980年代後期に白夜書房から創刊された『Crash』にも、ずいぶん作品が送られていたようだが、いまはいったいどうしているのだろう。どこかほかに発表の舞台を見つけたのだろうか。それとも、イラスト投稿を卒業してしまったのだろうか。

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2023年09月13日 Vol.564

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蛭子能収「最後の展覧会」

すでにテレビ、新聞からネットニュースまで驚くほど広く紹介されているのでご存じだろう、根本敬 presents 蛭子能収「最後の展覧会」が、表参道のAKIO NAGASAWAで開催中だ。認知症を公言している蛭子能収の、これがほんとうに最後の展覧会になるかどうかは本人を含めてわからないだろうが、久しぶりに絵筆を取りキャンバスに向き合った新作群は、往年の毒にあふれたシャープな図像とはかけ離れているし、教えられなければこれが蛭子さんの絵とはだれもわからないはずだ。

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編み物☆堀ノ内の「帰ってきた肖像編み物」 第1回 大竹伸朗  オーダーした人/竹之内大輔(株式会社わたしは CEO) (写真:久富健太郎 / 文:川上雅乃)

竹之内大輔さんは1981年生まれの42歳。2016年に「株式会社わたしは」を創業し、ユーザーが送ったチャットにボケを返してくれるAIサービス『大喜利AI』を始めとする、笑いに特化したサービスやコンテンツを開発しています。また今年の11月からは早稲田の理工学部でAIや芸術、フェイクドキュメンタリーについての講義をするそうです。編み物の注文をいただいたのは、日本橋三越でのオーダー会でした。近鉄バッファローズ(オリックスではない)のキャップを被って現れた竹之内さんは、明るく歯切れよく感じのいい、まさに「快男児」という印象。「大喜利のAIをつくってます。LINEで大喜利できますよ!」と教えてくれて、「頭いいのに変わったことやってるひとだなぁー」と好感をもちました。

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暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく  02 蜘蛛 (画・文:新開のり子)

保育園のころ、祖母が私にプレゼントくれました。 たくさんの洋服です。 人形がアップリケされたスカート、花柄のワンピース、ヒラヒラ……どれを着ていこうか迷い、白いスカートに決まりました。 白い生地に蜘蛛がたくさん描かれています!

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妄想ホテル room:030  あの日あの時のメロウェイビー (写真・文:フクサコアヤコ)

ありがたいことに写真を撮ってくださいという依頼をよくいただく。 撮影依頼というのは面白い。 当然だがそこには写真に撮られたい誰かがいて何かしらの「写真に撮られたい理由」がある。 そしてその理由は人によって実に様々だ。 私の撮影は基本ラブホテルでのヌードもしくはそれに近しい写真で、「エロ」が前提となってくる。 そんな自分のエロい写真をラブホテルで撮られたいと思う動機とはいったいどのようなものだろうか。 これまでの経験から言わせてもらうと、その動機には2つのパターンがある。

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妄想芸術劇場 11 カツ丼小僧

ニャン2倶楽部の歴代常連投稿者のうちで、もっとも多作なアーティストのひとりだったのが「カツ丼小僧」である。 ニャン2のウェブマガジンVOBOでの連載を始めるにあたって、僕にはふたつの思いがあった。ひとつは、それまで月ごとにバラバラに見ているだけだった投稿作品を、アーティストごとにまとめて見直してみたかったこと。それからもうひとつ、このような作品を、それも数年から20年あまりにわたって、しかも返却されないまま投稿しつづけるとは、いったいどんなひとたちなのか、できるならば作者に会い、そのパーソナリティに触れてみたいという強烈な思いだった。 投稿作品のウェブ上での再掲載は、どの投稿作家もこころよく承諾してくれたが、インタビューのほうは予想外に難しかった。

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2023年09月06日 Vol.563

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並行世界の歩き方

「並行世界の歩き方 上土橋勇樹と戸谷誠」という奇妙なタイトルの展覧会が滋賀・近江八幡ボーダレス・アートミュージアムNO-MAで開催中だ。メルマガではすでにおなじみのNO-MAはとても興味深い展覧会に、とても奇妙なタイトルをつけることが多い気がする。今回の「平行世界」が「地球」のもじりであるかどうかはともかく、上土橋勇樹と戸谷誠という、まったく交わらない独自の世界観を表現するふたりの作家を、SFで言うパラレルワールドのような広がりへの2通りの導き手として紹介してくれる貴重なチャンスというか、マルコビッチの2つの穴みたいな展覧会だ。

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art

新連載! 暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく (画・文:新開のり子)

先月末の8月23号「LIFE ―― ある家族(と犬)の情景」でも詳しく紹介した異能の鉛筆画家・新開のり子。熱心なロードサイダーズのみなさまにはもうおなじみだろう。 新開さんを初めて取り上げたのは2022年6月1日号、8日号の2週にわたって紹介した「クイーン・オブ・バッドアート降臨!」。そのときは詳しく書かなかったが、ふつうの会社員生活を送っている新開さんが鉛筆画を始めたきっかけには「会社で体験したいろんなイヤなことを、絵に描いてみたら気が晴れるかもよ」という、お姉さんからの勧めがあった。

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地の橋、人の橋 ――イラン定住旅行記 04 「家という特別な場所」| 写真・文:ERIKO(定住旅行家・モデル)

自分が滞在している家族のことは案外、外の人との関わりや、その国そのものを知ることでだんだんと輪郭を帯びてくるように理解していくことがある。テヘランの家族、ショジャエイ家のときもそうだった。 この家族はおばあちゃん世代から子どもたち、孫も男女問わず高学歴。ママンの3人の子どもの一人、長女のゴリさん家族は現在、娘の大学進学を理由にベルギーに拠点を移して生活している。次女のフーリさん家族も、つい数ヶ月前まで子ども教育のためカナダに住んでいたが、旦那の仕事の関係でイランに戻ってきたばかり。長男のキアラシもトルコに別宅を所有しており、月に3、4回は往来している。知り合った頃は気がつかなかったが、この家族はこの国において富裕層に属していることがだんだんとわかってきた。

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travel

中華街を行ったり来たり  07  チャイナタウン、路地裏の美味しいもの紀行 後編 (文:アーバンのママ)

サワッディーカー! アーバンのママです。 いまわたしはウズベキスタンの首都タシケントから深夜便で仁川空港に早朝到着、ソウルに移動して仮眠を取ってからこの原稿を書いています(頭の中は原稿を書き終えたら近所のマンドゥ鍋の店に行くことでいっぱい)。 さて今回は朝ごはんハントにぴったりなローカル朝市、バンコク最古の喫茶店など、前回につづきチャイナタウン周辺の美味しいものをお届けします。 届け、胃袋に!

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ニュー・シャッター・パラダイス 51  軽量ライフを夢見て (写真・文:オカダキサラ)

極力重いものを持たずに出かけたいと思っていても、実際はそうもいきません。 あれやこれやと持っていくものが増えて、どうしてもリュックや大きなカバンが必要になります。 普段カバンに詰めているアイテムを計量してみました。 1189グラム。 私の理想とする軽量ライフからは、ほど遠い数値です。 仕事の場合は道具も加わるので、もっと重くなります。

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art

妄想芸術劇場 #10 アポロ

アポロがニャン2倶楽部の誌面に初登場するのは1993年。掲載された作品は単色のラフなスケッチだったが、それから数年のうちにめきめきと腕を上げ、通算20年間以上投稿を続けてきた大ベテラン投稿者である。 アポロの作品の楽しさは、ひとコマ漫画ふうのテイストにある。一枚の中にツッコミからオチまでが組み込まれたその作風は、夕刊紙か実話雑誌のページが似合いそうな独特の雰囲気だ。そして題材がほとんどテレビ番組やタレントであることから、かなりのテレビっ子であることが察せられるし、それはまた彼のライフスタイルを暗示するものでもあろう(投稿の裏に「実は、障害者でもあって…」とある)。

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)

ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。

旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。

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ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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