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2025年03月05日 Vol.635
travel
アーバンママのヨーロッパ満腹紀行 その2 ノルマンディで海鮮三昧 (写真・文:アーバンのママ)
先々週に続き、アーバンママの満腹紀行をお届けします。 実はサン・セバスティアンに辿り着く前、パリからまずはノルマンディ地方に移動して、そのあとはレンタカーを借りてビアリッツまで、いろいろな場所に立ち寄りながら美味しいものを食べまくっていたのでした。 ひとつの街にじっくりととどまるのではなく目的地を決めて動き回ろうと思ってのレンタカーは大正解で、こういう場所でこういうご飯をみんな食べてるんだなあと、土地と料理がセットで記憶のなかに残っています。 というわけで・・・、今回も届け! 食いしん坊の胃袋に!
food & drink
新連載! 世界の中のインド亜大陸食紀行/日本編 01 東京の南インド料理店・ナンディニのラマさんの話・前編 (写真・文:小林真樹 / 編集:島田真人)
満を持して!というか自分が読みたいだけでお願いしてしまったワガママ連載が始まります! 題して「世界の中のインド亜大陸食紀行」。日本から始まって、世界に広がるインド料理の迷宮世界に、最強の案内人であるアジアハンター・小林真樹さんが連れていってくれます。連載は隔週掲載、これから紹介される店、ぜんぶ行きたくなること確実! 同時にいま、ほとんど気がつかないうちにどれほどインドの食文化が日本の隅々に浸透しつつあるのか、腹で実感していただけるかと。
photography
ニュー・シャッター・パラダイス 87 ガチャに願いを (写真・文:オカダキサラ)
大学生の頃、ほんの短い間、ラブホの清掃のアルバイトをしていました。 地元から少し離れたところにあるそのラブホは、住宅街に挟まれてひっそりと佇んでいました。元々は飲食店でオーナーは元料理人、支配人は板前の奥さんでした。 どういう経緯で飲食店からラブホに転身したのかは分かりませんが、背後にヤバい人たちを引き連れていても、全くおかしくなさそうな凄みのある夫婦でした。 アルバイトを始めた頃、アルバイトのメンバーは支配人の親戚筋にあたるお婆ちゃんと、フィリピン人のお姉さん、トラック運転手を辞めたばかりのギャル、そして私の4人でした。
lifestyle
バンカラ女銘々伝 第23回 体当たり、野次馬根性の「男装従軍記者」永田美那子 [前編] (文:平山亜佐子)
この人を一言で表すならば「体当たり」もしくは「野次馬根性」だろう。男ばかりの関東軍のなかで彼女の行動は小気味よいほどに現場をかく乱した。本人は15年間、「目に見えない軍の謀略の糸にあやつられ」たというが、どうしてどうして、相当に手を焼かせたと思われる。面白いエピソードが多いので、今回は初の前後編でお送りしよう。
travel
ユーラシア後ろ歩き 27 ユーラシアの中心で月を見上げる (文・写真:多田麻美)
列車がモスクワを出てから2日目の晩、シベリアの最大都市、ノヴォシビルスクに着いた。 私はホームに出て身体を伸ばしながら、かつてノヴォシビルスクを訪れた時の事を思い出した。でも、訪れたと言えるのだろうか、あれは。 当時の私にとって、ノヴォシビルスクの随一の名所は動物園だった。ロシア人の友人からそう刷り込まれていたのだ。他はどうでもいいが、動物園だけはとても広くて充実しているから、ぜひ訪れたらいい、と。
art
暗黒絵日記 のり子の夢は夜ひらく 73話 造園屋 (画・文:新開のり子)
バスで通りかかった大きな造園屋。 春の花が色とりどり並べられていました。 まるで柔らかな香りがしてくるようです。 通りかかる人も一度は振り向くほど豊富に花が並んでいます。 思わず「きれい!」と心の中で叫びました。 ある日、造園屋に立ち寄りました。 バスの中から見るより、実際にお店で見る方がはるかに綺麗で可愛いです。 沢山のお花に癒される~! なんだか幸せー!
travel
ROADSIDE CHINA 中国珍奇遊園地紀行 39 遼寧省後編 (写真・文:関上武司)
大家好(中国語で皆さん、こんにちは!)。久しぶりの中国一人旅、帰国後のインフルエンザ、新刊執筆の仕上げで連載がご無沙汰しております。申し訳ありません。2018年8月。この年の盆休みは、中国の主に東北地方で観光する予定でしたが、パブリブ社の濱崎さんから書籍執筆と取材の依頼あり。出発がかなり近かったものの、急遽、予定を変更。かなり急いでスケジューリングして撮影した結果が拙作『中国抗日博物館大図鑑』と新刊の『中国共産党聖地巡礼』になっています。
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カテゴリ別バックナンバー
BOOKS
ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)
ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。
本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。
旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。
ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)
稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。
1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!
ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)
プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。
これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。
ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)
書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい
電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。
ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)
伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!
かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。
ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)
――ラブホの夢は夜ひらく
新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!
ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)
――秘宝よ永遠に
1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!
捨てられないTシャツ
70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。
圏外編集者
編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。
ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014
こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。
独居老人スタイル
あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。
ヒップホップの詩人たち
いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。
東京右半分
2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!