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バックナンバー:2024年10月02日 配信号 収録

art 大道芸術館・新展示公開!

今月で開館から2周年を迎える向島・大道芸術館。去年の1周年でも展示作品数を増やしましたが、今回は2周年にあたってさらに増強! ふつう美術館は「展示替え」となるところ、こちらは「空いてるところをツメツメして作品入れ替えずに増やすだけ」という圧縮展示! 日展ふうというか、ドンキホーテふうというか、もっとかっこよく言えばロンドンのジョン・ソーン・ミュージアムみたいな館まるごとヴンダーカマーふうというか・・・・・・。すでにかなり窮屈だったところに、今回は20数点の作品をむりやり追加! やりくりすれば入るもんだな~と思ったけど、来年はどうしよう。

あらたに加わった作品についてはこれからSNSで少しずつ紹介していきますが、今週からリニューアルオープンした館内はこんな感じです。


エントランス・エリア。鳥羽の秘宝館・SF未来館からやってきたカプセルの両側には、この7月に開催された「根本敬presentsお前は黙ってろ!」展で初公開された謎の画家ヒロセキネ?のドローイングを配置。


いくつかの作品中にあるHiro Sekineというサイン以外なにもわかっていないので、「?」つきの画家ヒロセキネ?


1階VIPカラオケルームへ至る頭上には、キース・ヘイリングのパラダイスガラージ・パーティ入場ハンカチと並んで、解散間近のキャロルが出演した1975年「ROCK’N ROLLOVER CAROL」@両国日大講堂のチラシ。


「TVでおなじみの秘宝オジサン」の足元には、今年1月に開催された根本敬+濱口健 二人展「カラトリヲ」で発表された新作《だまされごっこ》(2024年)。ロードサイダーズのみなさんならご存じのかたも多いにちがいない「だまされごっこ」はバイオレンス系成人映画男優として活躍した港雄一と、やはりセクシー女優だった浦野あすかによるデュエット歌謡。1983年にリリースされたシングル盤のジャケットが本作のもとになっています。デュエットと言っても歌うのはおもに浦野あすかで、港雄一はドスの効いた語り担当。

(女)やめておねがい 「痛いのよ」
(男)あんまりウブな振りしてみせんなよな えっ? 気取りやがって
(女)何にもしないと言ったのに
(男)これが男のやり方ってもんだ、よく覚えておけ!
(男)酔って 酔わせてよ お前が欲しいんだよ!
(女)抱いて抱かれて心が欲しい
(男&女)恋は大人の だまされごっこ……

といったトンデモ歌詞が延々と続く、耳で聴く3分間の昭和成人映画でありました。


防火扉で額装作品が設置できない壁面には、2階のラウンジエリア「茶と酒わかめ」のカウンターに縮小プリントが敷いてあるピンク映画ポスターの、オリジナルが。デザイナーではなく印刷屋のオヤジたちによる珠玉の場末デザインをご堪能あれ。


2階「茶と酒わかめ」の壁面には、これまでの女子プロレス・人魚・蛇女3点セットにかわって、全幅7メートル近い蛇女の大作が登場! 


両側には「帝王切開」を配置。


今後が心配すぎるオリエント工業のドールちゃんたちも、向島では元気にお出迎え。年末には新衣装に衣替えの予定。


宴会場の床の間を改修した展示壁には気鋭のストリート・アーティスト「INAGAKI」(「ロンドン・コーリング」の大作2点がロンドンから到着。


INAGAKIの横は今年開催された個展「COLOURIDER」で発表された大竹彩子の新作《SENSEOFWONDER - WORD》。
右上はおなじみマキエマキのお色気セルフポートレート《山頂ホタテビキニ》《北温泉》《銭湯跡》の3点が並ぶ。オリエント製のおっぱいドリンクサーバー「モンデノーム」に挟まれているのは、この8月で60年の営業を終えた東京文京区唯一のソープランド「ニュー桃山」から救い出されたサウナマシン。もちろんスチームは出ませんが(笑)、中に入ってステキな記念写真撮ってもらえます(すごく狭いので、女性か細身の男性しか無理だけど)。


こんな感じで


厨房脇の隙間はドキドキクラブ・コーナー


名作「おむすびころりん」もドキドキさんのご厚意により飾らせてもらうことになりました!(2丁目ではあんまり受けなかったらしい・・・)


2階から3階に上がる階段にはこの夏に原宿で個展を開いたばかりの、北京の写真家孫一氷(ソン・イービン)による『公園奇譚』シリーズからプリント2点が登場。


3階の鳥羽SF秘宝館再現フロア、中央に鳥羽の本館である伊勢の元祖国際秘宝館で活躍していた女体遊具が登場! 薬局に置いてあるサトちゃんみたいなものですが、サトちゃんのかわりにアクロバティックな女体がギッコンバッタン揺れてくれる! 手間ひまかけて修復した貴重な一台です。100円玉入れたら完璧に動きますが、なにせ1970年ごろの製作。モーターが壊れたら終了なので、乗らずに眺めて楽しんでください!






こちらが元祖国際秘宝館にあった当時の女体遊具。ちなみに遊具の後ろはエッチな顔ハメ。「個室」とドアに貼ってあるストライプ壁紙の空間は、中に入るとソファとティッシュとゴミ箱が置いてあり、いろいろ寛げるようになってました。


オリジナルは局部にちゃんと(!)割れ目が開いていたけれど、コンプラ上の配慮で今回ツルンと埋めてあります(涙)。


伊勢の国道沿いにずらりと並んでいた秘宝オジサンの巨大マスクも顔見せ。

というわけで、おもな新収蔵品を駆け足で紹介しましたが、まだまだあるのはもちろん、お読みいただいてわかるようにこれまでメルマガの記事で取り上げた作品がずいぶん入っているので、よかったら館内で実作品と対面してみてください!

大道芸術館は秋の開館時間シフトで、

平日 17~23時
金曜 13~23時
土・日・祝日 13~19時

とさせてもらっています。トークイベントも頻繁に開いていますので、SNSなどで最新情報チェックのうえご来館ください!

大道芸術館:https://museum-of-roadside-art.com/
X:https://x.com/MoraTokyo
Instagram:https://instagram.com/daidougeijutsukan/

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ROADSIDE LIBRARY
天野裕氏 写真集『わたしたちがいたところ』
(PDFフォーマット)

ロードサイダーズではおなじみの写真家・天野裕氏による初の電子書籍。というか印刷版を含めて初めて一般に販売される作品集です。

本書は、定価10万円(税込み11万円)というかなり高価な一冊です。そして『わたしたちがいたところ』は完成された書籍ではなく、開かれた電子書籍です。購入していただいたあと、いまも旅を続けながら写真を撮り続ける天野裕氏のもとに新作が貯まった時点で、それを「2024年度の追加作品集」のようなかたちで、ご指定のメールアドレスまで送らせていただきます。

旅するごとに、だれかと出会いシャッターを押すごとに、読者のみなさんと一緒に拡がりつづける時間と空間の痕跡、残香、傷痕……そんなふうに『わたしたちがいたところ』とお付き合いいただけたらと願っています。

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ROADSIDE LIBRARY vol.006
BED SIDE MUSIC――めくるめくお色気レコジャケ宇宙(PDFフォーマット)

稀代のレコード・コレクターでもある山口‘Gucci’佳宏氏が長年収集してきた、「お色気たっぷりのレコードジャケットに収められた和製インストルメンタル・ミュージック」という、キワモノ中のキワモノ・コレクション。

1960年代から70年代初期にかけて各レコード会社から無数にリリースされ、いつのまにか跡形もなく消えてしまった、「夜のムードを高める」ためのインスト・レコードという音楽ジャンルがあった。アルバム、シングル盤あわせて855枚! その表ジャケットはもちろん、裏ジャケ、表裏見開き(けっこうダブルジャケット仕様が多かった)、さらには歌詞・解説カードにオマケポスターまで、とにかくあるものすべてを撮影。画像数2660カットという、印刷本ではぜったいに不可能なコンプリート・アーカイブです!

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ROADSIDE LIBRARY vol.005
渋谷残酷劇場(PDFフォーマット)

プロのアーティストではなく、シロウトの手になる、だからこそ純粋な思いがこめられた血みどろの彫刻群。

これまでのロードサイド・ライブラリーと同じくPDF形式で全289ページ(833MB)。展覧会ではコラージュした壁画として展示した、もとの写真280点以上を高解像度で収録。もちろんコピープロテクトなし! そして同じく会場で常時上映中の日本、台湾、タイの動画3本も完全収録しています。DVD-R版については、最近ではもはや家にDVDスロットつきのパソコンがない!というかたもいらっしゃると思うので、パッケージ内には全内容をダウンロードできるQRコードも入れてます。

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ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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