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AFTER HOURS
編集後記

2014年02月19日 Vol.103

今週も最後までお付き合い、ありがとうございました。楽しんでいただけたでしょうか。

ソチの激闘は夜毎涙ものだけど(なので寝不足)、テレビがオリンピックと、パクリ作曲家の目が見えるの見えないのとか、ほんとうにどうでもいい話題ばかりを垂れ流しているなかで、大雪で何日も閉じ込められたままのひとたちがたくさんいて、首相はのんびり料亭で天ぷらを食い(天ぷらに罪はないが)・・・なんだか日本という国が、加速度的にめちゃくちゃになりかけているきょうこのごろ。ロードサイダーズ・ウィークリーはなるべくポジティブな話題をお届けしたいと、あくせく奮闘中です。告知で書いたように、3月には初の関西オフ会もありますので、よろしければご参加ください。そうとうすごい場所を、ケイタタさんとアインちゃんが案内してくれそうです!

おかげさまで『独居老人スタイル』が売れ行き好調なのですが、ツイッターなどで「おもしろかったけど、変人すぎて」「ふつうじゃないから真似できない」といった書き込みをいただいたりしてます。たしかにふつうじゃないけど・・・。

本に掲載した16人の独居老人は職業も環境もいろいろですが、けっきょくはただ自分が好きなこと、自分がやるべきだと思ったことをやってきただけ。周囲の意見に耳をかさないまま。それが「ふつうじゃない」世の中。気配りして、空気を読んで、みんなが思う老人像にあわせて生きることが「ふつうな」世の中。ほんとうに「ふつう」なのはどっちか、考えたくなりますよね。

先週は大雪で各地が大変な事態になっていましたが、『独居老人スタイル』に登場してくれた福島県本宮の、本宮映画劇場周辺も豪雪で一時停電したりしたそう。でも館主の田村さんはまったく慌てず、「おにぎりがあれば大丈夫だから」と鍋でご飯を炊いてたと、娘さんが感心してました。ほんとにそうだ!

老人といえば、僕の中では『独居老人スタイル』の前章だと思ってる『珍日本超老伝』という本があり(ちくま文庫)、そのなかで取り上げた超老のひとりが坂上弘さん。取材から7~8年経った現在もバリバリお元気、今年93歳の「最高齢ラッパー」です。

その坂上さんに70歳年下の若手ディレクターが密着、ドキュメンタリー・ロード・ムービーを完成させて、このほど上映会&ミニライブが開かれるとのこと。93歳で「前向き」って、どんな前を向いてるんでしょう! 

競馬の馬は目隠しされて、自分の目の前のコースだけ見て全力疾走させられるわけですが、ようするに自分で目隠しして、周囲の雑音をシャットアウトして、自分だけに見えてるコースを走ればいいだけ。そういう老人を「ふつうじゃない」と切り捨てるのは簡単だけど、けっきょく「ふつうじゃない」のは、「ふつう」でいたい僕らのほうだったってことなのかもしれません。


ドキュメンタリー「千の風になる前に~最高齢ラッパーの前向き人生~」
上映+坂上弘ミニライブ

日程:2014年3月1日(土)
時間:17:00開場 / 18:00開始
会場:シネカフェ・ソト(JR埼京線十条駅北口降りてすぐ)
【上映作品】
「千の風になる前に~最高齢ラッパーの前向き人生」
2013年/デジタル/45分/製作:KBC九州朝日放送/演出:平松迪朗/出演:坂上弘

詳細はこちらのサイトから:http://www.cinecafesoto.com/article/387578582.html


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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

SHOPコーナーへ


ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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