• TOP
  • 編集後記

AFTER HOURS
編集後記

2015年07月15日 Vol.172

今週も最後までお付き合い、ありがとうございました。気に入っていただけた記事、ありましたか?

しかしあっというまに7月も後半。夏休みが近づいてウキウキのかたも多いのでは。僕はぜんぜん未定ですが・・・とりあえず今月は第5水曜の配信お休みをいただけるので、その夜の「ナレーション・レコード」イベントを全力で楽しみたいと思います! もちろんどこかに旅行したいけど、韓国、ギリシャ・・・どうも弱りがちな国に目が向いてしまうは、やっぱりサガなのか?

で、テレビのニュースなどを見ていると、国立競技場問題がとどまるところを知らない混迷化、というか醜さを増してますね~。政治家、役人、ゼネコン、そして無責任極まる選考委員長・安藤忠雄さんを筆頭とする建築家たち・・・全員退場して、ゼロからやり直してほしいです。

本メルマガではいまからちょうど1年前の2014年7月9日号で、「オリンピック・デザイン・バトル」という記事を掲載しました。あのときはオリジナルのザハ・ハディド案が「でかすぎる」ということから始まったわけですが、それから修正に修正が重ねられるうちに、今度は「高すぎる」となって、これからどうなるんでしょう。スタジアム建設に2500億円使うなら、年収300万円の女子サッカー選手の待遇を改善しろ、というのは正論だと思うけど、中止されたのが自民党政権になって復活した八ッ場ダムは、その倍だし・・・。長い記事ですが、よかったらアーカイブから読んでみてください。

http://www.roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=470


この後記を書いているのは月曜夜。明日はデザインを準備するあいまに、『独居老人スタイル』でもおなじみの秋山祐徳太子さんの展覧会『秋山祐徳太子の母』出版記念展に行ってきます。


新潮社から出たばかりの同名の新刊にあわせた展示ですが、

1936年、秋山祐徳太子1歳のとき、父(39歳)と兄(6歳)が結核で病死し、母一人子一人の母子家庭が始まる。美大受験も、貧乏芸術家に専心する覚悟で会社を辞めるのも、数々のパフォーマンスも、2度の東京都知事選立候補の時も、息子を見守り、励まし、むしろそそのかし、おまえらしく堂々と生きなと背中を押して、90歳過ぎても60になった倅の食事を毎日せっせと作り、生粋の江戸っ子で人情厚く、無類の面白がり屋だった母・秋山千代は、最期の瞬間まで「秋山祐徳太子の母」であり続けようとした。戦前から平成まで60年におよんだ、史上最強の母子家庭の物語。

ということで、楽しみ! 「片付けることは消極的な行為です」と言い切る秋山さんの生き様に激しく共鳴してしまったみなさまは、お見逃しなきよう!


『秋山祐徳太子の母』出版記念展
~7月18日(土)まで開催中
@銀座ギャラリー58
http://www.gallery-58.com/15akiyama.html


で、行ってきました!








  • TOP
  • 編集後記

AFTER HOURS BACKNUMBERS
編集後記バックナンバー

FACEBOOK

BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

SHOPコーナーへ


ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

SHOPコーナーへ


圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

amazonジャパン


ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

amazonジャパン


独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

amazonジャパン


ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

amazonジャパン


東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

amazonジャパン


東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

amazonジャパン