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AFTER HOURS
編集後記

2014年06月25日 Vol.121

今週も最後までお付き合い、ありがとうございました。ご感想、ぜひお聞かせください。Facebookページでお待ちしています。

先週はメルマガに加え、先延ばしにしてきた依頼原稿の締め切りが4本も同時に重なり、伊豆にも茅ヶ崎にも京都にも横浜にも行くという・・・われながら恐ろしい1週間でしたが、なんとか生き延びて後記まで辿り着き・・・涙。いっぽうで原稿の催促しながら、こっちでは催促されて言い訳してるという、情けない状態に。

しかしベルリンの話を書いていたら、またすぐに行きたくなっちゃいました! いま、世界各地から若いアーティストや、なにかやりたいとウズウズしてるひとがベルリンに集まっているのは、ご存じの方も多いでしょう。


昔はそれがニューヨークや、ロンドンやパリだったわけですが、いまやどこも家賃・生活費が高すぎて、ぜんぜん無理。物価がそうなれば、住むひとたちの意識だって自然とそうなる。その点ベルリンは、西と東に分かれていたのがひとつになったこともあって、ヨーロッパの首都としては破格の安さ。なので「安くて広い場所」を求めて恵まれない、志だけは高い人間が集まるのも当然といえば当然。

今週はカリーブルストを取り上げましたが、とにかくドイツなので、食事だろうがファッションだろうが建築だろうが、ロンドンやパリの洗練に較べたら、それはダサい! しかしダサいというのは、「やたらに物を買わない」とか、「むやみに流行を追わない」とかの裏返しでもあるということを、ベルリンにいるとつくづく実感します。

すごくファッショナブルな洋服を着たり、何千万円もする高級車で走り回ることが、とりあえずベルリン中心部の街並みには、まったく似合わない。いつも同じような服で、野菜や肉やワインを積んで走れるような自転車を漕いでるほうが、はるかによく似合う。そういう大都市ってなかなかないのに、ヨーロッパ最強の経済を誇るドイツの、それも首都であるベルリンがそうだというのが、僕には興味津々で、そのへんもう少し探ってみたい。ドイツのほかの大都市――ミュンヘンとかケルンとか、フランクフルトとか――はもっとぜんぜんファッショナブルな雰囲気なのに。ベルリンだけ、なんでこんなにちがうんだろう。「安い=無理しなくていい」ことが、どうしてこんな居心地良さにつながるんだろう。


ベルリンといえばいまや「グラフィティとクラブ」みたいなイメージで語られますが、ロードサイダーズ・ウィークリーではこの先、ひと味ちがうベルリンの側面をさらに紹介できそうです。お楽しみにお待ちください!

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編集後記バックナンバー

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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