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AFTER HOURS
編集後記

2014年12月17日 Vol.144

今週も最後までお付き合い、ありがとうございました! 気に入っていただけた記事、ありましたか。

小松葉月さんは岡本太郎美術館で出会ったときから、ずっと取材したかったアーティストなので、ようやくかたちにできてホッとしています。牧瀬茜さんの『ケンという男』は1万字を超える大作で、本来は前後編に分けるべきでしょうが、どうしても途中で切りたくなくて、一挙掲載にしました。すごい人生って、すごくない場所にあるんだなあと、つくづく感服してしまいます。そして2週続けてのフィリピンパブ・ストーリー! こちらもまた、ロード・ムーヴィーのような映像が目に浮かんできて・・・ウォン・カーウァイとかに映画にしてほしい!

先週末は岐阜~尼崎~神戸と巡っていたのですが、旅行中にじっくり読もうと思っていた、浜田真理子さんの新刊エッセイ集『胸の小箱』があまりにおもしろくて、一気に読んでしまいました。


『人生一路~Imagine』@高円寺JIROKICHI

浜田真理子さんは、日本語で歌う音楽家のなかで、僕がいまいちばん好きなひとりです。本メルマガでは100号となる今年1月29日配信号の『ROADSIDE MUSIC』で、渋谷WWWでのライブ録音を、インタビューとともに掲載させてもらいました。よろしければそちらも、またアーカイブからお読みください。

http://www.roadsiders.com/backnumbers/article.php?a_id=376

島根県松江市を活動の拠点として、1998年に出雲のインディーズ・レーベルからたった500枚、自主制作でプレスした弾き語りのデビューアルバムが、日本中の音楽ファンのあいだで静かな伝説となったとき、すでに34歳。以来、娘を育てる母でもあり、OLでもありながら音楽活動を継続し、これまで11枚のアルバムを発表。いま、ライブのチケットがもっとも取りにくいアーティストでもあります。

こんなふうに記事のなかでは紹介しましたが、『胸の小箱』ではそのなかなか波瀾万丈な生い立ちと、音楽家・浜田真理子が生まれるまでの軌跡が素直に、優しく、ユーモアを込めて描かれています。


『街の灯り~Mr. Lonely』

音楽好きが嵩じてスナックやピアノラウンジを開いては潰していたお父さんに、子どものころからジャズ・・・じゃなくてムード歌謡を刷り込まれ、音楽の道を目指すも目指しきれず、地元で長くOLとして働きながら、夜はホテルのラウンじやキャバレーでピアノを弾いていた日々。そんなふうに流されながら、音楽の友人たちに背中を押されるようにして発表した、たった500枚の自主制作盤・・・。秋元順子ほどではないにしても(失礼!)、遅咲きといえば遅咲きのアーティストで、それがよけい音楽にも、言葉にも深みをもたらしているような気もします。


『天国への階段~愛のままで….』@高円寺JIROKICHI

浜田真理子のアルバムとしては、メルマガでアップさせてもらった渋谷WWWでのピアノと歌だけのライブが、『Live. La solitude』として今年6月に発売されています。浜田さんの個人レーベルである美音堂のサイトから全曲フル視聴できるようになっています。太っ腹ですね~!


いろいろな音楽仲間とつくっていくアルバムも楽しいけれど、浜田さんのソロ・ライブにはほんとうに独特の緊張感と感動があります。音源を聴いて気になったら、ぜひライブに足を運んでみてください。僕の知るかぎり、早川義夫と並んでいま「中年ファン嗚咽&ハンカチ握りしめ」率の、もっとも高いステージです!

東京では年明け1月6日に、『畳の国のひとだもの 2015 新春 其の弐』と題されたライブが、代官山「晴れたら空に豆まいて」であるそう。客席の床に畳を敷いて鑑賞、というスタイルらしいです! 浜田さんのライブはいつもすぐチケットが完売になってしまうので、いまの時点で予約可能かわからないのですが、とりあえずライブハウスのサイトからチェックしてみてください!

晴れたら空に豆まいて:http://mameromantic.com/

浜田真理子・公式サイト:http://www.beyondo.net/mariko/


『胸の小箱』浜田真理子、本の雑誌社刊

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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