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AFTER HOURS
編集後記

2014年10月08日 Vol.135

今週も最後までお付き合いありがとうございました。ご感想、Facebookページでお待ちしてます!

先週は木曜日にハンブルクから帰ってきて、金曜日に北秋田。台風直前の日曜夜に東京に帰り、メルマガを準備して、土曜には横浜トリエンナーレで森村泰昌・やなぎみわさんと公開トーク(残念ながら満席・受付終了)、日曜からはマルセイユ・・・という怒涛の出張シーズンが続いてます。

大館・北秋田芸術祭では10月5日の日曜日、オープニングにあわせて、大館の商店街で「おかんの祭典」なる催しに参加。これがなかなかすごかった・・・。

秋田犬の故郷ということで、鷹巣よりもはるかにメジャーな町でありながら、やはり無残なシャッター商店街化している大館の中心部。ひときわそびえる老舗デパート「正札竹村」の廃墟が胸を打ちます。

その正札竹村の裏路地が「ハチ公小路」。ちょっとした広場と、屋台が幾つか並んでる空間ですが、そこを使って開催されたのが「おかんの祭典」――「おかんたちの家庭料理が並ぶおかん食堂、おかんアートに憧れる人たちの為のおかんアート講座、おかんによる音楽イベントなど目白押しです」とサイトには書かれてます。



当日は展覧会のために取材協力してくれた、大館のおかんアーティスト3人が、仲間とともにブースを出して、ワークショップや即売コーナーを設けたり、加藤千香子さんが副会長をつとめる「ゆきさわ産直センター」の朝採り野菜販売があったり。



「犬っこ」がDOMMUNE出演者たちのハートも鷲掴みした、佐藤イヱさんのワークショップ。



ご主人が撮影してくれたツーショット。



こちらはかわいらしいミニチュアハウスの阿部さんによる即売ブース。



地元の子供たちをサポートする釈迦内サンフラワープロジェクト(ひまわりの会)のお母さんたちは、コーヒーとケーキの店を出店。セットで300円! ひまわりの髪飾りが似合いますね~。



「おかんの祭典」は地元シンガー指導による合唱タイムでスタート。



そしてビルの谷間でフラダンス! ちなみにフラダンスは日本各地の熟年層にいまや大人気で、あのシャッター商店街の鷹巣ですら、3団体もあるそう。





コンクリートに裸足で熱演!

そしてこのあと、このフラダンスの場所で、約10名ほどの地元おかんを前に1時間トーク・・・。いままでいろんな場所でトークをしてきましたが、こういうシチュエーションもなかなか新鮮というか、ハードル高い時間でした。おかんを前に、おかんアートについて話すというのは、難しいもんだし!

さらにこのあと地元の母と息子によるピアノ演奏が1時間ほど続くのでしたが・・・残念ながら鷹巣会場での、遠藤一郎さんとのユーストリーム対談のため離脱。楽しく、スリリングでもあった「祭典」でありました。



当日参加してくれた阿部さんのミニチュアハウスも展示販売されている「秋田さくら」という店は、この「ハチ公小路」の真向かいのビル2階にあるカフェ・レストラン。もとはバリ風の高級居酒屋だったらしく、店内は意外なほどの高級感が漂ってますが、見逃してならないのは入口にいつも飾られているランチのサンプル! 来るたびに見入ってしまうのですが、これ、どんなランチセットなんでしょう??? ご飯とスープ碗は空っぽ。そしておかずは・・・生ハム? 考えてみれば、「似てない食品サンプル」って、それ自体がアートなのかもしれない。



なお大館にいらっしゃるみなさまは、たぶん週末だけかと思いますが、地元の秋田犬同好会の面々が「秋田犬ふれあいコーナー」を設けています。かわいすぎて、どうしていいかわからない犬っこたちが待ってるので、ぜひスリスリしていくように。



こちらは芸術祭広報戦略室室長・ののちゃん。大館のインフォメーション・センターにいつもいるので、会いに行こう!

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

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すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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