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AFTER HOURS
編集後記

2015年03月04日 Vol.154

今週も最後までお付き合いありがとうございました。ご感想、Facebookページでお待ちしています!

https://www.facebook.com/ROADSIDERS

一昨年から去年にかけて本メルマガで人気連載『隙ある風景』を届けてくれたケイタタさん(まもなく新スタイルで復活します!)。本業は大阪電通で働く広告マン・日下慶太ですが、その彼と仲間たちによるシャッター商店街応援プロジェクト「新世界市場ポスター展」は、2014年5月17日号と24日号の2週にわたってじっくり紹介させてもらいました。

ポスター・プロジェクトは本人たちも予想外(だったはず)の反響で、日下さんが広告の重要な賞を受けたほか、新世界市場に続いて文の里商店街、伊丹西台商店会とフィールドを広げ、さらに日下さんたちのプロデュースを受けたり、あるいは単純に刺激を受けたりで、いまや日本各地のシャッター商店街に新たなポスター・プロジェクトが広まっています。お上の「町おこし」企画とはまるでちがう、地べたからの目線というか、ハッピーな共闘、いいですよね! 

そしてこれは同時に、これまでの公共デザインがいかに上から目線で、いかに硬直化していたかを、これ以上ないかたちで、しかも電通をはじめとする若手広告制作人たちという、いわば内側からのちからで明らかにするものでした。それも東京の本社企画ではなく、日ごろ一段下に見られてきた地方支社からの、ボランティア・プロジェクトだったというのがさらに画期的であり、痛快でもありました。

日下さんたちのポスター・プロジェクトはそれぞれの商店街から生まれていて、だからその場に行かないと真価が見れない作品でもありますが、今週5~6日の2日間だけ、いま宮城県女川町で展開中の「女川ポスター展」が丸の内にやってきます。


丸の内東北応援フェア『マル・デ・ミヤギ』
3月5日(木)、6日(金)
11:00~19:00
@丸ビル1階 マルキューブ

東日本大震災による風評・風化被害の払拭を目的とした復興支援として、さまざまな形で「みやぎ」を体験できるイベント。
宮城県産の、海産物、農産物、加工品などを、生産者・加工者が直接販売するマルシェを行います。また、東北のクリエイターたちが制作したポスター展や、奥州仙台おもてなし集団「伊達武将隊」による演舞などのステージイベントも開催。
合わせて、東北の食ブランドの再生を目指す被災地復興支援活動「Rebirth東北フードプロジェクト第7弾」において、丸の内シェフズクラブや東北エリ アのシェフが石巻・気仙沼の水産加工会社と共同開発し完成したオリジナル缶詰「はらくっついTOHOKU」2ndシリーズのお披露目会と販売も行います。
(イベントサイトより)


なんと女川展にウィリアム王子も来訪!(Facebookページより)

もちろん女川に足を運んでもらうのがベストだけど、とりあえずは丸ビルで宮城のおいしい食材など購入しつつ、厳選ポスターを見ていただくのもいいかも。近々、日下さんにはこちらのメルマガで、女川を含む新世界市場以降のポスター・プロジェクト展開をがっつり語っていただく予定です。お楽しみに! 

というわけで今週は急いで、女川シリーズから傑作を少しだけご紹介。見てるだけで、行きたくなるでしょ!

なお商店街ポスター・プロジェクトは、Facebookページでつねに情報がアップデートされています。こちらもチェックよろしくお願いします!

商店街ポスター展:https://www.facebook.com/postar.t?fref=photo




串焼きたろう


兼宮商店


IZAKAYAようこ


小野寺茶舗


海鮮問屋 青木や


黄金タクシー


みなとまちセラミカ工房


味の館 金華楼


ステイイン鈴家


お魚いちばおかせい


木村電機商会

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編集後記バックナンバー

FACEBOOK

BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

SHOPコーナーへ


ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

SHOPコーナーへ


圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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