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AFTER HOURS
編集後記

2012年04月25日 vol.016

今週のオールド・バンコク探訪、いかがでしたか。ほんとはあと何回分かできるんですけど、ずーっとこればっかりやってるわけにもいかないので、また夏ごろに「夏休み特集」させてもらいます。

ところで中央区京橋の交差点から歩いてすぐ、国立近代美術館フィルムセンターをご存じでしょうか。書籍研究者にとっての国会図書館、現代美術研究者にとっての・・・ないか、どこも・・・まあ映画研究者にとってはかけがいのない、小さいながらも映画愛がいっぱいに詰まった場所です。

フィルムセンターでは毎日のように過去の名作や貴重な作品の上映が行われているわけですが、7階には展示室があって、日本映画の成り立ちから発展段階を、ハードとソフトの両面から学べる常設展示、そして企画展示コーナーも併設されてます。僕は京橋あたりでちょっと時間が余ると、この常設コーナーで、古~い日本映画を観るのが好きなんですよね。

その企画展示コーナーでただいま開催中なのが、『ロードショーとスクリーン 外国映画ブームの時代』と題された、興味深いコレクション。いまやどちらかといえば外国映画より、テレビ局と広告代理店主導の日本映画のほうがビジネス的には大きいのかもしれませんが、一昔前までは「外国映画」というジャンルには独特のオーラがありました。

私たちの日々の話題となり、生活の中に深く根付いてきた世界各国の映画―それらを見つけ出し、買い付け、宣伝し、映画館に届けてくれるのが映画の輸入・配給会社です。2012年は、輸入映画の質的向上と輸入配給事業の健全な発達のため、国内資本の外国映画配給会社によって一般社団法人外国映画輸入配給協会(外配協)が設立されてから50年の節目を迎えます。

1970年代には、配給収入において外国映画が初めて日本映画を凌駕し、アメリカ・ヨーロッパ・香港映画など数々の大ヒットが国民的なブームを呼び起こしました。数々の流行語や社会現象も生まれ、当の映画だけでなく宣伝のキャッチフレーズが人々の記憶に強く残ることもしばしばありました。

外配協との共同開催によるこの展覧会「ロードショーとスクリーン 外国映画ブームの時代」では、主に1970年代から80年代に日本を席巻した作品を、当時のポスターや宣伝資料で振り返るとともに、外国映画配給のゴールデン・エイジを支えた大都市の劇場に注目し、「映画街」と呼ばれた都市文化の華やかさにも目を向けます。《日本人にとっての外国映画》を再発見する機会ともなるでしょう。
(公式ウェブサイトより・写真も)

『世界残酷物語』の巨大ポスターに始まって、『卒業』『小さな恋のメロディ』『ゴッドファーザー』『エクソシスト』など、あまりに懐かしい名作のポスターやスチル写真、パンフレット、さらにはチケットや試写状まで・・。いまは有楽町マリオン(というかルミネ! 怒)になってしまった、かつての丸の内ピカデリー劇場、テアトル東京など巨大単館劇場のモノクロ写真も泣かせます(そういえばテアトル東京のシネラマで『2001年宇宙の旅』も、最初の『スターウォーズ』も観たんだっけ)。

展示はかなり小規模なのですが、注目すべきは『地獄の黙示録』上映時の窓口再現。会場は撮影禁止ですが、ここだけは撮影オーケー。しかも、窓口内部に入って記念写真が撮れる! これは押さえておきたいですね~~。



記念写真撮っておかないと・・親切な警備員さんにシャッター押してもらいました

こういう小さな企画展って、メディアで取り上げられることもほとんどないまま、現れては消えていくケースがほとんど。まとめて教えてくれる、シャープなチョイスの展覧会ポータルサイトとかあればいいんですが、そんなのはどうせ存在しないので、足で稼ぐ・・つまりは街をひたすら歩くしかありません。だれも知らない展覧会ほど、見つけたときの楽しさは大きいですしね。みなさんも、「この展覧会、偶然見にいったけどすごいよかった!」というようなのがあったら、ぜひご一報ください。できるかぎり、このメルマガでもフォローしますので。

先週の編集後記で書いた「クラブ狩り」の実態に、予想外にたくさんのリツイートをもらいました。気になってたひと、多いいんですね。来週の後記では、その続編らしきものを書いてみたいと思ってます。お楽しみに!

http://www.momat.go.jp/FC/GAIHAIKYO/index.html

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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