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AFTER HOURS
編集後記

2015年08月12日 Vol.175

今週も最後までお付き合い、ありがとうございました。というか、プロバイダーにブロックされずにちゃんとみなさまのお手元に届いたことを、願うのみです。

三条友美さんの作品にはびっくりされた方もいらっしゃるかと思いますが、僕のような長年のファンにとって、今回お会いできたのはほんとうにうれしい機会でした。よろしければ展覧会にもぜひ、おいでください。


展覧会といえば先週号で「小松葉月展」の告知を掲載しました。そのあとFacebookページでも少しだけアップデートしましたが、そこに書いたように「整然としすぎてる気がしてきたので、毎日画廊に通って制作してます」という連絡が本人から到着! 公開制作の予定ではまったくなかったそうですが・・。


現代美術画廊やカフェ、雑貨屋など、このところにわかにおしゃれづいてきた小伝馬町~馬喰町界隈。JINEN GALLERYは裏路地のビルにあって、わかりにくいところがいい


会場の小松葉月さん、初日

日本橋小伝馬町の新しい画廊「JINEN GALLERY」で、8月4日から9日までの、たった6日間の個展。僕はメルマガを書き終えて4日火曜日の夕方に行ったのですが、それから連絡があり、週末は東京にいなかったので残念ながら再訪できなかったけれど、本人が送ってくれた写真を見てびっくり、ぜんぜんちがう展覧会だし!(笑) 戦略でもコンセプトでもなくて、こんなふうに「やむを得ず増殖」していくのって、画廊のスタッフは大変だろうけど、いちばん信じられる気がします。初日と最終日の様子を並べてみますので、ご覧あれ。


初日




最終日


初日


最終日




初日




最終日

小松葉月さんはこの春、多摩美大を無事に卒業し、大学院に進んだそうで、「院はどう?」って聞いたら、「ん~~~」と無言。あいかわらず周囲から浮いてるらしく、まあプロを目指すアートスクールで「みんな仲良し」じゃダメなわけですが、しかし日本の美大って、ほんと終わってますね~。浮いたまま突っ走ってください!

浮いてるといえば(ちょっと強引)、本メルマガではすでにおなじみ、福島県本宮市で、周囲からは「ただの迷惑な廃墟」と思い込まれつつ、半世紀にわたってメンテナンスされ、リスタートの瞬間を待ち続けた本宮映画劇場。終戦記念日の8月15日には、「劇場創設101周年記念」として、第二次大戦のニュース記録映画を特別上映します。同時上映は「昭和30年代の予告編」。あの空間で、あの映写システムで、50年前に上映されたそのままのフィルムを追体験できる、貴重なチャンスです。興味あるかたは、この機会に本宮へ! 入場無料、本宮は郡山駅から東北本線でわずか15分ほどです。


館主手描きのイベントチラシ!

その本宮映画劇場、実は数カ月前にNHKの人気番組『探検バクモン』の取材が入り、なぜか僕が爆笑問題おふたりの案内役をつとめました。放映がちょっと遅れていたのですが、9月2日に決まったそう。また近くなったらお知らせしますが、こちらもお楽しみに!

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編集後記バックナンバー

FACEBOOK

BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

SHOPコーナーへ


ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

SHOPコーナーへ


圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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