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AFTER HOURS
編集後記

2017年04月05日 Vol.254

今週も最後までお付き合いありがとうございました。先週が第5水曜日でお休みだったので2週間ぶりでしたが、気に入ってもらえた記事、あったでしょうか。


たま~にやってくる「第5水曜休み」、いつも「今回こそはゆっくり休もう!」と思うのですが、なぜか忙しさは変わらない気が・・・涙。先週はベルリンからテレビ局がやってきて、「渋谷のラブホテル街」→「川崎のかなまら祭」→「伊豆のまぼろし博覧会」という超濃厚ロケーションの案内役に。説明しにくいネタばかりで、英語の表現力不足を実感。さらに木曜日の夜には22時から、珍しくニコニコ動画の生配信番組にも参加しました。

ニコニコ書籍はniconicoの本屋としてniconicoで流行っているアニメの原作コミック等、niconicoに馴染みの深い書籍を中心に紹介してきました。今回の「薄い本プロジェクト」ではCOMIC ZINさんの協力のもと、自費出版・インディーズ・同人誌といった出版社を通さない作品(以下、同人誌と呼びます)を取り扱います。

同人誌の世界は非常に多彩で、商業誌では掲載されない尖ったオリジナルの創作物語から、特定ジャンルを偏執的な愛情でまとめた情報誌(学術書?)等、面白いものの探求者であるniconicoユーザの皆さんに喜んでいただける作品がきっと見つかることと思います。

また、作家さんにおいても、これまで通りに同人誌即売会等で手売りしたり、COMIC ZINさんで委託販売はもちろん継続していただき、電子書籍とすることで在庫が無くなったあとも読者に届けることができるようになります。これは増版がしにくい過去作に再び注目を集めるチャンスとも言えます。

ニコニコが秋葉原の同人誌書店「COMIC ZIN」と手を組んでスタートさせた、『薄い本プロジェクト』。ニコニコがプラットフォームを提供する、同人誌の電子版なのですが、そのチョイスがなかなか興味深かった。司会が「でんぱ組.inc」の夢眠ねむさんと僕。そして参加してくれた同人サークルが、以下のような激渋同人サークル――

■セブン-イレブンで呑む
http://seiga.nicovideo.jp/watch/bk403428?track=usuihon_book1
└サークル「かるこーるぞく」http://kalcol.crap.jp/


■秋葉に住む臨時増刊 「聖地」に住む
http://seiga.nicovideo.jp/watch/bk403427?track=usuihon_book2
└サークル「秋葉に住む」http://sotokanda.org/

■MABES「じんだい」―日本初・相乗り衛星の軌跡―
http://seiga.nicovideo.jp/watch/bk403180?track=usuihon_book4
└サークル「液酸/液水」http://bookworms.blog12.fc2.com/

■この麻婆豆腐がすごい!完・全・版
http://seiga.nicovideo.jp/watch/bk403431?track=usuihon_book3
└サークル「版元ひとり」http://hanmoto1.net/




プロの出版人からすれば、みなさんアマチュアなわけですが、持ち込まれた同人誌はすべてプロの出版物をしのぐエネルギーのかたまりであって、僕自身もすごく刺激されました。

実は「ZINE」というジャンル分けが個人的にはそんなに好きではなくて、昔ながらの「同人誌」のほうが言葉の響きも、造本も含めた存在感もずっと好きだったりします。コミケを見ればわかるように、日本は世界最大の同人誌天国だと思うし、おしゃれなZINEとは対極にある同人誌の巨大宇宙を、またじっくり覗いてみたくなりました。

番組はニコニコ動画のサイトからタイムラプス視聴できます。ニコ動ならではの「流れるコメント」つきで、たっぷりお楽しみください!


http://live.nicovideo.jp/watch/lv293102798

ニコニコ静画・同人情報誌ページ:http://seiga.nicovideo.jp/book/list?genre=%E5%90%8C%E4%BA%BA%E6%83%85%E5%A0%B1%E8%AA%8C&sort=f&order=d&track=top

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編集後記バックナンバー

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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