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AFTER HOURS
編集後記

2012年03月07日 vol.009

先週土曜日、新宿2丁目の「ラヴァンデリア」という手作りカフェ兼イベントスペースで、敬愛する漫画家・東陽片岡さんとの公開トークをやりました。来てくれたみなさま、超満員で長時間、どうもありがとう! ちなみにラヴァンデリアとはスペイン語で「洗濯屋」の意味。カフェになる前は洗濯屋だったそうで、まだ看板が残ってたりする楽しいスペースです。

トークは東陽先生の新刊『コモエスタうすらばか』発売を記念したイベントで、「スナック・ムード歌謡・熟女風俗」という、先生の普遍の三大ジャンルについて存分に語り合ったわけですが、その場で先生が重大発表! なんと趣味が高じて、歌舞伎町で「熟女デリヘル」を開業するというんですねー。もう警察への届け出も済ませ、スタッフ選考段階。来月ぐらいにはスタートできるそうで、名前は決めたんですか? と聞いたら、「エステ de 片岡」ですと! 

最初は熟女のみでいこうとしたそうですが、プロデューサーの忠告により(笑)、「20代から60代まで取りそろえた」幅広いラインナップになるとのこと。われと思わん方は、応募してみたらいかがでしょう! ちゃんと許可を取った本番なしの表風俗で、採用基準も「かなり敷居低いです!」と、先生も強調しておられました。しかし最近はAV嬢や風俗嬢がライターになったりすることがよくありますが、東陽先生ははその反対というか、漫画家から風俗ビジネスへ、という流れ。貴重ですねー。大成功してほしいです!

ところでこれを書いている3月5日の月曜日は、タイ東北部の玄関口にあたる街コラートに来ています。骨休めに・・と言いたいところだけど、お仕事。しかもいつもの取材じゃなくて、テレビ番組のお手伝いという、僕にとっては珍しい仕事です。

番組はTBS系列で日曜深夜1時50分から放映している『アサ(秘)ジャーナル』。浅草キッドの水道橋博士と玉袋筋太郎さんによるバラエティ番組です。玉袋さんは僕のスナック友達というか、スナック道の師匠でもあるわけですが、今回は『HELL』という本で取り上げたタイの田舎の仏教寺院にある地獄庭園を、おふたりといっしょに巡るという企画。

僕の場合は取材と言っても、ふつうに観光で入って、ひとりで適当に写真撮っちゃうだけですが、テレビ番組ともなれば、東京から総勢15人で飛んできて、取材用のヴィザも取得して、政府のお役人も付き添いについて・・・と、めちゃくちゃ大がかり。雑誌や本の世界とは大違いです。

当然、そのぶんフットワークは悪くなるけれど、自分ひとりで回っているだけではわからなかった、たとえばお寺の創設秘話とか、地獄彫刻の職人さんのこととか、初めて知ることもたくさんあって、ありがたや。『HELL』のアップデートというか、あの取材以降の地獄の進展をこのメルマガでも近々リポートできると思うので、ご期待ください!


ワット・パーラックローイという特選地獄寺を取材中の面々。左から水道橋博士、江口ともみ、わたくし、そして玉袋筋太郎さんが、肥大した睾丸を野犬にかじられてる男の姿を見て、絶句している場面

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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