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AFTER HOURS
編集後記

2014年07月16日 Vol.124

今週も長~いメルマガ、最後までお付き合いいただきありがとうございました!

メルマガあり、締め切りあり、ワールドカップあり・・・こういうときにかぎって映画観るとか、本読むとか、いきなり大掃除始めるとか、現実逃避に走る気持ち、みなさまにもおわかりかと。

夜中まで仕事して、朝(というか昼前)に起きだし、ゆっくり朝風呂に浸かりながらKindleかiPadで読書、というのが僕にとって重要なリラックス・タイムなのですが、先日はついにアメリカで発売されて間もない「完全防水Kindle paperwhite」を購入(これでKindle3台目)。作っているのはWaterfiというカリフォルニアの会社で、これまでも「音楽聴きながら泳げる」防水iPod shuffleとか発売しているのですが(カリフォルニアっぽい!)、今回のKindleはほんとにすごい。ま、宣伝の動画を見てみてください。


で、ほんとにこんな防水なのかと、さっそく(おそるおそる)風呂に沈めてみたのですが・・・ぜんぜん大丈夫! 会社の説明によれば、水深80メートルまでOKということで(笑)、そんなに潜りはしませんが、風呂に落っことそうが、食事しながら読んでてカレーを垂らそうが、コーヒーこぼそうが、洗っちゃってOK。逆にいろいろ、洗えるシチュエーションを考えたくなっちゃいます。日本語の表示も、もちろん問題なし。

これまでも防水ハウジングはあったし、僕はジップロックに入れて読んでましたが、考えてみれば「丸洗いできる本」というのは、かなり画期的なコンセプトなのかも。完璧なアウトドア仕様ということですからねえ。Kindleは電池も数週間持つので、地図を入れて雪山登山とか、ヨットで遠洋航海とか、ぴったりかも・・・しないけど。とにかく読書=室内娯楽という何百年も常識だった図式が、こんなふうに簡単にひっくり返ってしまうのは、痛快至極。

本といえば、新刊の『映画の奈落 北陸代理戦争事件』(国書刊行会)に感動した映画好きのかたも多いのでは。僕もそのひとりで、余裕があれば来週あたりのメルマガで感想を書いてみたいのですが、ただいまケーブルテレビの「日本映画専門チャンネル」では、その『北陸代理戦争』を放送中。7月中にあと数回の放映があるみたいなので、未見の方はこの機会にぜひチェックしてみてください。


1977年、日本映画がどんどん下火になっていくなかで生まれた、これはもっとも狂った、もっともアヴァンギャルドなやくざ映画であり、傑作ではないけれど最強の怪作であり、しかも実際の事件を映画がなぞり、さらにそれがまた実際の事件を生み出していくという、とんでもなく呪われた作品でもありました。DVDも発売中なので、ケーブルを導入していないかたは、そちらからどうぞ。

映画を観て、本を読んでみると、現実と創作のあいだをさまよう映画というものが、そして映画人というものが、ときとしていかに深い奈落の底に沈んでいかなくてはならないのか――その暗闇に向かうドライブ感覚に、背筋の凍る思いをさせられます。


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編集後記バックナンバー

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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