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AFTER HOURS
編集後記

2016年07月20日 Vol.220

今週も最後までお付き合い、ありがとうございました。他誌では読めそうにない話題ばかりでしたが、気に入ってもらえた記事、あったでしょうか。

渋谷アツコバルーで開催中の『神は局部に宿る』も、おかげさまですでに5000人を超えるお客様に来ていただき、「やっぱエロはすごいなぁ」と、一同感嘆しきり。あと2週間ですが、終盤に向けてどんどん混んでくると思うので、なるべく早いご来場をおすすめします!






先週のベッド・イン「まいちゃん」に続き、今週は「かおりちゃん」のご来場記念フォトをお楽しみください!

展覧会では僕の写真よりも、オリエント工業の触れるラブドールのほうに興奮するひとが多かったりして・・・。ラブドールと言えば、これまでロードサイダーズ・ウィークリーで何度か紹介してきた驚異のコレクター、兵頭喜貴さんを忘れるわけにいきません。自宅を改造してコレクションを披露する「八潮秘宝館」のことは、2015年11月25日号で紹介しました。


その兵頭さんが先日、岩手県某所でコレクションを撮影中に盗難に遭い、ラブドールたちを大量に奪われてしまったというので、そのお知らせを!

スミレ部隊玉砕!!! 盗難事件発生!!情報求む!拡散希望


6月29日の夜、岩手県の山中にて、シリコン娘3体、ソフビ娘1体、シリコンヘッド6体奪われました。


真ん中の136センチのシリコンボディ2体(指間接入り)を奪われました。うち1体は、両腕に目立つ修理痕があります。しかも、片腕は修理痕が二重になっています。他にはない特徴です。


麗(スミレ)
3体とも同じモデルですが、製造時期と仕様が異なるため表情が微妙に違います。


潤(ムツミ)




この写真を撮った直後に事件が起きました。
スミレ部隊は、装備ごと奪われました。


潤と沙織
この状態で奪われました。


事件後の様子、バラバラにしてあったセパレートだけ取り残されてました。


奪い去った方へ
主体的に返還して頂ければ、穏便に済ますことが出来ます。全ての人形と装備品(装着していた衣装も特注です)が戻ってくるなら、礼金の支払いも検討します。状況から見て、転売目的の奪取だと考えられますが、残念ながら特殊仕様品や改造品ばかりで、足が付き易いばかりか、売っても金にならないものも幾つかあります。処分に困って、山に捨てるくらいなら返却して下さい。

事件が発生したのが、岩手と秋田の県境付近なので、岩手、秋田、青森の山中に放棄される可能性が高いです。もし、そうした情報を目に耳にした方がいたらご一報下さい。

連絡先
兵頭喜貴
hey@mbc.nifty.com

ほんとうにひどいことをするひとがいたもんです。売りに出せばすぐにわかってしまうだろうし、いたずら目的なのか、いやがらせなのかわかりませんが、もしなんらかの情報に接することがあったら、ぜひ兵頭さんか、こちらまでご一報ください。ご協力、よろしくお願いします。

そしてもうひとつ、こちらも残念な訃報が届いてしまいました。「スーサイド」のアラン・ヴェガが7月16日、死去したというニュースです。享年78歳・・・そんなだったのか!

スーサイドはアラン・ヴェガとマーティン・レヴのふたりが1970年代後半に結成したバンドで、ニューヨーク・パンクと、その後のテクノやハードコア・シーンをつなぐ最重要ユニットでもありました。


Suicide, Live NYC 1980


Ghost Rider, Alan Vega 1981

アラン・ヴェガは多くのアルバム、シングルを残していますが、おそらく唯一、アーティストとして残した画集が、アート・ランダムの『Alan Vega : DEUCE AVENUE WAR / THE WARRIORS V3 97』です。


Art RANDOM vol.91 Alan Vega : DEUCE AVENUE WAR / THE WARRIORS V3 97, 京都書院

アート・ランダムは1990年代初めに、世界のさまざまなアーティストやキュレーター、ジャーナリストの助けを借りて作り上げた、全102巻の現代美術全集でした。


ニューヨークの美術評論家エディット・ディアクの推薦で実現したアラン・ヴェガの作品集は、「画集」といってもビデオ作品をモニターで流し、それを写真撮影して、並べただけ(当時はデジタル以前の時代だったので)。解説、本人による説明、一切なし!という、潔すぎる一冊でした。もちろん、ヴェガ本人によるディレクションでしたが。久しぶりに取り出してみたけど、懐かしい・・・どんなひとが当時、これを買ってくれたんだろう。


アート・ランダムにはキース・ヘイリングやバスキア、シュナーベルなど、すでに名を成していたアーティストも入ってましたが、ヴィンセント・ギャロを初めとして、当時まったく無名だったり、すでに亡くなってしまったアーティストたちの、唯一の作品集というのもたくさんあります。


すでに四半世紀前の出版であり、いちど文庫版、1500ページx3冊組、という壮大な復刊計画もあったのですが、版元の京都書院が倒産してしまい、実現できず。おそらくこれからも再刊は不可能だと思うので、古書店をチェックしていただけたらうれしいです。

まぁそうはいっても、復刊とかより、いまの時代のアート・ランダムをほんとうは作りたいですけどね!

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編集後記バックナンバー

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.004
TOKYO STYLE(PDFフォーマット)

書籍版では掲載できなかった別カットもほとんどすべて収録してあるので、これは我が家のフィルム収納箱そのものと言ってもいい

電子書籍版『TOKYO STYLE』の最大の特徴は「拡大」にある。キーボードで、あるいは指先でズームアップしてもらえれば、机の上のカセットテープの曲目リストや、本棚に詰め込まれた本の題名もかなりの確度で読み取ることができる。他人の生活を覗き見する楽しみが『TOKYO STYLE』の本質だとすれば、電書版の「拡大」とはその密やかな楽しみを倍加させる「覗き込み」の快感なのだ――どんなに高価で精巧な印刷でも、本のかたちではけっして得ることのできない。

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ROADSIDE LIBRARY vol.003
おんなのアルバム キャバレー・ベラミの踊り子たち(PDFフォーマット)

伝説のグランドキャバレー・ベラミ・・・そのステージを飾った踊り子、芸人たちの写真コレクション・アルバムがついに完成!

かつて日本一の石炭積み出し港だった北九州市若松で、華やかな夜を演出したグランドキャバレー・ベラミ。元従業員寮から発掘された営業用写真、およそ1400枚をすべて高解像度スキャンして掲載しました。データサイズ・約2ギガバイト! メガ・ボリュームのダウンロード版/USB版デジタル写真集です。
ベラミ30年間の歴史をたどる調査資料も完全掲載。さらに写真と共に発掘された当時の8ミリ映像が、動画ファイルとしてご覧いただけます。昭和のキャバレー世界をビジュアルで体感できる、これ以上の画像資料はどこにもないはず! マンボ、ジャズ、ボサノバ、サイケデリック・ロック・・・お好きな音楽をBGMに流しながら、たっぷりお楽しみください。

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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捨てられないTシャツ

70枚のTシャツと、70とおりの物語。
あなたにも〈捨てられないTシャツ〉ありませんか? あるある! と思い浮かんだあなたも、あるかなあと思ったあなたにも読んでほしい。読めば誰もが心に思い当たる「なんだか捨てられないTシャツ」を70枚集めました。そのTシャツと写真に持ち主のエピソードを添えた、今一番おシャレでイケてる(?)“Tシャツ・カタログ"であるとともに、Tシャツという現代の〈戦闘服〉をめぐる“ファッション・ノンフィクション"でもある最強の1冊。 70名それぞれのTシャツにまつわるエピソードは、時に爆笑あり、涙あり、ものすんごーい共感あり……読み出したら止まらない面白さです。

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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