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AFTER HOURS
編集後記

2015年01月28日 Vol.149

今週も最後までお付き合いありがとうございました。気に入っていただけた記事、ありましたか。ハワイ、行きたくなってもらえたでしょうか。

どうせなら嬉野観光秘宝館のロウ人形が展示してあるあいだにと思って、福岡市美術館の展覧会リポートは、先週木曜に福岡に行ってトンボ返り、急いで準備してギリギリ間に合いました。

成田亨のウルトラ・ヒストリーを復習していて、いちばん驚いたのは、本文にも書きましたが、ウルトラQからウルトラセブンまでの「第1期ウルトラシリーズ」が、たった2年半の出来事だったこと。1966年1月の『ウルトラQ』開始から、68年9月の『ウルトラセブン』終了までの期間がそれにあたるわけですが、実はグループサウンズが誕生から最盛期を経て、歌謡バンドへと収斂していく時期と、それはほとんど同一のタイミングなのでした。

ビートルズが来日したのが1966年。その前年にはグループサウンズ第1号といわれるザ・スパイダースの『フリフリ』がリリースされていて、1969年にはザ・タイガースから加橋かつみが脱退。このあたりでブームの終焉がだれの目にも明らかになっていきます。

欧米で生まれたロック・ミュージックを、きわめて日本的な感覚で再解釈したグループサウンズは、当時のインテリ・ロックファンには徹底的にバカにされたものでしたが、いまでは同じ時代のベトナムやタイやカンボジアや、世界各地でローカライズされていったロックと同等の、日本発のガレージロックとして世界に認められています。

特撮映画、怪獣映画の源流をひもとけば、戦前の『キングコング』やレイ・ハリーハウゼンの一連の作品に行き着くのでしょうが、その正統な(?)流れを汲む本多猪四郎/円谷英二の『ゴジラ』シリーズとはテイストの異なる、こちらもきわめて日本的な怪獣特撮世界として出現したのがウルトラシリーズではなかったかと、僕は勝手に思ったりします。

ただ醜怪なだけの怪獣ではなく、そこはかとない哀愁とユーモアで味つけされた、それは「情」の特撮怪獣というか・・・。もちろん、ウルトラシリーズは成田亨ひとりの力で生み出されたものではありません。成田亨と円谷プロの長い確執についても、両者それぞれの言い分があるでしょう。

でも、作品が成立する上でもっとも重要なキャラクター・デザインが、ほんとうはだれによって描き出されたのか、それがこれまであまりにも知らされてこなかったことに、憤りを感じてしまうのは僕だけでしょうか。

『エイリアン』はリドリー・スコットの映画ですが、それよりもまずH.R.ギーガーの映画です。この機会に、昭和の偉大なクリエイターの仕事を敬意を込めて振り返れたのは、僕にとって素晴らしく実り多い時間でした。ひとりでも多くのみなさんと、その幸福な体験を共有できたらと願います。

来週はなんと150号! よくぞここまで・・・でも、まだまだ。これからもお付き合い、応援、よろしくお願いします!

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ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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