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AFTER HOURS
編集後記

2012年06月06日 vol.021

2週間ぶりのロードサイダーズ・ウィークリー、いかがでしたか。今号から大竹伸朗『カッセルでの日々』連載が始まりましたが、実はこれからこうしたかたちで、少しずつではありますが、だんだんラインナップを増やしていきたいと考えています。で、気がついたらいつのまにか、ふつうの雑誌みたいになってたりして。

でも、それで僕自身の記事が減るわけではなく、メルマガ全体がどんどんメガ盛りになっていくだけなので、ご安心を! こうやって、書かれるべき、しかし書かれる場所のなかった記事が、いろいろなひとの手によってこの場所に集まってきたら、編集者冥利に尽きるというか、それが僕が考える雑誌の理想型でもあります。ご意見ご感想、どんどんFacebookページにお寄せください。


築150年の蔵を改造したミュージアムのエントランスと宮間さん

さて、記事中でもお話ししたように、5月26、27の両日、広島県福山市の鞆の津ミュージアムで『リサイクル・リサイタル』展オープニングとトークに参加してきました。

展覧会の人気者となった「帽子おじさん」宮間英次郎さんは、横浜寿町のドヤから鈍行を乗り継ぎ、18時間かかって福山に到着。当日は鞆の浦花火大会と重なったこともあって、現地では行くところ行くところ人だかりという人気ぶりでした。


僕も記念写真撮ってもらいましたが、


だれに頼まれてもニコニコの宮間さんは、お人柄も最高です

日本各地からのアーティストと、地元のアウトサイダー・アーティストがひとつの場所でスペースを分けあって、小規模だけれどエネルギッシュな展覧会をかたちづくっています。会期は7月22日まで。機会があれば、ぜひおいでください。もちろん、いっしょに走島観光も!


宮間さんのコーナーでは、自由にかぶって記念写真撮れる帽子作品もあり!


神戸を拠点に活動するふたりぐみ「ズガ・コーサクとクリ・エイト」は、段ボールなどの廃材で、鞆の浦の風景を再現


開会の挨拶も、手作り灯籠と一体化して大受けだった(しゃべりにくそうだけど)ズガ・コーサクとクリ・エイト




鞆の浦のカリスマ・おかんアーティストも一堂に集合。僕は写真撮っただけで、作品はもちろんそれぞれの自作です。ミュージアム空間におかんアートが展示されたのって、もしかしたら世界初かも!


近所のこども園で開催した「オトナのトーク」には、「おばあちゃんにも聞かせたい」と、お手製ばあちゃん抱き枕持参のファンも来てくれました




そして福山の駅前エリアは例によって激しいシャッター商店街なんですが・・


先週も書いたように、福山は異様に風俗産業の発達した極上ナイトシティでもあり。今回は前々から気になっていた「ニューハーフパブ&うどん屋・冗談パブ アップル」という店に突入してみました




福山ニューハーフ・シーンの大立者、エルママが切り盛りするアップルは、システムこそ通常のスナックでありながら、うどん1杯食べに来るだけでもオーケー、その場合はチャージなしという太っ腹システム! ちなみにエルママはこの近くにアロマエステと、もう1軒バーも持つ敏腕経営者でした


幻想的なインテリア。しかもカラオケのヴォリュームは爆音! 


大阪出身(らしい)ママのうどんは、正統派関西風。ほんとにおいしくて、病みつきになります! 深夜のラーメンより、ぜんぜんいいですね


おそるおそるドアを開けた初入店のお客さんも、50歳・美熟ママの魅力に、すっかり骨抜き!

鞆の津ミュージアム
http://abtm.jp/recycle.html

来週はドイツ・カッセルから現地リポートをお送りします。お楽しみに!

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BOOKS

ROADSIDE LIBRARY vol.002
LOVE HOTEL(PDFフォーマット)

――ラブホの夢は夜ひらく

新風営法などでいま絶滅の危機に瀕しつつある、遊びごころあふれるラブホテルのインテリアを探し歩き、関東・関西エリア全28軒で撮影した73室! これは「エロの昭和スタイル」だ。もはや存在しないホテル、部屋も数多く収められた貴重なデザイン遺産資料。『秘宝館』と同じく、書籍版よりも大幅にカット数を増やし、オリジナルのフィルム版をデジタル・リマスターした高解像度データで、ディテールの拡大もお楽しみください。
円形ベッド、鏡張りの壁や天井、虹色のシャギー・カーペット・・・日本人の血と吐息を桃色に染めあげる、禁断のインテリアデザイン・エレメントのほとんどすべてが、ここにある!

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ROADSIDE LIBRARY vol.001
秘宝館(PDFフォーマット)

――秘宝よ永遠に

1993年から2015年まで、20年間以上にわたって取材してきた秘宝館。北海道から九州嬉野まで11館の写真を網羅し、書籍版では未収録のカットを大幅に加えた全777ページ、オールカラーの巨大画像資料集。
すべてのカットが拡大に耐えられるよう、777ページページで全1.8ギガのメガ・サイズ電書! 通常の電子書籍よりもはるかに高解像度のデータで、気になるディテールもクローズアップ可能です。
1990年代の撮影はフィルムだったため、今回は掲載するすべてのカットをスキャンし直した「オリジナルからのデジタル・リマスター」。これより詳しい秘宝館の本は存在しません!

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圏外編集者

編集に「術」なんてない。
珍スポット、独居老人、地方発ヒップホップ、路傍の現代詩、カラオケスナック……。ほかのメディアとはまったく違う視点から、「なんだかわからないけど、気になってしょうがないもの」を追い続ける都築響一が、なぜ、どうやって取材し、本を作ってきたのか。人の忠告なんて聞かず、自分の好奇心だけで道なき道を歩んできた編集者の言葉。
多数決で負ける子たちが、「オトナ」になれないオトナたちが、周回遅れのトップランナーたちが、僕に本をつくらせる。
編集を入り口に、「新しいことをしたい」すべてのひとの心を撃つ一冊。

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ROADSIDE BOOKS
書評2006-2014

こころがかゆいときに読んでください
「書評2006-2014」というサブタイトルのとおり、これは僕にとって『だれも買わない本は、だれかが買わなきゃならないんだ』(2008年)に続く、2冊めの書評集。ほぼ80冊分の書評というか、リポートが収められていて、巻末にはこれまで出してきた自分の本の(編集を担当した作品集などは除く)、ごく短い解題もつけてみた。
このなかの1冊でも2冊でも、みなさんの「こころの奥のかゆみ」をスッとさせてくれたら本望である。

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独居老人スタイル

あえて独居老人でいること。それは老いていくこの国で生きのびるための、きわめて有効なスタイルかもしれない。16人の魅力的な独居老人たちを取材・紹介する。
たとえば20代の読者にとって、50年後の人生は想像しにくいかもしれないけれど、あるのかないのかわからない「老後」のために、いまやりたいことを我慢するほどバカらしいことはない――「年取った若者たち」から、そういうスピリットのカケラだけでも受け取ってもらえたら、なによりうれしい。

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ヒップホップの詩人たち

いちばん刺激的な音楽は路上に落ちている――。
咆哮する現代詩人の肖像。その音楽はストリートに生まれ、東京のメディアを遠く離れた場所から、先鋭的で豊かな世界を作り続けている。さあ出かけよう、日常を抜け出して、魂の叫びに耳を澄ませて――。パイオニアからアンダーグラウンド、気鋭の若手まで、ロングインタビュー&多数のリリックを収録。孤高の言葉を刻むラッパー15人のすべて。

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東京右半分

2012年、東京右傾化宣言!
この都市の、クリエイティブなパワー・バランスは、いま確実に東=右半分に移動しつつある。右曲がりの東京見聞録!
576ページ、図版点数1300点、取材箇所108ヶ所!

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東京スナック飲みある記
ママさんボトル入ります!

東京がひとつの宇宙だとすれば、スナック街はひとつの銀河系だ。
酒がこぼれ、歌が流れ、今夜もたくさんの人生がはじけるだろう、場末のミルキーウェイ。 東京23区に、23のスナック街を見つけて飲み歩く旅。 チドリ足でお付き合いください!

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